タグ: HARMAS GALLERY

  • 清水信幸「踊れる線と肉」- HARMAS GALLERY

    清水信幸「踊れる線と肉」- HARMAS GALLERY

    清水信幸さんの「踊れる線と肉」をHARMAS GALLERYで観てきました。

    清水信幸さんは、以前は平面が立体化したような、あくまで絵画あるいは平面が立体的に立ち上がっているような印象の作品でした。
     
    今回はどちらかというと、平面というよりは立体と言って良いような作品で、空間または空中にドローイングしたような感じの作品でした。

    立体であり絵画であるような不思議なバランスの上で成り立っていて良かったです。立体すぎない平面すぎない。気になるバランスが最高です。

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    INFO

    清水信幸「踊れる線と肉」

    会場:HARMAS GALLERY
    会期:2022/10/8(土)〜11/12(土)金/土/日のみオープン
    WEB:http://harmas.fabre-design.com/past/1956/

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  • 高橋大輔 中村太一 今野健太「Gallery Show -After Fair-」- アルマスギャラリー

    高橋大輔 中村太一 今野健太「Gallery Show -After Fair-」- アルマスギャラリー

    高橋大輔さん、中村太一さん、今野健太さんのGallery Show -After Fair-をアルマスギャラリーで観てきました。

    2つのフェアに向けて制作された新作をふくむグループ展です。

    なんとなくイメージで言うとアートフェアで売るために、その作家のいわゆる売れそうなど真ん中の作品を展示して売るのが一般的なのかなと思っていたのですが、この3作家さんたちは逆に安定したものではなく意欲的に新たな手法を出しているところが攻めの姿勢で良いなーって思いました。

    スピード感のある水彩のイメージがあった中村太一さんが油彩で重みがありながらもスピード感があるままに書いている感じとか結構これから面白そうに感じたり、

    高橋大輔さんとかは、あの絵の具を重ねて彫刻しているようなスタイルを圧縮したようなスタイルになって変わっていたり、

    今野健太さんは、ブロンズとか大理石ではない石を使った作品を作っていたり、と新たな作品を全員が提示していたので、作家さんのステップがみれるという意味でなかなか面白いと思いました。個人的には中村太一さんの油彩が結構気になるなー。Radioheadのジャケットとかになりそうな雰囲気を持っている感じとか、なんとなくストリートのスピード感を感じさせるタッチとか。まあ、自分の好みの方向に変わるとか、変わって欲しいとかではないけど、これから楽しみな感じです。

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  • ART FAIR TOKYO 2017 – 東京国際フォーラム

    ART FAIR TOKYO 2017 – 東京国際フォーラム

    ART FAIR TOKYO 2017に行ってきました。

    目玉はシャガールとかだったのかな?撮影禁止でしたけども。とはいえ、なかなかびっくりしたのが、会場の端の方の会場外みたいな部分に家が建ちそうな値段のKAWSの作品があったこと。(たぶんちょっと盛りすぎな値段な気がするんだけども)周りにあったKAWS作品の値段を全部足したらびっくりな値段になるのに会場外か…。

    隣にはジャンミッシェルオトニエル

    なんとなく雰囲気だけだけど、少しだけコンテンポラリーアートの面積増えてたような?

    入ってすぐ名和晃平さんやら、小金沢健人さんやらやら

    ミヅマアートギャラリーで堀浩哉さんと金泰浩さん。金泰浩さんのミニマル感良い。

    話題のASAKUSAいろいろ状況もあり、じっくり見れなくて残念

    アルマスギャラリーの高橋大輔さん。大きいのに目が行くけど、横の斜めのやつとか、立てかけてあるのとかも良い。(もちろん大きいは、遠近どちらでも面白くて、すごくよい。)

    Satoko Oe Contemporaryは金氏徹平さん。モビールの作品すきです。

    青山目黒 x ギャラリー壺中天の羽永光利さんの写真。見応えがある。歴史的イベントの写真とかとか。とにかく展示としてしっかりしていて個展レベルの展示だった。

    ANDO GALLERYのショナ・トレスコットの風景画は良かった。

    日本以外の国から来ているギャラリーも多くはないけど、一応ありました。結構韓国のギャラリー良かった。

    あと、これは完全にチケットのいらない会場外だったけど、若手のPOPUPみたいなのをやっていて、そこも結構良かった。近藤亜樹さん、中村太一さん、森千裕さん、コバヤシ麻衣子さんとかとか。

    全体的には、良い作品もあったし、まあ目玉はないとはいえ、どうせそんなもの買えないから、個人的には良かったとは思う。

    でも現代アートのアートフェアとしてはイマイチだとおもうけど、日本的にはこんなもんなんだろうなー何て思ったりしました。

    うーむ。それでいいんだろうか。ART BASEL HONGKONGがあると思うとなんとも。

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  • たちばなひろし 清水信幸 – アルマスギャラリー

    たちばなひろし 清水信幸 – アルマスギャラリー

    HARMAS GALLERYで「たちばなひろし 清水信幸」の2人展が行われています。

    たちばなひろしの作品は、一見すると儚げで流動的な印象の抽象画に見えますが、画面に置かれた筆跡は、それぞれ特定のモチーフをトレースしたのちに剥離され、キャンバス上に貼り付けられています。選択されるモチーフは作家自身に関わる日常的な風景や身近なイメージであり、それらをその場の記憶や雰囲気などのうつろう感覚を織り交ぜトレースしていきます。

    清水信幸は、空間に自身の筆跡が絵の具の質量を伴って浮かんでいるような作品を制作しています。作家自身が幼少の頃に河原の石を積んで遊んだ記憶をもとにした、石ころのように立体的な絵画の制作をスタートに、現在は自身のドローイングを忠実になぞらえた支持体をつくり、その上にアクリル絵の具を塗りつけていくという制作方法をとっています。

    やはり最初にみると清水さんの作品が気になってしまう。絵画の枠に入るんだとは思うんだけど、立体とも捉えられる。だけども、やっぱり認識としては絵画だなーという気がする。筆跡のような作品の形自体が絵画を想像させるのかなという感じ。とはいえ、その立体的な作りも魅力的で良さがあり、その立体と絵画の曖昧な感じが好きな感じ。

    たちばなさんの作品は説明されるまで、よくわからなかったんだけども、それぞれが何かをトレースしているということがわかるとグッとそれを読み取りたいという気持ちになって面白みが出てくる感じ。大きなやつは、文房具屋にある試し書きの紙をトレースしてるみたいなことを聞いていろいろなところの線がそれぞれ気になってしまった。笑

    MOTサテライトもやっているし、Satoko Oe Contemporaryもやってるから、合わせ技で周るのが結構オススメです。

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