カテゴリー: MUSEUM

  • 「ゼロ年代のベルリン – わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展 – 東京都現代美術館

    「ゼロ年代のベルリン – わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展 – 東京都現代美術館

    「ゼロ年代のベルリン – わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展 at 東京都現代美術館

    1989年の壁の崩壊後、ベルリンは変化を続け、政治、経済、文化の実験場として世界の注目を集めてきました。ゼロ年代、ベルリンは世界の中で、アーティストを最も魅了するホットな都市となっています。そこではゆるやかなソーシャルネットワークがつくられ、ジャンルを横断する恊働や交流がなされています。グローバル化によって加速された複雑な政治社会状況に対して、各々の作品に忍ばせられた社会に対する意見(こえ)は、ベルリンの街に音楽(うた)のように響き渡っています。

    ということで、新たな息吹が芽吹いている熱気のある街としてのベルリンの00年代の作家を集めた作品展らしいのですが、あまりベルリンだからとか色々な実験場としての感じはわからなかったです。どちらかと言うとそういう場の空気というものはもちろんあるだろうけど、そういうもの自体がインターネット等によってドンドン薄まっている時代であると思うタイプなので、やはり特殊な地域はないんだなという印象の方が強く感じられた気がしました。

    様々な場所でブランコをゲリラ的に行う作品とかなかなか面白かったし、面白い作品もありましたけど、何となくインパクトの弱い展示だったかなー。

  • 「建築、アートがつくりだす新しい環境  – これからの“感じ”」展 – 東京都現代美術館

    「建築、アートがつくりだす新しい環境 – これからの“感じ”」展 – 東京都現代美術館

    「建築、アートがつくりだす新しい環境 -これからの“感じ”」展 at 東京都現代美術館

    SANAAとMOTの共同企画で行われている展示です。アートがつくりだすとアートの関わりも書いてあったんですけど、ほとんど建築展と言っていい様な内容だったと思います。あくまで建築側からの視点という印象です。

    そしてSANAAを中心として考えられる様な建築が多かったような気がします。模型も多かったしフランクOゲイリーのあたらしいマンハッタンのビルの写真とか模型とかもあったり、なかなか建築側からみると充実した展示だったと思います。原広司さんの動画が全部見ると2時間以上あったので、これを見る人は余裕をもっていった方が良いと思います。

    その他にも動画が結構あって一番最後の部屋にあった3D映像のSANAAのROLEX Learing Centerの映像が良かったです。SANAAのいつもの建築だなという印象も持てたし、さすがに本物を観に行くのとは違うけどかなり面白かったですね。これからはこういう映像が多くなるといいですねー。

    あと、中庭部分に雲を作る装置で中に入れるものが作られていました。いやー。雲の中って感じというよりも霧の無かって感じでしたけど、それはそれで面白かったな。

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    豊島美術館 写真集
    豊島美術館 写真集

     

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  • 畠山直哉展「Natural Stories」- 東京都写真美術館

    畠山直哉展「Natural Stories」- 東京都写真美術館

    東京都写真美術館で、畠山直哉展 Natural Storiesを観てきました。

    今回は「Natural Stories ナチュラル・ストーリーズ」と題して、初期の作品から現在に至るまでの作品の中から、自然と人間との関わりを改めて俯瞰するような作品を主に構成します。

    ということで、鉱山、工場、ビル解体、陸前高田、爆破のような種類の写真があって、しかしどれも擬似的自然やそれが持っている感覚を写真にしたようなものなんですが、裏に潜む自然の力強さも感じるというような写真で、凄く良かったです。

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    畠山直哉
    畠山直哉

     

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  • MAMプロジェクト014:田口行弘 《パフォーマティブ・ヒルズ》のためのパフォーマンス – 森美術館

    MAMプロジェクト014:田口行弘 《パフォーマティブ・ヒルズ》のためのパフォーマンス – 森美術館

    「フレンチ・ウィンドウ」展を見たあとに、一緒に併設でやっていたMAMプロジェクト014:田口行弘 《パフォーマティブ・ヒルズ》のためのパフォーマンスを観てきました。

    静止画に、なにやら通常とは違う要素を加えて連続させることで完成する動画の作品を作っている田口行弘さんの展示でした。

    前にもSNACαMで観たことがあって、今回は誰なのかしっかりわかりつつ行って面白さが徐々にわかってきた気がします。

    そして一見ある風景の中にある異世界の連続動画というものが、絶妙に現実と非現実の認識の中間にある感じが良いです。

    今回はその制作風景や、太鼓と一緒にやった作品、六本木ヒルズでやった作品、広島でやられた作品などがあって、外国での作品が多いとSNACをみて思っていたので、知っている場所で行われているということでより面白く感じれました。

    特に六本木ヒルズのまさにその場所で行われたものに関してはなかなかその空間との映像との狭間のように感じれる仕組みは面白かったように思えてより一層楽しむことができたと思います。

    PHOTO

  • フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線 – 森美術館

    フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線 – 森美術館

    フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線を森美術館に観に行きました。

    今回の展示のコンセプトがタイトルだけではわからないので、上にリンクを張った辺りから要約すると、フランスで最も権威ある個人の現代美術コレクターの団体「ADIAF」が主催する「マルセル・デュシャン賞」。その10周年を記念して開催されているみたいです。そして、同賞のグランプリ受賞作家をはじめ、一部の最終選考作家と、デュシャン本人を含む28名の作品を一挙に公開となっているという展示です。

    ということで、マルセル・デュシャンの考えからスタートした現代美術という発想の延長線上にあるフランスの作家が一同に介した今回の展示という感じです。

    展示自体もマルセル・デュシャンの泉のレプリカが展示されている空間からスタートします。マルセル・デュシャンの作品はあまり意識してみたことがなかったので、この最初の導入も面白かったです。全体的にはフランスの作家ということもあるのか?それともマルセル・デュシャンということがあるのか?パッと観てすぐわかる様な作品は少なく感じてコンセプトワークとでも言えば良いのでしょうか?説明を聞くことで理解できて面白く感じる作品が多かったように思えます。しかも森美術館は解説の機器が無料ですから嬉しいです。

    作品は何人もの作家のものなので、共通点といえばそれくらいかな?なので好きな作家もいればあまりよくわからない作家もいたという印象ですね。個人的に一番面白かったのはサーダン・アフィフの《どくろ》という作品なんですが、これは実際に観てもらいたいという感じです。思わぬところにどくろが浮かび上がるんですが、圧倒的にどくろの支配下に置かれた感じが良かったです。そのほかにもスゴいとまでは行かないけど、なるほどなーとか興味をそそられる面白い展示があったし、超有名アーティストはいなかったけれども粒ぞろいな作品が多かったように思えました。

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    フレンチ・ウィンドウ
    フレンチ・ウィンドウ

     

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  • パウル・クレー「おわらないアトリエ」- 東京国立近代美術館

    パウル・クレー「おわらないアトリエ」- 東京国立近代美術館

    パウル・クレー「おわらないアトリエ」を東京国立近代美術館(MOMAT)で観てきました。

    クレーが今までどのような流れでどのようにして作品を作ってきたかがよくわかる様な展示でした。わかりやすいように展示してあったからなのか?評判がいいのか?平日に行ったんですが、かなり人が多かったです。クレーってそんなに人気の作家だったのか・・・。とにかく流れがよく細かく展示してあったので、クレーという作家の見方がわかった様な気がしました。

    ただ一つ気になったのはバウハウスで講師をしていたと思うし、その時期を境にちょっとだけ作風に変化が起きているんですが、そのあたりの変化の下りについては全く説明がなかったのが不思議でした。なんでだろ?バウハウスのことは禁句なのかな?

    ドローイングのような作品や、作品の途中過程というものの考え方、時間の捉え方、作品というものの考え方とかをしっかりと考えつつ向き合って新たな手法を模索していったという足跡が非常によくわかったような気がしました。作品の作り方に言及していたり、なかなか面白い展示でした。

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  • 名和晃平「シンセシス」- 東京都現代美術館

    名和晃平「シンセシス」- 東京都現代美術館

    名和晃平さんの「シンセシス」を東京都現代美術館(MOT)で観てきました。

    名和晃平さんの大規模個展ということで、いかなくちゃなーって思っていたのですが、遂に行ってきました。

    名和さんは結構見栄えもするし、いろいろなところで見かけることがあるので面白いなーって思って最初は観ていたんですが、代表的な作品のPixcellシリーズの鹿が去年残像を従えてダブルになった辺りからドンドン面白くなってきたという感じです。

    そんなこんなで結構楽しみにして観に行ってきたんですが、なんか案外知っている作品ばっかりでちょっと残念だったなーという感じ部屋ごとに今までの作品のパターンが仕切られている様な展示方法もなんかちょっと微妙。もうちょっと一部屋ぐらいは物量とかで圧倒的な世界観みたいなのを出してくれると楽しかったんだけどなー。知らない作品があまりなかったのも原因かなぁ?SCAIで展示してあった作品の方が新作でビックリしたので楽しかったかもって言うくらいですね。

    でも、部屋が色で仕切られてたりしてそのあたりで視覚的変化が起きたりするのは面白かったです。今まで見た作品全部網羅してあったのは良かったなー。今までそんなに観たこと無い人は作品が一挙にみれていいですね。とにかくちょっと

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  • 「ヘンリーダーガー展」- ラフォーレミュージアム原宿

    「ヘンリーダーガー展」- ラフォーレミュージアム原宿

    ヘンリーダーガー展をラフォーレミュージアム原宿で観てきました。

    ヘンリーダーガーというと2007年の原美術館の展示を観にいっていたんですが、その後上映されていた映画は見逃しているので、2007年以来となります。

    ヘンリーダーガーを理解する上では、やはり彼がどういう人物でどういう生活をしてきてどうやって作品が発見されたのか?その過程を知ることで作品の見え方が変わってくると思っています。

    原美術館の時は作品の点数もそれほど多くなかったという印象が残っています。それはダーガーをある程度知っている人が見に来るというイメージだったからかな?と想像しました。

    今回の展示は、全く逆で何も知らない人が観に来てもわかりやすく理解できるような構成になっていたように感じました。

    (最後のまとめまでしっかりしすぎていてちょっと説明しすぎじゃないかな?って思うところもありました。それくらいわかりやすく丁寧でした。)

    ヘンリーダーガーは、施設にいられるような少年時代を経て、病院の清掃員として働きながら誰に知られることも無く「非現実の王国で」という作品を作っていて、彼の死後にそれが発見され、あまりの膨大な量とその内容にアートとして広められているという人です。

    今回展示は、彼の人となりや、「非現実の王国で」内容にも軽く触れつつ導入となる部分と概要を説明、それを著名人がどう捉えているかというところまででパッケージされている展示でした。

    原美術館で展示をやった時には、その造形や絵画として面白い部分に焦点があっていたように感じたので、今思うと華やかな色合いや画面の構図がにぎやかなものが多かったように感じます。ダーガーのメルヘンの部分を強調した展示だったように思えました。

    今回は「非現実の王国で」の概要をすべて網羅しようとしたのか色々なタイプの絵があって、グロテスクな物もたくさん混じっていました。そのあたりはあまり見た印象がなかったのでなかなか興味深くみれました。そのあたりから戦争や神への執着のようなものも感じ取れましたし、自分の孤独も感じれました。

    今回の展示をみて、ダーガーがどんなことを思い、どんな気持ちで作品をつくっていたかに少しだけ迫れたような気がしましたが、(最後の著名人の感想でも何人かの方が触れていたが)一体それが良いことなのか?本当は誰にも見せたくなかったであろう作品を観られるという行為、自分に内面に誰かが迫まってこようとする行為それはどうなんだろうな。と感じたりもしました。そう考えると原美術館のアプローチが良いような気がします。

    とにかく、わかりやすく丁寧に説明して、まとめまでつけてくれるという展示だったので、初心者の方には非常に観やすい展示だったんじゃないかと思います。ボリュームも会場の広さの割にはあった(というか、会場が狭すぎた。あの点数を置くならもうちょっと広い美術館がよかったなーなんて思ったり。)ので、楽しめる展示でした。

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  • 「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」- 21_21 DESIGN SIGHT

    「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」- 21_21 DESIGN SIGHT

    「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展を21_21 DESIGN SIGHTに観に行きました。

    倉俣さんもスゴいのですが、今回はどちらかと言えばソットサスのものを見たいなと思っていました。ですが、メインは倉俣さんでした。

    ソットサスの展示ってあまり観ることがなくて昔、汐留のイタリア街のスペースでみたんですが、それがかなりよかったので、ソットサスの作品を期待していました。

    アクリルやガラス等の通常使わないようなものを使っての軽いふわっとした近未来デザインの様なものがたくさんでした。たしかに当時の技術では新しかっただろうし、今見てもスゴいと思います。

    アクリルという素材が一般的になってきてしまった今観ると軽いというイメージがなんか出来ないよなぁっていう部分もあって、当時の衝撃はもっとすごかったのではないかと思いました。

    ソットサスの物であったのが、ガラスのツボのような物なんですけど、スケッチと実際の物が近いという意味ではかなりの技術だと思いました。

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    K-series スタンド S-473
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  • 「ARTIST FILE 2011」- 国立新美術館

    「ARTIST FILE 2011」- 国立新美術館

    国立新美術館で「ARTIST FILE 2011」を観て来ました。

    クリスティン・ベイカーの特殊な素材を使ってのペインディングで何かのモチーフが見える感じが良かったです。F1のやつとかかなりスピード感や迫力が出てました。何のモチーフかわかるかわからないかのギリギリのラインのような状態なんですけども、それを強引に絵画としてまとめている感じが面白かったです。

    松江泰治さんの大きい写真の様なまるで静止画みたいな動画とか写真からミニマムな事件を切り取って大きくしてる物とかかなり好きです。坂本龍一か、HASYMOかなんかのジャケットに使われてたりしてた気が。それも面白いんですけどね。静止画みたいな動画も面白いです。解像度の高さがああいうものを作ることを可能にしたと思います。

    鬼頭健吾さんは元から好きですけど、今回もかなり良かったです。スカーフの海のようなものはとにかく見るとスゴいです。写真とかで見ると大したことないかなぁーって思う人もいるかもしれないし、鬼頭さんの今までの作品を観ていない人は通り過ぎてしまう可能性もあるかなーとは思うんですが、個人的にはもの凄く面白かったです。これだけ広い空間を埋めるスカーフの海は一見の価値アリです。

    そんな感じで、普段見る物で作っている作品とか結構好きなのですが、そういう意味では、タラ・ドノヴァンもかなり良かったんですが、ストローは何となく吉岡徳仁さんをイメージしてしまいました(タラ・ドノヴァンの方が吉岡さんよりも先に作品を発表しているそうです。僕は吉岡さんの物を先に見てしまっただけでした。)。

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    Kristin Baker: Surge and Shadow
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  • MOTアニュアル2011「世界の深さのはかり方」- 東京都現代美術館

    MOTアニュアル2011「世界の深さのはかり方」- 東京都現代美術館

    MOTアニュアル2011「世界の深さのはかり方」をMOTで観てきました。

    MOTアニュアル2011は個人的には好きなタイプの展示でした。特に冨井大裕さんがやっているような、日常品を使って、その見え方が変わってしまうというようなタイプの作品群は面白いです。何となく誰でも出来そうであまり気に留めないでみている人もいるんですが、実際それをやろうとすると出来ないし、そこに視点が行くというところが素晴らしい。そこにあるものをそのまま捉えないというような感じで、発想と物を別の角度からみているような。そしてそれ以外に造形としての美しさのようなものも見えてくる感じが良かったです。

    八木良太さんのテープを玉にして再生するという作品も良かったです。作品自体が音が出るというタイプのものなのもあるかもしれないけど。前に見た八木良太さんの作品は原美術館でみた氷のレコードが再生していて少しづつ溶けていくっていう作品でそれも面白かった。今回は触ることも可能だったのですが、目の前にある作品に触れられるっていうのはやっぱりスゴいテンションがあがりますね。とても面白い作品でした。

    他の方々も全体的に良かったですね。オススメ展示です。

    あと、このあとMOTで八木良太×蓮沼執太「サウンドパフォ-マンス」を見ました。テープの玉だけでリズムとか作るかな?って思ったけどPCで音を足しててやっぱそのくらいしないと音楽としてパフォーマンスするには難しいよなぁとは思いました。

    BOOK

    OTHER

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  • 横山裕一「ネオ漫画の全記録 わたしは時間を描いている」- 川崎市市民ミュージアム

    横山裕一「ネオ漫画の全記録 わたしは時間を描いている」- 川崎市市民ミュージアム

    横山裕一さんの展覧会が川崎市市民ミュージアムであるということだったので、行って来ました。もう、待ちに待ったというか、こんなことがあるとは!もの凄く楽しみでした。横山裕一 ネオ漫画の全記録「わたしは時間を描いている」です。

    ネオ漫画の全記録というだけあって、かなり昔の作品もたくさんありました。そして、どうしてあの作風になっていったのかがわかるような流れも作られていた気がしました。

    そしてタイトルの「わたしは時間を描いている」というのが、自分の絵画を動かすのに漫画という手法を見つけただけであって、漫画を書こうとしていないんだなということがわかって面白かったです。

    もちろん、横山さんの独特の視点というか、あらゆるものを横山フィルターに通したような作品群とそれを表すようなトラフの設計の展示方法も良かったです。トラベル等のコミックの原画も良かったですが、やはりわたしたちと野獣シリーズが圧倒される数展示されていた所とかもかなりビックリしました。

    あと、最新の蛍光ペン等で書かれているシリーズですね。退色が激しいから日光に当ててはいけないとか。かなり横山さんっぽいですね。作家本人が制作している所もみれましたし、とにかく面白かったです。

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  • 瀬戸内国際芸術祭2010 2日目その2

    瀬戸内国際芸術祭2010 2日目その2

    >>瀬戸内国際芸術祭2010 2日目その1

    タクシーを駆使して小豆島の土庄港を12:45に出発して、13:30に直島の宮浦に到着。

    最初の目的地として安藤忠雄さんが新しく作った李禹煥美術館に行くこれが最大の目的です。今回は、STANDARD2でまわったことのある家プロジェクトとかは余り見ません。あと、直島銭湯のI♥湯には最後に行くことに。

    13:33発のバスに飛び乗って、一気につつじ荘まで移動しました。ここで、シャトルバスがちょうど来たんですが、シャトルバスの時間表が公式ガイドブックに無い!!!これはちょっとめんどくさかったです。どうやら、どこかのインフォメーションセンターとかでもらえそうなので、見つけたらもらっておく方が良いのかもしれません。

    一気に地中美術館まで行ってしまった方が良いのかもしれませんが、もしかしたら混んでるかもなーと思ってまず最初に目的地の李禹煥美術館を観に行きました。作品もよかったけど、安藤さんの建築も良かった。

    その次に、李禹煥美術館がそれほど混んでなかったので、地中美術館へ。地中美術館とかもパスポートで入れるので、直島にくるとパスポートってかなりお得という感じがします。

    次にくるシャトルバスの時間を確認しつつ地中美術館で時間を過ごしてました。それにしてもジェームズタレルの部屋で子猫がたくさんいたんだが・・・。あれは一体。かわいいけど、なんか問題あるようなきがするんだけど・・・。

    地中美術館はとても良いです。建築としても作品の為の部屋があるから、作品としてもすごく良いです。さすがに昔1回行った時に比べたら、感動も少なかったですが、行ってない人は是非。

    そこから、ベネッセミュージアムあたりを見るか、それとも家プロジェクトを見るか。悩んだあげくベネッセミュージアムを見ることにしてシャトルバスで移動。ベネッセミュージアムを見て来ました。印象は前と変わらなかったけど、アーティストについてわかることが、多くなって知識が増えてたので昔より面白く見れました。

    ベネッセミュージアムの周りの作品も色々見たり。ミュージアムからつつじ荘までは作品もいくつかあるので、歩いていくことに。ただ、パークの所にあるものはなんか鍵閉まってたりとか色々ありましたが、前もみたので、その辺は駆け足で。

    杉本さんとかの予約制のやつは新作ですが、見れませんでした。シャトルバスの時間に間に合うようにつつじ荘前に到着して、かなり時間ギリギリだったけど、家プロジェクトではもっとも好きな南寺に行くことに。なんとかギリギリ間に合いました。

    家プロジェクトで見れたのは、ジェームズタレルの南寺と、宮島達男さんの角屋です。他にも見たいのあったけど、見れた方かな。川俣さんの新作はバスの中から見えました。

    そんなこんなで、終了時間が終わってからはダラダラしつつバスで宮浦港まで戻って1日の汗を流す為に直島銭湯のI♥湯へ。

    もうTシャツ汗だくだしって思ってI♥湯Tシャツとタオルを購入してお風呂へ。もちろん中の写真なんて撮れないですけど、すごいっす。なんか不思議な感じでした。銭湯っていうかなんていうか。大竹さんらしいけど。

    思ったよりも近所の人とかも銭湯に来てたのでビックリしました。(一番のビックリは銭湯向かいのおばあちゃんが玄関にオブジェを設置しようとしてたことでした。あれは、完全に大竹さんに対抗というか影響されて玄関につけちゃおうってしてたから。)

    で、お風呂から出て、近所でかき氷でも買って港でダラダラ遊んだりして。

    基本的に3日間でのスケジュールとなるとどこでも駆け足になってしまうので、ここでやっとちょっと一息ついた感じでした。結構体力勝負です。

    行った3日間は毎日暑かったので、水もたくさん飲んだし、お菓子も持ち歩いて、ちょこちょこ糖分や塩分を補給してました。この日のお昼は買い込んでいた、食べ物でした。

    >>瀬戸内国際芸術祭2010 2日目その3

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    直島銭湯 アイ・ラブ・湯
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    ジェイブイディー (2010-07-30)
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    The Chichu Art Museum: Tadao Ando Builds For Walter De Maria, James Turrell, and Claude Monet
    Tadao Ando Walter De Maria James Turrell Claude Monet
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    Tadao Ando
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    Yann Nussaume
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    James Turrell
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    James Turrell Jimena Blazquez William Banks
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    James Turrell: The Wolfsburg Project
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    Peter Weber
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    James Turrell: Geometrie des Lichts/ Geometry of Light
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    「宮島達男 解体新書」すべては人間の存在のために
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    宮島達男 Art in You
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    無限の網―草間弥生自伝
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    李 禹煥
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    余白の芸術
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  • 「ARTIST FILE 2010」- 国立新美術館

    「ARTIST FILE 2010」- 国立新美術館

    今年もやっていたアーティストファイルに行って来ました。国立新美術館で毎年やっている、ARTIST FILE 2010です。

    面白かったです。今年は好きな感じなのが多かったような気がします。特に桑久保徹さんの作品はよかった。新作と思われる壷のシリーズも面白かったんだけど、不思議な風景画みたいなやつはやっぱりいい。西洋の文脈上にありそうなタッチなんだけど、幻想の世界の捉え方が、日本的というか、どこかフィギュアとかアニメ漫画系を思わせるような感じがしてしまうのが入りやすくて好きでした。

    福田尚代さんの回文とか本を解体したり分解してる作品も好きでした。なんとなく言葉を分解したりサンプリングしたり構築してるなっていう感じとか偶然の取り込み方みたいなのが関連して連想させるのが面白かったです。

    石田尚志さんの動いていく線画もなかなか迫力がありましたね。やってみればできるだろうなって思うような感じではあったんですけど、その手間とかを考えたらスゴいなーという感じがヒシヒシと。

    他も泡の人とか、オランダの作家さんの日常風景が不思議に切り取られるのとか面白かったですね。

    この全員の個展があるみたいなスタイルにも慣れて来て、この感じで見るのもなかなかおもしろいなーって思えるようになって来ました。一緒に何かやるとか作品が少ない数しか無いみたいな何人展みたいな感じじゃなくて、個展が全部並んでるというスタイルなのが面白くみれるところだなーって思います。

  • 「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」- 森美術館

    「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」- 森美術館

    六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?を森美術館で観てきました。

    いろいろな作家が出てたけど、なんかこういう所で見せられてもなーっていうストリートアートみたいなものをいくつかあって、なんだかもうちょっと見せ方をどうにかしたらいいのかなぁ?なんて思ったものもありました。

    そんななか雨宮庸介さんの作品を見ている最中に突然本人のパフォーマンスがはじまって現実と非現実/その場と画面の向こうの空間の交差する感じが面白く感じました。ストリートアートもそれくらいの努力をみせたら面白かったかもな。完全なストリートをどうにか再現するみたいな。

    それ以外で、結構気になったものは、照屋勇賢「告知-森」も結構前にどこかで見た時から気になっていたんだけど(確かネオテニージャポンかな?)、なかなかスゴく細かくて面白く出来てると思ったなー。小金沢健人「CANBEREAD」に関しては、小金沢さんの「速度の落書き」みたいな作品をちょっと期待してたので、過度に期待しすぎてちょっと微妙だったけど、なかなか面白かったと思う。青山悟さんの刺繍で作られた作品も良かった。単にキレイっていうだけっでも評価出来てしまう作品の強度があったし。ダムタイプとかちょっと重い話系の作品もあったけど、何となくちょっとフィットしなかったかなぁ。

    そもそも芸術は可能か?っていうテーマみたいな言葉を掲げてしまったが為にちょっと見方がぶれたような気がしました。六本木クロッシングっていうタイトルだけだったらまあそういう大枠で捉えられたんだけど、なんか芸術は可能か?というテーマには何も答えが出てない気も。ちょっと不思議な感じ。

    BOOK

    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
    美術出版社
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    空の穴 a Hole in my Head
    空の穴 a Hole in my Head
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    小金沢健人
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  • クリストとジャンヌ=クロード展 「LIFE=WORK=PROJECTS」- 21_21 DESIGN SIGHT

    クリストとジャンヌ=クロード展 「LIFE=WORK=PROJECTS」- 21_21 DESIGN SIGHT

    六本木の21_21 DESIGN SIGHTでクリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORK=PROJECTSを観てきました。

    クリストとジャンヌ=クロードといえば、ランドアートというべきでしょうか?その場にあるものを一転させるアーティストで、特にドイツの国会議事堂であるライヒスタークを布で包んだのは有名かなと思います。ランドアートはその場を新たなものに作り替えてしまうので非常にその場の体験として面白いのですが、クリストとジャンヌ=クロードはその中でも10年かけてプロジェクトを組んでも2週間で展示を終わらせてしまうようなその儚さをもアートに取り込んだ作品を発表しています。

    このようなランドアートを再現する事は出来ないので、今進んでいるプロジェクトを含めたプロジェクトの解説とビデオを放映するという展覧会です。クリストとジャンヌ=クロードは一切企業等から資金をもらったりせず、常に自分たちが作った作品(完成予定図などのドローイング)を売ることでアートを完成させています。そのドローイングなどは展示されているので、必見といっても良いと思います。もちろんビデオも時間はかかりますが、非常に面白いものであり、コレ自体も作品の一部と言えるようなものになっています。とにかく観なければ説明できないので、映像を貼付けておきますので、コレをみてそこに行った事を想像してみたら面白さがわかると思います。

    惜しくもジャンヌ=クロードが亡くなってしまいました。これからもクリストとジャンヌ=クロード名義で残りのプロジェクトは続けるそうです。行けたら良いなぁ・・・。

    BOOK

    ライフ=ワークス=プロジェクト―クリストとジャンヌ=クロード
    柳 正彦
    図書新聞
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    クリスト&ジャンヌ=クロード DVD BOX
    TCエンタテインメント (2006-05-26)
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    Christo and Jeanne-Claude
    Christo and Jeanne-Claude
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    Paul Goldberger
    Taschen GmbH
  • オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」- 金沢21世紀美術館

    オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」- 金沢21世紀美術館

    金沢に行ったのはコレを観に行くためだったので、まず最初に。オラファー・エリアソン – あなたが出会うときを21世紀美術館に観に行きました。

    オラファーエリアソンさんは光や色を利用した作品を多く作っていました。良かったですー。光を使うというと錯覚などを利用した作品になりそうなんですが、そういう訳でもなく比較的単純に光を利用していますが、その中で最大限に楽しめる作品を作っていたように思えます。

    小難しい作品っていう印象は全くなく誰でも楽しめそうな物を作品としていて面白かったです。もちろんその光のなかで光の重なり合いや色の重なり合いなどを体感する事で、その作品を深く捉えることができるとは思いますが、間口が広いと言う事はナカナカ簡単ではないので、そのあたりは考えられていそうでした。

    特に1色の部屋や色のなかに体が入っていく部屋なんかはまさに体感って感じですね。経験として面白かったです。光がずれる作品とかももちろん面白かったんですけど、やはり色の部屋が一番面白かったです。

    WEBによると今回の作品は会場である21世紀美術館と関連づけた作品にしてあるということだったんですが、確かにそういう風に感じれる部分が多々ありましたね。回遊性を考えた作品配置になっているとかはともかくとして部屋の形なども意識されていたし、開かれた美術館と言う意味で、さっきも書いたように誰でも単純に楽しめる作品が多かったようにも思えました。

    とにかく金沢に行って良かったなーと思う展示だったので、面白かったです。

    BOOK

    Studio Olafur Eliasson: An Encyclopedia (Extra Large Series)
    Philip Ursprung
    Taschen America Llc
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    Olafur Eliasson: The Nature of Things
    Olafur Eliasson
    Fundacio Antoni Tapies
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    Take Your Time: Printed Matter
    Take Your Time: Printed Matter
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    Olafur Eliasson
    Walther Konig
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  • 「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」- オペラシティ アートギャラリー

    「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」- オペラシティ アートギャラリー

    新宿で映画を観る予定があったので、その前に東京オペラシティアートギャラリーで「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」を観てきました。

    最近は色々複雑な形の建築が増えてきているなかで、建築家はクローズアップされて紹介される事が多いですが、その下には構造設計の人とかその他たくさんの仕事をしている人がいて、その構造デザイナーのセシル・バルモンドの展覧会ですね。

    セシル・バルモンドはアラップで、レム・コールハース、伊東豊雄、アルヴァロ・シザとプロジェクトをやっていたりします。中国のCCTVは、セシル・バルモンドです。構造を考えさせるものがいくつか並んでたって感じですが、実際思ったよりも作品数は少ない感じです。でも、何となくどういうところをイメージの起源にしてるのかがわかりました。

    BOOK

    9―Number 9
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    セシル バーモンド
    飛鳥新社
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    Element
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    Cecil Balmond
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    セシル バルモンド 金田 充弘
    TOTO出版
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  • ウィリアム・ケントリッジ「歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……」- 東京国立近代美術館

    ウィリアム・ケントリッジ「歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……」- 東京国立近代美術館

    東京国立近代美術館でやっていた、ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……を観に行きました。ウィリアム・ケントリッジは南アフリカの作家で、これだけの作品が集まるということはないのではと言われているそうです。

    作品は基本的には実写とドローイングが混じり合った動画ものがメインのような気がしました。ドローイングが本当のドローイングって感じなんですが、でも、それがアニメーションになって動き出しているという初期の作品がいくつか展示されていて、それだけでものすごい作業量と手間を感じていたんですが、その後、白黒動画とドローイングをあわせたものなり、手書きアニメーションより進化して、最終的にはカラー動画と交わったり、その他の立体視や鏡を利用しれ作品なども取り入れ始めようとしているようでした。

    動画だけ全部観ても2時間はかかるとの事で、全体的にボリュームが多かったですが、実験映像という印象で面白かったです。もうちょっと作家の背景とか作品がどういう状況で作られたかなどの知識があったらより楽しめたかな。それでも面白かったです。

    BOOK

    William Kentridge: Five Themes (San Francisco Museum of Modern Art)
    Yale Univ Pr
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    William Kentridge (Contemporary Artists)
    Dan Cameron
    Phaidon Press
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  • 「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」「MOTアニュアル2010:装飾」- 東京都現代美術館

    「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」「MOTアニュアル2010:装飾」- 東京都現代美術館

    東京都現代美術館(MOT)に行ってサイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年とMOTアニュアル2010装飾を観に。

    サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年は何かいまいち。作品の説明かなぁ?何かが足りなくてわかりづらい感じ。音楽系の受賞者が無視されているみたいな話もあったけど、それ以前になんかあんな展示で微妙じゃないかっていうを思った。何か調整中の作品が異常に多かった。

    MOTアニュアル2010:装飾に。こちらは一転して現代美術のギャラリーを詰め込んだ様な展示。一番圧巻だったのは塩保朋子さんの展示でした。紙を切って絵のような穴があいているっていうものです。高橋コレクションで観た時にもいいなーって思ったのですが、今回は大きさがそのときと比にならない大きさでさらに、光を当てるという演出もあってホントにすごい作品を観ました。全体的に装飾に焦点を当てた展示でしたが、それほど装飾装飾してない感じも良かったです。

    OTHER

    その他の投稿はありません。

  • 「文化庁メディア芸術祭」- 国立新美術館

    「文化庁メディア芸術祭」- 国立新美術館

    文化庁メディア芸術祭がはじまったという事で、ちょっと楽しみにしつつ行ってきました。毎年なんだかんだで楽しみなんですよねぇ。しかも今回はiPhoneアプリとかあったりして、それもなかなか面白い感じですね。

    やっていたのは新国立美術館ですね。今年も新国立美術館だったんで、去年みたいにちょっと観づらいかな?なんて思って行ったんですが、今年は何となく会場構成が良いバランスで、見やすかったです。ちょっと人が少ないタイミングで行けたのが良かったのかもしれませんが。アニメは結構みてたやつが多かったですね。とらドラ!とかが入ってたのは意外だったけど、嬉しかったですね。あと、センコロールは観たいなぁ。

    ミュージックビデオでもSOURの日々の音色とかがずっと流れてていいなぁって感じだったなぁ。でも、あのビデオは良いビデオですよねぇ。

    あとは、電気グルーヴのFake itとかも流れてたなぁ。

    ゲーム部門とかWeb部門とかも毎年参考になるなーなんて思いながら観たり。あと、明和電気がらみのYUREXとかも出てたなぁ。あと、ブラウン管とビデオデッキをつかって演奏する人の演奏とかもあったり。漫画部門は結構いつも通りじゃないっていう面子だったりするんだけど、まあその辺はご愛嬌かな?とにかく結構いろいろ面白かったです。

    iPhone持ってる人は行く前にアプリを落としていった方が良いかも。Wi-Fi下か、PC経由じゃないと落とせないので要注意です。

    会場の説明とか作品それぞれの説明とか、Twitterを使った投稿とかも出来ます。そういえば、裏の方にTwitter広場なるものがあったけど、使い方不明すぎた。