藤森照信さんの「自然を生かした建築と路上観察」を水戸芸術館で観てきました。
藤森建築だなーというものが主に写真で展示されていて、そのほかにもスケッチや模型というよりはジオラマのようなものもあったりして、藤森さんが建築建築した建築家ではなく建築史家が少し建築をつくってますよという感じがわかるとも言えるような気がします。
なので、あまり超巨大な建築は作ってないと思いますが、とはいえ、壁の加工や銅のトタンのようなものを手作りしたり、屋根を緑化したりそういうのの処理はたいへんですし、そういうところは、藤森建築の特徴だし単なる建築史家だけじゃなく建築家だと言えると思います。
とはいえ、展示の1/3くらいはたねやに支配されていたというか、協賛なので仕方ないと言えるとは思いますが、とはいえ、結構たねやの印象が強かったです。まあ、もちろんその建築は藤森建築の代表作といえるのですが。
あとは、やはり茶室ですね。藤森さんといえば茶室の印象が強くて、もちろん高杉庵とか、空飛ぶ泥舟とか(これは実際入った、茶室として面白いけど、人数制限あり。笑)、そういうのの印象が結構あります。
最後は通常現代美術の展示をやっているところで、路上観察の展示をやっているという最後まで藤森照信さんだなという展覧会で終わっていました。5/7に磯崎新さんとのトークショーがあるようで予定があって行けなかったですが、聞きたかったー。
併設のカフェの作りは藤森さんなのかな?フリードリンクで結構ゆっくりしてしまった。本が読めるようになってるんだけども、ラインナップも良かった。