タグ: 小山登美夫ギャラリー

  • トム・サックス「茶碗」- 小山登美夫ギャラリー

    トム・サックス「茶碗」- 小山登美夫ギャラリー

    トム・サックスさんの「茶碗」を小山登美夫ギャラリーで観てきました。

    最近は、伊勢丹での展覧会や、NIKEとの「MARS YARD SHOE 2.0」「MARS YARD OVER SHOE」「NIKECRAFT GENERAL PURPOSE SHOE」などのコラボレーションなどをやっていたので、「ティーセレモニー」のようなものは、日本での展覧会を行なって、一旦終了かなと思っていました。

    今回の展覧会は、再度「茶碗」という直球のスタイルで作られた作品がならんでいました。

    過去の展覧会でも、茶碗的なものはあったのですが、今回はより少し崩れていたり、継いであったり、樹脂で埋められていたりなど、バランスの悪いものが選ばれているような気がしました。

    そのバランスを整えるように、宇宙船のような足がつけられていたり、またはまるで宇宙船そのもののような形になっていたりと、前回までの作品より一歩進んだ感じがしました。

    それだけでなく今回は、2つ映像オマージュの作品がありました。

    本展の2つの主要な作品は、ナム・ジュン・パイクの作品と、サックス自身の継続的な映像制作へのオマージュとなっています。1つは1970年代のアメリカで彼が子供時代に使っていたテレビを再利用し、テレビの中に新しい茶碗を入れたもので、テレビのスイッチを入れると彫刻が照らされるようになっています。それに対してもう1点では、茶碗は段ボール箱の中に入れられています。箱の中のビデオカメラが箱の外のスクリーンに映像を映し出し、中にある茶碗を「翻訳」して見せるのです。

    引用:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/sachs2023/

    いつも通りですが、NASA、SONY、マキタから、スターウォースやキティちゃんまで、様々なものを取り込んで作品になっていました。Tom Sachs印のプライウッドを使った台座などがあったり、逆にあまり見なかったような鏡の置かれた作品などもありました。

    さらに今回は、ギャラリーの外にも作品があり、タバコの灰皿なのですが、LPガスのボンベの上に灰皿があるような、作品があって、ここにタバコ入れるの危険すぎるだろという…。

    Tom Sachsらしい、意味や価値をふざけているのか?楽しんでいるのか?のようなシニカルな感じでの楽しさのようなものが、多くの作品にありました。

    次は新たな展開になるのか、一歩進んでいくのか。まずは早くスタジオの問題をクリアになればいいなと思います。

    PHOTO

    INFO

    トム・サックス「茶碗」

    会場:小山登美夫ギャラリー
    会期: 2023年4月15日(土) 〜5月13日(土)
    開館時間:11:00-19:00
    定休日:日月祝

    WEB:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/sachs2023/

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  • トム・サックス「Smutshow」- 小山登美夫ギャラリー

    トム・サックス「Smutshow」- 小山登美夫ギャラリー

    トム・サックスさんの「Smutshow」を小山登美夫ギャラリーで観てきました。

    DIY的な材料や方法を使いながら、作品を作っていくトムサックスの、茶道に焦点をあてた展覧会「ティーセレモニー」がオペラシティアートギャラリーで開かれています。

    小山登美夫ギャラリーでの展示は、以下のような展示です。

    東京オペラシティアートギャラリーでの「トム・サックス:ティーセレモニー」の一室となる「ヒストリカルガーデン」へと繋がり、相互に補完し合う展示となっています。

    引用:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/tomsachs2019/

    トムサックスのお茶会である「ティーセレモニー」で使われる、トムサックスらしい合板・NASAのロゴ・マキタのバッテリー・イサムノグチのAKARIや見覚えのあるような製品が組み合わされた茶道具が展示されています。

    日本古来の伝統文化のひとつである「香道」を独自に解釈し、自身の作品に昇華した「Kodo」(2017年)や、「不完全な美(perfectly imperfect chawan)」と称する「NASA」のロゴが入った手製の茶碗「Fredo」(2018年)、日本の総合電動工具会社マキタのバッテリーを使用した「Cha-ire」(2018年)など、「トム・サックスの茶の湯」を体現する茶道具やしつらえの品々が展示されます。

    引用:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/tomsachs2019/

    茶の湯というかなり固まっている世界に日本人ではないところから新たな視点が入ることで、出てくる面白みもあると思いますし、そもそも千利休的な視点にも近いのではないかと思ったりします。

    アップデートが難しいジャンルで現代アートが介入することによる、斜め上のアップデートが行われるのは、現代アートの作法そのものにも思えるので、今後もどんな作品が出てくるのか楽しみです。

    MOVIE

    TOM SACHS: TEA CEREMONY

    PHOTO

    INFO

    トム・サックス「Smutshow」

    会場:小山登美夫ギャラリー
    会期: 2019年4月20日(土) 〜5月25日(土)
    開館時間:11:00-19:00
    定休日:日月祝

    WEB:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/tomsachs2019/

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  • 菅木志雄「70年代、80年代の仕事から」- ヒカリエ 8/CUBE

    菅木志雄「70年代、80年代の仕事から」- ヒカリエ 8/CUBE

    菅木志雄展「70年代、80年代の仕事から」を渋谷ヒカリエ 8/CUBEで観てきました。

    小さな作品がいくつかと、70年代80年代のアクティベーション(簡単に言うと作品を作るようなパフォーマンス)の写真と動画が流れているという展覧会でした。

    いままでにアクティベーションを見たことはなかったのでなるほどなーという感じで、アクティベーションの動画は資料としての価値がありました。

    作品が空間を支配しているというか、空間を決めているような菅さんの作品が好きなので、アクティベーションの動画は時代を感じて、作品との違いを感じました。

    写真も昔のものがほとんどでしたが、スライドショーで画面で流れている写真には最近のDia:Chelseaでの展覧会などあったので、それはなかなかおもしろかったです。とにかく過去の作品の展示だったので、メインはあくまで小山登美夫ギャラリーでやっている「分けられた指空性」の方だなと思います。

    PHOTO

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  • 菅 木志雄「分けられた指空性」- 小山登美夫ギャラリー

    菅 木志雄「分けられた指空性」- 小山登美夫ギャラリー

    菅 木志雄さんの「分けられた指空性」を小山登美夫ギャラリーで観てきました。

    菅木志雄は、1960年代終わりから70年代にかけて起こった芸術運動「もの派」のメンバーであり、同時代を生きる、戦後日本美術を代表するアーティストの一人といえます。「もの派」以降も東洋的思想に共鳴した独自の哲学に基づき、素材や物質、空間に対して様々なアプローチをしかけ、「もの」の持つ存在の深淵を顕在化させてきました。「もの派」への評価が国際的に改めてクローズアップされている昨今においても、菅は更にその思考を深化させ、追求し、その表現をし続けています。

    という紹介が書かれている菅さんですが、その「もの」を出会わせているような感じの作品がなんとも言えないバランスでカッコよくというか、美しくというか、美術的に収まっているという素晴らしさがあります。なんといっていいかわからないのですが、これがもの派の「もの」に対するというスタンスなのかなと思わされます。

    額のように見えるようなフレームやキャンパスのあるように思える作品がいくつかあり、その中または外に飛び出す形で、絵画のようなバランスをもっているものなどもあり、単に空間とのバランスで作品となっているものだけではなくそれとして作品になっているものなどもありおもしろかったです。

    PHOTO

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  • ライアン・マッギンレー「BODY LOUD!」- オペラシティアートギャラリー

    ライアン・マッギンレー「BODY LOUD!」- オペラシティアートギャラリー

    ライアン・マッギンレーさんの「BODY LOUD!」を東京オペラシティーアートギャラリーで観てきました。

    ほとんどがヌードの写真なんだけれども、まあそんなことは特に気にならないというような躍動感と色彩感覚に溢れた作品でした。それは被写体の生き生きとした表情や動き、カラフルな背景などにいたるまで全てに関して感じる部分であり、そこはやはり共通しているというか、それが作家性なんだろうなと思いました。

    想像できない動きのようなものや、表情、自然やカラフルな色彩の中に投入される肌色など、写真として力強い画力いうべきなのか、それはよくわからないところではあるのですが、その勢いと圧力が押し寄せてくるので全体的にそれほどボリュームのある展覧会ではなかったのですが、作品の印象が強く残る展覧会でした。

    PHOTO

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  • 菅 木志雄「志向する界景」- 小山登美夫ギャラリー

    菅 木志雄「志向する界景」- 小山登美夫ギャラリー

    art_2016-03-16_002

    小山登美夫ギャラリーで菅木志雄さんの菅 木志雄「志向する界景」を観てきました。

    最近は昔の日本の芸術運動が海外で評価されて逆輸入されてくるようなことがあったりします。それは「具体」だったり「もの派」だったりするわけですが、菅木志雄さんや李禹煥さん等は「もの派」で有名な方です。

    やはり木と金属の配置や空間とのバランスや異なる物質との接続とかが、とても良くて素晴らしいなと思ってみていました。

    ものが「ある」というだけでなく「ない」という部分があるというような。

    art_2016-03-16_001

    今回は立体はそれほどなく、壁にかかっているものがたくさんありました。(いや、それ自体も立体なんですけれども、文章にする上であえて平面という判定にしました。2.5次元的な感じとも言えなくもない)

    この2.5次元的平面作品が結構良くて絵画的であるんだけれども立体であるようなある意味空間彫刻というような気すらするわけでこれが「もの派」かと思わざるを得ないという感じでした。これを書いている2016/3は原宿のBlum&Poeで菅木志雄さんが絡んだ2人展をやっていたりするので、菅木志雄さんの世界的評価を上げたBlum&Poeがどんな展示をしているのか気になるところです。もちろん栃木の倉庫美術館も気になっているので行ってみたいところです。

    PHOTO

    BOOK

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  • オノ・ヨーコ 「灯 あかり」- 小山登美夫ギャラリー

    オノ・ヨーコ 「灯 あかり」- 小山登美夫ギャラリー

    オノ・ヨーコ 「灯 あかり」- 小山登美夫ギャラリー

    オノ・ヨーコさんが小山さんのところに所属してるのかどうかとかわかりませんが、小山さんのところでやっていると言うことなので観に行きました。

    何となく暗闇の中に見えない壁があるんだけど、みんなあかりに向かって歩いて行くような作品でした。

    ヨコハマトリエンナーレでやっている迷路と似ているんだけど、トリエンナーレの電話を灯と置き換えるのは無理があるので、作品としては全く性質が違うものでした。

    小山登美夫ギャラリーでの展覧会「灯 あかり」では、震災を受けた日本に灯をもたらすような、数々の作品を展示します。《灯への道》は、観客が巨大な迷路の中を歩き、暗闇を抜けた先に光を見つける作品。《ミエナイ人タチ》、暗闇の中のほのかな光にうつし出される透明な人型のオブジェ。広島市現代美術館で展示された《ノコリ》、東日本大震災で倒壊した家の部材、家具を再建への願いを込めて並べた作品の再制作。また、同作品の一部に基づいて、今回の「灯 あかり」展のために制作した新作エディション作品《AIR CLOCK》も展示されます。そして6Fのスペースには、作家の祈 りと思いが込められた文字が展示されます。

    という感じでまさに今回の震災をうけての真直ぐな作品といえるような気がしました。どんな作品を作っているかそこまで詳しくしらないですが、いかにもオノヨーコさんらしい気がしました。

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  • things on strings 展 – 小山登美夫ギャラリー

    things on strings 展 – 小山登美夫ギャラリー

    小山登美夫ギャラリーで行われていた、things on strings 展を観てきました。

    今回は国内外の7人のアーティストの展示をします。日本、台湾、アメリカ、オーストラリア、デンマークからのアーティスト達です。[things on strings]というのは、糸の上を歩いているような作品たち、というような意味で、何かと何かの境界線の際で制作しているアーティストたちの作品を集めてみました。

    ひとつの空間に同時に二つの空間を感じさせる今村遼佑、頭のなかのプランと現実とのギャップのなかを楽しんでいく落合多武、物質や空間のいくつかの側面を意識的に使うクリスティーネ・クリメンスン、フラジャイルな素材による形を永遠の素材に置き換えるリッキー・スワロー、自分の作品を極小にしてコレクションするトム・フリードマン、記憶と現在を行き来するジェニー・ワトソン、部屋から集めたほこりで身近な風景やオブジェを彫刻し、記録する王雅慧(ワン・ヤホイ)。アプローチは様々ですが、何かぎりぎりの際で、出てきたものを作品にしていく様は、とても魅力的だと思います。この機会にぜひ、ご高覧ください。

    ということで観て来たんですが、やっぱり個人的にグループ展というのがどうも得意でないというか、どうやってみていいのかわからないんです。ギリギリの際という共通点ということらしいのですが。作品の系統が似た様な人や、同じ様な考えでアートを製作している人を集めているので、好きなアーティストが見つかる可能性も高いのかな?

  • 伊藤彩 「穏やかに臭う」- 小山登美夫ギャラリー

    伊藤彩 「穏やかに臭う」- 小山登美夫ギャラリー

    伊藤彩 「穏やかに臭う」を小山登美夫ギャラリーで観てきました。

    なにやら何の脈絡もないように感じる絵の中にギャグなのかなんなのか面白い絵とか、ゆるーい絵とか、何かの図案のような物なんかが気の向くままに配置されているような絵でその中にこれまた適当に作られたような。絵を切り取った物が貼り込まれていてコラージュなのか何なのか?

    一体どこに向かっているんだろうというようなモノだけどもインパクトのある絵が描かれていました。

    それこそ吉田戦車のようなゆるさをもったキャラクターみたいなものや、動物や人なんかが色々とは位置されているんですが、そこが完全に異世界のようなものそれぞれのキャラのような物の関係もまったくないような、ただそこにあることで面白かったり不思議だったり奇妙だったりという気分を喚起させる絵だったといえばいいのかな?単純にみてて面白かったです。

  • 工藤麻紀子 展 – 小山登美夫ギャラリー

    工藤麻紀子 展 – 小山登美夫ギャラリー

    工藤麻紀子 展を小山登美夫ギャラリーで観てきました。

    草むらの中から少年や少女がこちらを向いているという構図が多かったのかな?なにやらアニメ的な雰囲気を醸し出しているような簡略化された絵の中に、印象的な何かを感じることができるような作品がならんでいました。

    これが工藤麻紀子さんのいう所の「毎日通っているのに急に光って見える」風景という部分なのかな?と思ったりしますが、とにかく雑然とした中にアニメっぽいながらもそれとは一線を画したような凛とした少年/少女がいるところが妙に印象強く感じられました。

    色とかなにか全て滲んで古びてしまったかのような色使いだったりもするので、単純に光り輝いた風景というワケではないのですが、その中に輝きを捉えているというのは作品を前にするとわかる作品でした。

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    ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
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    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
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  • 「ハンス・ヨゼフソン 展」- 小山登美夫ギャラリー

    「ハンス・ヨゼフソン 展」- 小山登美夫ギャラリー

    ハンス・ヨゼフソン展を小山登美夫ギャラリーで観てきました。

    写真はフライヤーを撮った写真です。

    抽象的な彫刻作品だったのですが、どうやら全て人間をモチーフにしている作品だったようです。英語字幕で78分もある動画はさすがに全部はみなかったのですが、その作品だけを観てもスゴく力強い念のようなものが込められているんじゃないか?と感じるような作品でした。

    彫刻自体に生命の力強さを感じました。造形だけみると抽象的でほとんど人だかなんだかわからないものもあったりするんですが、生命や魂ともいいたくなる何かが、人なんだということを理解できるようにしているような作品でした。

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    Hans Josephsohn
    Hans Josephsohn

     

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    Hans Josephsohn. Eine Kunst des Zusammenhangs
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  • 清澄白河ギャラリー巡り 10.04.21

    清澄白河ギャラリー巡り 10.04.21

    ・小山登美夫ギャラリー
    ベンジャミン・バトラー 展 Paintings and Drawings 2010
    葉っぱとか木とか、植物のようなものを抽象的にかいているのかな?っていう感じでした。かなり抽象化した上にペインティングもそのタッチを残すような緩い感じの色の付け方をしているんだけど、イマイチ僕にはフィットしなかった感じでした。うーん。なんというか、緩くて好きなものもあるんですが、どこか面白いとかなにか一つが無かった感じでした。

    ・hiromiyoshiiギャラリー
    大城絢|Between a Woman and a Woman
    井上信也|5、6の事
    うーん。これまたどちらもよくわからなかったです。どう捉えればいいのかなぁ?って感じでした。大城さんの動画は結構手書きの感じとかそれが動画になっている感じとかは面白かったんだけど、なんかもう一つ面白味という点でわからなかったというか。

    ・タカ・イシイギャラリー
    法貴 信也
    パッと見単なる線画かな?って思ったんですが、良く見るとそれとは全然違ったものに感じる。いや、線画という事には変わりないんですが、線が2本の線画ですね。恐らくペンを2本同時に持って線画を書いているという感じだとは思うんですが、その2本の線がペンの傾きや向きによって近づいたり離れたり絶妙にするのでそこに空間的なものを連想させるということになっていてコレが絶妙に良い感じなんですよねぇ。とにかく見てて飽きないし、すごいなっていう感じで面白かったです。

    ・SNAC
    八木良太展
    清澄白河に新しく出来たギャラリーのSNACの初の個展の八木良太展にいって来ました。八木良太さんといえば前に、「Winter Garden:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」で、氷で作ったVINYLって作品が面白かったので結構期待していったのですが、今回はイマイチだったかなー。なんかそこにいたギャラリーの人?が文化祭か?ってくらいに説明してくるし。それが印象的だったとはいえ、作品自体もイマイチ何となく足りない感じがしたなぁ。

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    ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
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    その絵、いくら? 現代アートの相場がわかる (THEORY BOOKS)
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    小山登美夫の何もしないプロデュース術
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  • 清澄ギャラリー 10.02.09

    清澄ギャラリー 10.02.09

    清澄のギャラリービルへ。まずは上の階からで、小山登美夫ギャラリー。名知聡子展 告白がやってました。あまり肖像画みたいなものを良いなーと思ってみる事はすくないのですが、なにやら独特の存在感と光を利用したような大きな作品もよかったけど、肖像画が何か心に残った。

    HIROMI YOSHIIへ。前田圭介 | the patcheryと東義孝 | DILEMMAと石森五朗 | Possibility of Translationがやっていました。写真は東義孝さんの作品です。どれもそれぞれ良かったですが、作品数が多くないし、個人的には複数人の合同展とかはあまり好きではない感じでした。

    Taka Ishii Galleryへ。田根 剛さんの“sur-impression”がやっていました。記憶というのをテーマにしているという作品が2つほど。ちょっとわかりづらかったんですが、何となくそんなイメージかなっていう作品でした。イマイチわからなかった。そこにあると言う感じでした。

    最後が目的の金氏徹平さんの展示です。シューゴアーツです。金氏徹平さんのRecent Works”Post-Something”という展示です。全体的に近年の作品って感じでした。近年のシリーズ物がいくつかあるって感じで、White Dischargeシリーズとかはなくて、リキッドのものとかシールや紙のようなものをあわせたものが多かったです。あと、映像やプラスチックと流木を組み合わせた作品などでした。全然みたことの無い作品とかもありましたけど、今までと根本的には同じ感じで色々なものを様々なバランスで出会わせているって感じですね。そのバランスが面白いです。もちろんあんまり好きじゃないシリーズもありますが、好きなものが多いです。

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    溶け出す都市、空白の森
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  • 銀座でギャラリー巡り 09.11.21

    銀座でギャラリー巡り 09.11.21

    とりあえず、銀座をブラブラしていたので、桑田卓郎さんの作品が売っているというはなしのTKGエディションズへ。

    うーん。いいなー。作品ほしい。もっと色々みてそこから選びたいなーなんて思ってしまった。どこかで次に展示をやるときに観に行こうって感じです。あー。でも何か欲しいなー。

    ARATANIURANOで山と渓谷 — 小西真奈、横山裕一、渡辺豪がやっていたので行ってきました。

    目的は横山さんだったんですけど、やっぱり横山さんのは原画って言われても何となく不思議な気分ですね。原画よりもポスターとかの方が良いような気がしてしまった・・・。でも、今後は面白いものも作ってくれそうな気がするんだけど。そのほかの人達もなかなかよかったですね。

    その次はgggへ。北川一成展がやってました。結構単純な中に力強い感じのグラフィックを思わせるものがありましたねぇ。

    資生堂ギャラリーへ。ァオ・フェイのLive in RMB City展がやってました。セカンドライフを使ったアートみたいなものだったんですけど、イマイチセカンドライフには乗れなかったので、面白さがわからない・・・。

    新宿に移動して、KENJI TAKI GALLERYとWAKO WORKS OF ARTに行きました。

    KENJI TAKI GALLERYは、Alfredo JAARの写真作品でした。まだ、写真はよくわからない。作家にくわしくならないといけないかも。

    WAKO WORKS OF ARTは、Mike Kelley「Photographs/Sculptures」でした。こちらは写真といってもちょっとふざけてる感じとかあったり、立体とかもやっていたりでこっちの方がわかりやすくておもしろかった。

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  • ギャラリー巡り 09.11.17

    ギャラリー巡り 09.11.17

    トーキョーワンダーサイト本郷で、TWS-Emerging 125/126/127を見てきました。

    小畑多丘さんの「IT’S JUST BEGUN」がスゴい良かった。木の彫刻なんですけど、それがまさかって思うような出来になっていて、面白さもあるんだけど、それだけじゃなくバランスとか立体としての空間の取り方とかそういうのが良かったです。もっと有名になったらもっとすごい物をつくりそうだななんて思いました。

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    次はいつもの清澄のギャラリーですね。

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    小山登美夫ギャラリーで、マーカス・コーツ 展です。Dawn Chorus(夜明けのさえずり)と Intelligent Design (インテリジェントデザイン)の2作品でした。インテリジェントデザインの方は、内容のバックボーンを考えると面白いかなとは思いましたが、実際の作品としては今ひとつ。それと比べると夜明けのさえずりは面白かった。夜明けの色々な部屋のしゃべり声を録っているんだけども、それの速度を速くするとあたかも鳥のさえずりのように聞こえるというもので、それが本当にさえずりのように聞こえるから面白い。鳥にもしかしたら言語があるかもとか、色々な事を思わされましたし、それ自体の映像も面白かったなー。

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    こちらも小山登美夫ギャラリー。こちらはグループ展ですね。情熱大陸にもでた青木良太さんとかも参加してました。オブジェでした。やっぱグループ展より、個展の方が好きだなぁ。

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    HIROMI YOSHIIでは小金沢健人さんのメモがやっていました。思っていたような作風とはちょっと違っていた部分も多少あったのですが、映像とかはイメージ的な部分もあった、思ってた部分だけじゃないんだなーと思ったり。あれとこれのあいだのときの速度の落書きの印象が強いんだろうなぁ。

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    馬喰町に移動して、まずはgallery αMへ。「変成態-リアルな現代の物質性」Vol.5 袴田京太朗さんの展示でした。

    空間を切断して再構成しているような彫刻作品ですね。すでにある彫刻作品とスライスして、それと全く同じ、スライスを作成してそれをつなぎ合わせているような作品なんですけど、カラフルな部分と古い彫刻の部分とのつながりとかが絶妙でした。

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    この後はTARO NASUで写真系でした。[Gallery 1]片山博文展「Exchangeable」[Gallery 2] 良知暁展「frames」でした。やっぱまだ、写真はよくわからない。

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    RoentgenwerkeAGでは、青木克世さんのmanieraがやってました。なんともいえない陶器のような作品がありました。ちょっと耽美的なニュアンスある感じかな?スゴい技術だったなー。

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    Space355です。一階のギャラリーはパク・スンフン個展でした。これは間を生かしたような絵画なんですが、金の使い方とかも上手くてお茶の表現といわれるとそうなのかもと思わされる所がありました。二階のギャラリーは高山陽介展でした。木の作品だったみたいなんですが、まるで陶器やプラスティックのようでした。

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  • ギャラリー巡り 09.10.24

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    小林耕平個展[右は青、青は左、左は黄、黄は右]
    日常のようなそうでもないような映像の中に不自然を自然と作ってる。そんな映像が流れてました。山本現代でした。

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    佃弘樹 個展 [ Recollections ]
    白黒で書かれた陰影のようなドローイングです。なんとなく建築を思わせる雰囲気のあるのがいいバランスでよかったです。かなり好きな部類でした。こちらはNANZUKA UNDERGROUNDです。

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    横尾忠則 東京Y字路 写真展
    横尾さんのY字路の写真ですね。Y字路の絵もいいんですけど、その原型となる写真の方もそれだけでレベルが高いんですね。西村画廊でした。

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    ウェイ・ジャ (韋嘉) 展渡辺 豊 展
    どちらも小山登美夫ギャラリーですね。どっちもなかなか良いなぁと思ったんですけど、イマイチ好みとは違ってたな。

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    イケムラレイコ MEZAME
    SHUGOARTSですね。薄くかすんだようなドローイング。柔らかさのなかにも力強い意志のようなものがある。

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    木村 友紀 「1940年は月曜日から始まる閏年」
    闇の中に隠れているようなプリント?ドローイング?をみるようなそんなものでした。

    そのほかにもHIROMI YOSHIIにもいきました。
    ミヤギフトシ|AuthorT.J. ウィルコックスがやってました。
    ミヤギフトシさんの方は結構好みなのもあったかなぁ。

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    ジャン=ミッシェル・アルベロラ展「大きいものと小さいもの ? チャプター2」
    メゾンエルメスでやってた展示ですね。ここは情報少ないから、気がついたらすぐいかないとね。結構いい展示が多いし。

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  • ギャラリー巡り 09.10.01

    ギャラリー巡り 09.10.01

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    ゴ・ギョンホ個展「たゆたう けしき」KEUMSAN GALLERY TOKYO
    これは、越後妻有のFUKUTAKE HOUSEで観たのと同じですね。
    荻原賢樹展 – GALLERY HASHIMOTO
    柔らかいふわっとした感じ。ギャラリーハシモトっぽい気もする。

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    宮本隆司 「草・虫・海」 (TARO NASU)
    虫や鳥などを切り取ったような作品。何らかの記号のようにも見えてしまうが生き物であるという事を思ったり。

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    ヨナタン・メーゼ 展「ミシマ・イズ・バック」- Tomio Koyama Gallery
    三島を利用したアートプロパガンダ?うーん。わかるようなわからないような。
    エルネスト・カイヴァーノ 展「彼女が枝にあたえる影響」- Tomio Koyama Gallery
    ドローイングとコラージュがあったけど、ドローイングはイマイチよくわからず。コラージュの方は結構好きだった。自然物のコラージュで遠目からそれを思わせない作り。
    ジョシュ・スミス|Josh Smith「Paintings」- hiromiyoshii
    万代洋輔「ラジコン」- hiromiyoshii
    あんまり細かく覚えてない。
    エルムグリーン&ドラッグセット「SUPERMODELS」- Taka Ishii Gallery
    川久保玲さんを含めた服飾デザイナーに謎の立体の服を作ってもらって、それを着せて写真を撮ったり展示したり。スーパーモデルってナンだろう?
    米田知子「Rivers become ocean」- SHUGOARTS
    写真綺麗だなーとか上手いなーとか思うけど、まだ写真はよくわからず。

    宮城勝規「unknown memories」- Ohshima Fine Art
    神楽坂に出来た新しいギャラリー。子供を柔らかく書いたようなドローイング。
    川口奈々子「7人の小人はまだ来ない」- Yuka Sasahara Gallery
    オドロオドロしい感じもあるんだけど、ポップなカラーでポップな線で書かれているそのバランスが絶妙。好きな感じだったなぁ。

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    柔らかな器?感覚の境目を行き来する6人の作家 (松の湯)
    松の湯という銭湯の使われていない2階でのインスタレーション。会場が雰囲気あり過ぎでそれと作品のバランスが難しいですね。場所に作品が食われる感じ。

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    足立喜一朗 「シャングリラ2」- YUKA CONTENPORARY
    MOTのSpace for your futureで面白かった。電話ボックスディスコを作った人ですね。今回はOOMを作ったり自然と絡んだ作品を作ってました。動画があったので、載せておきます。リアルなOOMぽくて面白かったです。

    こちらは、噂の電話ボックスディスコの動画。

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    Space for your future―アートとデザインの遺伝子を組み替える
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  • 清澄ギャラリー巡り 09.08.12

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    建築系の展示が清澄のギャラリーとかでもやっていたので、清澄へ。

    まずは、小山登美夫ギャラリーを観に行きました。「建築以前・建築以後 展 菊竹清訓 伊東豊雄 妹島和世 西沢立衛 妹島和世+西沢立衛/SANAA」メタボリズムといわれる人達が活躍していた菊竹さんその遺伝子を持った人達(所員で独立って感じ)という、つながりのある展示方法は普通の建築系の展示では見れないような気がしました。これは新しいなーという印象。

    菊竹さんのドローイングとかが売ってたのがなかなか印象的で欲しいなってちょっとおもったけど、そこまで簡単に手が出せるような金額ではなかったので、悩んで辞めました。家に建築家のドローイングがいくつもあるっていうのも、なかなか良いと思いますけどねー。

    つぎにHIROMI YOSHIIへ。やっていたのは、「藤本壮介 中山英之 中村竜治 吉村靖孝 dot architects 藤村龍至 山崎清道|生成の世代」です。
    こちらは何となくBankArtでみたことあるような、ないようなそんな作品がいくつか。こちらはどちらかというと、若手建築家っていうイメージのある人達の作品ですね。なんとなく若手という事以外にまとまりが無いように感じてしまいました。

  • 清澄ギャラリー巡り 09.07.15

    清澄ギャラリー巡り 09.07.15

    清澄白川のギャラリービルに行ってきました。いつもとおんなじ看板の写真でも撮ろうかなーって思ってたんですけど、なんか看板が出ていなかったので、ちょっと今回は違う写真にしようかな。

    結果、近くの川の写真。もはや、ギャラリーとかそのビルとか全然関係ないなぁ。苦笑。で、ギャラリー。

    大野智史 展「予言者」- Tomio Koyama Gallery
    大野智史さんの作品はどこかで観たことがあるなーって思ったんですが、多分ZAIMで観たんだと思う。そのときはそんなに好きじゃないなーっていう感じだったんだけど、今回は、何かスゴいパワーがある人だなという印象。ZAIMの時は作品数が一つだったから、個展だから違うのかもしれませんが。

    佐伯洋江展 – Taka Ishii Gallery
    最近色々なところでみる。この前観に行ったウィンターガーデンとか、ネオテニージャパンとか。去年のアーティストファイルでも観た気がするので、こりゃもうそのなんていうか状態ですね。シャープペンシルを主に細かく書き込まれた画と空白部分のバランスとかは上手いと言うしかないし、鉛筆のぼかし方とかもバランスが良い。色の使い方とかも上手いし。上手いなーって印象もあるし、それ以外の何かドロドロしたものも少し見える気がする。こりゃ人気出るよなーって思ったり。

    森弘治「ヒズ スピーチ」- hiromi yoshii
    なんだか、学生?劇団員?あたりに国会の面白スピーチを色々なグループに演じさせて違いを楽しむ感じの映像が流れていました。録画したものをだだ流しって感じだったので、最初は面白く観れたんだけど、さすがにちょっと長くてダラダラって感じになったので疲れてしまったかな。

    池田光弘「漂う濃度」- ShugoArts
    写真をちょっとビビットな色でいじったような作品。コントラスト強め。現実の目で見たものを少し濃い印象というモノも一緒に書き込んだような感じで見せる方でした。どれも平面作品なんだけど、それだけで収まってないものが書き込まれてる感じがしてスゴく良かった。ネオテニージャパンにも参加してたみたいです。

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  • 京都ギャラリー巡り 09.06.04

    京都ギャラリー巡り 09.06.04

    Tomio Koyama Gallery 京都です。一緒にTaka Ishii Galleryも入っています。この時は、荒川医「リエゾン、ア・ナイーヴ・パシフィスト」/サム・ルウィット From A to Z and Backがやっていました。TKGのショップの方では、奈良美智さんの作品が売ってたりしました。

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    文椿ビルヂングっていう古い洋館をリノベーションして色々な商業施設を入れて活動しているみたいな場所で、そこにニュートロンというカフェ+ギャラリーが入っていたので、行ってきました。このときやっていたのは「安藤 智 展」ですね。動物とかの空気感だけを書き出すような抽象画といえばいいのでしょうか?結構面白かったです。

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    art zoneっていう所にも行ってきました。近くにあったから行ったんですが、学生展みたいなのやってました。まあ、学生展なんでまとまりとかあまりなかったなー。どうやら、京都造形芸術大学関係の空間みたいですね。

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    Sferaにも行ってきました。このときやっていたのは、高木光司浴衣展【立涌】ですね。普段見ないようなザックリとした幾何学的な模様の書かれた浴衣は、普通に着たいなと思わせるようなモダンでカッコいい印象を受けましたね。オシャレなんだけど嫌みじゃない感じが幾何学模様からでてるのかな?バランスがいい感じでした。

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    京都造形芸術大学の中にある、GALLERY RAKUに行きました。やっていたのは世古真倫さんの『image color』展ですね。友人?とかのイメージで靴にペン等で絵を描いてそれをはいているところを写真でおさめて靴と写真が置いてある展示でした。結構似合っててデザインも何となく人柄を表してる気がして面白かったです。

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    さらに、京都造形芸術大学内で、ギャラリー間の巡回展がやってました。小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt展 Cultivateですね。さすがに巡回してるだけあるし、内容もギャラリー間でやっている様な内容なので、結構ボリュームもあって面白かったです。いや、広大な土地に建築をつくるってまた色々違って見えるなって思いました。

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    あとは、小さなギャラリーをいくつかフラフラ見てきました。写真にあったのはここだけかな?ギャラリーはねうさぎですね。はまぐちさくらこ展とfukikobore展がやっていました。結構キャリアのある人達みたいでスペースは狭かったですが、見応えありました。

    京都は広さの割にはギャラリーがたくさんあるし、面白い店もたくさんあるっていう気がします。やっぱり個人で昔からやってる人が強いのかな?そういう土地なのかもしれません。でも、東京ほどの広がりとか展開とかはあんまりないかもです。良くも悪くも個人で止まってしまってる感じがします。そういう中にTKGとかあると不思議だけど、だからちょっと離れた場所にギャラリーがあるのでしょうか?

    ただ、京都にはこういうギャラリーを見ただけでも独特の文化があるような感じがしたので、飲食とか音楽とかその他なんでも独自の文化があるのかもしれません。意識的な鎖国状態にあるとか?それはそれで、なかなか面白い気がします。

  • 清澄白河ギャラリー 09.04.24

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    ジェラティン 展 – Tomio Koyama Gallery
    軽いジャンクな感じとふざけた感じなんだけど、まとまってる感じもあり、ワクワクする感じもあり。きっと真面目にふざけてるのかな?

    田口和奈「そのものがそれそのもとして」- ShugoArts
    絵画を写真に起こしているみたいだけど、その感じがわかるのは言われてみればという感じでもあって、結果でき上がっている作品が一体なんなのかが分からないものになっているのでそこがポイントなのかも。ただ、作品は何か一歩離れた感じで良い距離感があったりする。

    伊藤存「四月パカ」- Taka Ishii Gallery
    布に刺繍を施した作品。小難しい物を刺繍していくのではなくて、何やら曖昧な間のような物を縫い付けている。ざっとした概要だけをとらえているので、色々な捉え方も出来ると思う。

    毛原大樹「都市のエフェクト」- HIROMI YOSHII
    都市のエフェクトといっているだけあって、まさに都市を切り取ってそれにエフェクトを掛けている人の実験室といった感じを思わせる部屋。音楽の機材とかあるとどうしても触りたくなってしまうのは習性でこれは作品と関係ないけど、本当にエフェクトかけられそうでした。