カテゴリー: FESTIVAL / FAIR

  • 瀬戸内国際芸術祭2010 初日その2

    瀬戸内国際芸術祭2010 初日その2

    >>瀬戸内国際芸術祭2010 初日その1

    さて、無事、高松から直島の宮浦に向かう8:12のフェリーに乗ることに成功。

    フェリーなんで遅いですけど、なかなか優雅な感じでいいですねー。あんまりフェリーなんて乗る機会無いですからねぇ。朝なんでゆっくりすわれる座席で横になって寝てる人とかもいました。そんな感じで約一時間フェリーに揺られて、直島の宮浦に9:02に到着。

    SANAAのフェリー乗り場を横目に観ながらゆっくりする暇もなく、8分後の9:10には高速フェリーの犬島行きは出発なので、急いで高速艇の乗り場に移動。フェリー乗り場から海を背にして左側に行くとあります。かなり小さめの乗り場で、高速艇に乗り換えです。ここから、豊島の家浦を経由して犬島まで、また一時間くらいですね。

    そうこうしてるうちに犬島に到着。犬島の写真とかありますが、やっぱり個々で楽しんでもらいたいので、とりあえず写真は載せないようにしてます。

    犬島は作品をさくさくっと観て行くと大体2時間ちょっとって感じだと思いますが、次の豊島への船の時間が13:00なので、ご飯を食べるならゆったりは出来ないかなぁ?

    みるところは、家プロジェクトと製錬所で大まかに2種類あるんですが、どちらが先でも特に問題ないかなぁ。製錬所は入場できるタイミングがあるのですが、15分おきくらいなので、特に問題になることはないとは思います。

    まずは、71_72_73_74 犬島「家プロジェクト」:F邸、S邸、I邸、中の谷東屋へ。中の谷東屋が個人的には一番良かったです。これは外から見るだけじゃなくて是非中に入ってみてください。そこでちょっと音とか出してみると楽しいです。

    そのあとに、船の乗り場の近くにある黒い建物に行って受付をしてから、H 犬島アートプロジェクト「精錬所」に向かいました。製錬所はギャラリー的な空間なんですが、製錬所の仕組みは面白かったけど、作品は理解するのはちょっと難しかった。製錬所も良いですが、その周りの場所が面白いのでくまなく回ってみると楽しいと思います。多分時間も余ると思うので、ゆっくり観れます。

    僕はその後、時間が少しあったので犬島ご飯を食べました。コレは船の乗り場近くにあるカフェと製錬所内のカフェで食べられる筈です。(これは同じカフェなので、メニューも同じだったと思います。)

    島の方の手作りっぽい感じでよかったです。時間も余ると思いますし、豊島でもそんなに食べる時間もないので、(豊島は忙しい。)この時間で食べておいた方が良いと思います。

    そんなこんなで、船の時間までご飯を食べつつ待ちながら13:00の高速艇で豊島の家浦へ

    >>瀬戸内国際芸術祭2010 初日その3

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  • 瀬戸内国際芸術祭2010 初日その1

    瀬戸内国際芸術祭2010 初日その1

    >>はじめに/瀬戸内国際芸術祭に行く前に

    さて、高松を起点として今回の瀬戸内国際芸術祭を回ることにしたんだけど、特に予定をしっかり立てていなかったので、朝からうどんを食べながら作戦会議!

    高松の駅前には早朝からやっているうどん屋が何軒かあります。これは一番駅から近いと思われる「めりけんや」です。あんまりご飯のタイミングとか無さそうなので、2杯食べときました。

    さて、はじめにどこに最も重点を置くかと考えた時に、行きたいのは、豊島、男木島、女木島、犬島という感じで、これらは必ず行きたいです。余った時間で小豆島と直島かな?と考えていました。

    ここで問題はフェリーの乗り放題チケットが2日単位でしか売っていないこと。1日で売ってくれよってかなり思ったけど、3日間のスケジュールで考えると、1日は乗り放題券を使わないか、4日分買って1日捨てるか。

    ここで、公式ガイドブックを開いてフェリーの値段を調べると、高松→男木島→女木島→高松と回れば700円となるので、おおよそ1日時間をつかうルートでフェリーが乗り放題券半額より安いと判明。これを3日目に当てて、問題がありそうだったら乗り放題を買おうと決めて、最初2日間は乗り放題券で移動する事に決定しました。

    そこまで、決めてとりあえず1日目は、一番行くのが困難な犬島に行って、それから豊島をまわるというルートを選ぶことにしました。初日は犬島→豊島コースに決定。

    駅から港に向かう途中の総合インフォメーションセンターで、フリー乗船券2日券を購入して、高松→宮浦→犬島という乗り継ぎですね。高松発が8:12に出発して、犬島到着が10:06ですね。

    フリー乗船券買いましたけど、滲むインクって感じですねー。とりあえず、セロテープ張ることで消えないようにするみたいです。


    瀬戸内国際芸術祭 初日その2へ

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  • 瀬戸内国際芸術祭2010 に行く前に

    瀬戸内国際芸術祭2010 に行く前に

    はじめに

    瀬戸内国際芸術祭2010に行った色々な感想や体験を書いています。偏った感想や体験だということを前提に観ていただけるとありがたいです。どちらかというと観光とか島を堪能するというより、どれだけ効率的にたくさんの作品を観れるかということを考えていました。

    なので、かなり駆け足な形での感想です。作品の写真は実際観た方が良いと思うので、のせないようにします。

    今回、観たルートとしては、
    初日:犬島、豊島 その1 その2 その3 その4
    2日目:小豆島、直島 その1 その2 その3
    3日目:男木島、女木島 その1 その2 その3

    というルートですので、大島には行っていません。直島は2006年のSTANDARD2で観ましたので、家プロジェクト等、昔からあるものはあまり観ませんでした。

    瀬戸内国際芸術祭に行く前に

    ・準備するもの

    行く前にやらないといけない事をいくつかあげておきます。行く前にやる事はまずガイドブックを買う!

    こちらです。

    何が良いのかといいますと、現地に行けば、フェリーの時間や地図とかバスの時間の表等を売ったり配ったりしているので、別に無くても大丈夫ではあるのですが、事前にルートがどういうものがあるのか、大まかにどういうルートで回るのかは決めておいた方が良いです。

    また、iPhoneアプリや携帯でも調べられるとは思いますが、充電すること等を考えるとやはり紙媒体でもって置く方が良いと思います。
    ただ、誤植や読み辛い場所が多かったりと問題もありますが・・・。これで間違いは全部なんだろうか?まだある気がするけど。

    そして、iPhoneを持っている人はiPhoneアプリを先に落としておくと良いと思います。こちらのリンクから。

    休憩所が多くなかったり、飲み物や食べ物を売っている所が少なかったり、トイレ・ゴミ捨て場が少なかったり、バスが少なかったり、日陰が少なかったり、道が舗装されていなかったりという、色々な問題があります。

    ・宿

    安宿はじゃらん楽天トラベルで検索すると良いと思います。スイマセン、安い宿に泊まったので、それ以外調べてません!直島とか島に泊まるのも良いんですが、高松に泊まるよりは高いです。

    ・服装/持ち物

    結構歩きますので、靴はたくさん歩けるものが良いです。水は1日・1L以上飲むと思います。ゴミも持ち帰らないと行けないです。なので、リュック等でそれを持ち歩けるような準備が必要だと思います。トレッキングやキャンプ気分で自分の事は自分でやると思って行った方が良いと思います。

    トレッキングに大荷物で行く人はいないと思いますが、荷物置き場・コインロッカーはほとんどないと思った方が良いので、リュック一つでどう移動するか?そういう風に考えた方が良いと思います。もし荷物が多い人は高松駅のコインロッカーとか大きい駅等のロッカーを使った方が良いと思います。

    日が強いと日陰が少ないので、帽子は必要です。靴は脱ぐ作品も多いので、脱ぐのが楽な靴の方が便利です。またタオルも汗を拭くだけでなく濡らして首に巻く等、便利だと思います。(I ♥ 湯でタオル(300円!安い!)や、手ぬぐいなんかを買うのも良いかと思います。)

    ・車について

    車で移動したいという方もいますが、駐車場も多くないし、現地の道は狭く危険な場所もありますので、あまり車での移動はしない方が良いと思います。また車になると、フェリーでの移動でしか出来なくなり、かなり行動に制限がつきます。(高速艇に車が乗れませんが、フェリーは遅い。高速艇の2倍の時間がかかります。)

    ・瀬戸内国際芸術祭以外で

    瀬戸内国際芸術祭に合わせて近くの美術館等で回ると面白いところもあると思います。
    高松市美術館猪熊弦一郎現代美術館(丸亀)イサム・ノグチ庭園美術

    >>瀬戸内国際芸術祭 初日その1

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  • 恵比寿映像祭「歌をさがして」

    恵比寿映像祭「歌をさがして」

    恵比寿映像祭 歌をさがしてを観てきました。

    歌を探してというだけあって、音楽と関連した映像が多かったのだけど、結構実験的なものが多かったようにも思ったり。BankArtNYKでみたTime Lapse Plantとかあったんだけど、外でやっていたやつに関しては昼はわからないかも。要注意。面白いから夜観に行くと良いと思う。

    何か映像祭としては、去年と一緒で何か足りないというか違うような気もしたんだけど、今後も続いてドンドン面白くなると良いなーなんて思いました。

  • 「G-tokyo 2010」- 森アーツセンターギャラリー

    「G-tokyo 2010」- 森アーツセンターギャラリー

    今年初の試みで僕が普段いっちゃうくらいのスゴい有名なギャラリーが集まって現代美術のアートフェアが開かれたので行ってきました。本当は対談みたいなのにも申し込んでいたんですが、どうしてもリハが外せなくてそれに行けなかったのは残念でしたが、アートフェア自体には行けました。G-tokyoです。

    都内の超有名ギャラリーが集まっているだけあって、置いてある作品も早々たる作品といって良いと思うし、実際そういう状況下だったので、他のアートフェアよりもかなり見応えがあったと思います。

    どんなギャラリーが出てて、どんな人の作品があったかは、HPから観れるので割愛しますが、もう面白いものたくさんありました。普段あまり行ってないギャラリーにも足を運んでみたいです。

    気になったのは金氏徹平さんの作品とかスゴい高騰してる気がしたとか、横山裕一さんの作品って2つのギャラリーからでてるなーとか。思ったよりもARATANIURANOに好きな作品多いなーとかそんな発見もあったり。まあとにかく面白かったので、来年もあるといいなぁ。

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  • 「CREAM ヨコハマ国際映像祭2009」- 新港ピアなど

    「CREAM ヨコハマ国際映像祭2009」- 新港ピアなど

    CREAM ヨコハマ国際映像祭2009に行ってきました。やはり、これからは動画っていうのは色々な意味で外せないジャンルになってきます。

    動画っていうことだけでスゴかった時なんてもう昔の話で、だれでも映像を作れて発表できるという状況でこれからどうなるのか。

    とりあえず、観たいなとメインに思っていたのは泉太郎さんなので、はじめに野毛山動物園まで。色々な作品があるけど、立地とかボリューム的に野毛山動物園から行ったのは正解だった。泉さんはいつも通りだけど面白い。

    そのあと、新港ピアに移動。作品は多いけど、何かいまいちだなー。やっぱり映像系の作品だけを集めるとどうしても集中力の問題が。連続でずっとみるのは大変で。

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  • 「TOKYO DESIGNERS WEEK 2009」- 神宮外苑

    「TOKYO DESIGNERS WEEK 2009」- 神宮外苑

    毎年恒例のTOKYO DESIGNERS WEEK 2009に行ってきました。

    入り口付近ではいい天気でいい気分だったんですが、毎年の事ながらチケット売り場が混み過ぎです。毎年なんだから、もうちょっとどうにかならないものかね?先にWEB予約したり、お金を振り込んだりするシステムもあると思うんだけど、結局1時間くらい並ばされるという、そこがデザイン出来てないんじゃないかと。なんかチケット販売機の割り振りの仕方もおかしかったし、なんだかねぇ。

    中は見本市を中心のマーケットとか学生展とかコンテナ展あるんだけど、入る時の印象が悪かったからか?それとも本当にそうなのかは置いておいて、ちょっとレベルが低いという印象。物レベルが低いというよりもプレゼンテーション/見せ方のレベルが低い気がしたんですが、このあたりはブースの大きさとか形とかそういうところと関係して来るのかなあ?いろいろなものを一周観て、人も多いから早めに撤退してしまいました。なんか全体的に不完全燃焼。なんか毎年レベルが下がっている印象。

    でも、建築家の缶バッチを売ってるコーナーでサイン会をやってたんだけど、伊東さんとか西沢さんとか小嶋とかが居たようでした。大混雑でしたね。伊東さんはもういい歳なのに若い感じがしたなー。

  • ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置

    ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置

    この日しか無いっていうタイミングだったので、ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置を観に行きました。

    場所は秋葉原の廃校の屋上です。どうやら、この建物の取り壊しも決まってるみたいだったけど、次は何が建つのかな?話はそれるけど、最近東京の新しい建物にテナントが入っていなすぎて怖い。建物が確実に必要以上に作られている。需要と供給が合っていないのが目に見える。

    この日はものすごい寒くて、しかも少し雨が降っていたんだけど、そんななか行ってきました。

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    水を使ったものとか、風を使ったものとか、サボテン!を使ったものとか。自然を利用したシステムの中でそこから生まれる音のようなノイズのようなそれらのアンサンブルを聴くということでしょうか?結構長いスパンでしか音が出ない作品がおおかったので、なんとなくアンサンブルと言うには、パッと聴きでちょっと辛い気はしましたけど、面白かったです。

    でも、どちらかというとVACANTでやっていた、光とターンテーブルをつかったインスタレーションの方が面白かったような気がするなー。

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  • 「DESIGN TIDE 2009」- Tokyo Midtown

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    10月の最終週といえば、もうデザイン祭りがはじまるなという印象な訳ですが、今年もはじまりました。デザイン祭り。ということで、まずはじめに行って来たのがDESIGN TIDEです。

    結構ミッドタウン全体で宣伝中

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    入り口はこんな感じです。

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    なかに入るとこんな感じ。会場構成は去年の方が面白かったような気がする。

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    これが一番好きでした。古い陶器を再生させる。考え方はエスターデルクスと同じと言って良いようなきもするんだけど、それをもっと売れるようにしてるイメージ。あと、和食器とかも使ってる。まあ、エスターデルクスの方が好きだけど、エスターデルクスは和食器は扱ってなかったし、良い。

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    これもなかなか。コンクリを使った家具。工事現場のようなオーラもあるんだけど、スタイリッシュにまとまっているようにも思える。打ちっぱなしのマンションとかで使えば効果絶大かな。

    そもそもDESIGN TIDEは見本市みたいなものなので、新作を売り込むみたいな感じもあるが、展示的な視点でもバランスがとれているような気がします。その辺がTDWの何か中途半端な感じとはちょっと違う気がするんだけども。そこには何か大きな違いがある。それこそが、デザイン出来ているか出来ていないかな気がするんだが。で、僕はTIDEの方がいつも面白いなと思う訳なんだけども。とにかく、面白く中を観ながら作る側の方が面白いんだろうなーなんて思いつつ。観てました。

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  • 「黄金町バザール2009」- 黄金町

    「黄金町バザール2009」- 黄金町

    黄金町バザールを観てきました。何となく去年も来たんですけど、盛り上がってなくて、今年もそんなに盛り上がりは見せてませんでしたけど、去年よりは確実に認知度があがってるなというのが分かる感じでした。 

    やはり、黄金町を歩かせるのはいいんですけど、作品がすくないなーという印象を受けてしまう配置のしかたというか、作品のサイズ感というか。微妙な点は多々あります。あと、それぞれに宣伝が上手く行ってないので、ここが作品です、入ってくださいとか、実際入っていいのか?どんな作品なのかとか事前に分からない事が多すぎたり。

    なので、その辺をもっと改善してほしいなーなんて思ったりもしました。でも、海外の方の作品とかもいくつかあったし、やっぱり赤線的な家に入れたりも面白いし、発泡スチロールでトンネルつくったやつとか面白かったし、面白いです。

  • 「所沢ビエンナーレ 引込線」- 西武鉄道旧所沢車両工場

    「所沢ビエンナーレ 引込線」- 西武鉄道旧所沢車両工場

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    所沢ビエンナーレの引込線に行って来ました。去年やっていたプレイベントは、何となく地元作家ばっかりで、内輪受けみたいな感じかな?とか思ったりもしたけど。

    去年と同じ場所だけども、少し展示スペースは広がってました。

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    こちらは白井美穂さんの作品。絵画なんだけど、この人達がこの奥でやってる作品の映像にもでてくるという物。いつも不思議だなって思う作品が多いんだけど、絶妙なバランスで引き込まれる。そこが不思議な感覚に思えたり。

    これは手塚愛子さんの作品です。最近はStitch by Stitchで観ちゃってて、そっちの方がすごかったな。とはいえ、こちらもとても良かった。

    そのほかにも面白い人のもあったんだけど、全体的にやっぱり何となく地元作家が集まって何となくやっているという感じに。企画概要とか読むとかなり崇高な目標が立てられてるんだけど。

    逆にそれが裏目かな?こういうのは書いてではなくで皆が共通意識でもっていれば良いと思うのだが。しかし、まあ共通にするにはどこかに掲げないとというのも分かるけど。

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  • 「GOOD DESIGN EXPO 09」- 東京ビッグサイト

    「GOOD DESIGN EXPO 09」- 東京ビッグサイト

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    毎年名前が変わってる気がするんだけど。一時期GDPとか言ってた事もあったと思うし、それ以外にも名前がある気がする。その名前が定まらない事自体、デザイン出来てないのかななんて思ったりするけど。そんなGOOD DESIGN EXPO 09に行ってきました。

    入り口はこんな感じでナカナカ賑わってる。毎年毎年展示は見やすくなってると思う。だけど、何となくイマイチ良い作品とか減ってるのかな?って思ったり。これは自分の感覚に依存する部分が大きいのかもしれないけど。または、出展数とか減ってるのかな?あと、どう考えてもwebとかコンピューターのsoftとかについてはあまり触れられてなくて、現実との乖離を感じたりもする。ただ、デザインの祭りとしては良いと思う。

    今回もこんなに広い空間でグッドデザインになりたい物たちが集まってたワケだけど、気になったのは、スタイロフォンとマイク付きピアニカとかかな。楽器系だけになってしまった。そのほか、そんなになかったです。携帯とかPCとかは確実に進化が止まってると思うし。

    そもそもグッドデザインって言葉には日本デザインコミッティーが大きく関わってるはずなんだけどなーって思ってたんだけど、そのデザインコミッティーのあたりのことは全く感じさせない。デザインコミッティーには名だたる重鎮たちが名前を連ねているし、重い歴史もあるから、そのあたりとは分離出来てるのは良いかもしれないけど、やはり柳宗理さんとかの物にGマークがついていると感慨深いし。微妙な線だな。

    ただ、このグッドデザイン賞ってのは国が始めた事みたいだから、そのあたりで、仕切り直しがされているのかもしれない。なにか隠された歴史とかありそうだなぁ。兎に角、このGDEXではなんとなく微妙な理念がしっかりしてないのか、基本がぶれているというか、そういう危うさを毎回感じてしまう。そんなこんなだけど、楽しめました。

  • 「堂島リバービエンナーレ2009」- 堂島リバーフォーラム

    「堂島リバービエンナーレ2009」- 堂島リバーフォーラム

    丁度いいタイミングで堂島リバービエンナーレというイベントがやっていたので、観に行きました。これは、南條史生(森美術館館長)がアートディレクターを務めたアジアにおける最大級の国際美術展「シンガポールビエンナーレ」(第1回展2006年、第2回展2008年)の出品作品の中から政治的、社会的、文化的な問題提起を行う選りすぐった作品、26点を紹介するという展覧会でした。

    確かに政治色の濃い作品が多かったです。その中でもあまり政治色とか文化的なものを感じさせないものとかもいくつかあったんですが、少なかったですね。

    会田誠さんが出品するということだったんで、何かなー。って思ってたんですが、「The video of a man calling himself Bin Laden staying in Japan-日本に潜伏中のビン・ラディンと名乗る男からのビデオ」でした。似てるだけのネタ系作品なんだけど、絶妙な風刺が効いてて面白いです。

    他にも水槽の中に哲学書が泳いでる作品とかもあったんですけど、ナカナカ説明が難しいですね。綺麗な感じに見せてました。ホー・ツーニェンさんの「The Bohemian Rhapsody Project」ボヘミアンラプソディと裁判をリンクさせた作品とかも面白かったです。全体的にサイズ感も丁度観やすい感じで良かったと思います。政治色とか濃くて個人的には重く感じてしまいました。

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    OTHER

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  • 大地の芸術祭:4日目最終日 09.09.04

    大地の芸術祭:4日目最終日 09.09.04

    ・最終日

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    ついに最終日。今日の夜には車を返して帰宅という気分。なので、見逃さないようにしないとな。今日も午前中は野外作品を中心にまずはカサグランデ&リンターラ建築事務所さんの「ポチョムキン」まで行って、そこで一日の計画を練る事に。

    内海昭子さんの「たくさんの失われた窓のために」。こういう景色を切り取るタイプの作品は案外好き。こういう芸術祭だと、結構良くある感じではあるけども。

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    青木野枝さんの作品。空中に鉄の環が浮いている。そこには草木が生えている。森の中で観ると異様だけども。面白いです。

    鉄という重い素材を軽く見せている。空間で観ると泡の様でナカナカ。古民家と錆が出ている鉄の相性がよくてすごく一体感のある空間になっていました。

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    LEDが暗い古民家の中で光っている。床も反射するような素材。宇宙みたいな感じといえば簡単だけども、単純にこの中を歩いていると面白い。

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    渓谷の中にあるトンネルの中で実際に生きていた植物などの彫刻を展示。まるで何かの新しい生き物のようでもある。ちょっと杉本さんの歴史の歴史のような、歴史を感じとるような作品にも感じた。

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    家を平面に引き延ばし。さらに家の中に家を造って浮かせたり。大した事の無い作りとも言えるけど、中に入ると面白かった。

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    恐らく陶器で作られた花が部屋中に広がっている作品。一つの中心部から花が螺旋状に広がっているんだけども、そこから見ると壮観。何となく陶器が空中に浮いているという質感も良い。

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    これもただ掘り返しただけとも言えるけど、中に入ると何故か要塞のような、古墳のようなそんな気分になる。

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    瀧澤潔さんの作品。今回見た中で最も好きだったかもしれない。空間の使い方、光の使い方、建物の使い方、素材の使い方、どれもみても好きでした。兎に角同じものが体調にある事とかそういうのも結構つぼ。新たな別のものとしての認識が出来たり。他の作品も見てみたいなーと思った。

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    本間純さんのこの作品も良かった。のぞくとものすごい数の鉛筆が立っているんだけど、それが森のような人のような。もう一つ本間さんの作品はあったんだけど、遠すぎて観に行けず。残念。

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    こちらは塩田千春さんの古民家の中を黒の毛糸が巡らされている作品。絡み合うようで絡み合わない。独特の関係性を思わせつつも空間を作っている。独特の力のようなものや、念のような重さがありました。

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    クリスチャンボルタンスキー+ジャンカルマン「最後の教室」。やはり空間の使い方と言うか、空気感の出し方というか、圧倒的。何かに吸い込まれたというか取り込まれたというかそんな気分にもなる。異世界。

    3年前も見た作品はキナーレとかこの後に行くキョロロとかなんだけど、ココだけはもう一度観に来ました。やはり大地の芸術祭といえば、「最後の教室」という感じがします。

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    手塚貴晴研究室の作品。ここの横の部屋でご飯とか食べれるらしい。食と生活を組み合わせたような作り。

    そして、大地の芸術祭、最後はキョロロを観に行きました。やっぱ、良い建物だ。あと、3年前お土産で買えなかった、キョロロと同じコールテン鋼で作られたキョロロをかたどったオブジェ?模型?ぶんちん?みたいなのを買って今、家で錆びさせてます。キョロロと同じ風合いになったら机の上に置いて愛でようと思ってます。

    ・帰宅

    なんだかんだで、キョロロからすぐに高速で運転で何時間もーっていう体調にはなれなかったので、温泉に入って少し休んでから、帰る事に。ただ、やはり温泉に入ってしまうとそこそこ時間がかかってしまう訳で、どうやら終電までには家に着けなさそうな予感。ということで、実家に連絡して車を返して1泊することに。どうせならということで、夕飯も十日町で食べてから帰りました。遅い時間だったから車もスムーズ。とはいえ深夜に帰宅でした。

    ・今日のご飯と温泉

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    今日は朝に昨日美味しかったので買っておいた、津南ポークの生ハムを。生ハムにしちゃうとどれも美味しい気が。笑

    お昼は岳薮というお店で蕎麦を。

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    温泉はキナーレの中にある明石の湯。

    まあ、ココが温泉は一番微妙だったかな。まあ完全なる温泉施設じゃないし。でも、サウナはあったな。露天は無かった。というか、他の温泉が良すぎた。

    夕飯はにし乃というお店でまたまた蕎麦。遅い時間だったのと、高速道路方面に向かう道すがらだったので。家族でやっている暖かい店でした。

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  • まつだい食堂

    まつだい食堂

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    農舞台の中にある食堂でランチ。まつだい食堂って名前のようだけど、ジャン=リュック・ヴィルムートってアーティストが内装をやっているみたい。大きな窓と、天井にはまつだいの四季、それらが映り込むミラーの机という感じになってます。

    食べたのはランチセット。あまり東京では食べられない野菜とかも入ってました。たとえば糸瓜とか。これ結構衝撃的でした。なんかよくわからないもので大根のつまみたいな感じなんだけど、瓜っぽくて美味しいんですよねぇ。調理法をどうやらアドバイスしている人がいるようで、マクロビっぽいメニュー。

    美味しかった。使ってる素材自体が美味しいんだろうな。ただ、マクロビっぽい調理法って何か東京っぽいから、ホントに地元の人が食べてるものが食べられる場所もどっかに欲しかったなー。

    働いている人がおばあちゃんとかもいて近所の人が働いている。そこがまたスゴいと言うか、それでこそ越後妻有でこういうイベント観に来てる甲斐があるもんだって勝手に思ったりする。結局は3年に一度だから、どうなのかわからないけど、町の人に歓迎されている気はする。

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  • 大地の芸術祭:3日目 09.09.03

    大地の芸術祭:3日目 09.09.03

    ・大地の芸術祭3日目

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    3日目にもなってくると、結構パスポートのハンコも溜まって来て良くまわってますねとか言われたりします。今回も朝は野外作品を中心にまわります。まつだいの駅の近くには野外作品が多いので、午前中はそこをまわる事に。

    結構大きく取り上げられてた作品の割にそんなにだなー。それにしても、2000年ごろの野外作品はさすがに風雨とかにやられて軽く朽ちて来ている。なんともいえない感じ。

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    これは!白井美穂さんの「西洋料理店 山猫軒」ではないですか!映像の作品はみてたけど、実際の作品は初めて。映像のやつも面白かったなー。少し真似をしてみたり。なんか映像で見てたあれが目の前にって感じでテンション上がる。

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    豊福亮さんの「松代(金)城」という作品。おそらく城は展望台としてもともとあったものなんだけど、そのなかをすべて金色に塗ったジャンクなもので埋め尽くすという作品。これが案外ビックリする出来。気持ち悪い感じもあって良い。

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    これは、いけばなの家です。あたらしい解釈の生け花。いわゆる生け花からの逸脱っぷりが良い。このくらいイメージから飛んでるといい。

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    これは川俣正さんのインターローカルアートネットワークセンター。MOTでやってた川俣さんの事務所の再現の越後妻有版みたいなイメージでしたね。

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    これは一番奥の方のBankArtの作品ですね。丸山さんの花ですね。3年前の学校のインスタレーションはスゴいよかった。ことしはココだけ。

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    ペウラ クラウセさんの石と花。石は本物だけど花は造化。ただバランスが良い感じだし、空間の使い方も上手い。ゆったりとした空間に重々しい石があってそれがエネルギーを発して花になったイメージを上手く伝えられてるなーと。上手い。

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    これはもう、良く見るやつですね。

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    これもまた良く見るやつですね。草間彌生さんですね。触れちゃうところにあってよく壊されないなーって思ったりもしますが、とにかく目の前にあると異様。

    お昼も農舞台のなかで食べたしここから松之山エリアに移動。

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    これは、昨日言ったご飯屋の北京のおじいちゃんが話していた作品。といっても、北京のおじいちゃんとこの岡さんのお父さんが被災したときに一泊を一緒に過ごしたって話だったんだけど、印象的だったので、行ってみた。

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    これはオーストラリアハウスですね。この辺まで来るとナカナカ大変。でも、ここは結構面白い作品があった。ただ、ホント遠いし、道も狭いので行くのが冒険。

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    で、さらに冒険なのが、大厳寺高原ここに行く道ではホントに対向車が来ないでくれって思うところが何カ所かあった。いやー。行くだけで冒険だった。作品はまあまあ。笑

    このあたりで、ドンドン暗くなって来たので終了。山道なのでなかなかどこに行くにも時間がかかった。もうちょっと松之山エリアをまわりたかったんだけどね。

    ・今日のご飯と温泉

    お昼は農舞台の中にある、まつだい食堂でランチセット。

    夕飯は、津南のまで行って、津南ポークの食べられる、とんかつ とん豚でトンカツ。これはかなり美味しかった。

    温泉は中里エリアのミオンなかさとで。

    ここも大きい施設。宿泊もできるみたい。サウナも露天風呂もあるし。うーん。温泉施設がどこにいっても大きいなぁ。なんだか肌がツルツルになってる気もするが・・・。

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  • 大地の芸術祭:2日目 09.09.02

    大地の芸術祭:2日目 09.09.02

    ・大地の芸術祭2日目

    昨日はキナーレから歩いていける範囲をみたので、今日は車をつかって十日町近辺の家や学校系のものを中心に。とはいえ、朝早くから観る事にして、野外作品等の時間の関係ない作品は見ておこうという感じ。近くのアスファルトスポットとかでとりあえず、今日の予定を立てる。ということで午前中の大体のルートを決めてから移動。ちょっと時間が早すぎたので、ドミニクペローのバタフライパビリオンで一休み。その後、家プロジェクトへ。

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    スゴくいい感じの民家。ここで、お昼定食とかあったんだけど、それがかなり美味しそう。作品よりも気になった。

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    ちょっと高台になっている地面を掘り出したような作品。苔の生え具合とか光の入り具合とかかなり良い。ほとんど観に来てる人がいなかったんだけど、かなり良かった。写真に上手く表せてないのが残念。

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    学校のなかでのインスタレーション。まち針の作品とかもキレイ。それ以外でも良いのは色々。陰が人になってるのとかはかなり驚いた。あと、壁が独特の紙をたわませたようなものになっている部屋とか、網の目のように紙で結った植物を這わせてその上のボールを動かすと鈴の音がする作品とか。このあたりは結構面白い感じ。

    写真は撮り忘れたんだけど、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラーの作品がかなり良かった。メゾンエルメスでの40声の作品も面白かったけど、こちらの作品も良い。民家のある部屋に入ると突然の夕立、嵐、停電。というような空間を作り出している。外が晴天だっただけにものすごく異様なんだけど、環境までを作り出したようで面白かった。

    とりあえず、お昼をすぎたので、ご飯を食べながら午後の予定を立てる事に。お昼は十日町の田麦そばでへぎ蕎麦をたべた。食べた後に計画を練って十日町あたりで見たいものは今日全部見てしまおうということに。

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    お米が糸についていて食器などと一緒にたらされている作品。そこに住んでいた人の感じや、この地域がお米のとれる地域という事を表すみたいな作品は結構多いと思う。そういう感じ。でも、展示のバランスが良くてキレイな感じに。

    アントニーゴームリーの「もうひとつの特異点」。これは部屋に縄を張り巡らして空中に人のポリゴンみたいなのを浮かしている作品。これを見ている時にこの家を貸し出した家主の人にあったのが、印象的。家がこんな風になってしまったのを嘆いていたけど、まあ仕方が無かったんだと思う。

    この家はものすごく良い家でした。梁が太いし、キレイで、しかも黒く塗りつぶされていたけど、全部紅い漆で柱は塗られていたらしい。欄間や釘隠しなどもある立派な家だったそう。ただ、誰も住まないでほおって置くと結局風化してしまうし、豪雪地域なので、雪下ろしとかをしなければ屋根も崩れてしまうらしいので、ここに誰も住んでいないとなってしまっては芸術祭に与えるというのも地域産業として良いと思う。恐らく家主の方はこの作品が好きでなかっただけなんだけども、話を聞いていて複雑な気分だった。

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    福武ハウスは東京などの有名なギャラリーが一押しのアーティストの作品を展示する場所で、確かにレベルが高かったと思う。が、あまりに周りの作品とのギャップがあるので、東京にいるような気分になった。でも、どの作品もさすがで面白かった。

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    倉庫のような建物の中に入ると掘り返されていて、その中心に井戸がある作品。その井戸に自然のような映像が投影されているんだけど、引き込みの感じとかドアを開けた時に意外感とかなかなか面白かった。

    他にもたくさんもう、説明出来ないほどみた。好きなものから全然好きじゃないものやよくわからないものまで、色々だった。ちょっと道が細いのが大変だけど、やっぱり面白い。

    ・今日の温泉とご飯

    お昼ご飯はへぎ蕎麦。田麦そばで食べました。

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    本日の温泉はナステビュウ湯の山ですね。うーん。どこの温泉施設もしっかりした建物。しかも、必ず露天風呂とサウナがあるような気が。人も結構居たりするから、みんなこの辺は温泉で遊ぶっていうのがあるのかもしれない。

    夕飯は北京 夜来香というお店でラーメン餃子。イカしたおじいちゃんと、十日町について話したりしました。やっぱ地震は過疎の町に打撃を結構与えたみたいですねぇ。

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  • 大地の芸術祭:1日目 09.09.01

    大地の芸術祭:1日目 09.09.01

    ・越後妻有大地の芸術祭に向かう

    とりあえず、車を借りに実家まで帰る。ついでに折角きたので、二郎をお昼に食べる。二郎でお腹一杯にしておけば、とりあえず夜中まで腹持ちしそうだしな。二郎を食べた後、十日町へ出発。なんだかんだでやはり都内を抜けて高速に入るまでが時間がかかる。なんだかんだで結構時間がかかって十日町に到着。

    ・キナーレへ

    買ってあったチケットをパスポートに交換しなくてはならないので、キナーレに向かい、パスポートと周辺のお店や地図やチラシ等をゲット。今後の予定を考えつつも、今日の所は十日町のキナーレを中心とした部分の作品をまわる事に。トリエンナーレということで、3年ぶりなんだけど、忘れちゃってる作品も多いし、新しい/無くなっている作品もあるから色々と楽しみ。

    この日はあんまり観れなかったけど、これとか良かったな。町のちょっと裏道の空き地に突如広がる紙で出来た雪の結晶みたいなもの。結構一面に広がってて、もっと森の中とかで広大にやったら面白そうだけど、ここでも結構いい感じ。

    ・温泉から夕飯

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    色々見た後、まあ夜になってきて野外作品とか見ながら暗くなって来たので、とりあえず温泉に行く事に。まず初日の温泉は川西エリアの千年の湯。思っていたよりしっかりした建物でビックリ。中もちゃんとした施設。思ったよりも温泉施設もしっかりしたのがたくさんあるみたいで充実しそう。

    とりあえず、温泉でゆっくりしてたら閉店までいてしまったので、そこからご飯屋探し。結構遅い時間でこのあたりの大きな町である十日町まで戻る。そこでキナーレでもらったおにぎりマップを参考にして、おにぎりや白雪でご飯。お酒メインの居酒屋系?かなって思っていたが、思ったよりしっかりした料理があったので、良かった。

    ・今日のご飯

    お昼はらーめん二郎で、夜はおにぎりや白雪でした。

  • アートフェア東京2009

    アートフェア東京2009

    春のアート祭りメインのイベントです。アートフェア東京です。

    場所が東京国際フォーラムなだけあって、こちらは現代アートだけじゃなく、陶芸や骨董から、西洋画、日本画とかなんでもありました。ギャラリーっていう名前のつくところで取り扱われるものはだいたいあったんじゃないかな?

    もちろん現代アートもあって、有名ギャラリーとかもいっぱい出てました。金氏さんの作品も売ってたけど、ちょっと買えない値段でしたー。そのほかにも結構面白い作品がいくつかありました。

    場所は広かったんだけど、おもったより気軽にサクサクみれちゃいました。別会場もあってTOKIAの方は現代アートが固まってました。現代アートってやっぱまだジャンルとしてはニッチな方なのかなぁ?こちらには行った事のあるギャラリーがたくさんでした。

  • 「101TOKYO Contemporary Art Fair 2009」- AKIBA SQUARE

    「101TOKYO Contemporary Art Fair 2009」- AKIBA SQUARE

    コンテンポラリーアートフェアの101TOKYOに行ってきました。去年もやってたんだけど、なんだかんだしてて行けなくって、今年こそは行くぞ!って意気込んで行ってきました。

    行って入ったら、いきなり小山登美男ギャラリーの部分があって、ギャラリーで見た時びっくりして良いなーって思ったエジプトが置いてありました。

    三宅信太郎さんのPath to Egyptって作品らしいです。三宅さんは気がついてなかったんだけど、既に小山登美男ギャラリーで見るよりも先に直島で見てたんですね。気がつかなかった。

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    そのほかにも色々ありましたが結構気になったのが、この作品。サガキケイタさんの作品で遠くから見るとキノコ雲の絵なんですが、

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    近くで見るとキャラクターの百鬼夜行のようなキャラクターであふれているという作品。核爆発とゆるめのキャラクターという、ギャップがなかなか味わいがあって面白かったです。

    そのほかにも相川勝さんの、昨今のCDが簡単にコピーされている現状のカウンターとして、CD−Rに焼いたCDの盤面や、ジャケットやら、歌詞カードすべてを手書きで再現するという、簡単にコピーしないコピーの作品があったりとか、面白かったです。

  • 六本木アートナイト

    六本木アートナイト

    六本木の夜をアートが占拠するイベントに行ってきました。六本木アートナイトです。なんと行ってもメインはジャイアント・トらやんです。ヤノベケンジさんのトークを聞いたんですが、面白かったです。最後に火を吹かせていたのも印象的でした。笑

    こんな巨大ロボが火を噴くだけでもおもしろいですけどね。
    今はMOTに展示してあるらしいですけど、火は噴くのかな?
    噴かないだろうなー。

    トークでは、子供が喜んで、大人が顔をしかめるような
    事をやって行きたいみたいなトークをしてて面白かったです。

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    で、そのほかにも、トリエンナーレで三渓園に出てた
    霧のアーティスト中谷芙二子さんの、霧とライトのインスタレーション「霧の庭:毛利庭園 (#47662) 」がやっていたりしました。

    三渓園の時の方が場所との相性がよかったので、すごかったですが、こういうビルの中に近いような場所でも良かったです。

    これは横浜トリエンナーレのときの三渓園の様子です。Youtubeにあったものを引用しています。

    そのほかにもダンスの人とか、ミッドタウンの公園をぼんやり光る風船でたくさんにしているところとか、いろいろやっていました。

    アートイベントとして面白かったです。こんなに大きくアートで都内でイベントやる事もないし、来年もぜひやってほしいです。

    無料バスなんかも走らせてたし、たくさんの人員をつかってましたし。とにかく色々なところで大きくて面白いイベントだったと思います。続くと良いなー。