投稿者: watanabe

  • 「TOKYO STORY」- トーキョーワンダーサイト渋谷

    「TOKYO STORY」- トーキョーワンダーサイト渋谷

    トーキョーワンダーサイト渋谷でやっていた「TOKYO STORY」を観て来ました。アーティストレジデンスをしていた人の作品ということで、かなり多くの数の作品がでていたように思いました。

    良い作品ももちろんあったんですけど、テーマも統一されていなくて、そこから展示の面白さを見つけるのはなかなか至難の業でした。

    あまり、作者の中に知っているアーティストがいなかったので、単にその1つだけ作品で問われている感じだったので、イマイチな気分で見てしまいました・・・。

    そのなかでも、ニルバーナの作品はちょっと面白かった。年齢的なギャップというかそういうのを見れて面白かったです。

  • 「GA HOUSES PROJECT 2010」- GA Gallery

    「GA HOUSES PROJECT 2010」- GA Gallery

    GA HOUSEの2010の展示がやっていたので見て来ました。

    いやー。色々な家があるもんですね。安藤忠雄さんのダミアンハーストのスタジオ設計はハウスなのかな?っていうのもありましたが。

    結構色々な家をみましたが、なかなか現実的なもので想像できるものは少なかったかも。ただ建築家に家建ててもらいたいなーとは思いました。

  • 「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」- 森美術館

    「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」- 森美術館

    六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?を森美術館で観てきました。

    いろいろな作家が出てたけど、なんかこういう所で見せられてもなーっていうストリートアートみたいなものをいくつかあって、なんだかもうちょっと見せ方をどうにかしたらいいのかなぁ?なんて思ったものもありました。

    そんななか雨宮庸介さんの作品を見ている最中に突然本人のパフォーマンスがはじまって現実と非現実/その場と画面の向こうの空間の交差する感じが面白く感じました。ストリートアートもそれくらいの努力をみせたら面白かったかもな。完全なストリートをどうにか再現するみたいな。

    それ以外で、結構気になったものは、照屋勇賢「告知-森」も結構前にどこかで見た時から気になっていたんだけど(確かネオテニージャポンかな?)、なかなかスゴく細かくて面白く出来てると思ったなー。小金沢健人「CANBEREAD」に関しては、小金沢さんの「速度の落書き」みたいな作品をちょっと期待してたので、過度に期待しすぎてちょっと微妙だったけど、なかなか面白かったと思う。青山悟さんの刺繍で作られた作品も良かった。単にキレイっていうだけっでも評価出来てしまう作品の強度があったし。ダムタイプとかちょっと重い話系の作品もあったけど、何となくちょっとフィットしなかったかなぁ。

    そもそも芸術は可能か?っていうテーマみたいな言葉を掲げてしまったが為にちょっと見方がぶれたような気がしました。六本木クロッシングっていうタイトルだけだったらまあそういう大枠で捉えられたんだけど、なんか芸術は可能か?というテーマには何も答えが出てない気も。ちょっと不思議な感じ。

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    空の穴 a Hole in my Head
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  • アニッシュ・カプーア – SCAI THE BATHHOUSE

    アニッシュ・カプーア – SCAI THE BATHHOUSE

    SCAI THE BATHHOUSEでやっていたアニッシュ・カプーアを観て来ました。

    光を使った作品です。ただ、光といっても光源を使ったような光ではなく光の反射とか鏡のような光の使い方です。美しい形状のものに移り込む景色が今までに見た事の無い光景になると言うような作品でした。

    今回の作品はそのもの自体も美しいと思えるようなものなんですが、2mくらいあるような皿のような形状のものに映り込んだ時に、その視界一杯に自分の目が映り込んだりするのは体験しないとわからないですね。

    アニッシュ・カプーアは金沢21世紀美術館で暗闇の中の傾斜に穴なのかそうでないのか?というような作品をつくってたりします。そこから考えても光を利用した目の錯覚のような作品を多く作っているようです。

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    Anish Kapoor
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    Anish Kapoor: Past, Present, Future
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    Anish Kapoor
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  • 白金ギャラリー巡り 10.04.28

    白金ギャラリー巡り 10.04.28

    ・児玉画廊
    宮永 亮「地の灯について」
    宮永 亮さんの作品は初めて見たのですが、別の作品をみてからこれを観ると面白いようなのですが、この作品しかみていないので日常の夜の風景を切り取ってループしてる作品で、どう解釈したらいいんだろうかなぁ。まあ、ある日この作品が理解できるようになれば良いな。

    ・山本現代
    松井えり菜「ワンタッチ・タイムマシーーン」
    松井えり菜さんは相変わらずというか、ぶれません。ドンドン変な顔になってドンドン規模がでかくなっていると言う感じはしますが、軸がぶれないです。

    奇妙なくらいの変な顔に宇宙規模の存在感?関係性?とでも言えば良いしょうか?もはやぶっ飛んでるというしかない絵画ですね。しかし、今回は動画もあって、これが本人がアイドルになって歌っているという・・・。こちらもぶっ飛んでました。笑

    ・NANZUKA UNDERGROUND
    タティアナ・ドール [ REVENTON ]
    車の絵を中心にって感じだったんですが、わからなかったです。スピード感があるといえばそんな気もしたし、存在感を上手く表してる気もしたけど、いまいちわかんなかったです。

  • Peter Coffin, Matthew Darbyshire, Cary Kwok, Djordje Ozbolt, Nick Relph, Donald Urquhart「Herald St」- TARO NASU

    Peter Coffin, Matthew Darbyshire, Cary Kwok, Djordje Ozbolt, Nick Relph, Donald Urquhart「Herald St」- TARO NASU

    “Herald St” Peter Coffin, Matthew Darbyshire, Cary Kwok, Djordje Ozbolt, Nick Relph, Donald UrquhartをTARO NASUで観てきました。

    ロンドンにある”Herald St”というギャラリーに所属しているアーティスト6人展だったようなんですが、ちょっと6人っていうと多くてイマイチ作品全体として感じれなかったのが、何となく残念ではありました。

    面白い作品もあったし、良いのもあったんだけど、やっぱちょっと印象が薄くなってしまっています。ということで、ちょっと語るほどピンと来なかったかなー。

  • 悠久齋「花も嵐もかきわけて」- CASHI°

    悠久齋「花も嵐もかきわけて」- CASHI°

    悠久齋さんの「花も嵐もかきわけて」をCASHI°で観てきました。

    写真でいうと左側のギャラリーですね。ガラスなんで中が少しみえるんですが、この時はもう既に中が見えませんでした。

    それは、中が布だらけだったので。天井から布がたらしてあって、そのなかを歩きながら布とかを中心に色々な素材で作られた作品を見るというものでした。

    作品にぶつかったり踏んだりしないか心配になりながら歩く感じはなかなか良かったです。作品自体はちょっとよくわからない感じだったけど。苦笑。でもそういう体験系の展示方法は嫌いじゃないですね。もうちょっと理解が深まれば面白くなるかも。天井からぶら下がったカラフルな布の中を作品に気を遣いながら歩くということに気を取られすぎたというか、そっちに気がいってしまった感じがありました。

  • 中山ダイスケ「Strings, 1993」- ラディウムーレントゲンヴェルケ

    中山ダイスケ「Strings, 1993」- ラディウムーレントゲンヴェルケ

    中山ダイスケさんの「Strings, 1993」をラディウムーレントゲンヴェルケで観てきました。

    上の写真の右側のギャラリーですね。この作品は1993年の作品だったそうです。作品をみたら今の作品かと思ってしまいました。

    かなり攻撃的な近くに近寄るのも怖いなって感じる作品でした。どんな作品だったかと言うと、弓矢が球状になっていて、それがいかにも不安定で矢が飛んできそうに感じられると言う作品でした。とにかく力強い。恐怖を感じる。という作品だったと思います。

    あとからWEBとかの説明を読んで1993は、そういうものを発表したくなる時代背景だったのかなぁ?と考えるとより存在が際立ってくる。そんな作品でした。

  • 田口行弘展 「複合回路 vol.1」- gallery αM

    田口行弘展 「複合回路 vol.1」- gallery αM

    田口行弘展 「複合回路 vol.1」をgallery αMで観てきました。

    ギャラリー自体が地下にあるのですが、そこを洞窟と考えて作品をつくったらしいです。ギャラリーに入ってく階段とか、その先の踊り場、ギャラリーの空間、そのあたりから何となく洞窟という見立てにも似た考え方はわかりやすくアプローチが出来ている感じでした。

    そのなかで広げられる空間にある立体とその影。恐らく影が作品のように見えてのだが、そこに実際にある影とプロジェクターで写される影と自分が映し出される影があり、気がつくと自分が作品のなかに入り込んでいることになり、つまり洞窟全体が作品のようにも感じられるようになる。

    タイトルが複合回路なんだけども、何となく回路というより装置というように感じるくらいシステムのようなものを感じることができた。そこにある立体作品が作品と捉える事が当たり前と思うのが普通のように思えるけど、影が作品となるとそこに実際にある作品が影のようにも捉えられて、なんとなく、あっちがわ、そっちがわとか言っちゃいたくなる感じでした。面白かったです。

  • カオス*ラウンジ in 高橋コレクション日比谷

    カオス*ラウンジ in 高橋コレクション日比谷

    カオス*ラウンジが日比谷の高橋コレクションでやっていたので見て来ました。

    なんかWEB系のなかから飛び出したアートみたいなのが大変なことになってるみたいな感じだったので、観に行ったのですが、後日あんなことになるとは・・・。

    行ってみたんですが、よくわからなかったというか・・・。どう解釈してよかったのかなぁ。と言う感じ。

    村上さんとか写真を撮っては行けませんという有名アーティストと並列にならんでたのはどうしてかイマイチよくわかりませんでしたが、アニメのアーカイブみたいなもので作られた作品がいくつかあったり、ウェブから抜き出して来たような作品がいくつかあったりというような感じでした。

    ちょっと解釈出来るまでにちょっと時間が必要な気がします。(まあ後日、あのUSTであんなことになるとは思わなかったんだけど、そして何がやりたかったかも理解もできた気がする。)

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  • ギャラリー巡り 10.03.19

    ギャラリー巡り 10.03.19

    ちょっと一気にギャラリー巡りしすぎて筆が止まってました。いつまでも止めておく訳にもいかないので、そろそろ頑張って書きます。

    まずはspace355のKEUMSAN GALLERY TOKYOとGALLERY HASHIMOTOですね。KEUMSAN GALLERYは何か2人展みたいなのだったんですが、WEBに情報がでてませんね。絵画でした。GALLERY HASHIMOTOはドローイング系。空気とか雰囲気をドローイングするタイプだったようにおもいますが、イマイチフィットしない感じでした。ちょっと余白が多すぎるというか、余白に意味を感じ取れなかったというか。

    次はTARO NASUですね。秋吉風人さんの「口説き文句は持ってない」がやってました。コレは結構好きだったなー。Roomっていう1色なんだけども空間を切り取ったようなシリーズがスゴい良かった。その他も結構好みのタイプ。それにしてもTARO NASUはどこに値段があるかよくわからない。どうせ高くて買えないとは思うんだけど。

    その次はFOIL GALLERYへ。新津保建秀+池上高志さんの
    「Rugged TimeScape」
    がコレってATAKあたりの絡みをあるので、ATAKの音が流れてたり、相対性理論+渋谷慶一郎のジャケとかがあったり。写真ってよくわからないし、FOILはわからないことが多いんだけど、コレはスゴく良かった。ものすごく細かい部分やザックリとしたもののバランスというか切り取り方というか。そのあたりが秀逸という言葉があうような感じで写真ではない作品として出来上がっていたと思う。

    さらにまとめてαMへ。半田真規展です。これはもう壮観。このギャラリーに来た事のない人はもしかしたらどこがどう作品なのかよくわからないかもしれないけど、ギャラリー全体が作品となっていて、なんと言い表したらいいのかわからないんだけど、日常のなかにある違和感とか不思議なバランスと言うものを見せつけられた感じ。面白かった。

    その後、少し歩いてレントゲンヴェルケとCASHI°に。レントゲンヴェルケはレントゲンコレクションということで、在籍しているアーティストの作品を並べるって感じでした。佐藤好彦さんの作品は(この2007年のやつ)くすぐられるよねー。普通に。エフェクターだもん。ホントに音が出たらなお楽しい。あと、あるがせいじさんの作品は立体感がやばい。普通に誰がみても面白いって思いそうだし、良かったなぁ。平面だと思うものを過剰に堆積させる事によって立体を生み出すって言葉で書くと普通だけど、結構面白い。

    CASHI°では、杉浦慶太さんの「Inkjet」がやってました。なんというか、なにもないような何かというプリントでした。うーん。おもしろそうだけど、イマイチわからないタイプだったなー。

    電車で移動して、今度は清澄白河へ。小山登美夫ギャラリーから。桑原正彦 展「とても甘い菓子」。どこか不思議な感じをカワイイ絵で切り取ったって感じなんだけど、イマイチよくわからなかった。ちょっとカワイイの理解が難しい。というか、苦手かも。

    タカイシイギャラリー。ダン・グラハム個展。反射して、そこに映り込みの出来るような透明の素材を使って空間のなかに新しい虚像の空間を作り出すタイプの作家さんでした。面白いんだけど、なかに入ったりすることで楽しめるので、イマイチギャラリーで見るにはちょと向いてないかな。

    hiromiyoshii。Enlightenment|AD 2010。平面の堆積っていう発想はさっきもあったんだけど、コレはまた違うタイプの平面の堆積ですね。堆積という感じではないけど、平面を重ねに重ねていたりとかそういうことをしている。あと視覚的にかなり刺激があるような感じ。まさにエンライトメントという感じですね。このカチカチしたデジタルっていう感覚は嫌いじゃないなー。

    ShugoArts。森村泰昌さん「なにものかへのレクイエム:外伝」。自分がその人物になりきってその写真を撮るという作品たちでした。「私はあなたを忘れません」ということの証としてのレクイエム。ということがHPの説明文に書かれているけれども。まさにそういう感じというか作家のその被写体に対する愛のようなものが感じれて面白い。

    次はTAKE NINAGAWAで、後藤輝さんのLove You More Than Painting。好きな感じの作品なんだけれども、イマイチピンと来なかった。抽象的すぎるというかどこを楽しんでみれば良いかを掴めなかった。もうちょっと色々な作品を見たら印象も違うし、わかるようになりそうなんだけど。

    やっと最後。といっても、白金のギャラリービルなのであと3つ。まずは山本現代。「だれもいないまちで」という3人展。

    この展覧会では、小林耕平の「1-10-1」、西尾康之の「蟻塚、ジオラマ」、杉浦慶太の「惑星」の連作という人間の登場しないジオラマの世界や無人の町の風景をモチーフに据えている作品を一同に展示することで、『ひと』への問いを立ち上がらせることを試みます。という説明。確かに共通して誰も存在しない街が取り上げられているがその共通性は少し希薄。同テーマでやるならもうちょっとつながりが見えるようになってたら、より面白かったなかぁ。とはいえ、それぞれにテーマに沿っていてそれで見ると面白かったので良かったのかもしれないが。杉浦慶太さんの「惑星」という写真のシリーズは闇という余白に浮かび上がる何かが印象的でスゴくわかりやすく好きな感じだった。もっと色々作品観たいな。

    NANZUKA UNDERGROUND。津村耕佑さんの [ MODE less CODE ]ですね。FINAL HOMEの津村さんがコンピュータ関連の日々使っているような素材の廃材を利用してそれを編み込んで服をつくるという作品。産業廃棄物を別のものとして生き返らせるという感じや何か都市とかそういうものまでを見通しながら服をつくっていくという考え方は結構面白いと思うので、作品としては面白いのだが、もうちょっと何か実用性のあるところまで落とし込めると個人的にはもっと面白くみれたかな。この状態でも、かなり面白かったんだけども。なんとなくそう感じた。

    児玉画廊。関口正浩さんの「平面B」作品ギャラリーがあったからこれを見ると面白いと思います。これは僕はかなり好きなペインティング?ですねー。一旦、何かにペイントしてそれをはがしてペイントとしてもう一回利用しているんだけど、平面を強引と言っても良いような手法で立体にしてるんだけど、結果平面に収まっているという感じ。とにかくそれを目の前に観た時に単純にその色とか形というのも面白いと思えるんだけど、そこ以外に何かの引っかかりがあって良いです。欲しいなーって思いました。普通に筆とかを使っていては作れない手法であらたなペインティングの方法とも言える気もするし。かなり良かったです。

    BOOK

    2-Delight
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    エンライトメント
    コンポジット・プレス
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    動きが生命をつくる―生命と意識への構成論的アプローチ
    池上 高志
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    新津保建秀写真集『記憶』
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    ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
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    美術出版社
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  • クリストとジャンヌ=クロード展 「LIFE=WORK=PROJECTS」- 21_21 DESIGN SIGHT

    クリストとジャンヌ=クロード展 「LIFE=WORK=PROJECTS」- 21_21 DESIGN SIGHT

    六本木の21_21 DESIGN SIGHTでクリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORK=PROJECTSを観てきました。

    クリストとジャンヌ=クロードといえば、ランドアートというべきでしょうか?その場にあるものを一転させるアーティストで、特にドイツの国会議事堂であるライヒスタークを布で包んだのは有名かなと思います。ランドアートはその場を新たなものに作り替えてしまうので非常にその場の体験として面白いのですが、クリストとジャンヌ=クロードはその中でも10年かけてプロジェクトを組んでも2週間で展示を終わらせてしまうようなその儚さをもアートに取り込んだ作品を発表しています。

    このようなランドアートを再現する事は出来ないので、今進んでいるプロジェクトを含めたプロジェクトの解説とビデオを放映するという展覧会です。クリストとジャンヌ=クロードは一切企業等から資金をもらったりせず、常に自分たちが作った作品(完成予定図などのドローイング)を売ることでアートを完成させています。そのドローイングなどは展示されているので、必見といっても良いと思います。もちろんビデオも時間はかかりますが、非常に面白いものであり、コレ自体も作品の一部と言えるようなものになっています。とにかく観なければ説明できないので、映像を貼付けておきますので、コレをみてそこに行った事を想像してみたら面白さがわかると思います。

    惜しくもジャンヌ=クロードが亡くなってしまいました。これからもクリストとジャンヌ=クロード名義で残りのプロジェクトは続けるそうです。行けたら良いなぁ・・・。

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    ライフ=ワークス=プロジェクト―クリストとジャンヌ=クロード
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    図書新聞
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    クリスト&ジャンヌ=クロード DVD BOX
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    Christo and Jeanne-Claude
    Christo and Jeanne-Claude
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    Paul Goldberger
    Taschen GmbH
  • 銀座ギャラリー巡り 10.03.05

    銀座ギャラリー巡り 10.03.05

    銀座でギャラリー巡りをしてきました。

    「鎧松」東信展

    東さんの作品は何かの展覧会の一部として発表されているのを観た事があるんだけど、こういう展覧会という形で観るのは初めてですね。作品は鎧松と映像が一つだけでしたが、何か不思議なものでいつもとは違う感じでした。

    宮島達夫「その人と思想」展

    あのデジタルの数字を六本木ヒルズをはじめ色々な場所に展示している宮島さんの展覧会です。今回は今までの記録をまとめた本の出版記念だったので、宮島さんがデジタル数字の作品に至るまでの色々な作品や歴史が取り上げられていました。僕は宮島さんがそこに至る歴史を知らなかったのでかなり面白かったです。

    NIPPON VISION 3

    これはD&DepartmentのDesignTravelっていうすべての都道府県のデザイン観点からみた観光をデザインするという取り組みの中間報告のようなものでした。これは面白い取り組みだと思っているので、ドンドン進んでいけばいいなぁ。

    福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング

    グラフィックデザインの福田繁雄さんの作品展です。簡単なグラフィックのなかに遊び心となんだろう?と思わせるグラフィックを多数作っていました。その遊び心が伝わりやすい形でビジュアル化しているのでこういうのがグラフィックデザインだよなと思うものばかりで良い作品ばかりでした。

    村山悟郎展

    資生堂ギャラリーですね。資生堂アートエッグという若手を育てるシリーズです。

    村山悟郎さんは、縄を組んでキャンパスも自分でその場で作りつつ作品を制作するようです。この作品のキャンパス自体も大きくて力強い感じだったので、エネルギーを感じるものでした。しかし、その作品よりも、壁に書かれた迷路からあるルールに基づいて壁にドローイングしていくという作品が面白かったです。

    BOOK

    「宮島達男 解体新書」すべては人間の存在のために
    宮島 達男
    Akio Nagasawa Publishing
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    宮島達男 Art in You
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    宮島 達男
    エスクアイア マガジン ジャパン
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    福田繁雄 ggg Books 世界のグラフィックデザインシリーズ 8
    福田 繁雄 田中 一光
    トランスアート
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    福田繁雄のトリックアート・トリップ
    福田 繁雄
    毎日新聞社
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  • 新保裕 彫刻展「ヒト型語リ」- 金沢アートグミギャラリー

    新保裕 彫刻展「ヒト型語リ」- 金沢アートグミギャラリー

    建築家 村野 藤吾さんが作った北國銀行武蔵ヶ辻支店のなかに金沢アートグミギャラリーでやっていた新保裕 彫刻展「ヒト型語リ」を観てきました。

    この手の彫刻作品は結構好きなんですけど、やっぱり好みはある訳で、この作品はうーん。ちょっとわからない感じでした。結構それぞれにはユーモアもあるし皮肉が利いてるものとか色々あったんですが、それを言葉で説明する冊子が配られてそこに言葉が多すぎるというか、説明が多すぎたというか。ちょっとそれが過剰に感じました。

    作品はこんな感じでナカナカいい雰囲気でよかったんですけどね。その彫刻単体でみたとしたらどうだったかは今となってはイマイチわかりませんが、彫刻自体も説明の言葉にとらわれてしまっていた感じもしました。

    ただ、この村野藤吾さんをモチーフにした作品はよかったから、彫刻自体は好きなタイプだったのかもしれないです。

  • オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」- 金沢21世紀美術館

    オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」- 金沢21世紀美術館

    金沢に行ったのはコレを観に行くためだったので、まず最初に。オラファー・エリアソン – あなたが出会うときを21世紀美術館に観に行きました。

    オラファーエリアソンさんは光や色を利用した作品を多く作っていました。良かったですー。光を使うというと錯覚などを利用した作品になりそうなんですが、そういう訳でもなく比較的単純に光を利用していますが、その中で最大限に楽しめる作品を作っていたように思えます。

    小難しい作品っていう印象は全くなく誰でも楽しめそうな物を作品としていて面白かったです。もちろんその光のなかで光の重なり合いや色の重なり合いなどを体感する事で、その作品を深く捉えることができるとは思いますが、間口が広いと言う事はナカナカ簡単ではないので、そのあたりは考えられていそうでした。

    特に1色の部屋や色のなかに体が入っていく部屋なんかはまさに体感って感じですね。経験として面白かったです。光がずれる作品とかももちろん面白かったんですけど、やはり色の部屋が一番面白かったです。

    WEBによると今回の作品は会場である21世紀美術館と関連づけた作品にしてあるということだったんですが、確かにそういう風に感じれる部分が多々ありましたね。回遊性を考えた作品配置になっているとかはともかくとして部屋の形なども意識されていたし、開かれた美術館と言う意味で、さっきも書いたように誰でも単純に楽しめる作品が多かったようにも思えました。

    とにかく金沢に行って良かったなーと思う展示だったので、面白かったです。

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    Studio Olafur Eliasson: An Encyclopedia (Extra Large Series)
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    Olafur Eliasson: The Nature of Things
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    Olafur Eliasson
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  • 「アート天国」- 松の湯

    「アート天国」- 松の湯

    神楽坂や江戸川橋の近くにある松の湯という銭湯の2階で行われているアート天国という展示を観に行きました。

    これが松の湯ですね。この2階でイベントなんてスゴいなー。1階はホントに営業中っていうのもすごいって感じです。で、このイベントのチケットを買うと銭湯のチケットもついてくるというビックリな企画ですね。結構ニューコンテンポラリー系の有名なギャラリーも参加してまして、結構面白かったです。

    イベントのなかでインスタレーション的なものもやってて、お茶会とか、歌とドローイングとか、歌とオタ芸とかそんなものもやってて気がついたら3時間以上経っててビックリました。特に面白かったのは歌とドローイングといったやつですね。遠藤一郎さんと愛☆マドンナさんはスゴい良い感じで面白かったです。グダグダだった気もするけど。笑

    こんな感じですね。お茶会も結構面白かったけど。あと、どうやら入りが良くて銭湯チケットがなくなったみたいで、銭湯券無しになって入場料が500円やすくなるみたいです。

  • 恵比寿映像祭「歌をさがして」

    恵比寿映像祭「歌をさがして」

    恵比寿映像祭 歌をさがしてを観てきました。

    歌を探してというだけあって、音楽と関連した映像が多かったのだけど、結構実験的なものが多かったようにも思ったり。BankArtNYKでみたTime Lapse Plantとかあったんだけど、外でやっていたやつに関しては昼はわからないかも。要注意。面白いから夜観に行くと良いと思う。

    何か映像祭としては、去年と一緒で何か足りないというか違うような気もしたんだけど、今後も続いてドンドン面白くなると良いなーなんて思いました。

  • 中目黒ー代官山ー恵比寿ギャラリー巡り 10.02.20

    中目黒ー代官山ー恵比寿ギャラリー巡り 10.02.20

    中目黒から恵比寿辺りのギャラリーをブラブラしてきました。

    まずは青山|目黒。Lotte Lyon 1:2がやってました。ホントは1LDKって所でやっている展示も見たかったんだけど、こちらはもう終了してて、青山|目黒にあるものだけ観てきました。うーん。なんかちょっとよくわかんなかったなー。

    次は、MIZUMA ART GALLERYへ。烏丸由美 展 「ぼくたちの東京ストーリーズ。」がやっていました。一見ちょっとPhotoshop加工したものを絵画で焼き直したような印象に思えるんですけど、それとは違う書き込みが空間内に浮かんで展開していました。画像とか印刷だと非常にわかりにくいのですが、とにかく面白かったです。

    その次は代官山に移動して、ヒルサイドフォーラムに行って、「槇 文彦展」光、素材、情景 Light,Materiality&Sceneryを観に。槇さんの最近の新作を展示してありました。まあなんというか、作風がイマイチ掴めないんだけど、結構近年はガラスを多用しているのかなぁ?光の取り込み方がスゴい気がしますね。あと、四角い空間をうまいバランスで配置してる気がしました。

    で、最後は、Nadiff Galleryへ。柴田 敏雄『a View for Grey』を観に。ダムとか造成地のコンクリートなどを写真におさめているという作品なのですが、これがスゴくいいです。巨大建造物とかもいいですけど、何とも良い感じです。写真ってあんまり得意じゃないものが多いんですけど、これはかなり好きです。

    BOOK

    a View(限定1000部)
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    柴田敏雄
    Akio Nagasawa Publishing
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    For Grey (限定1000部)
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    柴田敏雄
    Akio Nagasawa Publishing
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    柴田 敏雄
    旅行読売出版社
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    都市のあこがれ―東京大学槇文彦研究室のその後とこれから
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  • 初台あたりのギャラリー 10.02.18

    初台あたりのギャラリー 10.02.18

    オペラシティに行ったので、ついでに近所にあるギャラリーに行ってきました。行ったのはWAKO WORKS OF ARTKENJI TAKI GALLERYです。

    WAKO WORKS OF ARTでは、Gerhard Richter “New Overpainted Photographs”がやってました。ゲルハルト・リヒターといったら超有名どころですね。今回あった作品は”オーバーペインテッド・フォトグラフ”で、文字通り写真の上にペイントを施してあるものですね。

    良い感じだけど、イマイチそんなに巨匠って感じもせずにまだちょっとわからないな。どうしてココに至ったかわかればいいんだろうけど。調べてみないと。

    KENJI TAKI GALLERYでは、田島 秀彦 展「ありふれた素晴らしい日々」がやってました。こちらは、結構好きなタイプです。光の点滅を取り入れた平面作品や、カラフルなプラスチックの玩具などを変形、変容させた立体やインスタレーションなど、日常と非日常を交差させながら直接視覚に訴えるような華やかさと危うさが共存する作品を制作する作家さんだそうです。華やかさと危うさというのはちょっと大げさかもしれませんが、バランス感覚のズレがなかなか良い感じで面白かったです。

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    ゲルハルト・リヒター Gerhard Richter
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    ゲルハルト・リヒター写真論/絵画論
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  • 「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」- オペラシティ アートギャラリー

    「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」- オペラシティ アートギャラリー

    新宿で映画を観る予定があったので、その前に東京オペラシティアートギャラリーで「エレメント 構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」を観てきました。

    最近は色々複雑な形の建築が増えてきているなかで、建築家はクローズアップされて紹介される事が多いですが、その下には構造設計の人とかその他たくさんの仕事をしている人がいて、その構造デザイナーのセシル・バルモンドの展覧会ですね。

    セシル・バルモンドはアラップで、レム・コールハース、伊東豊雄、アルヴァロ・シザとプロジェクトをやっていたりします。中国のCCTVは、セシル・バルモンドです。構造を考えさせるものがいくつか並んでたって感じですが、実際思ったよりも作品数は少ない感じです。でも、何となくどういうところをイメージの起源にしてるのかがわかりました。

    BOOK

    9―Number 9
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    セシル バーモンド
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  • ウィリアム・ケントリッジ「歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……」- 東京国立近代美術館

    ウィリアム・ケントリッジ「歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……」- 東京国立近代美術館

    東京国立近代美術館でやっていた、ウィリアム・ケントリッジ 歩きながら歴史を考える そしてドローイングは動き始めた……を観に行きました。ウィリアム・ケントリッジは南アフリカの作家で、これだけの作品が集まるということはないのではと言われているそうです。

    作品は基本的には実写とドローイングが混じり合った動画ものがメインのような気がしました。ドローイングが本当のドローイングって感じなんですが、でも、それがアニメーションになって動き出しているという初期の作品がいくつか展示されていて、それだけでものすごい作業量と手間を感じていたんですが、その後、白黒動画とドローイングをあわせたものなり、手書きアニメーションより進化して、最終的にはカラー動画と交わったり、その他の立体視や鏡を利用しれ作品なども取り入れ始めようとしているようでした。

    動画だけ全部観ても2時間はかかるとの事で、全体的にボリュームが多かったですが、実験映像という印象で面白かったです。もうちょっと作家の背景とか作品がどういう状況で作られたかなどの知識があったらより楽しめたかな。それでも面白かったです。

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    William Kentridge: Five Themes (San Francisco Museum of Modern Art)
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