カテゴリー: GALLERY

  • 坂川守「Works 2001-2010」- 児玉画廊

    坂川守「Works 2001-2010」- 児玉画廊

    坂川守さんの「Works 2001-2010」を児玉画廊で観てきました。

    坂川 守さんの作品は初めてみたけど、スゴくバランスが良い作品でした。一見、落書きとか何か雑に作ったような印象を受けるような作品なんですが、会場構成まで含めた色彩のバランスや雑然となっているバランスが非常にPOPで気がつくと細部まで気になっているような、そして細部まで作り込まれたのか偶然なのかわからないバランスでみれることが面白かったです。ドローイングと絵画の間なのかな?

    絵画的な作品もあるんだけど、それ以外にも布を使った作品とかもあって、全体的に俯瞰してみると雑のような適当のような軽さがあるんですが、やはり近くで観るとかなりの細かさを感じる。そして色彩のPOPさを常に感じるという感じは同様ですね。

    絵画や布を使った作品。それ以外のものも含めて同じようにできていて最終的には技術を感じるので面白かったです。

  • 「再生(破滅)ラウンジ」- NANZUKA UNDERGROUND

    「再生(破滅)ラウンジ」- NANZUKA UNDERGROUND

    ネット界隈では、異常に好評だった破滅ラウンジだったんで、やってるうちに行こうっていたんですが、気がついたら再生ラウンジになってました。

    ということで、渋谷に再生ラウンジを観に、NANZUKA UNDERGROUNDに行って来ました。

    破滅ラウンジと一緒だったのかそれとも違ってたのかわかりませんが、僕が見た時はなんかグダグダ感あふれる微妙にほっこりした空気でなんでそんなに評価されたのかなーって感じでした。(どうやら再生ラウンジになってから微妙なものになったようです。)

    僕が見たのは確かにギーグ?と呼ばれる人が淡々としてプログラムしてたし、なんか人も集まってなんか映像とかエロい切り抜きとかあって、オタクの部屋の拡大版みたいになってました。なんか圧倒感とかはなく落ち着いちゃったかなーって感じで、最初は破滅して勢いあるけど、結局パーソナルな落ち着く空間なってしまったのかな?もっと早く観に行けば良かったなーって思いました。

    でも、カオス*ラウンジについては、もう人気者みたいになってるし、これからも何かやらかしてくれそうなので、観に行こうとは思います。

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  • 「TOKYO STORY」- トーキョーワンダーサイト渋谷

    「TOKYO STORY」- トーキョーワンダーサイト渋谷

    トーキョーワンダーサイト渋谷でやっていた「TOKYO STORY」を観て来ました。アーティストレジデンスをしていた人の作品ということで、かなり多くの数の作品がでていたように思いました。

    良い作品ももちろんあったんですけど、テーマも統一されていなくて、そこから展示の面白さを見つけるのはなかなか至難の業でした。

    あまり、作者の中に知っているアーティストがいなかったので、単にその1つだけ作品で問われている感じだったので、イマイチな気分で見てしまいました・・・。

    そのなかでも、ニルバーナの作品はちょっと面白かった。年齢的なギャップというかそういうのを見れて面白かったです。

  • 「GA HOUSES PROJECT 2010」- GA Gallery

    「GA HOUSES PROJECT 2010」- GA Gallery

    GA HOUSEの2010の展示がやっていたので見て来ました。

    いやー。色々な家があるもんですね。安藤忠雄さんのダミアンハーストのスタジオ設計はハウスなのかな?っていうのもありましたが。

    結構色々な家をみましたが、なかなか現実的なもので想像できるものは少なかったかも。ただ建築家に家建ててもらいたいなーとは思いました。

  • アニッシュ・カプーア – SCAI THE BATHHOUSE

    アニッシュ・カプーア – SCAI THE BATHHOUSE

    SCAI THE BATHHOUSEでやっていたアニッシュ・カプーアを観て来ました。

    光を使った作品です。ただ、光といっても光源を使ったような光ではなく光の反射とか鏡のような光の使い方です。美しい形状のものに移り込む景色が今までに見た事の無い光景になると言うような作品でした。

    今回の作品はそのもの自体も美しいと思えるようなものなんですが、2mくらいあるような皿のような形状のものに映り込んだ時に、その視界一杯に自分の目が映り込んだりするのは体験しないとわからないですね。

    アニッシュ・カプーアは金沢21世紀美術館で暗闇の中の傾斜に穴なのかそうでないのか?というような作品をつくってたりします。そこから考えても光を利用した目の錯覚のような作品を多く作っているようです。

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    Anish Kapoor
    Anish Kapoor

     

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  • 白金ギャラリー巡り 10.04.28

    白金ギャラリー巡り 10.04.28

    ・児玉画廊
    宮永 亮「地の灯について」
    宮永 亮さんの作品は初めて見たのですが、別の作品をみてからこれを観ると面白いようなのですが、この作品しかみていないので日常の夜の風景を切り取ってループしてる作品で、どう解釈したらいいんだろうかなぁ。まあ、ある日この作品が理解できるようになれば良いな。

    ・山本現代
    松井えり菜「ワンタッチ・タイムマシーーン」
    松井えり菜さんは相変わらずというか、ぶれません。ドンドン変な顔になってドンドン規模がでかくなっていると言う感じはしますが、軸がぶれないです。

    奇妙なくらいの変な顔に宇宙規模の存在感?関係性?とでも言えば良いしょうか?もはやぶっ飛んでるというしかない絵画ですね。しかし、今回は動画もあって、これが本人がアイドルになって歌っているという・・・。こちらもぶっ飛んでました。笑

    ・NANZUKA UNDERGROUND
    タティアナ・ドール [ REVENTON ]
    車の絵を中心にって感じだったんですが、わからなかったです。スピード感があるといえばそんな気もしたし、存在感を上手く表してる気もしたけど、いまいちわかんなかったです。

  • Peter Coffin, Matthew Darbyshire, Cary Kwok, Djordje Ozbolt, Nick Relph, Donald Urquhart「Herald St」- TARO NASU

    Peter Coffin, Matthew Darbyshire, Cary Kwok, Djordje Ozbolt, Nick Relph, Donald Urquhart「Herald St」- TARO NASU

    “Herald St” Peter Coffin, Matthew Darbyshire, Cary Kwok, Djordje Ozbolt, Nick Relph, Donald UrquhartをTARO NASUで観てきました。

    ロンドンにある”Herald St”というギャラリーに所属しているアーティスト6人展だったようなんですが、ちょっと6人っていうと多くてイマイチ作品全体として感じれなかったのが、何となく残念ではありました。

    面白い作品もあったし、良いのもあったんだけど、やっぱちょっと印象が薄くなってしまっています。ということで、ちょっと語るほどピンと来なかったかなー。

  • 悠久齋「花も嵐もかきわけて」- CASHI°

    悠久齋「花も嵐もかきわけて」- CASHI°

    悠久齋さんの「花も嵐もかきわけて」をCASHI°で観てきました。

    写真でいうと左側のギャラリーですね。ガラスなんで中が少しみえるんですが、この時はもう既に中が見えませんでした。

    それは、中が布だらけだったので。天井から布がたらしてあって、そのなかを歩きながら布とかを中心に色々な素材で作られた作品を見るというものでした。

    作品にぶつかったり踏んだりしないか心配になりながら歩く感じはなかなか良かったです。作品自体はちょっとよくわからない感じだったけど。苦笑。でもそういう体験系の展示方法は嫌いじゃないですね。もうちょっと理解が深まれば面白くなるかも。天井からぶら下がったカラフルな布の中を作品に気を遣いながら歩くということに気を取られすぎたというか、そっちに気がいってしまった感じがありました。

  • 中山ダイスケ「Strings, 1993」- ラディウムーレントゲンヴェルケ

    中山ダイスケ「Strings, 1993」- ラディウムーレントゲンヴェルケ

    中山ダイスケさんの「Strings, 1993」をラディウムーレントゲンヴェルケで観てきました。

    上の写真の右側のギャラリーですね。この作品は1993年の作品だったそうです。作品をみたら今の作品かと思ってしまいました。

    かなり攻撃的な近くに近寄るのも怖いなって感じる作品でした。どんな作品だったかと言うと、弓矢が球状になっていて、それがいかにも不安定で矢が飛んできそうに感じられると言う作品でした。とにかく力強い。恐怖を感じる。という作品だったと思います。

    あとからWEBとかの説明を読んで1993は、そういうものを発表したくなる時代背景だったのかなぁ?と考えるとより存在が際立ってくる。そんな作品でした。

  • 田口行弘展 「複合回路 vol.1」- gallery αM

    田口行弘展 「複合回路 vol.1」- gallery αM

    田口行弘展 「複合回路 vol.1」をgallery αMで観てきました。

    ギャラリー自体が地下にあるのですが、そこを洞窟と考えて作品をつくったらしいです。ギャラリーに入ってく階段とか、その先の踊り場、ギャラリーの空間、そのあたりから何となく洞窟という見立てにも似た考え方はわかりやすくアプローチが出来ている感じでした。

    そのなかで広げられる空間にある立体とその影。恐らく影が作品のように見えてのだが、そこに実際にある影とプロジェクターで写される影と自分が映し出される影があり、気がつくと自分が作品のなかに入り込んでいることになり、つまり洞窟全体が作品のようにも感じられるようになる。

    タイトルが複合回路なんだけども、何となく回路というより装置というように感じるくらいシステムのようなものを感じることができた。そこにある立体作品が作品と捉える事が当たり前と思うのが普通のように思えるけど、影が作品となるとそこに実際にある作品が影のようにも捉えられて、なんとなく、あっちがわ、そっちがわとか言っちゃいたくなる感じでした。面白かったです。

  • カオス*ラウンジ in 高橋コレクション日比谷

    カオス*ラウンジ in 高橋コレクション日比谷

    カオス*ラウンジが日比谷の高橋コレクションでやっていたので見て来ました。

    WEB系のなかから飛び出したアートみたいなのが大変なことになってるみたいな感じだったので、観に行ったのですが、後日あんなことになるとは・・・。

    行ってみたんですが、よくわからなかったというか・・・。どう解釈してよかったのかなぁ。と言う感じ。

    村上さんとか写真を撮っては行けませんという有名アーティストと並列にならんでたのはどうしてかイマイチよくわかりませんでした。アニメのアーカイブみたいなもので作られた作品がいくつかあったり、ウェブから抜き出して来たような作品がいくつかあったりというような感じでした。

    ちょっと解釈出来るまでにちょっと時間が必要な気がします。(まあ後日、あのUSTであんなことになるとは思わなかったんだけど、そして何がやりたかったかも理解もできた気がする。)

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  • ギャラリー巡り 10.03.19

    ギャラリー巡り 10.03.19

    ちょっと一気にギャラリー巡りしすぎて筆が止まってました。いつまでも止めておく訳にもいかないので、そろそろ頑張って書きます。

    まずはspace355のKEUMSAN GALLERY TOKYOとGALLERY HASHIMOTOですね。KEUMSAN GALLERYは何か2人展みたいなのだったんですが、WEBに情報がでてませんね。絵画でした。GALLERY HASHIMOTOはドローイング系。空気とか雰囲気をドローイングするタイプだったようにおもいますが、イマイチフィットしない感じでした。ちょっと余白が多すぎるというか、余白に意味を感じ取れなかったというか。

    次はTARO NASUですね。秋吉風人さんの「口説き文句は持ってない」がやってました。コレは結構好きだったなー。Roomっていう1色なんだけども空間を切り取ったようなシリーズがスゴい良かった。その他も結構好みのタイプ。それにしてもTARO NASUはどこに値段があるかよくわからない。どうせ高くて買えないとは思うんだけど。

    その次はFOIL GALLERYへ。新津保建秀+池上高志さんの
    「Rugged TimeScape」
    がコレってATAKあたりの絡みをあるので、ATAKの音が流れてたり、相対性理論+渋谷慶一郎のジャケとかがあったり。写真ってよくわからないし、FOILはわからないことが多いんだけど、コレはスゴく良かった。ものすごく細かい部分やザックリとしたもののバランスというか切り取り方というか。そのあたりが秀逸という言葉があうような感じで写真ではない作品として出来上がっていたと思う。

    さらにまとめてαMへ。半田真規展です。これはもう壮観。このギャラリーに来た事のない人はもしかしたらどこがどう作品なのかよくわからないかもしれないけど、ギャラリー全体が作品となっていて、なんと言い表したらいいのかわからないんだけど、日常のなかにある違和感とか不思議なバランスと言うものを見せつけられた感じ。面白かった。

    その後、少し歩いてレントゲンヴェルケとCASHI°に。レントゲンヴェルケはレントゲンコレクションということで、在籍しているアーティストの作品を並べるって感じでした。佐藤好彦さんの作品は(この2007年のやつ)くすぐられるよねー。普通に。エフェクターだもん。ホントに音が出たらなお楽しい。あと、あるがせいじさんの作品は立体感がやばい。普通に誰がみても面白いって思いそうだし、良かったなぁ。平面だと思うものを過剰に堆積させる事によって立体を生み出すって言葉で書くと普通だけど、結構面白い。

    CASHI°では、杉浦慶太さんの「Inkjet」がやってました。なんというか、なにもないような何かというプリントでした。うーん。おもしろそうだけど、イマイチわからないタイプだったなー。

    電車で移動して、今度は清澄白河へ。小山登美夫ギャラリーから。桑原正彦 展「とても甘い菓子」。どこか不思議な感じをカワイイ絵で切り取ったって感じなんだけど、イマイチよくわからなかった。ちょっとカワイイの理解が難しい。というか、苦手かも。

    タカイシイギャラリー。ダン・グラハム個展。反射して、そこに映り込みの出来るような透明の素材を使って空間のなかに新しい虚像の空間を作り出すタイプの作家さんでした。面白いんだけど、なかに入ったりすることで楽しめるので、イマイチギャラリーで見るにはちょと向いてないかな。

    hiromiyoshii。Enlightenment|AD 2010。平面の堆積っていう発想はさっきもあったんだけど、コレはまた違うタイプの平面の堆積ですね。堆積という感じではないけど、平面を重ねに重ねていたりとかそういうことをしている。あと視覚的にかなり刺激があるような感じ。まさにエンライトメントという感じですね。このカチカチしたデジタルっていう感覚は嫌いじゃないなー。

    ShugoArts。森村泰昌さん「なにものかへのレクイエム:外伝」。自分がその人物になりきってその写真を撮るという作品たちでした。「私はあなたを忘れません」ということの証としてのレクイエム。ということがHPの説明文に書かれているけれども。まさにそういう感じというか作家のその被写体に対する愛のようなものが感じれて面白い。

    次はTAKE NINAGAWAで、後藤輝さんのLove You More Than Painting。好きな感じの作品なんだけれども、イマイチピンと来なかった。抽象的すぎるというかどこを楽しんでみれば良いかを掴めなかった。もうちょっと色々な作品を見たら印象も違うし、わかるようになりそうなんだけど。

    やっと最後。といっても、白金のギャラリービルなのであと3つ。まずは山本現代。「だれもいないまちで」という3人展。

    この展覧会では、小林耕平の「1-10-1」、西尾康之の「蟻塚、ジオラマ」、杉浦慶太の「惑星」の連作という人間の登場しないジオラマの世界や無人の町の風景をモチーフに据えている作品を一同に展示することで、『ひと』への問いを立ち上がらせることを試みます。という説明。確かに共通して誰も存在しない街が取り上げられているがその共通性は少し希薄。同テーマでやるならもうちょっとつながりが見えるようになってたら、より面白かったなかぁ。とはいえ、それぞれにテーマに沿っていてそれで見ると面白かったので良かったのかもしれないが。杉浦慶太さんの「惑星」という写真のシリーズは闇という余白に浮かび上がる何かが印象的でスゴくわかりやすく好きな感じだった。もっと色々作品観たいな。

    NANZUKA UNDERGROUND。津村耕佑さんの [ MODE less CODE ]ですね。FINAL HOMEの津村さんがコンピュータ関連の日々使っているような素材の廃材を利用してそれを編み込んで服をつくるという作品。産業廃棄物を別のものとして生き返らせるという感じや何か都市とかそういうものまでを見通しながら服をつくっていくという考え方は結構面白いと思うので、作品としては面白いのだが、もうちょっと何か実用性のあるところまで落とし込めると個人的にはもっと面白くみれたかな。この状態でも、かなり面白かったんだけども。なんとなくそう感じた。

    児玉画廊。関口正浩さんの「平面B」作品ギャラリーがあったからこれを見ると面白いと思います。これは僕はかなり好きなペインティング?ですねー。一旦、何かにペイントしてそれをはがしてペイントとしてもう一回利用しているんだけど、平面を強引と言っても良いような手法で立体にしてるんだけど、結果平面に収まっているという感じ。とにかくそれを目の前に観た時に単純にその色とか形というのも面白いと思えるんだけど、そこ以外に何かの引っかかりがあって良いです。欲しいなーって思いました。普通に筆とかを使っていては作れない手法であらたなペインティングの方法とも言える気もするし。かなり良かったです。

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  • 銀座ギャラリー巡り 10.03.05

    銀座ギャラリー巡り 10.03.05

    銀座でギャラリー巡りをしてきました。

    「鎧松」東信展

    東さんの作品は何かの展覧会の一部として発表されているのを観た事があるんだけど、こういう展覧会という形で観るのは初めてですね。作品は鎧松と映像が一つだけでしたが、何か不思議なものでいつもとは違う感じでした。

    宮島達夫「その人と思想」展

    あのデジタルの数字を六本木ヒルズをはじめ色々な場所に展示している宮島さんの展覧会です。今回は今までの記録をまとめた本の出版記念だったので、宮島さんがデジタル数字の作品に至るまでの色々な作品や歴史が取り上げられていました。僕は宮島さんがそこに至る歴史を知らなかったのでかなり面白かったです。

    NIPPON VISION 3

    これはD&DepartmentのDesignTravelっていうすべての都道府県のデザイン観点からみた観光をデザインするという取り組みの中間報告のようなものでした。これは面白い取り組みだと思っているので、ドンドン進んでいけばいいなぁ。

    福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング

    グラフィックデザインの福田繁雄さんの作品展です。簡単なグラフィックのなかに遊び心となんだろう?と思わせるグラフィックを多数作っていました。その遊び心が伝わりやすい形でビジュアル化しているのでこういうのがグラフィックデザインだよなと思うものばかりで良い作品ばかりでした。

    村山悟郎展

    資生堂ギャラリーですね。資生堂アートエッグという若手を育てるシリーズです。

    村山悟郎さんは、縄を組んでキャンパスも自分でその場で作りつつ作品を制作するようです。この作品のキャンパス自体も大きくて力強い感じだったので、エネルギーを感じるものでした。しかし、その作品よりも、壁に書かれた迷路からあるルールに基づいて壁にドローイングしていくという作品が面白かったです。

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    福田繁雄のトリックアート・トリップ
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  • 新保裕 彫刻展「ヒト型語リ」- 金沢アートグミギャラリー

    新保裕 彫刻展「ヒト型語リ」- 金沢アートグミギャラリー

    建築家 村野 藤吾さんが作った北國銀行武蔵ヶ辻支店のなかに金沢アートグミギャラリーでやっていた新保裕 彫刻展「ヒト型語リ」を観てきました。

    この手の彫刻作品は結構好きなんですけど、やっぱり好みはある訳で、この作品はうーん。ちょっとわからない感じでした。結構それぞれにはユーモアもあるし皮肉が利いてるものとか色々あったんですが、それを言葉で説明する冊子が配られてそこに言葉が多すぎるというか、説明が多すぎたというか。ちょっとそれが過剰に感じました。

    作品はこんな感じでナカナカいい雰囲気でよかったんですけどね。その彫刻単体でみたとしたらどうだったかは今となってはイマイチわかりませんが、彫刻自体も説明の言葉にとらわれてしまっていた感じもしました。

    ただ、この村野藤吾さんをモチーフにした作品はよかったから、彫刻自体は好きなタイプだったのかもしれないです。

  • 中目黒ー代官山ー恵比寿ギャラリー巡り 10.02.20

    中目黒ー代官山ー恵比寿ギャラリー巡り 10.02.20

    中目黒から恵比寿辺りのギャラリーをブラブラしてきました。

    まずは青山|目黒。Lotte Lyon 1:2がやってました。ホントは1LDKって所でやっている展示も見たかったんだけど、こちらはもう終了してて、青山|目黒にあるものだけ観てきました。うーん。なんかちょっとよくわかんなかったなー。

    次は、MIZUMA ART GALLERYへ。烏丸由美 展 「ぼくたちの東京ストーリーズ。」がやっていました。一見ちょっとPhotoshop加工したものを絵画で焼き直したような印象に思えるんですけど、それとは違う書き込みが空間内に浮かんで展開していました。画像とか印刷だと非常にわかりにくいのですが、とにかく面白かったです。

    その次は代官山に移動して、ヒルサイドフォーラムに行って、「槇 文彦展」光、素材、情景 Light,Materiality&Sceneryを観に。槇さんの最近の新作を展示してありました。まあなんというか、作風がイマイチ掴めないんだけど、結構近年はガラスを多用しているのかなぁ?光の取り込み方がスゴい気がしますね。あと、四角い空間をうまいバランスで配置してる気がしました。

    で、最後は、Nadiff Galleryへ。柴田 敏雄『a View for Grey』を観に。ダムとか造成地のコンクリートなどを写真におさめているという作品なのですが、これがスゴくいいです。巨大建造物とかもいいですけど、何とも良い感じです。写真ってあんまり得意じゃないものが多いんですけど、これはかなり好きです。

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    a View(限定1000部)
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    柴田敏雄
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  • 初台あたりのギャラリー 10.02.18

    初台あたりのギャラリー 10.02.18

    オペラシティに行ったので、ついでに近所にあるギャラリーに行ってきました。行ったのはWAKO WORKS OF ARTKENJI TAKI GALLERYです。

    WAKO WORKS OF ARTでは、Gerhard Richter “New Overpainted Photographs”がやってました。ゲルハルト・リヒターといったら超有名どころですね。今回あった作品は”オーバーペインテッド・フォトグラフ”で、文字通り写真の上にペイントを施してあるものですね。

    良い感じだけど、イマイチそんなに巨匠って感じもせずにまだちょっとわからないな。どうしてココに至ったかわかればいいんだろうけど。調べてみないと。

    KENJI TAKI GALLERYでは、田島 秀彦 展「ありふれた素晴らしい日々」がやってました。こちらは、結構好きなタイプです。光の点滅を取り入れた平面作品や、カラフルなプラスチックの玩具などを変形、変容させた立体やインスタレーションなど、日常と非日常を交差させながら直接視覚に訴えるような華やかさと危うさが共存する作品を制作する作家さんだそうです。華やかさと危うさというのはちょっと大げさかもしれませんが、バランス感覚のズレがなかなか良い感じで面白かったです。

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  • 清澄ギャラリー 10.02.09

    清澄ギャラリー 10.02.09

    清澄のギャラリービルへ。まずは上の階からで、小山登美夫ギャラリー。名知聡子展 告白がやってました。あまり肖像画みたいなものを良いなーと思ってみる事はすくないのですが、なにやら独特の存在感と光を利用したような大きな作品もよかったけど、肖像画が何か心に残った。

    HIROMI YOSHIIへ。前田圭介 | the patcheryと東義孝 | DILEMMAと石森五朗 | Possibility of Translationがやっていました。写真は東義孝さんの作品です。どれもそれぞれ良かったですが、作品数が多くないし、個人的には複数人の合同展とかはあまり好きではない感じでした。

    Taka Ishii Galleryへ。田根 剛さんの“sur-impression”がやっていました。記憶というのをテーマにしているという作品が2つほど。ちょっとわかりづらかったんですが、何となくそんなイメージかなっていう作品でした。イマイチわからなかった。そこにあると言う感じでした。

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  • 金氏徹平「Recent Works”Post-Something”」- Shugo Arts

    金氏徹平「Recent Works”Post-Something”」- Shugo Arts

    最後が目的の金氏徹平さんの展示です。シューゴアーツです。金氏徹平さんのRecent Works”Post-Something”という展示です。全体的に近年の作品って感じでした。

    近年のシリーズ物がいくつかあるって感じで、White Dischargeシリーズとかはなくて、リキッドのものとかシールや紙のようなものをあわせたものが多かったです。

    あと、映像やプラスチックと流木を組み合わせた作品などでした。全然みたことの無い作品とかもありましたけど、今までと根本的には同じ感じで色々なものを様々なバランスで出会わせているって感じですね。

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  • 馬喰町とか浅草橋とかのギャラリーへ 10.02.09

    馬喰町とか浅草橋とかのギャラリーへ 10.02.09

    まずはspace355のKeumsan GalleryとGALLERY HASHIMOTOへ。まずは、Kemusan Galleryへ。アジア若手作家2人展がやってました。松枝悠希さんと金英眞さんの2人展ですが、松枝さんの立体がちょっと好みでした。一見平面に関連した何かが空中に浮いているような飛び出したような状態になっているようなものでした。まあ、何となく整いすぎてるなーという印象もあったけど、またどっかで観るかもなと思いました。

    次にGALLERY HASHIMOTOへ。こちらは、開発好明展がやってました。こちらは、なんともやっちゃってるなーって感じでした。SALEって書いてあるから何事かとおもったら、会期が進むに連れて作品がセールになるってもので、さらにその作品も安売りのシールが上から張られちゃってるようなそんなものだったり。そして、会場ではくじ引きが行われててそれが安売り感をあおってたりして。なんかちょっと面白かったです。HPにもあるように、デパートやスーパーなどで普通に行われている値引き、景品システムを美術展に流用します。っていうそれ自体をとりこんでの現代美術でした。

    gallery αMへ。変成態の鬼頭健吾さんの展示を観てきました。巨大に広がったパラソルの集合体とそれに囲むようなクロスも含めて色彩豊かでPOPな空間に仕上がっていました。そのほかにも平面とかミラーボールを連ねたものとかもありました。とにかく何と言って良いかわからないのですが、空間をPOPな感じに思わせる力がすごいです。まあPOPと感じるのはそれぞれな部分だとは思うのですが、空間や雰囲気というものを何らかの形に変えているという感じがしました。

    TARO NASUへ。Ryan Gander “I’m an Aurefilian”がやってました。うーん。面白いものもあったとは思ったのですが、解説もないし作品タイトルとかだけではイマイチなにを表してるのかわからない感じでした。難しい。コンセプチュアルなんですが、もうちょっと説明がないとわからない作品だったので、よくわからないなーって感じでした。とてもコンセプチュアルなので、もう少し勉強してからじゃないとですね。

    ラディウム – レントゲンヴェルケへ。満田晴穂さんの自在という展示がやってました。金属で昆虫を作っているというものなんですが、超精密に本物と見間違えるかのようなように出来ていてビックリしました。もはや現代アートではなく、工芸とかに近いのでは?と感じでしまうところもありました。

    CASHI°へ。彫刻家Negam!さんの個展「ザギンでシースーを -Breakfast at Tiffany’s-」をみました。かなり面白かったです。彫刻なんですが、全体的に面白みを狙っているというか、かなりシニカルなギャグというか。小さな西郷さんの彫刻を渋谷のハチ公をもっているようにして大きさを逆転させて映像にしてたり、自分の5人肩車しながら歩ける彫刻を肩車しながら色々なところを歩いたり、自転車乗ったりなどなど。とにかく作品を利用した作品がかなり面白いことになってました。もともと彫刻とかには弱いので、面白かったなぁ。

    最後は、MAKII MASARU FINE ARTSへ。舩木大輔“アートによるアポとーシス”展をみました。結構POPな雰囲気の人の彫刻とか絵画なんですが、今回のアポトーシスということとちょっとPOPな作風とイマイチあっていなかったというか。何となくもうちょっとその作風を変えてやってくれたら面白かったかなぁとも思ったんだけど。それかPOP過ぎて気味が悪いとか。まあなかなかそういう感じにも行かないだろうし難しいなー。なんか妙な感じでした。それが正解なのかもしれないけど。

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  • 六本木ギャラリー巡り 10.02.04

    六本木ギャラリー巡り 10.02.04

    ギャラリー間へ。建築家の読書術を観てきました。30代の若手建築家の中村拓志、中山英之、平田晃久、藤本壮介、吉村靖孝が、お勧めの本を出してるだけの展示がメインではないちょっとした催し物みたいな感じでした。みんな有名な人だけになるほどなーとか面白い部分はあります。ただ模型もないし、まあ気になる人は。

    AXIS リビング・モティーフへ。かみの工作所のかみの道具3「トクショクシコウ展」がやっていました。かみの工作所のものは有名どころに頼んでるかなのか?それとも技術力があるのか?それはわかりませんが、とにかく良いものを/面白いものをつくるなーという印象。今回も期待に答えてくれました。トラフや菊地敦己さんも出てるので、結構面白いです。

    JAGDA TOKYOの1週間展覧会(信藤洋二 × 菊地敦己)を観に行きました。結構デザイナー関係で有名な展覧会だったのに、作品がすくなかったです。菊地さんのデザインは好きなので、観に行ったんですが、結構いつものやつ的なものが出てました。さすがに一週間で交代は早すぎるので、もうちょっとやって欲しいです。

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  • 藤本隆行・真鍋大度・石橋素「TIME LAPSE PLANT」- BankArt NYK

    藤本隆行・真鍋大度・石橋素「TIME LAPSE PLANT」- BankArt NYK

    BankArtNYKでやっているTIME LAPSE PLANTを観に行きました。(pdfのチラシ

    「Time Lapse Plant/偽加速器」は、LED照明や音を使い、観察者の影に運動を与える事で、見る者の時間感覚を困惑させる。同時に、色彩を感知する人の目のシステムや音と光の同期により、偽のリアリティを現出させる装置です。

    とのことです。たしかに時間がずれる感じや、観ているものがなんなんだろうというような感覚を起こさせる装置になっていました。かなりの光や音や残像が観ているものをずらす仕組みを作っていたように思います。自分が仕組みのなかにはいっていることにより何かの錯覚に陥るような感覚を体感しました。これは、( prototype/試作)となっていて、試作でないものは恵比寿映像祭で出品されるみたいなので、それも観たいなって思ってます。