金氏徹平「記号は記号ではない」を上野の森美術館ギャラリーで観てきました。
そもそもはVOCA展と一緒にやっている企画なんですが、VOCA展の方は写真もNGだし、内容もなんとなく微妙というかまとまりがないというか、ある意味いつもの感じだったので記事は書かないことにしてこちらの方だけ書くことにしました。金氏さんのファンなので。
最近よく見るようになったモビール的な作品とリキッドを切り取った大きな立体作品、漫画のようなものを重ねた作品や、時々見るソフトスカルプチャー的な作品とあまり見たことがない石や地味な色のものを重ねた彫刻というような様々なものがある展示でしたが、いつも通り作品としては何かと何かを出会わせて掛け合わせることで新たな形や作品を産んでいるようなものたちでした。
その組み合わせというか、掛け合わせのバランスが絶妙でPOPでもあり、作品らしさがでているという部分で面白いです。作品のコンセプトの部分はしっかり作っているんですが、個々のパーツはいろいろなところから拾ってきていて、タイトル自体にも「記号は記号ではない」©松田青子となっているところからしても、うまくパーツを拾い集めて組み合わせるREMIXのようなところが面白いです。REMIXというか、それに金氏エフェクトがかかってる気もするからDUB MIXに近いかも?(まあREMIXとDUBMIX似たようなものという話もありますが・・・)
出会わせるとはいえ、これは謎だった。何か出会ってる感はあるけど。脱力感もすごいというか。何故、猫と石・・・。笑。この作品は置いておくとしても、最近ART FAIR TOKYOとかSatoko Oe Contemporaryでも見ていましたが、まとまった展覧会という感じがして良かったです。
そういえば、丸亀でみたメルカトルメンブレンの図録、まだ届いてないな。
PHOTO
BOOK
OTHER
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金氏徹平「exhibition of Kaneuji Teppei」- anonymous art project
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金氏徹平「POOOPOPOO」- Yumiko Chiba Associates
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森千裕、金氏徹平、CMTK「ねてるひとと、おきてるひと (The sleeping one, and the one that is awake)」- PARCEL
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金氏徹平・小林健太「Human Behaviour」- RICHO ART GALLERY
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金氏徹平「S.F (Something Falling/Floating)」- 市原湖畔美術館
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金氏徹平「Fluorescent Green Boxと未発表、未完成作品」- NADiff Gallery
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チェルフィッチュ × 金氏徹平「消しゴム畑」at 池上 – Kotobuki PourOver
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金氏徹平「S.F.(Smoke and Fog)」- ART FRONT GALLERY
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デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平「村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力」- GYRE GALLERY
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金氏徹平 個展「S.F.(Splash and Fragments)」- RICOH ART GALLERY
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チェルフィッチュ × 金氏徹平「消しゴム森」- 金沢21世紀美術館
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金氏徹平「記号は記号ではない」- 上野の森美術館ギャラリー
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ART FAIR TOKYO 2017 – 東京国際フォーラム
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恵比寿映像祭 マルチプルな未来 – 東京都写真美術館ほか
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角田純+大原大次郎+金氏徹平「川」- Satoko Oe Contemporary
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清澄ギャラリー 10.02.09
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「G-tokyo 2010」- 森アーツセンターギャラリー
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金氏徹平 – gallery αM / 平敷兼七展 – TARONASU
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「MOTコレクション 夏の遊び場 – しりとり、ままごと、なぞなぞ、ぶらんこ – 」- 東京都現代美術館
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金氏徹平「溶け出す都市、空白の森」- 横浜美術館