投稿者: watanabe

  • 「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」「MOTアニュアル2010:装飾」- 東京都現代美術館

    「サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年」「MOTアニュアル2010:装飾」- 東京都現代美術館

    東京都現代美術館(MOT)に行ってサイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年とMOTアニュアル2010装飾を観に。

    サイバーアーツジャパン―アルスエレクトロニカの30年は何かいまいち。作品の説明かなぁ?何かが足りなくてわかりづらい感じ。音楽系の受賞者が無視されているみたいな話もあったけど、それ以前になんかあんな展示で微妙じゃないかっていうを思った。何か調整中の作品が異常に多かった。

    MOTアニュアル2010:装飾に。こちらは一転して現代美術のギャラリーを詰め込んだ様な展示。一番圧巻だったのは塩保朋子さんの展示でした。紙を切って絵のような穴があいているっていうものです。高橋コレクションで観た時にもいいなーって思ったのですが、今回は大きさがそのときと比にならない大きさでさらに、光を当てるという演出もあってホントにすごい作品を観ました。全体的に装飾に焦点を当てた展示でしたが、それほど装飾装飾してない感じも良かったです。

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  • 清澄ギャラリー 10.02.09

    清澄ギャラリー 10.02.09

    清澄のギャラリービルへ。まずは上の階からで、小山登美夫ギャラリー。名知聡子展 告白がやってました。あまり肖像画みたいなものを良いなーと思ってみる事はすくないのですが、なにやら独特の存在感と光を利用したような大きな作品もよかったけど、肖像画が何か心に残った。

    HIROMI YOSHIIへ。前田圭介 | the patcheryと東義孝 | DILEMMAと石森五朗 | Possibility of Translationがやっていました。写真は東義孝さんの作品です。どれもそれぞれ良かったですが、作品数が多くないし、個人的には複数人の合同展とかはあまり好きではない感じでした。

    Taka Ishii Galleryへ。田根 剛さんの“sur-impression”がやっていました。記憶というのをテーマにしているという作品が2つほど。ちょっとわかりづらかったんですが、何となくそんなイメージかなっていう作品でした。イマイチわからなかった。そこにあると言う感じでした。

    最後が目的の金氏徹平さんの展示です。シューゴアーツです。金氏徹平さんのRecent Works”Post-Something”という展示です。全体的に近年の作品って感じでした。近年のシリーズ物がいくつかあるって感じで、White Dischargeシリーズとかはなくて、リキッドのものとかシールや紙のようなものをあわせたものが多かったです。あと、映像やプラスチックと流木を組み合わせた作品などでした。全然みたことの無い作品とかもありましたけど、今までと根本的には同じ感じで色々なものを様々なバランスで出会わせているって感じですね。そのバランスが面白いです。もちろんあんまり好きじゃないシリーズもありますが、好きなものが多いです。

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    溶け出す都市、空白の森
    溶け出す都市、空白の森

     

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  • 馬喰町とか浅草橋とかのギャラリーへ 10.02.09

    馬喰町とか浅草橋とかのギャラリーへ 10.02.09

    まずはspace355のKeumsan GalleryとGALLERY HASHIMOTOへ。まずは、Kemusan Galleryへ。アジア若手作家2人展がやってました。松枝悠希さんと金英眞さんの2人展ですが、松枝さんの立体がちょっと好みでした。一見平面に関連した何かが空中に浮いているような飛び出したような状態になっているようなものでした。まあ、何となく整いすぎてるなーという印象もあったけど、またどっかで観るかもなと思いました。

    次にGALLERY HASHIMOTOへ。こちらは、開発好明展がやってました。こちらは、なんともやっちゃってるなーって感じでした。SALEって書いてあるから何事かとおもったら、会期が進むに連れて作品がセールになるってもので、さらにその作品も安売りのシールが上から張られちゃってるようなそんなものだったり。そして、会場ではくじ引きが行われててそれが安売り感をあおってたりして。なんかちょっと面白かったです。HPにもあるように、デパートやスーパーなどで普通に行われている値引き、景品システムを美術展に流用します。っていうそれ自体をとりこんでの現代美術でした。

    gallery αMへ。変成態の鬼頭健吾さんの展示を観てきました。巨大に広がったパラソルの集合体とそれに囲むようなクロスも含めて色彩豊かでPOPな空間に仕上がっていました。そのほかにも平面とかミラーボールを連ねたものとかもありました。とにかく何と言って良いかわからないのですが、空間をPOPな感じに思わせる力がすごいです。まあPOPと感じるのはそれぞれな部分だとは思うのですが、空間や雰囲気というものを何らかの形に変えているという感じがしました。

    TARO NASUへ。Ryan Gander “I’m an Aurefilian”がやってました。うーん。面白いものもあったとは思ったのですが、解説もないし作品タイトルとかだけではイマイチなにを表してるのかわからない感じでした。難しい。コンセプチュアルなんですが、もうちょっと説明がないとわからない作品だったので、よくわからないなーって感じでした。とてもコンセプチュアルなので、もう少し勉強してからじゃないとですね。

    ラディウム – レントゲンヴェルケへ。満田晴穂さんの自在という展示がやってました。金属で昆虫を作っているというものなんですが、超精密に本物と見間違えるかのようなように出来ていてビックリしました。もはや現代アートではなく、工芸とかに近いのでは?と感じでしまうところもありました。

    CASHI°へ。彫刻家Negam!さんの個展「ザギンでシースーを -Breakfast at Tiffany’s-」をみました。かなり面白かったです。彫刻なんですが、全体的に面白みを狙っているというか、かなりシニカルなギャグというか。小さな西郷さんの彫刻を渋谷のハチ公をもっているようにして大きさを逆転させて映像にしてたり、自分の5人肩車しながら歩ける彫刻を肩車しながら色々なところを歩いたり、自転車乗ったりなどなど。とにかく作品を利用した作品がかなり面白いことになってました。もともと彫刻とかには弱いので、面白かったなぁ。

    最後は、MAKII MASARU FINE ARTSへ。舩木大輔“アートによるアポとーシス”展をみました。結構POPな雰囲気の人の彫刻とか絵画なんですが、今回のアポトーシスということとちょっとPOPな作風とイマイチあっていなかったというか。何となくもうちょっとその作風を変えてやってくれたら面白かったかなぁとも思ったんだけど。それかPOP過ぎて気味が悪いとか。まあなかなかそういう感じにも行かないだろうし難しいなー。なんか妙な感じでした。それが正解なのかもしれないけど。

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  • 六本木ギャラリー巡り 10.02.04

    六本木ギャラリー巡り 10.02.04

    ギャラリー間へ。建築家の読書術を観てきました。30代の若手建築家の中村拓志、中山英之、平田晃久、藤本壮介、吉村靖孝が、お勧めの本を出してるだけの展示がメインではないちょっとした催し物みたいな感じでした。みんな有名な人だけになるほどなーとか面白い部分はあります。ただ模型もないし、まあ気になる人は。

    AXIS リビング・モティーフへ。かみの工作所のかみの道具3「トクショクシコウ展」がやっていました。かみの工作所のものは有名どころに頼んでるかなのか?それとも技術力があるのか?それはわかりませんが、とにかく良いものを/面白いものをつくるなーという印象。今回も期待に答えてくれました。トラフや菊地敦己さんも出てるので、結構面白いです。

    JAGDA TOKYOの1週間展覧会(信藤洋二 × 菊地敦己)を観に行きました。結構デザイナー関係で有名な展覧会だったのに、作品がすくなかったです。菊地さんのデザインは好きなので、観に行ったんですが、結構いつものやつ的なものが出てました。さすがに一週間で交代は早すぎるので、もうちょっとやって欲しいです。

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    藤本 壮介 伊東 豊雄 五十嵐 太郎 藤森 照信
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  • 「文化庁メディア芸術祭」- 国立新美術館

    「文化庁メディア芸術祭」- 国立新美術館

    文化庁メディア芸術祭がはじまったという事で、ちょっと楽しみにしつつ行ってきました。毎年なんだかんだで楽しみなんですよねぇ。しかも今回はiPhoneアプリとかあったりして、それもなかなか面白い感じですね。

    やっていたのは新国立美術館ですね。今年も新国立美術館だったんで、去年みたいにちょっと観づらいかな?なんて思って行ったんですが、今年は何となく会場構成が良いバランスで、見やすかったです。ちょっと人が少ないタイミングで行けたのが良かったのかもしれませんが。アニメは結構みてたやつが多かったですね。とらドラ!とかが入ってたのは意外だったけど、嬉しかったですね。あと、センコロールは観たいなぁ。

    ミュージックビデオでもSOURの日々の音色とかがずっと流れてていいなぁって感じだったなぁ。でも、あのビデオは良いビデオですよねぇ。

    あとは、電気グルーヴのFake itとかも流れてたなぁ。

    ゲーム部門とかWeb部門とかも毎年参考になるなーなんて思いながら観たり。あと、明和電気がらみのYUREXとかも出てたなぁ。あと、ブラウン管とビデオデッキをつかって演奏する人の演奏とかもあったり。漫画部門は結構いつも通りじゃないっていう面子だったりするんだけど、まあその辺はご愛嬌かな?とにかく結構いろいろ面白かったです。

    iPhone持ってる人は行く前にアプリを落としていった方が良いかも。Wi-Fi下か、PC経由じゃないと落とせないので要注意です。

    会場の説明とか作品それぞれの説明とか、Twitterを使った投稿とかも出来ます。そういえば、裏の方にTwitter広場なるものがあったけど、使い方不明すぎた。

  • 泉太郎「クジラのはらわた袋に隠れろ、ネズミ」- アサヒアートスクエア

    泉太郎「クジラのはらわた袋に隠れろ、ネズミ」- アサヒアートスクエア

    泉太郎さんの「クジラのはらわた袋に隠れろ、ネズミ」を浅草のアサヒアートスクエアに観に行きました。

    いつもの泉太郎さんの作品って感じではあったんですけど、サイズ感がちょっとちがっていたような気がします。

    横浜のCREAMでもやっていたサイコロの作品の巨大版というような作品でした。その端のほうでは日常/場違いでやっていたような映像を別の物体に投影してさらに元の場所に移して戻すっていうものもやってました。

    その他にもいくつか作品があってそれぞれ面白かったし、扇風機にカメラを乗せて歪んだ映像を映し出したりとか、メジャーをほめる/けなすという映像を同時に流してたり、まあ口では説明できないんですが、色々な作品があってどれも良かったです。上の階から下の階の双六を眺めるのもスゴく視点が普段見えない感じだったので、面白かったです。

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    ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
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  • 「ルイス・バラガン邸をたずねる」- ワタリウム美術館

    「ルイス・バラガン邸をたずねる」- ワタリウム美術館

    ワタリウム美術館でやっていた、「ルイス・バラガン邸をたずねる」に行ってきました。メキシコの建築家、ルイス・バラガンの家をワタリウム美術館に作ってしまうというものですね。ちなみに妹島和世+西沢立衛/SANAAが会場構成を担当していました。

    最初入った時は何の前情報もなく入ったので、開場にバラガン邸が構成されていることに気がつかなかったんですが、途中で気がついてなるほどなという感じに。

    普通の建築家の展示と言ってイメージするのは、比較的今まで作ってきた建築の歴史や思想を追うものが多いのですが、これは本当にバラガン邸をたずねるというコンセプトだったので、最初はちょっと戸惑いました。が、面白かったです。家具とかも本当にバラガン邸から運んできたと思われるものが、その配置に置かれていたり、壁もその色に塗り替えられていたりしていました。本当にバラガン邸に行くのは無理なので、擬似的にでもこういう展示が楽しめたのは面白かったです。

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    カーサ・バラガン
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    Luis Barragan Barragan House―世界現代住宅全集2
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  • 「G-tokyo 2010」- 森アーツセンターギャラリー

    「G-tokyo 2010」- 森アーツセンターギャラリー

    今年初の試みで僕が普段いっちゃうくらいのスゴい有名なギャラリーが集まって現代美術のアートフェアが開かれたので行ってきました。本当は対談みたいなのにも申し込んでいたんですが、どうしてもリハが外せなくてそれに行けなかったのは残念でしたが、アートフェア自体には行けました。G-tokyoです。

    都内の超有名ギャラリーが集まっているだけあって、置いてある作品も早々たる作品といって良いと思うし、実際そういう状況下だったので、他のアートフェアよりもかなり見応えがあったと思います。

    どんなギャラリーが出てて、どんな人の作品があったかは、HPから観れるので割愛しますが、もう面白いものたくさんありました。普段あまり行ってないギャラリーにも足を運んでみたいです。

    気になったのは金氏徹平さんの作品とかスゴい高騰してる気がしたとか、横山裕一さんの作品って2つのギャラリーからでてるなーとか。思ったよりもARATANIURANOに好きな作品多いなーとかそんな発見もあったり。まあとにかく面白かったので、来年もあるといいなぁ。

    BOOK

    溶け出す都市、空白の森
    金氏 徹平
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    横山裕一カラー画集
    横山裕一カラー画集
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    横山 裕一
    ブルーマーク
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    アウトドアー
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    横山 裕一
    講談社
    トラベル (Cue comics)
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    横山 裕一
    イースト・プレス
  • 藤本隆行・真鍋大度・石橋素「TIME LAPSE PLANT」- BankArt NYK

    藤本隆行・真鍋大度・石橋素「TIME LAPSE PLANT」- BankArt NYK

    BankArtNYKでやっているTIME LAPSE PLANTを観に行きました。(pdfのチラシ

    「Time Lapse Plant/偽加速器」は、LED照明や音を使い、観察者の影に運動を与える事で、見る者の時間感覚を困惑させる。同時に、色彩を感知する人の目のシステムや音と光の同期により、偽のリアリティを現出させる装置です。

    とのことです。たしかに時間がずれる感じや、観ているものがなんなんだろうというような感覚を起こさせる装置になっていました。かなりの光や音や残像が観ているものをずらす仕組みを作っていたように思います。自分が仕組みのなかにはいっていることにより何かの錯覚に陥るような感覚を体感しました。これは、( prototype/試作)となっていて、試作でないものは恵比寿映像祭で出品されるみたいなので、それも観たいなって思ってます。

  • 「日常/場違い」- 神奈川県民ホールギャラリー

    「日常/場違い」- 神奈川県民ホールギャラリー

    束芋さんの展示と日常/場違いとNYKをセットで行こうと思っていたので、次の目的は日常/場違いを観に行く事にしました。

    泉太郎さんの作品が観たくて観に行ったんだけど、結構どれもレベルが高かったような気がするし、あのくらいの規模でああいうタイプの作家が集まる展示っていうのは実は珍しいんじゃないかなぁ?なんて思ったり。泉太郎さんの作品は結構2部屋に分かれているやつがインパクトあったなぁ。空間が分かれてる事によって単純にビックリしたし面白かった。

    久保田弘成さんの車をグルグルまわすやつは日曜日だったらみれそうだったから、結構みたかったなー。謎の木を洗車機が洗うっていうのも凄かったが、やはり車がまわっている映像は、なかなかスゴい映像だったもんなー。曲も含めて。

    そのほかもなかなか面白かった。木村太陽さんの段ボールの迷路のような物も単純に面白い感じがしたし、佐藤恵子さんの大きなスペースに自然でない物があたかも自然のようなものが存在しているような痕跡を残しているものも、大きなスペースを見えない森のように感じさせて良かったです。雨宮庸介さんのそこにある物と映像の中を繋げるような装置も面白かったと思います。藤堂良門さんの柱や石などの歴史のありそうな物にガラスの挟んだ作品もすごかったなぁ。あたかもそこに元からあったように自然なのに、ガラスが挟まっている

    BOOK

    ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
    松井みどり、国際交流基金
    美術出版社
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  • 束芋「断面の世代」- 横浜美術館

    束芋「断面の世代」- 横浜美術館

    横浜美術館でやっている束芋さんの「断面の世代」のチケットをもらう事ができたので、行ってきました。たびたび束芋さんの映像はみているんですけど、多作ですね。頻繁に展示が行われているイメージがあります。

    ということで、横浜美術館に行きました。入ってすぐ作品が投影されてて美術館も暗くなっていたので、すごさがありました。新しいタイプの作品では無かったです。いつもより大きいかなと思いました。

    入ってからは、緻密なドローイングとか、それを利用した映像とか。ドローイングがスゴい上手いんですが、いきなりかけるのではなくやはり下書きとかを入念にした後に書いているというのがわかって何だかちょっと安心したというか、奇才って感じではないんだなって思いました。

    その後、結構大がかりな映像が続くって感じでした。細部では詰めの甘いようなところもあったような気がします。そういうところであまり大きい映像だとちょっと疲れたりしました。でも、昔と比べるとドンドン作品の細部が詰められているような感じがして、それは好きずきだとは思いますが、ちょっと重すぎる印象が。

    ただ、人気があるんで、結構人がたくさんいましたし、こういうのが好きな人が多いんだなーという印象を強く受けました。色の使い方とかが上手いからかなぁ。個人的にはもっと家サイズの作品があったらおもしろいかもとか思ったりしました。それがみてても疲れないクオリティだったらとか想像すると面白いなー。これからもドンドン出てくる人だとおもうので気になります。

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    束芋 断面の世代
    束芋 断面の世代
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    束芋
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    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
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  • 内藤礼「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」- 神奈川県立近代美術館 鎌倉

    内藤礼「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」- 神奈川県立近代美術館 鎌倉

    内藤礼さんの「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」を神奈川県立近代美術館 鎌倉に観に行きました。

    これは、終わり直前で駆け込みで行って良かった・・・。ホントにおもしろかったです。内藤さん言えば、空気や場の雰囲気というような曖昧なものを作る作家というイメージがあったんですが、これほどまでに場をつくるなんて、すごいかったです。

    色々作品はあったんですが、「地上はどんなところだったか」が特にスゴかったです。

    ガラスの反射をつかってそこに無い向こう側の世界を作っていました。説明が難しいのですが、鏡のこちら側と向こう側、そして鏡の中の向こう側という世界を薄らとつないで存在を感じさせるというようなものでした。

    水やガラスなど反射や小さい光を使っての反射を含めて完成された空間で、ガラスに映るものが反射なのか向こう側にそんざいする実態なのかわからないような世界が面白かったです。

    体験してみないとわからないと思うんですが、良かったです。そのほかもいつもの内藤さんのような精霊の作品もあったりしました。とにかく良かったです。

    BOOK

    内藤礼〈母型〉 (神戸芸術工科大学レクチャーブックス 4)
    内藤 礼 中村 鐵太郎
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    世界によってみられた夢 (ちくま文庫)
    内藤 礼
    筑摩書房
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  • レベッカ・ホルン「静かな叛乱 鴉と鯨の対話」「ラグジュアリー:ファッションの欲望」- 東京都現代美術館

    レベッカ・ホルン「静かな叛乱 鴉と鯨の対話」「ラグジュアリー:ファッションの欲望」- 東京都現代美術館

    レベッカ・ホルン展-静かな叛乱 鴉と鯨の対話ラグジュアリー:ファッションの欲望を観にMOTへ行きました。都営地下鉄の700円の一日パスを持っていたので、提示して1割引で入れました。

    レベッカ・ホルン展から。機械で作られた作品だけど、テクノロジーっていうタイプの機械ではなく、あくまでモータとかギアとか程度どちらかというと、その動きや起る現象を作品にしていました。

    それらすべてがどこかで何かを思わせるようなメッセージを言われているかのような気分になる仕組みを取っていました。

    映像は結構長い映像とかもあって、時間的にほとんどみれなかったのが残念だけど柔らかい写りの映像が流れてました。時間があったらじっくり観たかった。

    ラグジュアリー:ファッションの欲望。こちらは貴族の服装から始まり、ラグジュアリーをひもといていくというもの、やはり貴族時代は着飾り華やかに大きくという方向に向かっていっていたみたい。頭の上に戦艦になっている帽子とか乗せてたし。そういう服からインスパイアされた現在の服装とかも並列にならんでいたり。

    時代が流れていくについて色々な服の流れがでてきたり。やはりLess is Moreという考え方ぐらいから近代という感じがしました。マルジェラとかかっこ良かった。あとシャネルも結構いい。日本人には似合いにくそうだけど。カールラガーフェルドが贅沢の反対語は貧乏ではなく下品だって言ったみたいな事が書いてあってちょっと衝撃的だった。

    それとは関連だけど、分離して特別展示の妹島和世による空間デザイン / コム・デ・ギャルソンがやっていました。妹島さんって書いてあるけど、なんとなく使っているパーテーションは代官山のTKGで西沢さんが使っていたパーテーションのような。SANAAだしいっか。そういう空間のなかにあるギャルソンの服はとても印象的で、いつもよりもかっこ良く見えちゃう。コンセプトとかもわかる所とかもあって、さすがギャルソンっていう存在感を放ってました。いずれはギャルソンの服とかも着てみたいなぁ。似合わなそうだけど。

    BOOK

    レベッカ・ホルン
    レベッカ・ホルン
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    東京都現代美術館
    淡交社
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    Rebecca Horn: Fata Morgana
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    Angela Vettese Iso Camartin
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    アンリミテッド:コム デ ギャルソン
    清水 早苗 NHK番組制作班
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    GAアーキテクト〈18〉妹島和世+西沢立衛1987‐2006
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  • 金氏徹平 – gallery αM / 平敷兼七展 – TARONASU

    金氏徹平 – gallery αM / 平敷兼七展 – TARONASU

    変成態 – リアルな現代の物質性の金氏徹平さんの展示を観に行きました。これはgallery αMでやっていた展示ですね。

    金氏徹平さんは、現代美術を好きになるきっかけとなった人なので、スゴく楽しみにしてましたし、作品も期待を裏切らないです。

    色々な物体を出会わせているというコラージュ的なスタンスとか作品的なものは特に変わっていないですが、横浜の展示で大きい物を観てから大きい作品を他にも観てみたいなーと思っていて、今回のはちょうど良かったです。部屋半分くらいの机の上に色々な物があって、今回はそれに白い粉(石膏?小麦粉?)をかけてつなぎ合わせていました。いやー。良かった。

    そのあと、上の階のTARO NASUに行って、平敷兼七展を。

    昔の沖縄の写真を撮っている作品だったのですが、まだ写真をどうこう思える知識がないので、見れるレベルじゃないかもです。こういうタイプのアラーキーとか森山大道とか写真はまだイマイチどう見ていいのかわからないので、ちょっと写真は難しいです。もっと観てわかるようになると良いなぁ。

    BOOK

    溶け出す都市、空白の森
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    山羊の肺 沖縄 一九六八‐二〇〇五年―平敷兼七写真集
    平敷 兼七
    影書房
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  • 小谷元彦「Hollow」- メゾンエルメス

    小谷元彦「Hollow」- メゾンエルメス

    メゾンエルメスでやっていた小谷元彦 「Hollow」に行ってきました。

    やはりエルメスの展示はレベルが高い!彫刻作品なんだけど、彫刻が持っているその重さから解放されたような造形がスゴかったです。大きい作品もスゴいんだけど、小さくても何か少しの重さはあるのに浮いているような感じのバランスと素材の感じが不思議かつすごかったです。モチーフが少し重そうな念が入っているような想像をさせる感じなのに浮いているバランスの良さがとにかく良かった。

    BOOK

    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
    美術出版社
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  • neoneo展 Part2[女子] – 高橋コレクション日比谷

    neoneo展 Part2[女子] – 高橋コレクション日比谷

    neoneo展 Part2[女子]ネオネオ・ガールズは岩戸を自らひらくを観に行きました。

    男子に比べて何か女子は現実的と言うか、今までのアートの文脈にのっているというか、ちゃんとしている作品が多い印象でした。

    もちろんどちらが良いってワケじゃないんですけど、何か真面目な印象がしました。この男子女子って分け方で案外差が出ないかなっておもったりもしたんですけど、実際は多少印象の違いがあった。思い込みかもしれないけど。

    紙を切り抜いてレイヤー化してる作品とか好きでした。松井えり菜さんの作品は相変わらずのインパクトだったなぁ。全体的に面白かったー。

    BOOK

  • 「No Man’s Land」- フランス大使館

    「No Man’s Land」- フランス大使館

    創造と破壊@フランス大使館 - 最初で最後の一般公開

    フランス大使館新庁舎オープンに伴い、旧庁舎では日仏のアーティスト70人が参加するアートイベント『No Man’s Land』が開催されています。一般公開は2009年11月26日から2010年1月31日まで。入場無料。解体前のフランス大使館旧庁舎を訪れる唯一のチャンスをお見逃しなく!

    こんなイベントがあったので、行ってきました。No Man’s Landです。

    白金の辺りでやっているので山本現代とかも行こうかなって思っていたんだけども、行ってみたら作品数がスゴい多かったので、結局見終わったのが8時近い時間になってしまったので、山本現代にはいけなかったです。

    無料だしこじんまりとしたイベントなのかな?と思っていたのですが、そんな事は全然なかったですね。かなり色々な作品がたくさんあったし、まだ設営中みたいなのもあったので、もっと終わる寸前にきたらまた違った印象になるかも。

    とにかく作品数が多かったので、これがこれがってひとつひとう感じを言うのは難しいですけども、これだけの数があるので、1つくらい面白い作品もみつかるんじゃないかな?という規模です。

    ボルタンスキーとか大物もいたし、結構小山登美夫ギャラリーとかギャラリー小柳とかビックなギャラリーが絡んでいるので、面白かったなぁ。鬼頭さんとか三宅さんとか良かったです。三宅信太郎さんはまだ作品が出そろってなかったので、ちょっと残念でした。

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    クリスチャン・ボルタンスキー―死者のモニュメント
    湯沢 英彦
    水声社
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    Christian Boltanski (Contemporary Artists)
    Christian Boltanski
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    小山登美夫の何もしないプロデュース術
    小山 登美夫
    東洋経済新報社
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  • 「DOMANI明日展」- 国立新美術館 / 「医学と芸術展」- 森美術館

    「DOMANI明日展」- 国立新美術館 / 「医学と芸術展」- 森美術館

    六本木で色々やっているタイミングだったので、まとめて観に行きました。まずは、国立新美術館のDOMANI・明日展2009です。

    海外派遣された若手芸術家の発表展で、色々なタイプの作品があって、現代美術ばかりではなくて、他のタイプの美術がありました。安田佐智種の写真が好きでした。引き延ばして歪んだ高層ビルの眺めのようなものは面白かったです。伊庭靖子の陶器のような絵画とか、藤原彩人さんの平面のような立体彫刻とかもおもしろかった。

    DESIGN HUBのたべものと布です。「食べものを楽しくおいしく食べる」というテーマのもと、ランチョンマットやテーブルクロスなどの「フードクロス」をデザイン。食べることの幸せを、目でも楽しんでいただける展覧会。

    ということで、色々なクロスが売ってたけど、なんかちょっと飛び道具が多くて実際使うとなると違うんじゃないかなってのが多かったです。でも、実際にそのばで買えるっていうのは大きいと思います。

    森美術館の「医学と芸術展」です。森美術館だから行くっていうのもちょっとありましたが、結果的に面白かったです。単純に普通の展示とは違ってテーマが飛躍しているなっていう部分はあったと思いますが、そういう雰囲気が面白かったです。

    何となく医学の歴史とかに詳しくなって気分にも少しなったりして。ココが見所って感じはなかったですが、しいていえば、ダミアンハーストとダ・ヴィンチなんでしょうか?ダ・ヴィンチのスケッチとかはかなりスゴかったです。

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    For the Love of God: The Making of the Diamond Skull
    Damien Hirst
    Harry N. Abrams
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  • 「THE OUTLINE 見えていない輪郭」- 21_21 DESIGN SIGHT

    「THE OUTLINE 見えていない輪郭」- 21_21 DESIGN SIGHT

    21_21 DESIGN SIGHTでやっていた「THE OUTLINE 見えていない輪郭」展を観てきました。

    世界が信頼するプロダクトデザイナー、深澤直人。空気を撮る、広告写真の第一人者、藤井 保。二人に見えている「デザインの輪郭」とは何か――というテーマでやられている展示で、深澤直人さんのLess is Moreのようなデザインを藤井さんの空気を切り取るような写真と合わせてみれるというもので、21_21 DESIGN SIGHTのなかでは、好きなタイプの展示でした。

    21_21 DESIGN SIGHTの展示では、深澤さんが深く絡んでいる展示は結構面白く感じます。深澤さんのキュレーション能力が高いのかも?

    とにかく、深澤さんの独特なバランスのそぎ落としたデザインの周りの空気と一緒に見せるイメージ写真この2つがの相互関係が非常に良い関係をだしていて面白い展示でした。結構プロダクトを見せる時に説明的に見せてしまうことも多いなかで、まさにアウトラインという輪郭に迫った展示だったと思います。面白かった。

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    THE OUTLINE 見えていない輪郭
    深澤直人 藤井保
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    Naoto Fukasawa
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    デザインの輪郭
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    深澤 直人
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  • 「三保谷硝子店 101年目の試作展」- AXIS GALLERY

    「三保谷硝子店 101年目の試作展」- AXIS GALLERY

    三保谷硝子店 101年目の試作展をAXIS GALLERYに観に行きました。

    参加がこんな感じで結構豪華です。アシハラヒロコ/五十嵐久枝/海藤春樹/川上元美/杉本貴志/杉本博司/高松 伸/トラフ建築設計事務所/橋本夕紀夫/廣村正彰/藤塚光政/堀木エリ子/宮島達男/八木 保/山田尚弘/吉岡徳仁。

    それぞれの作品のクオリティーはものすごいって感じのものはそんなになかったんですけど、ただ、ガラスでこんな事もできるんだーって言うのがたくさんありました。

    ガラスでの表現レベルの高さと加工技術のすばらしさとかそれがものすごい。まさに職人とはこういうもんだという感じ。

    BOOK

    みえないかたち  ~感覚をデザインする
    吉岡 徳仁
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    宮島達男 Art in You
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  • 泉啓司「脇から滝」- ARATANIURANO

    泉啓司「脇から滝」- ARATANIURANO

    ARATANIURANOで泉啓司さんの「脇から滝」を観てきました。

    脇から滝が出てたり、頭が噴火してたりという不思議な立体彫刻なんですが、どれも面白いんですがものすごい高い技術で作られてますね。しかも、全部木を彫ったような感じにみえるんですが、色々な素材が使われているらしいし、しかも下着とかも完全につけているそうです。ってすごいなぁ。かなり良い作品でした。