投稿者: watanabe

  • MOTサテライト 2017春 往来往来 – 清澄白河周辺

    MOTサテライト 2017春 往来往来 – 清澄白河周辺

    MOTが大規模改修により閉館中なので、清澄白河のアート度がかなり下がっているというか、もはやアートの街であったのも過去の話でコーヒーとかカフェの街になっちゃったんじゃないの?っていう雰囲気すら出ている気がして、アート好きで清澄周辺に住んでる身としては残念だなと思っていたところでしたが、今回はそのMOTが街に飛び出して、「MOTサテライト 2017春 往来往来」というイベントを開催して、久々にアートが充実した気がしました。

    基本的には、深川資料館通りを起点に一周するような形で様々な場所に点在する作品を見ていくというような感じで、今だと所謂地域アートというようなフォーマットの中に収まるような捉え方もできるようなイベントでした。

    作家はさすがMOTというようなメンツで豪華な作家陣。個人的には毛利悠子さんや、松江泰治さんはオススメです。毛利さんはさすがというような電気というか物理法則というか、そういうものを利用したダイナミックだけど繊細なアウトプットのある作品(写真)。

    松江泰治さんはいつもの松江さんの写真なんだけども、MOTやクローバー橋の作品を作っていたりとさすがMOTというか、なんというか。笑。どうしても地域アート的な方向にいくのか、それとも現代美術館が街に分散したという風に捉えるか、そういうなんというか、邪念がちらつくワケですけども。どちらにせよ無料でこれだけの作品があるので、行って損はないレベル。

    もちろん、作品を見ながらいろいろな清澄白河のスポット的なところもまわれるわけで、アライズコーヒーでコーヒーを飲んだり(ブルーボトルでもいいんだけども)、チーズのこえでチーズとかアイスを買ったり、アーティチョークチョコレートでチョコを食べたり(バレンタインまでは混んでるだろうけども)、そういうことしながら周るのはなかなか面白かったです。

    それにしても、これくらい街にアートが点在してれば面白いんだけどなぁ。どうしてもこういうイベントが清澄界隈であると丸八倉庫のことを思い出してしまう。現代美術館があるのだから、その近くにギャラリーがたくさんあるといいんだけどね。現代美術館的な役割を森美術館に奪われてしまっている気がするから、MOTも休館だけどいろいろイベントやってくれると嬉しいという意味でも今回はいいイベントだったなと思いました。Satoko Oe ContemporaryとかHARMAS GALLERYとかANDO GALLERYとか無人島ギャラリーとか合わせて行くのをかなりオススメ。

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    BOOK

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  • 角田純+大原大次郎+金氏徹平「川」- Satoko Oe Contemporary

    角田純+大原大次郎+金氏徹平「川」- Satoko Oe Contemporary

    Satoko Oe Contemporaryで角田純+大原大次郎+金氏徹平「川」が行われています。

    Satoko Oe Contemporaryを会場に、torch pressとdittoとの業種を超えた恊働作業による、3人の作家とのコラボレーション展を開催します。本企画から生まれたdittoのスカーフ、torch pressの印刷物などを用い、ギャラリー空間を立体的に使って展示を行います。本企画から生まれたdittoのスカーフは、期間限定受注販売致します。

    とあるように、3人それぞれが選んだ作家さんの作品の展示とスカーフの販売をやっていました。このスカーフのクオリティーがかなり高くてそのまま額に入れたら作品になりそうだなと思うレベル。1m x 1m のかなり大きなスカーフで、例えば金氏さんの作品がその大きさのもの買ったら、まあかなり高価ですけども、スカーフならかなり手の出る感じ。さらに言えば、ポスターとかだってもっと高いだろうなというレベル。かなり買いなワケですけども。男性だと大きなスカーフの使い所って難しいんだよな。本当に額に入れたいかも。笑。

    と、そんな話は置いておいて、金氏さん以外の作家さんは余り詳しくしらないのですが、大原大次郎さんは「MOTサテライト 2017春 往来往来」でも作品がたくさんありました。全作家さんが文字をテーマに作品を作っているような作品で金氏さんも新しいタイプの作品を展示してその手法で作られたものがスカーフとして作品になっていました。

    展覧会中に川Barなるイベントがあったりするようなのでそれも面白そう。MOTサテライト 2017春 往来往来とかアルマスギャラリーとかとの合わせ技に良い会期ですね。

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    OTHER

  • 天明屋尚「形質転換」展 – ミヅマアートギャラリー

    天明屋尚「形質転換」展 – ミヅマアートギャラリー

    天明屋尚さんの「形質転換」展をミヅマアートギャラリーで観てきました。

    天明屋さんのイメージはもうちょっとヤンキー感というか、ヤクザ感ある感じなのだが、今回はアニメ・漫画的なメカニカルな作品があったりして観やすくて好きな感じだった。

    形質転換とは生物学の用語で、外部から与えたDNAを遺伝情報として組み込み、個体の表現型を変化させることを指します。その物質の組成や由来を踏まえて変化させる点で、無方向的な突然変異とは異なります。これはまさに、日本美術のコンセプトや組成を踏襲した上で、偶発的ではなく、確信犯的な改変を仕掛けてきた天明屋の作風を象徴しています。

    ステイトメントに、上のようなことが書かれているところからも意図的なトランスフォームだったんだろうなと思えるし、なんとなくロボット感ある鎧の描かれ方や、ダフトパンク的な鎧や、ADIDASのSUPERSTARを端午の節句の兜のように変化させたものや飛び出す屏風のような作品など、どれも流石にカッコよく上手いし良かった。

    ただ一つ、SNOWで変化させた写真みたいな。写真の作品だけよくわからなかった…。アレは一体何だったんだろうトリプティック的で今を取り入れてて現代アートではあるとは思ったんだけど、トランスフォームしすぎててよく分からないというか、置いて行かれた気分だった。笑

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    天明屋尚Xインディゲリラ リーフレット
    ミヅマアートギャラリー (2015-11-01)
    天明屋尚 Masterpiece
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  • 堀部安嗣「建築の居場所」- ギャラリー間

    堀部安嗣「建築の居場所」- ギャラリー間

    堀部安嗣さんの「堀部安嗣展 建築の居場所」をギャラリー間で観てきました。

    全体的に丁寧に作られている方だなという印象があったんですが、CAD等を使ったりしないらしく手書きの図面であったりするのはその辺り関係するのかな?短編の動画のせいとか写真のせいとかかもしれないが、静かで落ち着いた空間の作るのがすごく上手いなと。良い塩梅に薄暗く光の取り方も上手い気がしました。

    袴田京太朗さんの作品が2フロアにまたがってあったのが、建築も美術も好きな人間としてはなかなか面白かった。上の階の短編動画は本当に静かな感じがして、面白かったです。

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    堀部安嗣作品集: 1994-2014 全建築と設計図集
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    堀部安嗣の建築
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    堀部安嗣 小さな五角形の家:全図面と設計の現場
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  • ミヒャエル・テンゲス「絵画」- タグチファインアート

    ミヒャエル・テンゲス「絵画」- タグチファインアート

    タグチファインアートでミヒャエル・テンゲスさんの「絵画」を観てきました。

    重層に書かれた色という感じで彫刻的に物体という厚みを持って描かれているものもあったりする。木に書かれてるものとキャンパスに書かれているものがあって、サイズによって違っていて、小さいものはより厚塗りになっている、あまり大きい絵だと絵が持たない的なことらしい。

    やはりこういう絵をみるとアルマスギャラリーでみる高橋大輔さんが頭をよぎるわけだけど、もちろん似ている部分が多くいろいろ感じられるけど、逆に細かいところの違いもあるなと思ったり。その色の置き方や色の乗せ方のような部分は違っている。

    今回のステイトメントをみると、

    近年の彼の関心はドイツ印象派の画家たちの作品にあり、これまでの明るく鮮やかだった作品から落ち着いた寒色系の色使いの作品へという変化を見ることができます。

    というように実際寒色系で落ち着いた画面になっている印象。鮮やかな明るい画面ではないが、これも落ち着いていて良い印象。

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  • 北参道オルタナティブ

    北参道オルタナティブ

    北参道オルタナティブを観てきました。取り壊しになる洋館を利用したアートイベントでここ最近ではBARRACKOUTがほぼ同時期にやっていて好対照なイベントでした。北参道オルタナティブはほとんど場の条件を利用せずホワイトキューブとして利用している感じで。作家それぞれの力量が顕著に問われる感じでした。

    とはいえ、それぞれが空間を生かして上手い展示をしているので、かなり楽しめました。その空間のために作った作品とかはあまり多くなかったので、キュレーション的なものはあまり感じなかったのですが、とはいえ展示が上手い。レベルが高いので美術館でグループ展を見ているような気すらしました。

    角文平さんとか大きさに圧倒されたし、

    原田郁さんとかは、いつものインナースペースの作品とは少しだけ違うようなインスタレーションぽい作品もありました。
    逆にリキテックスとのコラボレーションでいつものインナースペース的な作品を書いていたり。

    窓の中が外とは反転していてどっちが内側なのか。

    保坂毅さんの作品とかもかなり好みです。こちらは結構プライスも付いていてちゃんと買える感じなのでやはりホワイトキューブ的で観やすかったです。

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  • BARRACKOUT

    BARRACKOUT

    BARRACKOUTを住吉の旧松田邸で観てきました。あまり期待していなかったのに想像以上によかったです。ほぼ同時期に北参道オルタナティブというイベントもやっていて好対照なイベントで両方見て面白かったです。

    こちらはキュレーションが上手いというか会場構成がいいというか。好みの部屋とかそうでない部屋もあるが総じてレベルが高い気がしました。

    内容が作家ごとにバラけているんだけども、それが何故か上手くつながっているように見えて全て面白くみれました。

    しっかりとしたキュレーションができていたという感じはこういうことをいうのかもしれないな?と思ったり。

    旧松田邸の歴史にしっかりと触れている作品もあったり、全く触れていない作品もあったりだし、作品の良し悪しもいろいろありました。しかし、場の力か、それともキュレーションや展示方法の力なのかわからないが、バランス感覚が上手いなと思いました。ショップは最後がいいなとは思ったけど。

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  • フリードリッヒ・クナス「The World Is A Beautiful Place (We’re Not Here For Long)」- Kaikai Kiki Gallery

    フリードリッヒ・クナス「The World Is A Beautiful Place (We’re Not Here For Long)」- Kaikai Kiki Gallery

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    Kaikai Kiki Galleryでフリードリッヒ・クナスさんの「The World Is A Beautiful Place (We’re Not Here For Long)」が行われています。

    今回Kaikai Kiki Galleryで展示されていた作品は、古くからありそうなベタな風景がの上になにやらPOPカルチャーやその他ストーリーのありそうな人物やキャラクターの絵が重なったものが多かったです。

    その背景のようなベースになっている風景画と、上に乗っているキャラクター達の絵や意図的にずらされた視線やストーリーの乖離が気持ち悪く、そこに新たなストーリーを生み出しているような不思議なギャップが結果的に美しく魅力的でした。そのギャップにストリート感やパンクのような強い力も感じられて非常に良い作品でした。

    フリードリッヒ・クナスさんは絵画だけでなく映像や彫刻もつくっているようなので、この人が作り出す空間がどうなるのかもう少し色々なタイプの作品を見てみたいなと思いました。

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    Friedrich Kunath: In My Room
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    You Owe Me a Feeling
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    Friedrich Kunath: Home Wasn't Built in a Day
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    Friedrich Kunath: Rising Vs. Setting
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  • ライアン・マッギンレー「BODY LOUD!」- オペラシティアートギャラリー

    ライアン・マッギンレー「BODY LOUD!」- オペラシティアートギャラリー

    ライアン・マッギンレーさんの「BODY LOUD!」を東京オペラシティーアートギャラリーで観てきました。

    ほとんどがヌードの写真なんだけれども、まあそんなことは特に気にならないというような躍動感と色彩感覚に溢れた作品でした。それは被写体の生き生きとした表情や動き、カラフルな背景などにいたるまで全てに関して感じる部分であり、そこはやはり共通しているというか、それが作家性なんだろうなと思いました。

    想像できない動きのようなものや、表情、自然やカラフルな色彩の中に投入される肌色など、写真として力強い画力いうべきなのか、それはよくわからないところではあるのですが、その勢いと圧力が押し寄せてくるので全体的にそれほどボリュームのある展覧会ではなかったのですが、作品の印象が強く残る展覧会でした。

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    Ryan McGinley: Way Far
    Ryan McGinley: Way Far

     

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    Ryan McGinley: Whistle for the Wind
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    Ryan McGinley
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    Ryan McGinley: The Kids Were Alright
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  • ロバート・モリス&菅木志雄 – BLUM & POE

    ロバート・モリス&菅木志雄 – BLUM & POE

    art_2016-03-29_001

    BLUM & POE東京でロバート・モリス&菅木志雄という2人展が行われています。

    もの派の中でも有名な菅さんですが、もの派としてはいろいろなところで世界的な美術館でとりあげられていましたが、もの派の中から菅さんを個人としてとりあげて展覧会を行ったのがBLUM & POEだったようです。そんなBLUM & POEで行なわれている展覧会なので見ないわけにはいかないですね。今回は日米のミニマリズムアーティスト2人展ということでかなり面白かったです。

    プレスリリースを引用すると

    本展ではロバート・モリスの作品「Lead and Felt <鉛とフェルト>」(1969年) と、菅木志雄の作品「辺界」(1978年) の2つのインスタレーション作品を用いて対話を提示しています。

    本展では作品を通じて、2人の作家による素材、アンチ・フォルム、抑制、不確定性、偶然性、意図、一時性、空間といった要素への探求が対比されています。

    さらにはどちらも近年どちらも再製作された作品のようで、まさに対話という表現があっているなという感じがしました。両方の作品が違う素材ながら呼応しあっている空間というのはさすがの世界的なギャラリーだなという組み合わせでこういうものが日本でみれるのはなかなかないので面白かったです。

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    Kishio Suga
    Kishio Suga

     

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    Kishio Suga: Situated Latency 菅木志雄:置かれた潜在性
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    Kishio Suga 菅木志雄
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    樹下草怨(普及版)
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    Robert Morris
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  • 田中功起「共にいることの可能性、その試み」- 水戸芸術館

    田中功起「共にいることの可能性、その試み」- 水戸芸術館

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    水戸芸術館で行われている田中功起さんの「共にいることの可能性、その試み」を観に行きました。噂ではビデオ作品で観るのに非常に時間がかかるということだったので、ある程度の余裕を持って行ったつもりだったんですが、結果5時間観ても全ては見れませんでした。チケット的には1回買うと3回入れるというチケットだったので、何回か行けばいいのですが、いかんせん水戸・・・。遠いので3回もいけないので、頑張ってみました。と言っても、飽きるというようなことは全くなく、5時間も美術館で一つの展覧会を観たのは初めての経験だったんですが、最後まで楽しく閉館にならなければまだ見れたと思います。

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    基本的な部分はヘアカット以降の田中さんの作品の流れの中にあって、1つの作業を通常やらない人数で共同作業を行うことで、そこに立ち上がってくるコミュニケーションと人々の差異に個人ではない複数の人間となったときに考えるべきものを捉えるというようなものでした。しかし、今回は単純に1つの共同作業を自分の分野の中で行うわけではなく、6日間の共同生活という場に一般応募の人々を置くことでより社会に近い環境をつくりそこに立ち上がってくるものを見るという作品になっていました。そのほかにも「ピアノ」と「陶芸」の過去作品があるんですが、今回これについてはそれほど深く触れません。「ピアノ」は共同作業の成功、「陶芸」は共同作業の失敗という結末なんですが、特に結果は関係ないのかなと思ったりもします。

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    今回の作品は、展覧会場に入るとルートは自由であり好きな順序でみるということになります。手前にあるものを飛ばして奥までいくということは通常しないので大体の順序は決まると思うのですが、たしかにみる順番としてはあまり気にしなくてもいいかもしれません。(比較的奥の部屋にあるインタビューはまあ前半に見ない方がいいと思いますが、流れでみれば特に問題ありません)一見、和気あいあいと「料理」や「陶芸」を楽しんでいるように見えたり、多少掴みづらい「朗読」や「社会運動にまつわるワークショップ」などや、白熱したがタイムアップになってしまう「ディスカッション」があるんですが、それぞれの中に思いがけない何かが潜んでいたりして、そこに至るまでのコミュニケーションのありかたが社会を映すという試みだったように思います。

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    単に一つの作業から複数作業に変化させて社会を映しだそうとして、作品が変化した部分が2つあるように思えました。1つ目は、今までルールとして存在していた田中さんが結構画面に出てくることでルールではなくなっている気がしました。2つ目は、行った結果をフィードバックする形で「インタビュー」というコーナーがありそこで撮影や音響を含めた主要スタッフが全てインタビューを受けていることが変化していました。

    今まで田中さんが画面に出ないことで、暗に社会になっていたというか、何も言わないにせよルールであったと思うのですが、今回は画面に現れルールではなく、少し上の立場の人間程度の感じで存在していたことが驚きでした。6日間という時間の中で作品としてまとめるにはルールが必要だったのではないか?と思いましたが、今回は社会が立ち上がるかどうかもあったのでそのようなことになっていたのかもしれませんが、これが作品を複雑化させていたように思えます。

    また、「インタビュー」は今回の作品の中でかなり主要なコーナーでここで個人個人がどのような感情であったか、どういうことを考えているかが語られます。もちろん参加者のインタビューでこの瞬間はこういうことを考えていたとか、こういう風に捉えているとかわかるので、面白いし重要なのですが、撮影の藤井さんのコメントがいろいろ作品の核心をついていたようにも思えます。

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    今回の作品では、おそらく社会の立ち上げには失敗していて、社会のような今回だけの特殊なシミュレーション環境が立ち上がり、それがいい悪いではないのですが、「社会の方は現代美術というものへの接続は必要としていないが逆説的に現代美術が社会を必要としていることがわかった」というような趣旨の藤井さんの言葉がこの作品をあらわしているようにも思え、今回のキーマンはインタビューをしていたアンドリューさんと撮影をしていた藤井さんなのではないかとインタビューパートをみながら思いました。

    とにかく、今までは1つの作業だった共同作業から、複数の作業が絡み合い共同生活へと変化した田中さんの作品は、これからより複雑化し少人数やシミュレーション内での平和や理想を実現する/実現に失敗するという作品になっていくのか、それとも単純化し別の方向になるのかこれからが楽しみです。日本の現代美術でとても重要な作家である田中さんの個展なので、これは必見だと思います。できれば6時間くらいはみた方がいいと思うけど、まあ最低でも3時間くらいは必要な気がしました。ちょっと長いからこればっかりはどうにかならないかな。苦笑。

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    Koki Tanaka: Precarious Practice
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    The End of Summer
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    KOKI TANAKA WORKS 1997-2007
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  • 村上隆「村上隆のスーパーフラットコレクション」- 横浜美術館

    村上隆「村上隆のスーパーフラットコレクション」- 横浜美術館

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    個人コレクション周辺が最近いろいろ賑わっている。いくつかのファッション系の社長さんとかがかなりのコレクションをしていて公開していたり、海外でも個人コレクションの美術館的なものができたりとか。

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    そんな中、村上隆さんのコレクションが横浜美術館で公開されています。そしてそれがもう世界レベルのコレクションなわけです。大まかに分けて現代美術と骨董と現代生活陶芸の三本柱という感じのコレクションで、絵画等で近代以前のものは日本のもの(白隠とか)しかないという感じでした。

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    トークショーを聞いてから、展覧会を見たのですが、見るだけではわからないことも沢山あったり、赤裸々にコレクションの値段とかを話したりしてくれたので、非常に面白かったです。村上さんレベルになると、自分の好みを理解するために沢山買ってみるというような方法を取っていてすごいなと。この展覧会に出す予定の作品も最初は400点くらいの予定だったようなのですが、結果的には1100点くらいというものすごい量の展示になっています。

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    骨董は日本の国宝レベルのものもあったりするんですが、今日本の名品と言われるものは価値が下がってきているそうなので昔よりは買いやすい値段になってきているそうです。しかし、それでもお金があれば買えるというわけではなく、いろいろ騙されたり盛られたりしながら、売ってもいいかな?というところに来たそうです。それが北大路魯山人旧蔵の茶碗と鼠志野茶碗が並んで入口付近に展示されていて象徴しているようです。

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    それとある意味連続しているようなのが、現代生活陶芸で、桃居や坂田から、魯山やうつわ祥見やうつわノートあたりで色々な作家さんを買っているようで、この辺りはそれほどコレクション展には多く出品されていなかったですが、たくさんコレクションがあるそうです。この現代生活陶芸も文脈やその売り手の思想を買う部分があり現代美術と近いという部分があるようです。

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    ヴェネチアビエンナーレでミカロッテンバーグが出していた作品があったり、来場者がPOPな人体像をスケッチすることで完成するデイヴィットシュリグリーの作品などもあり、インスタレーションまでコレクションしているというすごさがありました。(個人的には奈良美智さんの像の後ろにキムゴードンのプッシーガロアがみえるのが結構ツボ)

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    そして圧巻の現代美術コレクションは入口すぐの巨大なキーファーや李禹煥の部屋があり、ジャン・ホアンの巨大なスフィンクスのようなライオンのような像も、ものすごく巨大でいきなりやられる感じです。そこから奈良美智さんの馬車のような作品に流れるわけで、それはもうすごいわけですが、大竹伸朗さんや中村一美さんなどがあったり、ジェフクーンズやダミアンハーストがあったり、とにかく国内外のトップアーティストの作品がありました。

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    そしてMr.の作品があるのはわかるけど、指差し作業員や小泉明朗さんの作品があったのはびっくりしたり。基本的にKaikaiKikiギャラリーやHidariZingaroで見たいようなものは全てコレクションに入っているところが、売れなかったら買っているというのか?好きだから呼んでいるのか?というところもありますが、それもやはりすごいと思いました。

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    このコレクションをみて感じたところは現代アートは確実に抑えつつも、日本の古くからの骨董を持っていることや、現代生活陶芸を多く持っていることを含めて五百羅漢展で感じたサブカルチャーを通り越して古い日本との接続が見られるコレクションでありこの辺りが五百羅漢にも通じているところなんだろうなと思いました。

    このグチャグチャとした大量のコレクションが全て並列であるかのように考えることがスーパーフラット考え方の一部であるということが非常にわかりやすかったような気がします。森美術館と合わせて2つの展覧会をみることで、それぞれの展覧会単体ではみれなかったあらたなものが見えてくるような気がしました。これほどのコレクションをみることはなかなかないので面白い展覧会です。

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    村上隆の五百羅漢図展

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    美術手帖 2016年 1月号

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  • 村上隆「五百羅漢図展」- 森美術館

    村上隆「五百羅漢図展」- 森美術館

    murakami-03
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    久々にブログを復活させてみようとか思う。といっても、これを書くのもすごく時間がかかってしまったんだけど。まあ、なんか雑記みたいなものなので、誰がみてるかよくわからないけれども。それなのに書こうかなと思ったのは、日本での展覧会なんかもう二度とないと思っていた村上隆さんの展覧会が開かれているから。

    奇跡的とも言っていいことで、僕は絶対にないと予想していたので、カタールまでいって五百羅漢図をみたのが、四年前のことかな?

    IMG_8724

    その五百羅漢図がまさかの完全公開ということで、あれ?カタールまでいかなくても良かったかな?何て思ったりもしたけれども、行ってみて思ったのがカタールのやつは比較的回顧展的なもので、過去の作品もたくさんあったんだけど、今回の森美術館での五百羅漢図展はほとんどが新作のみで構成された展覧会でした。

    それにしてもカタールでみた五百羅漢図は完成してお披露目されてるし、カタールの最後でまだ白い模型のようだった彫刻も近色になって登場してた気がしました。(別の作品だったかも?カタールの最後の部屋がうろ覚え。Murakami EGO読まないとな。苦笑)

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    森美術館によく行ってる人はわかってもらえるとおもうんですが、ここ三、四年の作品だけで森美術館をいっぱいにできる作品数や大きい作品があるということだけでもすごいです。しかも、New YorkのGagosianでやった個展の作品はほとんどはいっていないんじゃないかという。(余談だけど、Gagosianでやった時の山門をみたかった。)とにかく圧倒的な製作スピードであることが容易にわかるし、作品のクオリティーも高く、今後の展開も期待させる素晴らしい展覧会でした。(まあ、その背景にはブラック気味な血の滲むような製作があるわけだけれども)

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    五百羅漢図を中心に構成されていて、その背景の文脈や流れや製作方法まで展示されていて、雑誌の企画での辻惟雄さんとのやりとりの中から五百羅漢図までたどり着くまでの作品や、ベースとなる狩野一信の五百羅漢図も展示されているという丁寧さ。普段文脈など気にしないでみている日本の人達にこんなに丁寧にわかりやすくしてくれるとは、と思いつつも、それだけでは部分であるというのも事実。

    IMG_8842

    作品を見ればわかることだけれども、マクロでみてもミクロでみてもどこかに面白さがあり、飽きさせないための出来事がある感じなので、全くその絵を完全に見れた気がしない。じっくりと何時間もみることでやっと把握できるようになるのかもと思うほど。とにかく書き込んでいる。たくさんのフックがあるというすごい熱量の作品なのだが、それが普通であり、それを大量に作っているのだから、昔の作品をみて批判している人たち見た方がいいよという感じ。

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    だいたい批判的な人達はlonesome cowboyあたりで止まっているわけで、いつの作品だよという気がしてしまうわけです。今のRadiohead評価するのにbendsがあんまり良くないとか言われてもな。みたいな。とはいえ、DOB君とかも登場していて原形がないくらいに変化していまっているものの昔からの面白さもあって楽しかった。

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    たしかにアニメやオタク文化をベースに使っているけれども、もはやそれだけではないし、仏教とか日本画とか大きく日本文化に接続するようになった作品達はもはや圧倒的といっていいと思います(まあ、村上さんはもともと日本画科でてるはずだけれども)。そして最後にかなりの人が馬鹿といわれてしまうのだけれども。それもまた村上隆さんだなという印象。とにかく流石世界で評価されているアーティスト。好きであろうが無かろうが見もせずに批判はできないし、アーティストなら見るべきではないかと思います。もう二度と日本での展覧会はないかもしれないので、必ず見るべき、つまり必見の展覧会でした。

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    村上隆の五百羅漢図展

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  • 「フォスター+パートナーズ展 都市と建築のイノベーション」- 森美術館(六本木ヒルズ展望台)

    「フォスター+パートナーズ展 都市と建築のイノベーション」- 森美術館(六本木ヒルズ展望台)

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    フォスター+パートナーズ展「都市と建築のイノベーション」を観てきました。

    ノーマンフォスターといえば、イギリスの建築家としてはNo. 1といっても過言ではない建築家で、もはやアトリエ系ではない大設計事務所を持っている建築家です。

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    そんなノーマンフォスターの展覧会がまさかの森ビルで行われるということで、見てきました。通常展望台として使われる部分を利用しての展覧会だったので、かなり観光的な興味のない人も混じってはいるんですが、それは森美術館同様のご愛嬌という感じで、展覧会のボリュームはかなりのものでした。

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    建築家・思想家であった、バックミンスターフラーと一緒にいたことが、初期のノーマンフォスターには大きな出来事で、その後、香港上海銀行から巨大なものも多く手がけている印象で、ライヒスタークの展望台、ガーキン、大英博物館のグレートコート、ミヨー橋、北京空港、ハーストタワー、最終的にはアップル本社をジョブスと作ったり3Dプリンタをつかった、宇宙での建築まで、とどまることない感じがすごいかったです。

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    展覧会ではそれらを含めた今までの有名作品の模型がたくさんで、ものすごいボリュームでの展示でした。ちょっとボリュームがありすぎて、建築好き以外はつらいかも?

    最後にはノーマンフォスターのTEDが流れているようですが、遅い時間帯にフォスター卿の建築術の映画が流れているのでそれもかなり面白いのでオススメです。

    art_2016-02-13_061

    実際みたことがあるものでいうと、作風というのがそれほどわからないのですが、香港上海銀行、ハーストタワー、ガーキンは外から見ただけですが、構造をうまくやってるんだなという印象。北京空港や、ライヒスタークは実際はいってみて光や空間を広く使った気持ち良い空間という印象で、とても使いやすく、気持ちよく、流石の建築だなという印象です。

    巨大なものを気持ちよく巨大作れる空間の使い方の上手い建築家ですね。大英博物館のグレートコート行ってみたいな。

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  • 菅 木志雄「志向する界景」- 小山登美夫ギャラリー

    菅 木志雄「志向する界景」- 小山登美夫ギャラリー

    art_2016-03-16_002

    小山登美夫ギャラリーで菅木志雄さんの菅 木志雄「志向する界景」を観てきました。

    最近は昔の日本の芸術運動が海外で評価されて逆輸入されてくるようなことがあったりします。それは「具体」だったり「もの派」だったりするわけですが、菅木志雄さんや李禹煥さん等は「もの派」で有名な方です。

    やはり木と金属の配置や空間とのバランスや異なる物質との接続とかが、とても良くて素晴らしいなと思ってみていました。

    ものが「ある」というだけでなく「ない」という部分があるというような。

    art_2016-03-16_001

    今回は立体はそれほどなく、壁にかかっているものがたくさんありました。(いや、それ自体も立体なんですけれども、文章にする上であえて平面という判定にしました。2.5次元的な感じとも言えなくもない)

    この2.5次元的平面作品が結構良くて絵画的であるんだけれども立体であるようなある意味空間彫刻というような気すらするわけでこれが「もの派」かと思わざるを得ないという感じでした。これを書いている2016/3は原宿のBlum&Poeで菅木志雄さんが絡んだ2人展をやっていたりするので、菅木志雄さんの世界的評価を上げたBlum&Poeがどんな展示をしているのか気になるところです。もちろん栃木の倉庫美術館も気になっているので行ってみたいところです。

    PHOTO

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  • Gerhard Richter「Painting」- WAKO WORKS OF ART

    Gerhard Richter「Painting」- WAKO WORKS OF ART

    art_2016-03-05_001

    Gerhard Richter「Painting」をWAKO WORKS OF ARTで観てきました。

    ゲルハルト・リヒターといえば、現存する作家でアートシーンで重要と言っていい作家の中の一人で、価格も高いという作家でもあります。

    ドイツの作家でペイントや写真やデジタル的な加工までなんでも利用する作家で平面作品がほとんどです。ヴェネチアビエンナーレやドクメンタなどの現代アート界での重要なイベントでの評価も高いというとにかく超重要な作家です。

    art_2016-03-05_005

    絵画だけにとどまらず写真やその他の表現方法も使いますが、今回はPaintingというタイトルだけあってペインティングされたもので構成されていました。アブストラクト・ペインティングから、写真の上にペインティングしたオーバー・ペインテッド・フォトなどがありました。

    art_2016-03-05_008

    やはり、リヒターぐらいになってくるとありがたやーっていう気分でみてしまう部分もあるんですが、それとは別に実際目の前にしてみるとやはりすごいなと思わされます。

    色というか絵の具というかそういう物体が混じり合って表現されている強さのようなものが感じられました。ストライプスみたいにデジタルを駆使してその面に吸い込まれそうになるものも結構好きなんですが、今回の力強さや、写真の上に表現される新たな物語のような絵の具がさすがでした。

    art_2016-03-05_010

    2016年の春には瀬戸内海の豊島(「とよしま」、てしまではない)に初のパーマネント・スペースがオープンし、海を望む展示空間に最新作の「14枚のガラス」が恒久設置されるそうなので、かなり気になります。今年は瀬戸内海近辺がさらに熱くなりますね。

    PHOTO

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    GERHARD RICHTER  ゲルハルト・リヒター (DVD付)
    アルミン・ツヴァイテ 清水 穣 林 道郎 畠山 直哉
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    Gerhard Richter: Catalogue Raisonne, Nos. 1-198, 1962-1968
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    Gerhard Richter: Editions 1965-2004, Catalogue Raisonne (Hatje Cantz)
    Gerhard Richter Hubertus Butin Stefan Gronert
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    Gerhard Richter: Catalogue Raisonne, 1993-2004
    Gerhard Richter Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen (Germany)
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    Gerhard Richter: Catalogue Raisonné, Nos. 652-1-805-6, 1988-1994
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    Gerhard Richter: Strip Paintings
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  • ジュリアン・オピー「熊谷コレクション 〜オフィスとアートの新しい関係〜 ジュリアン・オピーの世界」

    ジュリアン・オピー「熊谷コレクション 〜オフィスとアートの新しい関係〜 ジュリアン・オピーの世界」

    art_2016-02-15_003

    ジュリアン・オピー「熊谷コレクション 〜オフィスとアートの新しい関係〜 ジュリアン・オピーの世界」をGMOのギャラリー?オフィス?で観てきました。

    ジュリアンオピーの作品をこれほどまとめて見ることはできなかったのに、まさかの、個人コレクションでみることができました。

    GMOのオフィス内にはジュリアンオピーの作品がいくつも飾られていて(GMOがやるネット事業とジュリアンオピーの作品は共通性が多い的な説明があったが、なんとなく信じられないので割愛)、オフィスのロビーや会議室など至る所に作品がありました。

    art_2016-02-15_011

    特に作品の解説もないし、何かルールがあって並んでいるという感じでもなかったので、働いている人としてはどうなんだろう?イマイチ価値が分からずに気にしてないのかな?という疑問はありつつも、見せてもらえる側からしたらありがたやーというレベルのコレクション。グッズまで売っていてオピーさんからもいいコレクターなんでしょう。

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    個展レベルの作品の数ですが、やはり個展と違うのは美術館ではないということと、特にその作家について考えて欲しいとかそう言うのがないというところでしょうか?実はそう言う方が日本人には合うのかもなと思ったり。キレイーとかスゴイーとかそういう感じでもいいですもんね。コレクション展なら。

    いや、これからはコレクション展の見方が要求される時代になるのかもしれませんが。この人はこういう思想の元にとか。その場合、こういう1アーティストのコレクションになってしまうと見えにくくなってしまうものですね。

    PHOTO

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  • 五木田智央「GOKITA HOUSE」

    五木田智央「GOKITA HOUSE」

    art_2016-03-04_012

    五木田智央「GOKITA HOUSE」を丸の内ハウスで観てきました。

    ニューヨークやロサンゼルスなど国内外で活躍している、五木田智央さんの展覧会が丸ビルでやっていました。

    art_2016-03-04_001

    僕の中で五木田さんといえば、DICでやっていた展覧会のイメージが強くモノクロの溶けた人物のような画像やストリート感のあるモノクロ絵画を作っているイメージだったのですが、今回の丸ビルでの展覧会では大きなバルーンの人形があったり、彫刻、棒のような立体、フラッグのようなものまで自由によりストリート感のある作品がありました。

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    もちろん、ペイント等はかなりの高額なのですが、ソフビのフィギュアとか、テイトウワさんのジャケットにスプレーをかけたような作品なんかは結構手軽な値段で売られていたりして、物欲を刺激されてしまいました。結構自由に色々なものを作品にしているという印象をうけましたが、やはり全体的にモノクロでありそしていろいろ作って入るけれどもペインターであるということを印象付けられる展示でした。

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    しかし、見れば見るほどあのモノクロで溶けているような人物像やグラデーションの筆さばきというかなんというか、それだけで素晴らしいって感じがするんですよね。説得力があるというか。もちろんストリート感のあるイラストのような絵画のようなドローイングのような作品やそれをまとめた作品もすごくいいですけども。

    PHOTO

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  • あえかなる部屋 内藤礼と光たち

    あえかなる部屋 内藤礼と光たち

    IMG_8626

    中村佑子監督の「あえかなる部屋 内藤礼と光たち」をシアター・イメージフォーラムで観てきました。

    内藤礼さんの映画と聞いてどんなものなのかなという気持ちで観てきました。内藤礼さんの作品は雰囲気というか周辺というか、そういうものがわかりやすいものではないので、そんな中でどうやって作家や作品に迫った映画ができたのかと思って観に行きました。

    結果から言うと、内藤礼さんは内藤礼さんで作家や作品に迫れなかった。

    しかし、それがいかにも内藤礼さんだったというような印象でした。結局のところ違う女性が内藤礼さんの母型に包まれたなかで何かが起きているというような内容だったので、内藤礼さん自身が中心にいない周辺で気配を作っている。

    その状況そのものが内藤礼さんであり、それを掴むことはできないという映画でした。

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    豊島美術館 写真集
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  • 五木田智央「THE GREAT CIRCUS」- DIC川村記念美術館

    五木田智央「THE GREAT CIRCUS」- DIC川村記念美術館

    五木田智央さんの「THE GREAT CIRCUS」をDIC川村記念美術館で観てきました。

    五木田智央さんといえば、個人的にはFLYING RHYTHMSをはじめとした、CDのアートワークやその他イラストなどを中心として、少しストリートよりのイラスト的なものを書いている人というイメージが強かったのだけれども、今回の展示をみて完全に画家というかアーティストであるんだなということを強く認識しました。

    基本的にカラフルな色を使う人ではないとは思っていましたが、絵画もほぼモノトーンだけれどもそれで十分であると思わせるような多様の白と黒と灰色が存在していてあらゆるものをクールにまとめている印象です。筆のスピードや捌きや軽さ・重さが感じられてそれだけでものすごく魅力的な絵が展開されていてとにかくすごく好きな感じで良かった。

    特に大きい人物絵画は素晴らしく、NYでも完売したのが頷ける完成度です。青い作品、滲んだ赤〜オレンジ〜黄色のような作品このあたりもグラデーションや滲みなんかで色々な表現を見せておもしろいのですが、もう一面としてストリート的な雰囲気のあるステンシルの作品や小さい絵画や写真のような雰囲気の絵画が組み合わさって一つの作品となっているものも別の面としてすごく良いです。

    ストリート的な空気からクールな空気までモノトーンで一気に圧縮したような作品群がとにかく素晴らしく、何度でも見たくなるような展覧会でした。今後も五木田さんの展覧会あったら観に行かないとな。

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    TOMOO GOKITA THE GREAT CIRCUS
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  • 温故知新 – On Kawara & Donald Judd – 目黒ハウス

    温故知新 – On Kawara & Donald Judd – 目黒ハウス

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    河原温さんとドナルドジャッドさんの2人展といっても良いような展覧会「温故知新」が目黒の目黒ハウスというところで行われました。綺麗な和の建築の内部に河原温とJUDDの作品がたくさん飾られていました。

    コンセプチュアル及びミニマル・アートと和の空間の融合をテーマにし、本展覧会を通じてより多くの方々に現代アートを身近に感じていただき、日本における現代アートの普及に貢献できれば幸甚に存じます。

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    とのことですが、融合はしていたんだろうか?うーん。JUDDの作品は台の上に置かれていてなんだか今ひとつ。ただ、河原温とJUDDという組み合わせはミーハー的にたまらないところがありますが。どちらかといえば河原温さんの作品の方がこの和の空間の中にうまく溶け込んでいたような気がします。全てDATE PAINTINGでしたが、箱の方もしっかり展示されていて、箱の方は展示されていないことも多いのですごくよかったです。あと、こんんなに大きなDATE PAINTINGがあるんだ!というサイズの作品は圧巻でした。

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    それにしても、これがZOZOTOWNの社長の前澤さんの個人コレクションということを考えると。ものすごいですね。羨ましいです。

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