カテゴリー: EXHIBITION

  • ギャラリー巡り 09.11.17

    ギャラリー巡り 09.11.17

    トーキョーワンダーサイト本郷で、TWS-Emerging 125/126/127を見てきました。

    小畑多丘さんの「IT’S JUST BEGUN」がスゴい良かった。木の彫刻なんですけど、それがまさかって思うような出来になっていて、面白さもあるんだけど、それだけじゃなくバランスとか立体としての空間の取り方とかそういうのが良かったです。もっと有名になったらもっとすごい物をつくりそうだななんて思いました。

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    次はいつもの清澄のギャラリーですね。

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    小山登美夫ギャラリーで、マーカス・コーツ 展です。Dawn Chorus(夜明けのさえずり)と Intelligent Design (インテリジェントデザイン)の2作品でした。インテリジェントデザインの方は、内容のバックボーンを考えると面白いかなとは思いましたが、実際の作品としては今ひとつ。それと比べると夜明けのさえずりは面白かった。夜明けの色々な部屋のしゃべり声を録っているんだけども、それの速度を速くするとあたかも鳥のさえずりのように聞こえるというもので、それが本当にさえずりのように聞こえるから面白い。鳥にもしかしたら言語があるかもとか、色々な事を思わされましたし、それ自体の映像も面白かったなー。

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    こちらも小山登美夫ギャラリー。こちらはグループ展ですね。情熱大陸にもでた青木良太さんとかも参加してました。オブジェでした。やっぱグループ展より、個展の方が好きだなぁ。

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    HIROMI YOSHIIでは小金沢健人さんのメモがやっていました。思っていたような作風とはちょっと違っていた部分も多少あったのですが、映像とかはイメージ的な部分もあった、思ってた部分だけじゃないんだなーと思ったり。あれとこれのあいだのときの速度の落書きの印象が強いんだろうなぁ。

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    馬喰町に移動して、まずはgallery αMへ。「変成態-リアルな現代の物質性」Vol.5 袴田京太朗さんの展示でした。

    空間を切断して再構成しているような彫刻作品ですね。すでにある彫刻作品とスライスして、それと全く同じ、スライスを作成してそれをつなぎ合わせているような作品なんですけど、カラフルな部分と古い彫刻の部分とのつながりとかが絶妙でした。

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    この後はTARO NASUで写真系でした。[Gallery 1]片山博文展「Exchangeable」[Gallery 2] 良知暁展「frames」でした。やっぱまだ、写真はよくわからない。

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    RoentgenwerkeAGでは、青木克世さんのmanieraがやってました。なんともいえない陶器のような作品がありました。ちょっと耽美的なニュアンスある感じかな?スゴい技術だったなー。

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    Space355です。一階のギャラリーはパク・スンフン個展でした。これは間を生かしたような絵画なんですが、金の使い方とかも上手くてお茶の表現といわれるとそうなのかもと思わされる所がありました。二階のギャラリーは高山陽介展でした。木の作品だったみたいなんですが、まるで陶器やプラスティックのようでした。

    BOOK

    空の穴 a Hole in my Head
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    小金沢健人
    ブルーマーク
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  • ジュリアン・オピー – SCAI THE BATHHOUSE

    ジュリアン・オピー – SCAI THE BATHHOUSE

    SCAI THE BATHHOUSEで、ジュリアン・オピーを見てきました。

    ジュリアン・オピーの印象としては、グラフィックデザインのような肖像画のようなものを書いてたり、ちょっとコミカルなマンガチックな物なんだけど、感情が読み取れないような、そういうものを作っている人という印象でしたが、今回はそのグラフィックデザイン的な部分を3Dに近づけるような事をしていて面白いなと思いました。

    良く画像でみるような2Dの感じはそのままなんですが、そこにどうにか動きをつけようとしているのか?アニメとは違うリアルな3Dの動画と合わせていたり、目が動いていたり、3D加工をしている絵画を作っていたりなど、強引な手法で2Dを3Dにしようとしている感じが、2.5Dと言って良いような普段見れないような不思議な絵画として落とし込まれていたのが印象的で面白かったです。

    BOOK

    Julian Opie Recent Works
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    Timothy Clark Sandy Nairne
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    Julian Opie (Tate Modern Artists)
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    Julian Opie Portraits
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    Julian Opie Daniel Kurjakovic
    Cantz
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  • COOP HIMMELB(L)AU「回帰する未来:FUTURE REVISITED」- ICC

    COOP HIMMELB(L)AU「回帰する未来:FUTURE REVISITED」- ICC

    COOP HIMMELB(L)AUのFUTURE REVISITED(コープ・ヒンメルブラウの回帰する未来)をICCに観に行きました。

    ウィーンの建築設計事務所なんですが、アーキグラムのリアル版とでもいうべきかと思ってしまうような事をやっていたりします。もちろん普通の建築物も作っていますが、中には雲のようなインスタレーションをやっていたり建築過程で必要となる情報のようなものをインスタレーションにしているといった、そういう類いのものを発表していたりしています。

    今回の展示もそのインスタレーションとして発表されているようなもので、いわゆる建築家の展示とは違って、体験するようなインスタレーションが含まれていました。

    自分の心拍数と同期して色や音をつけるような巨大機器や、動きとリンクして表示を行うようなものなど、それぞれ建築と関連しているようなしていないようなものがいくつかありました。全く建築グループとは思えない感じでしたね。脱構築主義の建築と呼ばれている建築の方もみてみたかったなー。

    BOOK

    Coop Himmelb(l)au: Beyond the Blue
    Prestel Pub
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    Covering + Exposing: The Architecture of Coop Himmelb(l)au
    Frank Werner
    Birkhaeuser Basel
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  • 「ヴェルナー・パントン展」- 東京オペラシティアートギャラリー

    「ヴェルナー・パントン展」- 東京オペラシティアートギャラリー

    ヴェルナー・パントン展を東京オペラシティアートギャラリーに観に行きました。

    パントンチェアのパントンさんですね。パントンカラーとも関係あると思ってて調べたんだけど、全く関係なかったです。スペルも違いました。勘違い。でも、それくらいデザインに影響を与えている人ですね。色の使い方、素材の使い方、形などどれをとっても新しい考え方をドンドン取り入れていったんだなという印象が残りました。

    椅子を中心とした、様々な家具のプロダクトの展示があって、そのあたりはナカナカ面白いな、ミッドセンチュリーとかスペースエイジとかそういうデザインの流れの中で、それらを周到しつつも壊して新しいものを作り出した、突出した人物だったんだなという歴史がわかりました。

    そのなかでも、フライヤーやHPのトップになっているファンタジーランドスケープはスゴく良かった。新しい家具というか建築というか。建築家がよく家具や椅子を作るが、椅子側から建築に迫っていく方が数は少ない。そういうものが見れた気がした。ミクロからマクロへ。こっちの方がマクロからミクロに落とし込むより難しいんじゃないかな?

    そんな形状的な新しさも感じましたが、色の使い方もスゴかったです、赤が多かったのかな?それとも部屋が赤だったからか?とにかく攻めてますね。これくらいのエネルギーがあると説得力があって思わず納得してしまう。新たなものへの挑戦を常に感じることができると言う意味でデザインが好きでなくても面白く感じれる展示になっていたと思います。オススメです。

    E-comfort パントンチェア FRP樹脂 レッド CH7141_FG04 24194
    E-comfort パントンチェア FRP樹脂 イエロー CH7141_FG06 24195
    E-comfort パントンチェア FRP樹脂 ホワイト CH7141_FG02 24193
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    ファンシェルフロアランプ
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    Verner Panton: The Collected Works (Vitra Design Museum)
    Mathias Remmele Hanne Horsfeld Sabine Epple Poul Hvidberg-Hansen Barbel Birkelbach
    Vitra Design Stiftung
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  • 隈研吾展「Kengo Kuma  Studies in Organic」- ギャラリー間

    隈研吾展「Kengo Kuma Studies in Organic」- ギャラリー間

    隈 研吾展 Kengo Kuma Studies in Organicをギャラリー間に観に行きました。

    隈研吾さんがついにオーガニックとか有機的っていう話をしていますね。結構流行なんでしょうか?有機的。隈さんといえば負ける建築なんだけど、いつの間に有機的に。まあ説明の所に環境の負けながらということだから、負ける手法としての有機的なんだから、わかると言えばわかるんだけど。

    そんな隈さんの新しい?試みを一つの本にまとめた、その出版記念の展示で、行ったらたまたまイベントでトークショーを行うタイミングでした。面白いトークでしたけど、あんまり有機的って感じでもなかったかなぁ。いや、そういう風にまとめる事もできないこともないかも。

    有機的というと伊東豊雄さんの専売特許っていうイメージがあるんですが、その分野にも少し隈さんが食い込んで来たというか、新しい解釈を見つけたんような。そういう点で面白い展示でした。

    BOOK

    Studies in Organic Kengo Kuma & Associates―スタディーズ・イン・オーガニック
    隈研吾建築都市設計事務所
    TOTO出版
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    負ける建築
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    隈 研吾
    岩波書店
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    隈研吾 最新プロジェクト
    エーディーエーエディタトーキョー
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    Mosaic-Keio University Kuma Studio 2002-2008
    隈 研吾
    慶應義塾大学出版会
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  • 松本陽子/野口里佳「光」- 国立新美術館

    松本陽子/野口里佳「光」- 国立新美術館

    光 松本陽子/野口里佳を国立新美術館に観に行きました。

    光というテーマのもとに2人のアーティストが作品を作ったっていう感じというよりは、光という物を使っているアーティスト2人使ったという展示ですね。

    野口里佳さんは、写真で確かに光を生かしたような、薄い柔らかい色合いの作品でした。白より白を目指した雪山の写真のとか展示含めて良かったです。

    松本陽子さんのドローイングはかなり力強かったです。光を意識した光のみを抽出したようなドローイングは良かったです。ドローイングで光を表すような作品は面白いのが多いです。何となく間を感じさせるという気がします。

    BOOK

    鳥を見る―野口里佳作品集
    野口 里佳
    P3 art and environment
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    Yoko Matsumoto―1989-1995
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    松本 陽子
    アキライケダギャラリー
  • 「GOOD DESIGN EXHIBITION 2009」- Tokyo Midtown

    「GOOD DESIGN EXHIBITION 2009」- Tokyo Midtown

    GOOD DESIGN EXHIBITION 2009を観て来ました。今年のグッドデザイン大賞候補の説明等がある感じの展示です。

    大賞候補を中心にその他の注目株とかが置いてあったりしたのかな?ビックサイトでみたなーとかそういうものもいくつかありました。

    それにしても何となくグッドデザインの意義とか歴史とかをもうちょっと簡単に分かるようにしておく部分をどこかに作っておいた方がいいんじゃないかな?ただ置いてあるだけにみえて、グッドデザインの方向性を見失ってしまう気が。

    BOOK

    ジャパンデザイン 2007-2008―グッドデザインアワード・イヤーブック (2007)
    日本産業デザイン振興会
    宣伝会議
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    ジャパンデザイン―グッドデザインアワード・イヤーブック〈2006‐2007〉
    日本産業デザイン振興会
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  • 表参道でギャラリー巡り 09.11.03

    表参道でギャラリー巡り 09.11.03

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    GYREのMoMA StoreでやっていたDetour。これは色々な有名クリエイターにMOLESKINEを自由に使ってもらってそれを展示ってものなんだけど、まあ実際MOLESKINEをプレゼントしてつかうんだから、このくらい自由できるよなーって感じ。あんま使ってない人とかもいて面白い。実際は高いから、あんな自由に使えないよなー。丁寧に扱っちゃいそう。まあ、でも、作品と思えば面白い展示だった。

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    同じくGYREでやっていたWITHOUT THOUGHT 10。コレは深澤直人さんのワークショップから出て来た作品を集めて展示というようなものなんだけど、テーマが箱でこれがなかなか色々な面白い箱があってビックリ。

    なるほどなーっていうのから面白いなーってのとか。箱という物をよく考えたということがわかる展示だった。こういうワークショップはそれ自体も面白いんだろうな。

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    その次はスパイラルでやっていたULTRA002。これはアートフェアですね。ギャラリー単位とかでやるアートフェアではなくディレクター単位でやるアートフェアらしんだけど、イマイチそのあたりの区別の付け方が一般人には全然わからないかも。

    作家とかギャラリーとかだけでも、色々な名前なのに他にディレクターの名前も出てて大混乱でした。単純にわかりづらかった。作品は見てて面白いのもいくつかあったし、知ってるのもあったり、欲しいなーっていうのもあった。

    最後は菊地敦己「PLAY@ABC」です。これは青山ブックセンター本店ですね。PLAYという菊地さんの作品集がでたんですが、その刊行記念のイベントで今までやったグラフィックの主にポスター的なものがいくつか飾ってありました。やっぱり好きな物が多いなー。ゆるくてカワイイっていわれそうな物なんだけど、スゴく余計なものをそいであってバランスが良いと思います。もちろんPLAYも買いました。お勧め。

    BOOK

    PLAY
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    菊地 敦己
    誠文堂新光社
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    Moleskine Pocket Squared Notebook Classic
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    Moleskine Plain Notebook Pocket
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  • アイ・ウェイウェイ展「何に因って?」- 森美術館

    アイ・ウェイウェイ展「何に因って?」- 森美術館

    森美術館で中国の超有名アーティスト、アイ・ウェイウェイのアイ・ウェイウェイ展 何に因って?がやっていたので、行ってきました。

    まずビックリしたのが、森美術館で初めてな気がしたんだけど、写真を撮って良いということになっていて、結構色々な人が写真を撮っていました。クリエイティブコモンズで、どーのこーのという事だけど、自分で見る分には良いという感じはOKのはず。これは他の美術館も含めて滅多に無い事でした。

    作品は色々な本とかウェブで見れると思うんだけど、有名どころは結構来ていたという印象。サイズ感とか展示方法とかは違うとかもちろんあるとは思うけど。全体的に観てアーティストというよりもクリエイターって感じかなって思ったりもしました。自分の信念や表現が外に溢れ出てしまう/表現せざるを得ないというよりは、何かこういう表現を思いついた/考えたということで何かを作っているという感じですね。もちろん両方あるんですが、比重では後者が大きいような気がしました。そういうところから、何かを文章にしたりしながら表現するということが上手いような気がしました。

    なので、どの作品も言葉で説明しやすい/されやすいものとなってそこが上手く色々な状況にフィットしてるような作品が多かったです。そのあたりがアイ・ウェイウェイがココまで有名になったポイントなんじゃないかなぁ?やはり一番有名どころはヘルツォーグアンドドムーロンとの鳥の巣ですかね?それだけの大きなプレゼンができる作家だなと思いました。

    BOOK

    AI WEIWEI―ACCORDING TO WHAT?
    AI WEIWEI―ACCORDING TO WHAT?
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    アイ ウェイウェイ
    淡交社
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    Ai Weiwei: Beijing, Venice, London, Herzog & De Meuron
    Weiwei Ai Charles Merewether Jacques Herzog
    Walther Konig
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    The Richness of Life: The Personal Photographs of Contemporary Chinese Artist Liu Xiaodong, 1984-2006
    Ai Weiwei Britta Erickson Charles Merewether
    Timezone 8
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    Ways Beyond Art: Ai Weiwei
    Ways Beyond Art: Ai Weiwei
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    Ivory Press
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    Ai Weiwei (Contemporary Artists (Phaidon))
    Karen Smith Hans Ulrich Obrist Bernard Fibicher
    Phaidon Press
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  • 長澤英俊展「オーロラの向かう所」- 埼玉県立近代美術館 / 川越市立美術館 / 遠山記念館

    長澤英俊展「オーロラの向かう所」- 埼玉県立近代美術館 / 川越市立美術館 / 遠山記念館

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    埼玉県立近代美術館と川越市立美術館と同時に開催される大規模な展示で、遠山記念館でも、同時に「NAGASAWA IN KAWAJIMA 長澤英俊展?夢うつつの庭?」が、開催されていた。なにやらおもしろそうだったので、行くことに。

    これが埼玉県立近代美術館と川越市立美術館のやっていた展示です。どちらの場所の作品も基本的にはつながるはずのない物体がつながっていたり、ありえるはずのないバランスや場所にそういうものが存在していたりという感じの作品が多かったです。

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    コレを作っている当時では相当新鮮な芸術って感じだったと思われるけど、個人的な印象としては近代芸術って感じかな?そこにある感覚や価値観を現物や物を見せる事で崩すという感じなんでしょうか?

    一番面白いなと思ったのは、「オーロラの向かう所−柱の森」で、これだけ、暗順応を使ったもので、暗闇の中に何分かいることで、ゆっくりと立ち上がる柱の森という感じ。これは物を見せることで何か感じるのではないものだったので、特に際立ってたと思う。

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    ちなみに遠山記念館の方は写真が撮れたので以下作品。

    遠山記念館の入り口ですね。話はずれるけど、この遠山記念館がスゴく良い建物だった。こういう家に住みたいもんだ。ホントに。まあ、現状では無理ですけども。

    こんな感じでしたね。まあ現物でみるともうちょっと面白いとは思うけど、写真だとよくわかんないな。

    BOOK

    長沢英俊 (水戸芸術館現代美術センター展覧会資料 (16号))
    長沢 英俊
    水戸芸術館現代美術センター
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  • ギャラリー巡り 09.10.24

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    小林耕平個展[右は青、青は左、左は黄、黄は右]
    日常のようなそうでもないような映像の中に不自然を自然と作ってる。そんな映像が流れてました。山本現代でした。

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    佃弘樹 個展 [ Recollections ]
    白黒で書かれた陰影のようなドローイングです。なんとなく建築を思わせる雰囲気のあるのがいいバランスでよかったです。かなり好きな部類でした。こちらはNANZUKA UNDERGROUNDです。

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    横尾忠則 東京Y字路 写真展
    横尾さんのY字路の写真ですね。Y字路の絵もいいんですけど、その原型となる写真の方もそれだけでレベルが高いんですね。西村画廊でした。

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    ウェイ・ジャ (韋嘉) 展渡辺 豊 展
    どちらも小山登美夫ギャラリーですね。どっちもなかなか良いなぁと思ったんですけど、イマイチ好みとは違ってたな。

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    イケムラレイコ MEZAME
    SHUGOARTSですね。薄くかすんだようなドローイング。柔らかさのなかにも力強い意志のようなものがある。

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    木村 友紀 「1940年は月曜日から始まる閏年」
    闇の中に隠れているようなプリント?ドローイング?をみるようなそんなものでした。

    そのほかにもHIROMI YOSHIIにもいきました。
    ミヤギフトシ|AuthorT.J. ウィルコックスがやってました。
    ミヤギフトシさんの方は結構好みなのもあったかなぁ。

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    ジャン=ミッシェル・アルベロラ展「大きいものと小さいもの ? チャプター2」
    メゾンエルメスでやってた展示ですね。ここは情報少ないから、気がついたらすぐいかないとね。結構いい展示が多いし。

    BOOK

    東京Y字路
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    横尾 忠則
    国書刊行会
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    冒険王・横尾忠則
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    横尾 忠則
    国書刊行会
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    Jean-Michel Alberola
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    Paris-Musees
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  • 銀座ギャラリー巡り 09.10.20

    銀座ギャラリー巡り 09.10.20

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    松屋のデザインギャラリー。「五十嵐淳+松岡恭子 北海道と九州の若き建築家の交錯」展がやっていました。これは結構みたいなと思っていたので、なかなか面白かったです。若い建築家のものもタマにはいいなぁ。

    アップルストアのトークショーがYouTubeにでてました。

    gggです。山形季央展でした。余り詳しくしらない方だったんだけれども、写真を上手く力強くつかっているなという印象。

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    ギャラリーG8です。原耕一 アートディレクション展「もうちょっとだな」結構昔からインパクトに残っているというか、こういうのグラフィックデザインあったよなーという作品がいっぱい並んでいました。最近あんまりみてないなーというタイプのグラッフィクだったかなー。

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    東京画廊 BTAPです。高橋淑人個展「…and so what a beautiful day it is again today」抽象画のようなペインティングでした。

    しかし、ペインティングというような括りとはちょっと違う重ねて行ったようなタッチが印象的でした。どうやら特殊な方法で書いているみたいですね。色の重なり合いとかそういう部分も結構好きでした。

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    山形季央 (世界のグラフィックデザイン 91)
    山形 季央
    ギンザ・グラフィック・ギャラリー
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  • ギャラリー巡り 09.09.18

    ギャラリー巡り 09.09.18

    河井美咲 Homeland 2020 (TAKE NINAGAWA
    子供の妄想が立体化されたような作品。

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    卒業設計日本一決定戦2009 (ギャラリー間
    学生の作品達。やはりトップの人とは違うが荒削りが良いのかな?

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    Sunny Side ZENSHI ’09 (ZENSHI
    うまく咀嚼できてないけども、面白そうな場所だからまた来よう。

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    青木陵子 オブジェクト・リーディング (FOIL GALLERY
    子供の落書き系。言ってみればマイクロポップ乗り。

    変成態?リアルな現代の物質性  Vol.4 東恩納裕一 (gallery αM
    デコラティブだけど中世ヨーロッパとかではない。でも、その空気感もありつつ、現代を切り取ってる感じが好き。

  • 「SENSEWARE」- 21_21 DESIGN SIGHT

    「SENSEWARE」- 21_21 DESIGN SIGHT

    SENSEWARE展に行った。21_21 DESIGN SIGHTで無料の展覧会がある事自体が結構珍しいことなんじゃないかなって思う。それに原研哉さんがディレクターだし、これは行くしか無いです。

    いろんな新素材の布を使った作品?提案?があるんだけど、やはり会場構成とかがかなり優れているので、それだけで面白い。

    新素材を使った発想のような作品達はかなりの人々がつくっていてそれだけで、結構エッジがある感じにまとまっていました。

    東信さんの苔とかもインパクトあったし、何度観ても原さんの水滴のやつは綺麗だなーって思うわけで、作品自体には触れないけど、布に触ってなるほどなーとか。バランスのとれた面白い展覧会でした。

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    TOKYO FIBER '09 SENSEWARE
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    原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所
    朝日新聞出版
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    TOKYO FIBER'07 SENSEWARE
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    原 研哉+日本デザインセンター/原デザイン研究所
    朝日新聞社
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  • 「Stitch by Stitch 針と糸で書くわたし」- 東京都庭園美術館

    「Stitch by Stitch 針と糸で書くわたし」- 東京都庭園美術館

    「Stitch by Stitch 針と糸で書くわたし」を観に東京都庭園美術館へ。個人的には手塚愛子さんが出るってことだったんで注目。でも、アートシーンとかでこの展示の情報を流してた時に出てた、奥村綱雄さんの作品もかなり注目。あと、MOTで金氏さんとやってた伊藤存さんとかもでるし、案外刺繍って層が厚いジャンルなのか???

    手塚さんの作品はやっぱり圧巻というか、でかいだけでも存在感があるんだけど、その裏に隠れてる糸たちがやはりなんというかスゴい。糸の束や色が一つの流れのようになっていてその存在感が刺繍されているものよりもあったりする。表と裏どちらが重要か分からなくなる感じ。

    奥村綱雄さんの作品はホントに細かい。それを作ったシチュエーションとその作品が置いてある事で説得力が増すというか。とにかく細かいところや変色してしまっているところに時間の堆積を感じるし、そこが警備というアルバイトと結びつくところもある。

    秋山さやかさんの作品もしばしば観るが、何となく今回はレシートとか貼付けてないし、キレイにまとまってて面白みに欠ける。汚いものやあり得ないものがついてこその美みたいなところもあるかなーって思ってたので。

    伊藤存さんは分かりそうで分からない。抽象的すぎるという所が狙いなんだろうけど。もはやよくわからないところまで行ってるので微妙な気分。まあ、そんなこんなだったけど、全体的には面白かった。

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    ステッチ・バイ・ステッチ 針と糸で描くわたし
    東京都庭園美術館
    求龍堂
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    NEW TOWN
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    伊藤 存
    リトルモア
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  • 杉本博司「Lightning Fields」- ギャラリー小柳

    杉本博司「Lightning Fields」- ギャラリー小柳

    杉本博司さんの静電気を転写するようなLightning Fieldsだけで個展をやっていました。場所はギャラリー小柳です。

    杉本さんの作品はいつもコンセプチュアルな感じだと思っていて、今回もまさにそのような感じで、どのように読み解けば良いのかのヒントになるようなのを入り口付近に紙として配っていました。

    歴史の歴史で見ていたので、あまり衝撃的にビックリするような感じはなかったです。しかし、良く見ると、毛のようであり有機体のようでもありという表現方法がスゴいです。まさに発見。考え方や捉えしだいでいくらでも作品が出来そう。ライトニングフィールドの展示でした。

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    HIROSHI SUGIMOTO
    HIROSHI SUGIMOTO
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    杉本 博司
    ADP
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    歴史の歴史
    歴史の歴史
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    杉本 博司
    六耀社
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    IN PRAISE OF SHADOWS
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    杉本 博司
    現代美術センターCCA北九州
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  • 「neoneo Part1[男子] ネオネオ・ボーイズは草食系?」- 高橋コレクション

    「neoneo Part1[男子] ネオネオ・ボーイズは草食系?」- 高橋コレクション

    neoneo Part1[男子] ネオネオ・ボーイズは草食系?を高橋コレクションで見て来た。

    雨宮庸介、岩永忠すけ、梅津庸一、大竹竜太、大野智史、川島秀明、倉重迅、小出ナオキ、小西紀行、小橋陽介、佐藤允、竹川宣彰、田代裕基、田中功起、谷口真人、彦坂敏昭、 日野之彦、宮崎勇次郎、山本竜基、渡抜亮という面子でそれぞれの人の作品が一点ずつというたちでの展示。合同展のようでもあるが、結局は高橋さんのコレクションからでているワケなので、妙な統一感はあるような気もする。

    見たいなーって思ってたのは田中功起さんのだけど、そのほかにも結構いいなぁって思うのもいくつか。田代裕基とかの彫刻になるのかな?とかも結構力を感じたし、脱力や最近いう所のマイクロポップ的なものもいくつか。面白かった。同じコレクションだからしかたないけど、やっぱり何かネオテニージャパンと同じ雰囲気を感じる。

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    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
    美術出版社
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    The End of Summer
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    田中 功起
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  • ギャラリー巡り 09.10.01

    ギャラリー巡り 09.10.01

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    ゴ・ギョンホ個展「たゆたう けしき」KEUMSAN GALLERY TOKYO
    これは、越後妻有のFUKUTAKE HOUSEで観たのと同じですね。
    荻原賢樹展 – GALLERY HASHIMOTO
    柔らかいふわっとした感じ。ギャラリーハシモトっぽい気もする。

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    宮本隆司 「草・虫・海」 (TARO NASU)
    虫や鳥などを切り取ったような作品。何らかの記号のようにも見えてしまうが生き物であるという事を思ったり。

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    ヨナタン・メーゼ 展「ミシマ・イズ・バック」- Tomio Koyama Gallery
    三島を利用したアートプロパガンダ?うーん。わかるようなわからないような。
    エルネスト・カイヴァーノ 展「彼女が枝にあたえる影響」- Tomio Koyama Gallery
    ドローイングとコラージュがあったけど、ドローイングはイマイチよくわからず。コラージュの方は結構好きだった。自然物のコラージュで遠目からそれを思わせない作り。
    ジョシュ・スミス|Josh Smith「Paintings」- hiromiyoshii
    万代洋輔「ラジコン」- hiromiyoshii
    あんまり細かく覚えてない。
    エルムグリーン&ドラッグセット「SUPERMODELS」- Taka Ishii Gallery
    川久保玲さんを含めた服飾デザイナーに謎の立体の服を作ってもらって、それを着せて写真を撮ったり展示したり。スーパーモデルってナンだろう?
    米田知子「Rivers become ocean」- SHUGOARTS
    写真綺麗だなーとか上手いなーとか思うけど、まだ写真はよくわからず。

    宮城勝規「unknown memories」- Ohshima Fine Art
    神楽坂に出来た新しいギャラリー。子供を柔らかく書いたようなドローイング。
    川口奈々子「7人の小人はまだ来ない」- Yuka Sasahara Gallery
    オドロオドロしい感じもあるんだけど、ポップなカラーでポップな線で書かれているそのバランスが絶妙。好きな感じだったなぁ。

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    柔らかな器?感覚の境目を行き来する6人の作家 (松の湯)
    松の湯という銭湯の使われていない2階でのインスタレーション。会場が雰囲気あり過ぎでそれと作品のバランスが難しいですね。場所に作品が食われる感じ。

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    足立喜一朗 「シャングリラ2」- YUKA CONTENPORARY
    MOTのSpace for your futureで面白かった。電話ボックスディスコを作った人ですね。今回はOOMを作ったり自然と絡んだ作品を作ってました。動画があったので、載せておきます。リアルなOOMぽくて面白かったです。

    こちらは、噂の電話ボックスディスコの動画。

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    Space for your future―アートとデザインの遺伝子を組み替える
    長谷川 祐子 関昭郎
    INAX出版
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  • 「女性アーティストと、その時代」- 資生堂ギャラリー

    「女性アーティストと、その時代」- 資生堂ギャラリー

    出かけたついでだったので、銀座を歩いていたんだけど、いつも良く行くところで資生堂ギャラリーに。やっていたのは、「女性アーティストと、その時代」でした。

    資生堂ギャラリーであつかった、歴代女性アーティストの作品を展示するという展示。といっても、資生堂だから、もともと女性アーティストの展示が多いような気もするんだけど、今回は女性アーティストに限っていた。

    ただ、やっぱりどうしても合同展みたいなものはまだ慣れなくて、一つの作品でその作家の色々な部分までが理解出来る訳でもないので、それぞれの作家の良さがわかりにくい気分。

    ピピロッティ・リストの作品が少しいいかなーって思ったけど、それくらいだったかな。それよりも資生堂ギャラリーの年表とかどういう風に雑誌に取り扱われているかとかその辺の方が面白かったかも。年表と合わせて本や雑誌が置いてあったりしたので、じっくり観るのも面白いかも。こんかいは時間がなくてぱらぱら見たくらいかなー。

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    資生堂ギャラリー七十五年史―一九一九~一九九四
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  • 「都市的知覚」- トーキョーワンダーサイト本郷

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    トーキョーワンダーサイト本郷でやっていた、都市的知覚を見てきました。本郷のトーキョーワンダーサイトはいつも行こうかなーどうしようかなーくらいなんだけど、今回のフライヤーをみたら、湾仔の地下鉄が取り上げられててどんな作品か気になったので、行く事にした。

    目的としていた、世界各国の地下鉄を見せる作品は何となく盛り上がらない。フィールドレコーディングしたような音をちょっと3次元っぽく聞かせるインスタレーションが面白かった。その空間とリンクした音があるとリアルに感じられる気がした。そのほかだと、昨日と明日をナレーションしてその間の今日を映像で埋めるという作品は目新しくはなかったけど、面白かった。今を語らない事が新鮮だったのかな?勝手にお天気カメラに写るように風船を飛ばしたり、ひまわりのタネを勝手に埋めたりする成功!って感じではなかったので、アイデアとしておもしろいなーっていう感じはあった。

    全体的にレベルは結構高いのかなーなんておもった。あんまり有名じゃないのかもしれないんだけど、レベルが高いのをどうやって見つけて来てるのかな?前にやってたのでも面白いのとかあったし、トーキョーワンダーサイト本郷には、もうちょっと来るようになっても良いかも。

  • 「GOOD DESIGN EXPO 09」- 東京ビッグサイト

    「GOOD DESIGN EXPO 09」- 東京ビッグサイト

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    毎年名前が変わってる気がするんだけど。一時期GDPとか言ってた事もあったと思うし、それ以外にも名前がある気がする。その名前が定まらない事自体、デザイン出来てないのかななんて思ったりするけど。そんなGOOD DESIGN EXPO 09に行ってきました。

    入り口はこんな感じでナカナカ賑わってる。毎年毎年展示は見やすくなってると思う。だけど、何となくイマイチ良い作品とか減ってるのかな?って思ったり。これは自分の感覚に依存する部分が大きいのかもしれないけど。または、出展数とか減ってるのかな?あと、どう考えてもwebとかコンピューターのsoftとかについてはあまり触れられてなくて、現実との乖離を感じたりもする。ただ、デザインの祭りとしては良いと思う。

    今回もこんなに広い空間でグッドデザインになりたい物たちが集まってたワケだけど、気になったのは、スタイロフォンとマイク付きピアニカとかかな。楽器系だけになってしまった。そのほか、そんなになかったです。携帯とかPCとかは確実に進化が止まってると思うし。

    そもそもグッドデザインって言葉には日本デザインコミッティーが大きく関わってるはずなんだけどなーって思ってたんだけど、そのデザインコミッティーのあたりのことは全く感じさせない。デザインコミッティーには名だたる重鎮たちが名前を連ねているし、重い歴史もあるから、そのあたりとは分離出来てるのは良いかもしれないけど、やはり柳宗理さんとかの物にGマークがついていると感慨深いし。微妙な線だな。

    ただ、このグッドデザイン賞ってのは国が始めた事みたいだから、そのあたりで、仕切り直しがされているのかもしれない。なにか隠された歴史とかありそうだなぁ。兎に角、このGDEXではなんとなく微妙な理念がしっかりしてないのか、基本がぶれているというか、そういう危うさを毎回感じてしまう。そんなこんなだけど、楽しめました。