半田真規「トーキョーパレス」- statements

半田真規さんの「トーキョーパレス」をstatementsで観てきました。

立体なんだけどサンプリングのようなコラージュのような見た目で繰り返されて図像になっているという作品でそのリズム感が独特な立体になっています。こういうサンプリングのような立体ってあんまり見たことがなくておもしろかったです。構造としてレイヤーみたいのなっているのも平面を感じさせて、立体なのに平面に近づいている感じがしました。とはいえ、ギャラリーのほとんどを使っているという圧迫感を強烈に感じて平面ではないなという確認をするような展示でした。

新作となる本展覧会の『トーキョーパレス』は、「トーキョー」感を契機に、都市に見られるパターンをギャラリーの空間全体に割り付ける手法で制作されます。圧倒的な物質量で構成される「トーキョー」において、様々な素材は強制的に干渉しあい、連続したパターンとして重層していきます。また、そこに至るまでの物の移動は、莫大なカロリーを浪費する運動となり結果としての必然を生んでいます。

引用:http://statements-tokyo.com/exhibitions/past_160520.html

なるほどトーキョーの連続とパターンが重そうしている感じなのか。ふむふむというレベルの私ですが、圧倒的な物質感は確かに感じて圧迫されるような気分になりました。個人的には東京生まれなので、東京に物質量的なものは感じないのですが、そういう切り取り方もあるんだなと思いました。

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