不勉強ながら掛井五郎さんという作家さんを知らなかったのですが、掛井五郎財団ができるほどの作家さんで、2021年の91歳まで作品を作っていたそうです。
一見、子供が作ったように思えてしまうようなプリミティブな形をしているのですが、そこには生命力のような力強さがあります。
絵画も合わせてみると、どれも人体でユーモアがある形をしている作品が多く無邪気に制作をしているのかな?というような自由さを感じます。
しかし、どことなく南米またはアフリカのような形状がところどころに見えたりしましたが、実際メキシコで教鞭をとっていたこともあるそうです。作品によってはジャコメッティのような細長い人体の形状が見えたりもします。
それにしても、こういう作家の作品を現代美術のフィールドで突然みせられて、古さを感じないところなど、ギャラリーのキュレーションというか、目利きを感じます。
実際、ここにない作品の画像や、アトリエの映像などをみるともっと無邪気で子供が作ったような作品もあるので、現代アートのフィールドに合わせているんだろうなと思います。
アメリカの西海岸とかでウケそうな展示のされ方だし、そういう感じのある作品のチョイスだなと思ったら、どうやらFRIEZE LOS ANGELESにも作品が出ていたようで、ギャラリーとはこういうものか、すごいなと思いました。
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INFO
掛井五郎
会場:タカ・イシイギャラリー
会期: 2023年2月25日(土)– 3月25日(土)
開館時間:12:00 – 19:00
休館日:日・月・祝
WEB:https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/28446/
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