今井俊介さんの「float」をHAGIWARA PROJECTSで観てきました。
最近は布とかに印刷されていたり、KAATのロビーとかに巨大な動画を投影する作品をつくったりしていた今井俊介さんですが、今回は元々の今井さんのスタイルの作品です。コレコレと思わず思ってしまう感じでした。
この平面と立体が入り混じったような、空間の作り方のうまさというか、構図のうまさというか、色や形のバランスの良さというか、そういうものが観て取れて面白かったです。
いいんだよなぁ。Spring Feverの小さい作品買いだったかなぁ。
ちなみにプレスリリースにはこんな感じに書いてありました。
今回の展覧会では、原点である平面作品に立ち戻り、新作のペインティングを発表します。 精密な筆使いにより画面の強度が高められた作品は、平面性をより強く感じながらも彩度や明度を意識した絶妙な色の選 択と構図のバランスや歪みによって、観ることの不確実性と新鮮なイリュージョンを鑑賞者にもたらしま
引用:https://www.hagiwaraprojects.com/_files/ugd/0034d8_5eb1e337558443c6b65479732d8743e1.pdf
今井俊介さんの作品は、大きいサイズの良さもあるんですが、ある程度の大きさのルールもあるのか、大きいと複雑になってしまう部分もあるので、小さい作品の良さもあると思っていて、要素が多すぎないのも好きです。
また、同じものを書いていてもトリミングの仕方や、キャンパスのサイズ感で全く違う作品に見えたりして面白いです。
単純なように見えて、じっくり観ていると新たな良い部分が見つかったりする面白い作品なので、いずれ家に飾ってみたい。