金氏徹平さんの「POOOPOPOO」をYumiko Chiba Associatesで観てきました。
金氏徹平さんの2人展などはありましたが、個展としては、Yumiko Chiba Associatesさんでは初の展覧会だと思われます。
今回の金氏さんの展覧会も新しいタイプの作品というイメージの作品なのですが、毎回毎回あたらしいので一体最近の作品ってどんな感じなのか掴みきれないという感じがしています。
金氏さんというと立体作品というイメージだったころもあったのですが、最近は比較的平面の作品が多いようにも思えます。
今回の平面作品は、Stare Reapの印刷をつかった独特の凹凸のある印刷がペインティングに混ざっているようなタイプの平面作品でした。
作品としては、今までのStare Reap作品では観たことのないような大きなサイズでさらには、いくつかの平面ペイントの手法が混ざっているようでした。
もちろん、印刷されているものもコラージュと言っていいような感じなのですが、手法としても手法をコラージュしている方法にも見えました。
そんな中、アーティストステートメントなどを観ていると、この新展開がどのように作られているのかがわかって面白いです。
■アーティストステートメント
タイトルのpとoの羅列は途中までは正確に作品の制作プロセスの順番を追っているが、途中からは無意味なフィクションです。
photo、on、phenomenon、oil、paint、of、picture、object、panel、over、pour、or、print、opposite、planet、optimize、paper、、、
液体としての写真、絵。”oil on photo” 、”写真の写真”から”photo on oil”、”絵の写真の絵の写真”。
これらの作品は絵画ではなく、コラージュによって空間を作り出す彫刻だと考えています。
一時的な単位、空間、歴史、集団、価値、を作り、それがまたバラバラになったり、別の何かに変化していく。
閉じた一つとして見えていたものを、解体し、それ自体をマテリアルとして見て、それらの層の中に空間を作ることで異物やフィクションが紛れ込む余地を作っています。
引用:http://ycassociates.co.jp/exhibitions/2022/12/22/1688/
MOVIE
PHOTO
BOOK
INFO
金氏徹平「POOOPOPOO」
会場:Yumiko Chiba Associates
会期:2023年1月19日(木)- 2023年2月25日(土)
開館時間:12:00 – 19:00
休館日:日、月、祝
WEB:http://ycassociates.co.jp/exhibitions/2022/12/22/1688/
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