今井俊介さんの「range finder」をHAGIWARA PROJECTSで観てきました。
今井俊介さんの作品のスタイルは、ストライプやドット柄のカラフルな布がはためいていて、それが重なり合っているような作品です。
ギャラリーに展示されている布にすでに作品の柄がはいっていて、それをさらに平面として作品化したような作品になっているような展示でした。
そのため、すべての作品に共通して、何となく似たような色や組み合わせというのが観られるような気がするんですが、かといってここであるというところがあるわけでもないところに引き込まれます。
2次元の作品を布に一度写し取ることによって、3次元としてそして2次元に還元していくような、それを何度も繰り返すことによって多層化した空間が広がっているような。そんな奥行きのある作品に感じることができました。
今回はドイツでやった展覧会の巡回のような形で同じ作品が置いてあるようですが、以前にShiseido Art Eggの時の展覧会タイトルも同じだったようで、この布と絵画というスタイルをやるときはこのタイトルになるのかもしれません。
もしかして、以前の展覧会の作品が布になっていて、この展覧会自体も入れ子状というか、何かの連続性のようなものが仕掛けられているのかもしれないです。
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