投稿者: watanabe

  • INTERNATIONAL 2014 – GA gallery

    INTERNATIONAL 2014 – GA gallery

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    「INTERNATIONAL 2014」 GAギャラリーを観てきました。

    世界の最新の建築動向が展示されてます。石上純也さんの金門島の旅客船ターミナルがほぼ山。大桟橋をみてるとわかるけど。

    日本人は、隈さん、SANAA、藤本さん、板さん、伊東さんだけど、だいたいいつも通り。伊東さんの最近のはあんまりピンとこないけど。

    ザハのアモンのホテルは四角いことが、逆に違和感あった。ゲーリーのベルリンは中層建築だけど、ゲーリーのあの手のものとしてはちょっと進化した感じがあった。

    他にもたくさんのスター建築家の最新動向で面白いけど、模型とか少ないし、玄人向けですかねー。

  • 「絵画の在りか」- オペラシティアートギャラリー

    「絵画の在りか」- オペラシティアートギャラリー

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    何かと話題な展覧会いってきました。東京オペラシティアートギャラリー の「絵画の在りか」 展 です。

    なんでこのメンツなのかなー?とか、展示の方法とか、微妙なことはWEBでの色々な人の話から理解はできましたが、まあ、そんなに悪くもなかったかなと思います。

    美術館があれをやったら謎だけど、一応アートギャラリーって名前だし(値段はわからないけども。)展示方法が悪くてデパートとか何とか展みたいな微妙さでしたし、個々の作家に深く入れないので勿体無いとか思ったりしました。

    若手作家のショーケース的な感じだと思われたので、選んだ基準みたいなものがないような、キュレーションというものがほとんど感じられなかったようなそんな気分になってしまいました。しかし、ショーケース的なものだとすればそれでいいのかもしれません。

    ということで、絵画の在りか展の感想としては、青木豊さん、今井俊介さん、高橋大輔さんが好きでした。個展があったら観たいなぁ。

    という感じで、ライトなショーケースとしての感想が正しいのかなーなんて思いました。色々な作家がみれて楽しかったです。ちなみに今ならこれらの作家さんは、まだサラリーマンでも頑張れば買える値段だと思われます。

    あと絵画の在りかはよくわからなかったです。

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  • アンドレアス・グルスキー展 – 国立新美術館

    アンドレアス・グルスキー展 – 国立新美術館

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    国立新美術館でやっているアンドレアス・グルスキー展を観てきました。

    森美術館で作品はみていたとはいえ、やはりこうやって個展という形でみると違います。かなり面白かったです。現代アートとして写真の作品を作っている作家さんで、ベッヒャー派といわれる作家です。巨大な写真作品なんですが、そこには現実なんだけれども非現実的な世界が展開しているような写真でした。

    今回の展示はグルスキーのキュレーションで、作品は初期から最近のものまでそろっているのですが、時系列にならんでいるわけでもなくて順路も決まっていない部分があります。結構それはポイントかな?と思っていて、時系列に並ぶと画像の加工の技術やレベルみたいなものに意識が行くんじゃないかな?という印象がありました。その流れを断ち切るために自由に並べた気がします。画像加工の技術やレベルに意識が行ってしまうのはグルスキーとしては観て欲しい部分ではないと思うのですが、それでもやはりそういう技術とは切り離せない作家であると思うのです。どこまでもピントが合っている写真は大きく観ても細部を観ても面白いのですが、それは細かい加工の賜物かと思います。

    コンピューター時代の写真だからこその画面の大きさと、エッジの立ち方をしていてこれが大きなポイントだと思います。このエッジやピントという点でいうとポロックの作品を撮ったものがキーの様に思えていて、あの作品だけが全体的にピントが合ってない気がしました。しかし、ピントが合ってないからこそ細部の奥まで意識が入って行けるような作品に見えました。

    あの、ポロックの作品の均一にピントが合っていない状態は杉本さんのアーキテクチャーの作品にも共通する抽象化する感じがあったり、見ている人間のピントが合わないという点ではリヒターの最近のストライプのものと共通する視覚の感じがあったのですが、グルスキーはそこから全体画面が均一にピントがぴったり合っている作品に向かった気がします。

    ボケとは違うんですが、そういう抽象的な画面をバンコクのシリーズからも感じました。この作品に関しては大きく画面を見たときの方が何が写っているのかよくわからないというものになっていて、近くに寄ることでその実態がわかるというようなものになっていて、これがグルスキーの一つの作風なんだろうなと思います。人や物や何かが集まっていたりなど、何かの集合している状況を撮ったりする作品でも大きくみることと小さく見る両方を要求されているようになりますが、バンコクのような作品も同様でこれが全てに通じる部分なんだと思いました。

    もちろん写真なんで動いている被写体を捉えている部分ではブレているんですけど、意図的にここを見てくれというようなボカしとかは無かったように思いました。それでこそあのエッジの立ち方で構成されるグルスキーの画面だと思いました。ポロックの作品以外で、このボケなんという点に注目すると、最後に別もののようにおかれていたV&Rの写真だけピントとボケが使われていたのが印象的でした。あれはファッションの写真だからそうしてあったのか?それとも新たな展開なのか?なかなか楽しみな終わり方をしていました。

    それにしても、近くによるとなってしまう警報音ですが、僕はそれほど気にならなかったです。でも、気になる人はいるだろうし、何で鳴ってしまったのか?どこで鳴っているのか?わかりにくいのが問題アリかと思います。あとセンサーに触れないように、作品名も読みにくいし・・・。

    でも、それ以上に気になったのがガラスの映り込みで、もうちょっと映り込まない反射の少ないものを使って欲しかった。映り込みが気になって色んな角度からみるっていうのも作品に入り込みにくかったし、見たい時に細部や全体が見えなかったり・・・。そうやっていろいろな所から見てもらうのが狙いとか、そういうのでデジタルな加工部分がわかりにくくなるんだとかだったらわかるんだけど。違う気がするし。映り込み少ないガラスがよかった。そういう意味では小さい作品は映り込みがなくて良いなーと思うのものが多かったです。

    とにかくスゴく面白かったので、オススメです。こんなにまとまってみれるのは次はいつかわからないし。大きな写真っていうのもいいもんですよ。松江泰治さんとかと見たい気もしましたが、松江さんはあんなに大きくないしなー。

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    Andreas Gursky at Louisiana
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    Andreas Gursky
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    Andreas Gursky: Werke/ Works 80-08
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  • VOCALOID OPERA「THE END」- 渋谷慶一郎 – オーチャードホール

    VOCALOID OPERA「THE END」- 渋谷慶一郎 – オーチャードホール

    art_2013-05-27_001

    渋谷慶一郎さんの初音ミクVOCALOID OPERA「THE END」を渋谷のオーチャードホールで観てきました。

    永らく更新していなかったこのブログですが、これをみたらどこかに書かなくてはいけないような気がしたので、再開して初めの記事をこのTHE ENDにすることにしました。

    初めてオペラを観るので、オペラの基礎知識はほとんどないようなものなのですが、オペラもやられるようなオーチャードホールで初音ミクというVOCALOIDがオペラをするというこれだけでも事件だったと思います。

    まずは公式動画を。

    Hatsune Miku チャンネル公式

    音楽は音楽家/アーティストの渋谷慶一郎さん、台本は演出家/演劇作家のチェルフィッチュの岡田利規さん、その他にもYKBXさんとかevalaさんとかOMAの重松象平さんとかが参加してつくられているオペラとなれば、もう日本の先端が集まって作られた作品だし、観に行かないと。と思い先行予約でチケットを購入し、さらにチケット購入後にSumallyでの当選でルイヴィトンによる特別公演も観れることになって計2回楽しんできました。

    ここで2回観れたということがホントによかったと観てからわかりました。

    ストーリーとしては、キャラクターの初音ミクが自分の死について考えるというもので、自分は死なない存在のはずだが実は死ぬ存在であり、人間が完全で私は不完全なの?それとも人間が不完全で私が完全なの?という狭間で死というものに奥深く入っていき「終わりはいくつある?」というように、寝ていることと死んでいることとの違いの様な話になっていくのですが、全てのストーリーを簡単に理解できるようにはなっていなくて様々な取り方ができるようなテキストが続き、僕には理解できたという自信がないです。

    音楽に関しても初音ミクの音声が前に出て歌詞が聴き取りやすいというようなROCK的な音楽としての音楽ではなく、初音ミクの声も含めてビート/ノイズ/シンセ等のサウンドが縦横無尽に360°のサラウンドで迫ってくる様な、渋谷さん × evalaさんというサウンドでした。電子音楽が圧倒的な情報量で迫ってきて、周波数も下から上までかなりクリアに聴こえるようなサウンドシステムをオーチャードホールの規模入れていて、何回か低音でホール自体が揺れているのを感じるほどでした。情報量が多くスゴい数の音が出ていたので、バンドとかであればこれがドラムでこれがベースでこれがギターでというようにそれぞれのフレーズを追えたりするのですが、そういう状態ではなく音楽として音としてしか捉えられなかったです。

    恐らくこういう周波数や情報量ということも含めての音楽としての部分を上手く利用して作曲していると思うのですが、これを意識的にやられて情報を操作しているという部分がスゴいです。また、終わり3曲くらいになると音がさらに迫ってくるように構成されていて、単に音も大きくなっているとか音数が多くなるとか周波数がより下から上まででているのかもしれませんが、音だけでも感動的になるようなストーリーが構成されていました。

    ビジュアル面に関してはアニメ等をいっぱいみているので、絵という面ではすごく驚くことはなかったのですが、スクリーンの配置と映し出されている映像が高解像度で3D(?)で投影されているのでそこにある物質感があったし、複数のスクリーンを空間の使い方や展開の仕方がスゴく面白かったです。パンフレットにも書いてあったのですが、渋谷さんがステージ上にいたことで初音ミクの物質としての存在感が増していたようにも思えました。しかし、途中の龍のようになる時の形状があまり好きでなかったなぁ。まあそれは好みですが。音楽やテキストと違ってこういう好みがビジュアル面からは出てきやすいのかな?と思いましたが、それを抜きにしてもビジュアルは理解しやすくてよかったです。

    初音ミクに萌え感が無くて、これが結構良くていろんな人が入りやすい入り口を作っているような気がしました。あと最後の方にそのビジュアルを完全に断絶するかのように光がステージを満たして、舞台美術が動くのですが、ええぇ!?ってものすごい驚きがありました。

    これだけの強度のある情報がスゴい勢いで入ってくるので観ながら理解するのが追いつかない。映像と表示されているテキストを中心にしてストーリーと音楽を追っていくのですがドンドン溢れて落ちていってしまっているのがわかるほどでした。1回目観た時は、強い勢いで水を入れたコップの様に自分の脳の許容量よりも少ない情報しか残っていないんじゃないか?というほどの圧倒的な体験でした。もはや頭で理解できないので体験としか言いようがないという状態で終わってしまったという感じでした。2回目を観た時はストーリを覚えたせいか、サラウンドの状況が変わったからか初音ミクの声が聴きやすくなっていてストーリーや音楽を楽しみながら追うことができました。ストーリーの内容やサウンドがどうのこうのを分離してメディアアートとして捉えてもそれだけで体験する価値があるものでものスゴく刺激的で素晴らしいのですが、2回観たことでなんとか少しだけ考えられるだけの情報を手にできて僕が思ったことは、これは死/終わりをテーマにして「愛がなければ生きていけないが、それは永遠ではない」というものすごくシンプルでストレートな内容を伝えるオペラなんじゃないかな?ということでした。

    僕は他のオペラをしっかり観たことも聴いたこともがないので、想像を出ない部分があるのですが、こういう死/終わりをテーマにして「愛がなければ生きていけないが、それは永遠ではない」ということを伝えるというようなシンプルでヒット曲のようなテーマこそが非常にオペラなんじゃないかな?って思いました。それを単純にやるのでなく様々な角度から複数の難解なレイヤーでおこなわれているので、ヒット曲のように丁寧に一つの解にたどり着くようになっていないと思いますが、全てはそこに行き着くように思えました。それだけ関わってきた人達の愛のような熱のようなものを感じました。

    ちなみに僕は音楽とかが好きでそこを感じる比重が多かったせいか、泣いてしまったというベクトルに入ることなく2回観ても圧倒されてしまったという結果になりました。終わりはいくつある?と言っていたようにそれぞれがこのTHE ENDの終わりを決めていいような気がします。考えても答えが出ないように作られているんだと思います。(僕はそこまで読み解けなかったですが。)ものすごかった、圧倒的だったとか、感動したとか、泣いてしまったとかがTwitterの僕のタイムラインでは多かったんですが、情報量の多さについていけず脳がオーバーフローして寝てしまった人とかもいるだろうし、複雑すぎて難解だと思って面白くなかったとか、批判したりする人もいるかなと思います。それでこそ、この作品のすごさであり、健全な状態なんじゃないかと思います。本当に2回観れてよかったです。2回みなければたどり着けない部分がある作品なんて本当に久々でした。さらに言えば、2回でも足りていないと思います。時間を置いて少し整理ができてきたのですが、とにかく機会があればまたみたい作品です。

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    ロビーにあった初音ミクの等身大フィギュア。かなりいい感じでした。

    MOVIE

    PHOTO

    これもロビーにあったTHE ENDのflipdot(っていうのかな?)の作品。

    BOOK

    ATAK 020 THE END
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  • Joana Vasconcelos「Versailles」- ヴェルサイユ宮殿

    Joana Vasconcelos「Versailles」- ヴェルサイユ宮殿

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    Joana Vasconcelos「Versailles」を、ヴェルサイユ宮殿で観てきました。

    ジョアナ・ヴァスコンセロスの作品は面白いのもありましたけど、ああいう空間にあると空間のパンチが強いので、なかなか大変だなぁと思いました。

    女性をモチーフにしたような作品だったので、宮殿とのバランスは良い方なのかもしれませんが、やはり宮殿は巨大でそこを一杯にするほどの作品は無かったし(作品でいっぱいにしてはいけない?)、宮殿の装飾が激しいというか、それそのものが芸術作品のようなのでそれに負けない作品というのもなかなか難しいですね。

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    とにかくヴェルサイユ宮殿は歴史と権力と金の力を感じました。女性がああいうところが好きなのは姫になりたい願望からなのかなぁ?ホワイトキューブとは違う空間なのでそういう場所でみると作品もまた違って見えそうですが、なかなか難しい感じでした。

    ジェフクーンズとか村上隆とかがどんな風にしていたのか、実際見てみたかったなぁ。

    PHOTO

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    Joana Vasconcelos
    Joana Vasconcelos

     

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  • DAMIEN HIRST – テートモダン

    DAMIEN HIRST – テートモダン

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    Tate modernでダミアンハースト展を観てきました。

    これこそ現代アートなんだろうなというところを誰でも直感的にわかってしまうのではないかなという展示でした。

    生と死。宗教や医学や金など色々な物を現代美術としてうまく見せてもらえた気がします。ハーストが世界を席巻しているがわかったような気がします。

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    作品としては、日本にもきた牛の親子が2つになっているものや、その他のサメや羊など。スポットペインティング。薬の棚。タバコの作品。宝石の作品。蝶の羽で出来ている教会のステンドグラス。牛の首からハエが発生してそこで死んで行くものとか、蝶を完全に飼育できる状態にしている古いインスタレーションの再現とか、おそらくここでしか見られないようなものもありました。

    あと、多分値段が高すぎてイギリスから出られないんじゃないかと勝手に想像しているダイヤの頭蓋骨は別の真っ暗な空間を作って展示していました。

    見た目だけで取っても全く無感情のようなものと感情剥き出しのような激しいものの2つに分かれていた気がするし、作品の背景を知るとより面白いと思えるので、まさに現代美術だなという感じがしました。日本でこれを出来る美術館はないんじゃないかなぁ?なんて思ったりしてしまう過激なところもある展示でした。

    PHOTO

    BOOK

    Damien Hirst
    Damien Hirst

     

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    Tate
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    Damien Hirst
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  • Daniel Buren「Monumenta 2012」- グランパレ

    Daniel Buren「Monumenta 2012」- グランパレ

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    旅行の予定には入っていなかったのですが、パリでグランパレに行ったらたまたまDaniel BurenのMonumenta 2012がやっていたので観てきました。

    ここではボルタンスキーが古着のインスタレーションをやったり、アニッシュカプーアがものすごい建築のような空間をつくりだしていた、そのイベントの2012年の会期だったようです。

    入った瞬間から、単に綺麗という印象がものすごく強く残ったんですが、このグランパレという光が差し込んで時間ごとに光が変わって行く空間を上手く利用したインスタレーションとも言える気がします。この光をBurenの意のままに無意味並べて行った結果なのかな?とも思えました。

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    光の要素の中に入っている様々な色をそこから抽出して、なにかの絵を描くわけではなく点描のように並べてその中に入って行けるという体験はすごく刺激的な体験でした。

    上手いのは光が干渉するわけでもない絶妙なサイズで全ての構造物が作られていました。また、中央では真っ直ぐ落ちてくる光を返すように鏡が用意されていたりして、自分が内側にいることを感じさせたりしました。

    旅行者なのでこの時間にしか行けなかったですが、他の時間、例えば夜とかであればライトアップされたりして、また違う空間になっているんだと思います。光が差し込む空間を利用しての変化を続ける光の彫刻のような、それを可能にする森のような構造体のような空間は非常に良かったです。

    PHOTO

    BOOK

    Daniel Buren
    Daniel Buren

     

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    Daniel Buren
    Daniel Buren

     

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    Daniel Buren Claire Doherty
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    Daniel Buren Eye Of The Storm: Works In Situ
    Daniel Buren
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    Daniel Buren: Interventions II - Works in Situ
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    Daniel Buren: At the Wordsworth Trust
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    Daniel Buren (Arte Hoy/ Art Today)
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    Pedro Alberto Cruz
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  • Art Basel

    Art Basel

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    Art Basel(2012)に行ってきました。

    いやはや、すごいです。美術品の買い物をする場所なので作品どうこうという場所ではないんで、個展をやっているわけでもないし、すでにアーティストやアートがわかっている人達がそれを買いに来ているのでしょう。

    とにかくものすごいお金が動いている感じがしました。あそこで作品を買ってくれる人がいれば、少しアーティストの格があがるくらいの雰囲気すらありました。

    art_2013-07-29_079

    超有名どころの作品もたくさんあったし。ピカソとかそのクラスの既にアーティストとしての地位を築いて安定した価値のあるアーティストの作品もいくつかありました。

    ガゴシアンギャラリーとか有名ギャラリーの売ってる作品もすごかったなぁ・・・。

    お金持ちのコミュニティーみたいなものがあるんでしょうね。日本で参加したSBIオークションもスゴいなぁとは思ったけど、こちらは全くそれとは比べ物にならないくらいレベルが違ってすごかったです。

    art_2013-07-29_085

    こういう中でも日本のギャラリーがちゃんといるんですよね。でも、やっぱ辺境の国のギャラリーって感じなんだろうなぁ。

    自分自身も、アートが強いアメリカとかイギリスとかパリとかそういう所と、それ以外のアジアの国とか別の大陸の国とかでは、ここは中心ではないなぁって思ってみてしまったし。

    しってるアーティストさんも色々おいてあったけど、やっぱりガゴシアンにおいてある村上隆さんは世界のアートシーンではちゃんと評価されていて、日本人として頭一つ抜けてる感じがしますね。

    PHOTO

  • dOCUMENTA(13) – 2日目

    dOCUMENTA(13) – 2日目

    2日目

    監獄で一夜をすごしまして(dOCUMENTAの時期だけ開いていた監獄ホテルというところに泊ったんです。ホントに元監獄。)

    そこから本日は一日中dOCUMENTA(13)を見て回るという日です。とはいえ、おそらくdOCUMENTAの作品を全部見るというのは不可能ということがわかっていたので、ある程度見たい作家と場所と時間を区切りながらみることにしました。ある程度全体をまわるようなルートを考えて、まずはKasselの中央駅にいってみることにしました。(写真は、kasselの中央駅 ジャネット・カーディフの作品で使うところ)

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    お昼までの2時間くらいでまずは中央駅の作品を見てしまおうと思ったのですが、残念ながら半分くらいの作品しかみれず…。

    しかし、中央駅のジャネット・カーディフの作品は30分弱かかるような作品だったけど、ヘッドフォンをしながらiPodに映されるその場の動画に合わせて動くという、現実と虚構がうまくミックスされるような面白い作品だったし、その他も面白いものが多かったです。今思えば中央駅は全部みたかったなー。

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    その後、街中の作品をいくつか見つつ、とりあえず唯一の日本人作家の大竹伸朗さんの作品を見にKarlsaue公園へ。

    Karlsaue公園は大きくていろいろ作品が点在していたので、ある程度みたいなと思ったものをつなげていって全部はみないで移動しました。公園内は政治的作品は多くない感じでランドスケープというか公園という立地を生かしたものが多い印象でした。

    そのなかでも、大竹伸朗さんのモンシェリーはとにかく異彩を放っていたような気がします。なんだか異様というか。不思議というか。ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家的な異彩感だったような気もします。そして公園内のOrangeriや建物のいくつかも展示会場として使われていたのでこれまた結構なボリュームでした。

    そして、documenta-HalleやOttoneumをみて最終的にはNeue Galerieとグリム博物館で終了という感じでした。

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    いやー。いろいろみたなー。

    必見はNeue GalerieとHauptbahnhofで次にdocumenta-HalleとFridericianumです。

    せっかく行ったなら、大竹伸朗さんの作品も見た方がいいです。

    一日でギリギリこれ全部みれるかもしれませんが、やっぱ少なくとも3日か4日くらい欲しい感じですね。全部みるということにあんまり意味がないかもしれないので、dOCUMENTAに1日行くだけでもオススメですね。何せ次は5年後ですから。

  • dOCUMENTA(13) – 初日

    dOCUMENTA(13) – 初日

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    初日

    dOCUMENTA(13)は17時〜のチケットを買ってメインのFridericianum会場から観に行きました。

    ぶっちゃけしっかりと英語が読めないとちょっと難しい感じでしたけど、おおよその感じを掴めたし今回のテーマが崩壊と再建ということとか、メイン会場にあった新作とか近年の作品ではない、いろいろな作品からも色々と感じるところもあり。面白かったです。

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    メイン会場からしてわかるんだけど、やっぱりお祭りっていう感じとは少し違うんですよね。みんなが分厚いカタログを片手にこれはどういうことをしようとしているのか?どういう作品なのか?ということにしっかり向き合っていて、裏を返せばしっかりと向き合える作品が用意されていたんだと思います。

    dOCUMENTAはやはり政治色が濃くでているし。それがこんなに根付いているというところが素晴らしかったです。

    art_2013-07-29_001

    それにしてももうちょっと英語を勉強しておくべきだった・・・。全然わからないわけじゃないけど、ちょっと難しい。

    この日はメインのFridericianum会場だけみてタイムアップという感じでしたね。メイン会場裏の庭のあたりも少し散歩したり。そこで少し見れたりもしました。

    2日目はコチラから。

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  • 村上隆「Murakami Ego」- Al Riwaq Exhibition Hall

    村上隆「Murakami Ego」- Al Riwaq Exhibition Hall

    art_2013-07-29_060

    カタールでやっていた、Murakami Egoを観に行きました。(詳しくはPERROTINのページに)

    震災に呼応して作られた100mの絵画、五百羅漢図が目玉だったのですが、本当にスゴかったです。あのレベルの環境で見れることは恐らくないだろうし、なにか完全に別世界だったし、その他もアレだけの規模の村上さんの展示が見れる機会が日本ではなかったので良かったです。

    震災を受けて五百羅漢の絵を書くと決めてすぐに実行に移し完成させたのがあの絵で、村上さんの新たな一面というのがはっきりわかりました。日本での展示が無いのが残念。

    細かい部分の作り込みやスーパーフラットと言われる絵画のスゴさというのは写真等では全くわからないので、実際にものを見るしかないと思います。

    art_2013-07-29_061

    それ以外もカタールという国なのでエロ表現のような部分が禁止だったようで。

    主にお花やカイカイキキやDOB君やタイムボカン等のキャラクターものが多かったりしましたが、それ以外も五百羅漢図と同じ空間に金色のOval Buddhaやとんがり君、テントの中ではアニメーションなんかも流れている中央空間なんかはもはやサーカスかと思えるほどの贅沢な空間になっていたと思います。

    立体の完成度はもはや仏像の様だし、絵画もお花とかは日本画の影響を感じるものであったりと、本当に日本美術とオタク文化的な日本文化をミックスして高度技術と方法で海外の文脈に乗せているんだなというのがわかり、これだけ一挙に見れてよかったと思いました。

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    しかし、そういう点でいうと確かに五百羅漢図はかなり海外の文脈と言う部分は省かれていて自分がやりたいと思ったことをやっている気がして、今までの村上隆さんとは少し違うのかな?という部分を感じました。

    日本のためにつくったであろう作品が日本では売れず、カタールで公開されているというのは非常に残念でした。MOTとかどうにかして公開しないのかなぁ??村上さんの価値がですぎて無理なんだとは思いますが。

    これはエントランスにあった巨大バルーンの村上隆像。かなりリアルで大仏のような雰囲気がある。このエントランス部分だけ写真OKでした。

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    Murakami: Ego
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  • 靉嘔「ふたたび虹のかなたに」- 東京都現代美術館

    靉嘔「ふたたび虹のかなたに」- 東京都現代美術館

    MOTで「靉嘔 ふたたび虹のかなたに」を見てきました。

    思ったより年齢がいっていて80歳を超えている靉嘔さんですが、日本の方なのですね。名前から中国の方だと思ってしまってました。結構MOTで名前を目にする読売アンデパンダンまわりで、後にフルクサスのメンバーになったようです。

    1950年代、池田満寿夫らと共にデモクラート美術家協会に参加し、明るい色彩の油彩画を発表し注目されました。1958年には、ニューヨークに渡り、知覚によって認識される世界を具体的な物との対話によって改めて捉えようとする中で、箱の穴に指を入れ鑑賞する《フィンガー・ボックス》や、周囲の環境を取り込んだインスタレーション等、絵画の枠にとどまらない人間の五感に訴える作品が生まれます。日常の事物や行為そのものがアートに変換された1960年代、靉嘔の「エンヴァイラメント」と呼ばれるインスタレーションは先駆的な表現として注目されました。音楽家、詩人、美術家等ジャンルを超えたアーティスト達が交わり、パフォーマンスや印刷物の製作等を通し、今日のアートの多様性のあり方に一つの礎を築いたグループ、「フルクサス」のメンバーとしてオノ・ヨーコやナム・ジュン・パイクらと共に活動します。やがて、線で描く絵画を拒否し、引用したモチーフに赤から紫までの可視光線(スペクトル)を重ねる「虹」の作品が生まれ、ヴェニス・ビエンナーレ(1966年)での発表等を経て、靉嘔は「虹のアーティスト」として国内外で知られるようになります。

    初期はリトグラフとペインティングだったけど、ニューヨークにわたってアクションペインティングに影響されつつも自分独自の作品を目指してエンヴァイラメント(今でいうインスタレーション)に向かっていって、フルクサスのメンバーとなってそのエンヴァイラメントで、ウォーホールや、クリストや、シュトックハウゼンや、リキテンシュタインなどと交流したみたい。インスタレーション系はいくつかあったけども、基本的には写真での紹介でした。

    その後、絵画に戻るが単なる絵画ではなく、虹のように色をグラデーションしていく絵画を書いていく。トポロジーの法則をつかって書き方のシステムを作ったので、そのシステムで作品を誰でも書けるような方法で独自の絵画を作ったようです。このあたりで、基本ベースに他の画がある上で独自のシステムで自分の絵画に変換して行くということをやってる感じでしたね。POP ARTにも繋がるのかなという印象でいろいろ見れました。このあたりが虹の作家と言われる所以でなかなか作品量も多くて見所って感じでした。

    その後、絵画に物を取り込んだり虹の配列から逸脱する作品なども作成。そこから、新たな作品を作ろうとしているのかな?という印象をまだ感じる作家さんでした。展覧会内にあったインスタレーションは暗闇を歩くものと、触覚とレインボーを合わせた作品だったのだけど、一時代を作った人なのかなーという印象色々なインスタレーションと比べてしまうとやはり驚きは少ないけど、こういう歴史があったと思うと面白く観れました。

    BOOK

    虹のかなたに―靉嘔AY‐O回顧
    靉 嘔
    美術出版社
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    版画芸術 107 靉嘔
    版画芸術 107 靉嘔

     

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    阿部出版
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  • チャーリー・コールハース 「Metabolism Trip」- ギャラリーkoko

    チャーリー・コールハース 「Metabolism Trip」- ギャラリーkoko

    チャーリー・コールハース 「Metabolism Trip」 at ギャラリー koko

    アーティストであり社会学者でもあるチャーリー・コールハースが、日本のメタボリズム建築を撮影するために 様々な街・人を訪ねた旅の記録です。

    チャーリー・コールハースが注目したのは、建築物のデザインそのものではなく、時間の経過とそこに住む人々によって変化、あるいは進化していったメタボリズム建築の成長の軌跡です。それは、”新陳代謝”を掲げたメタボリズム建築の本質に迫るものともいえるかもしれません。彼女の写真とテキストとともに、成長を続けるメタボリズム建築の”現在”を体験してください。

    ということで、メタボリズム建築が今どのように新陳代謝したのかという、検証を写真という形で切り取ってくるという展覧会でした。なので写真も建築写真というわけでもなく、写真としての芸術的な作品というものでもなく、今どのように新陳代謝しているのか、そしてそれが出来ているのか?というような視点を含んでいたようにも思えます。スナップ写真みたいな感じなんですが、展示方法もあいまってなにやら俯瞰して空間を切り取りながら見ている様な感じで面白かったです。

    たまたま行ったら作家本人だけでなくSANAAの妹島さんもいたのでビックリしてしまいました。会期があまり長くないのでそろそろ終わってしまうので、人が入ってて盛況でした。

    BOOK

    China Daily Life
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    Veenman Publishers
    True Cities
    True Cities

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    Charlie Koolhaas
    Lars Muller Publishers
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    Project Japan, Metabolism Talks…
    Rem Koolhaas Hans-Ulrich Obrist
    Taschen America Llc
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  • ヴァレリオ・オルジャティ 展 – 国立近代美術館

    ヴァレリオ・オルジャティ 展 – 国立近代美術館

    ヴァレリオ・オルジャティ 展 at 東京国立近代美術館

    ヴァレリオ・オルジャティ 展に行ってきました。建築展だと結構文字が多くて疲れるなーってものがあったり、この建築の模型があればなーってものがあったりと、いい建築展というのもなかなか見れないのですが、今回はかなり観やすく面白いものになっていたと思います。

    もう少し言葉で説明してくれてもいいかなー。とは思いましたがコンセプトとして言葉ではあまり説明しないというものだったので、まあ、仕方ないか。

    基本写真と模型と設計時にイメージの手助けをしたような作品という感じでした。模型のサイズが1:33に固定されていたのが建築のサイズがわかりやすくてよかったです。

    ここまで、展示方法ばかり褒めてる感じになってますが、建築もよかったです。

    作風のようなものはわからなかったけれども、結構奇抜な形の建築もあるものの、内部は柱の少ない広い空間を得意としている感じで使いやすそうな建築が多かったです。しかし、外観には意外性があるので、アイコンとして強度のある建築になっていて良かったです。

    その意外性のある外観にどうして至ったかとかが言葉か何かで説明されてたら面白かったんですが、そこまでは説明されていませんでした。でも、わかりやすく見やすいないようだったので、楽しく見れる展覧会としては良いものでした。それにしてもロシアの美術館の建築はこれは1回見てみたいなぁ。ホントにこんなケーキをひっくり返したような大きな建築が森の中にあるんだろうか。すごいなぁ。

    BOOK

    El Croquis 156 - Valerio Olgiati
    El Croquis 156 – Valerio Olgiati

     

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    Valerio Olgiati
    El Croquis
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    Valerio Olgiati
    Valerio Olgiati

     

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    Laurent Stalder Bruno Reichlin Mario Carpo
    Quart Verlag Luzern
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    The Significance of the Idea in the Architecture of Valerio Olgiati
    Markus Breitschmid Valerio Olgiati
    Niggli Verlag
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  • BLOOMBERG PAVILION PROJECT – 東京都現代美術館

    BLOOMBERG PAVILION PROJECT – 東京都現代美術館

    「BLOOMBERG PAVILION PROJECT」は、東京都現代美術館敷地内に建てられたパヴィリオンを舞台に、一年間に渡って東京在住の若手アーティストの個展や公募展、パフォーマンス・イベントを開催していくプロジェクトです。パヴィリオンのデザインは、国内外で注目を集める若手建築家平田晃久。

    ということで、これから色々な作家の個展とかがこのスペースで行われていくそうです。すでに第2弾で蓮沼執太さんのフィールドレコーディングの音と映像の作品がありました。ただ、昼間だとプロジェクターの映像がほとんど見えないので要注意です。

    PHOTO

    BOOK

    animated (発想の視点)
    animated (発想の視点)

     

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    平田 晃久
    グラフィック社
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    CC OO|シーシーウー
    CC OO|シーシーウー

     

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    蓮沼執太 Shuta Hasunuma
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    ポップ オーガ
    ポップ オーガ

     

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    Shuta Hasunuma 蓮沼執太
    HEADZ (2008-09-17)
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  • 「ゼロ年代のベルリン – わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展 – 東京都現代美術館

    「ゼロ年代のベルリン – わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展 – 東京都現代美術館

    「ゼロ年代のベルリン – わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」展 at 東京都現代美術館

    1989年の壁の崩壊後、ベルリンは変化を続け、政治、経済、文化の実験場として世界の注目を集めてきました。ゼロ年代、ベルリンは世界の中で、アーティストを最も魅了するホットな都市となっています。そこではゆるやかなソーシャルネットワークがつくられ、ジャンルを横断する恊働や交流がなされています。グローバル化によって加速された複雑な政治社会状況に対して、各々の作品に忍ばせられた社会に対する意見(こえ)は、ベルリンの街に音楽(うた)のように響き渡っています。

    ということで、新たな息吹が芽吹いている熱気のある街としてのベルリンの00年代の作家を集めた作品展らしいのですが、あまりベルリンだからとか色々な実験場としての感じはわからなかったです。どちらかと言うとそういう場の空気というものはもちろんあるだろうけど、そういうもの自体がインターネット等によってドンドン薄まっている時代であると思うタイプなので、やはり特殊な地域はないんだなという印象の方が強く感じられた気がしました。

    様々な場所でブランコをゲリラ的に行う作品とかなかなか面白かったし、面白い作品もありましたけど、何となくインパクトの弱い展示だったかなー。

  • 「建築、アートがつくりだす新しい環境  – これからの“感じ”」展 – 東京都現代美術館

    「建築、アートがつくりだす新しい環境 – これからの“感じ”」展 – 東京都現代美術館

    「建築、アートがつくりだす新しい環境 -これからの“感じ”」展 at 東京都現代美術館

    SANAAとMOTの共同企画で行われている展示です。アートがつくりだすとアートの関わりも書いてあったんですけど、ほとんど建築展と言っていい様な内容だったと思います。あくまで建築側からの視点という印象です。

    そしてSANAAを中心として考えられる様な建築が多かったような気がします。模型も多かったしフランクOゲイリーのあたらしいマンハッタンのビルの写真とか模型とかもあったり、なかなか建築側からみると充実した展示だったと思います。原広司さんの動画が全部見ると2時間以上あったので、これを見る人は余裕をもっていった方が良いと思います。

    その他にも動画が結構あって一番最後の部屋にあった3D映像のSANAAのROLEX Learing Centerの映像が良かったです。SANAAのいつもの建築だなという印象も持てたし、さすがに本物を観に行くのとは違うけどかなり面白かったですね。これからはこういう映像が多くなるといいですねー。

    あと、中庭部分に雲を作る装置で中に入れるものが作られていました。いやー。雲の中って感じというよりも霧の無かって感じでしたけど、それはそれで面白かったな。

    BOOK

    豊島美術館 写真集
    豊島美術館 写真集

     

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    内藤 礼 西沢 立衛 鈴木 研一
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    GA ARCHITECT 妹島和世+西沢立衛 2006-2011
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    妹島和世+西沢立衛/SANAA 金沢21世紀美術館
    ウォルター・ニーダーマイヤー ルイザ・ランブリ ホンマ タカシ 長谷川 祐子 鷲田 めるろ
    金沢21世紀美術館
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    妹島和世+西沢立衛読本-2005
    妹島和世+西沢立衛読本-2005

     

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    妹島 和世 西沢 立衛 SANAA 二川 幸夫
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    妹島和世+西沢立衛/SANAA―WORKS1995‐2003
    妹島 和世 西沢 立衛
    TOTO出版
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  • 第680回デザインギャラリー1953企画展「BONSAI」- 松屋銀座 デザインギャラリー

    第680回デザインギャラリー1953企画展「BONSAI」- 松屋銀座 デザインギャラリー

    第680回デザインギャラリー1953企画展「BONSAI」at 松屋銀座 デザインギャラリー

    「盆栽」は古くは、中国・唐時代の「盆景」がその発祥とも言われていますが、平安時代、それが日本に伝わり、江戸時代に隆盛を極めるに至りました。自然界の大木の姿を鉢の中に凝縮させる独特の世界観は、日本人だけでなく、広く海外にも注目される存在となりました。時間と手間のかかることから、時間のゆとりのある人々に愛好されてきましたが、近年では、若年層の間にもその面白さがじわじわと伝わりつつあります。現代の生活の中に盆栽をどのように取り込むべきか、楽しむべきかなど、実践的な盆栽の在り方をご紹介してゆきたいと、盆栽家の森前誠二氏の監修の元、本展を計画いたしました。

    こんなコンセプトのもとやられている展示のようですが、実践的な盆栽のあり方というのは全然わからなかったのですが、とにかく盆栽がすごかったですね。樹齢が100年を越えている様なものをみると何故高額で取引されているのかがわかる様な気がしました。

    器に移すことで自然から人の手の中の環境で育てられるということで、盆栽というものが小さな生態系のようなひいては宇宙というようなものと結びつけられるということが簡単に理解できた様な気がします。その世界に歴史を刻むように育てるのだなということがわかって面白かったです。良い展示だったなぁ。というよりも盆栽がすごいのかもな。

    BOOK

    盆栽との対話
    盆栽との対話

     

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    森前誠二
    亜紀書房
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    お洒落な大人の盆栽入門
    お洒落な大人の盆栽入門

     

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    森前誠二
    情報センター出版局
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  • 「コビケンは生きている。 – 高橋コレクションより – 」展 – TABLOID

    「コビケンは生きている。 – 高橋コレクションより – 」展 – TABLOID

    「コビケンは生きている。 – 高橋コレクションより – 」展 at TABLOID

    東京藝術大学の学生がコビケン(古美術研究旅行)というものに行くらしいのです。京都に何泊かして周りの仏像とか色々な作品を見まくるらしいのですが、このコビケンをテーマに、高橋コレクションの中からコビケンにゆかりのあるアーティストの作品に焦点を当てた展覧会やるということらしいです。

    そしてキュレーターがフクヘンということでナカナカ面白そうだったので見てきました。

    高橋コレクションから作品を出しているので古い作品もあるのですが会田誠さんの「美しい旗(戦争画RETURNS)」とか上手い作品だなーって感じがしました。その他にも日本画的なものを感じさせる作品がいくつも出ていましたが、作家さん誰もが東京藝術大学の方だとは知らなかった。こうなってくるとコビケンという旅行はナカナカ影響あるのかなぁ?なんて思ったり。グループ展としては面白い展示だったと思いました。それにしてもこんなに有名作家の作品があるコレクションってすごいなぁ。

    BOOK

    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
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    小谷元彦 幽体の知覚 Odani Motohiko Phantom Limb
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    美術出版社
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    山口晃作品集
    山口晃作品集

     

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    山口 晃
    東京大学出版会
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    MONUMENT FOR NOTHING
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    インタートラベラー 死者と遊ぶ人
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    MONUMENT FOR NOTHING
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    会田 誠
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    三十路―会田誠第二作品集
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    会田 誠
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  • ライアン・ガンダー 「墜ちるイカロス―失われた展覧会」- メゾンエルメス

    ライアン・ガンダー 「墜ちるイカロス―失われた展覧会」- メゾンエルメス

    ライアン・ガンダー 「墜ちるイカロス ― 失われた展覧会」- メゾンエルメス

    銀座のエルメスの上のメゾンエルメスでやっているライアン・ガンダー展を見てきました。やりたい放題というか、コンセプチュアル。

    絵が外れた跡だけあって、それが作品だったり、なにも無いメゾンエルメスのなかで作品の説明をやっている作品とか。どうやら一個前の展示の作品説明をしているらしいのですが、それを自分の作品に取り込んでしまうとか。汚れてるアディダスのジャージとかも作品だったらしいし。何かが天井から落ちて来た跡など簡単な様な難しいような面白い作品が色々ありました。

    まさにコンセプチュアルというのはこういうことかという展示でした。

    BOOK

    Ryan Gander: Catalogue Raisonnable (Christopher Keller Editions)
    Jrp Ringier
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    Appendix Appendix: A Proposal for a TV Series by Ryan Gander and Stuart Bailey (Christoph Keller Editions)
    Stuart Bailey Ryan Gander
    Jrp Ringier
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    Intellectual Colours: Ryan Gander
    Intellectual Colours: Ryan Gander

     

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    Hans-Ulrich Obrist Francesco Manacorda Charles Esche
    Silvana
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    The Boy Who Always Looked Up
    The Boy Who Always Looked Up

     

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    Ryan Gander
    Cornerhouse Publications
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  • クリスチャン・マークレー「Scrolls」- ギャラリー小柳

    クリスチャン・マークレー「Scrolls」- ギャラリー小柳

    クリスチャン・マークレー「Scrolls」- ギャラリー小柳

    漫画のオノマトペの部分を切り取って新たな場面というか空間のみを作ってしまう様な作品でした。その他にもオノマトペを繋げて一つの巻物を作ってしまうという作品もありました。

    漫画というと日本人がやりそうな手法とも思えるんだけど外国人の作家さんがやってるところが面白くもあったなー。

    BOOK

    Christian Marclay: The Clock
    Christian Marclay: The Clock

     

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    Darian Leader
    White Cube
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    Christian Marclay: Festival (Whitney Museum of American Art)
    Yale Univ Pr
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    Christian Marclay: Cyanotypes
    Christian Marclay: Cyanotypes

     

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    Noam Elcott Margaret Miller
    JRP Ringier
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