カテゴリー: EXHIBITION

  • 六本木アートナイト

    六本木アートナイト

    六本木の夜をアートが占拠するイベントに行ってきました。六本木アートナイトです。なんと行ってもメインはジャイアント・トらやんです。ヤノベケンジさんのトークを聞いたんですが、面白かったです。最後に火を吹かせていたのも印象的でした。笑

    こんな巨大ロボが火を噴くだけでもおもしろいですけどね。
    今はMOTに展示してあるらしいですけど、火は噴くのかな?
    噴かないだろうなー。

    トークでは、子供が喜んで、大人が顔をしかめるような
    事をやって行きたいみたいなトークをしてて面白かったです。

    R0016477-pola.jpg

    で、そのほかにも、トリエンナーレで三渓園に出てた
    霧のアーティスト中谷芙二子さんの、霧とライトのインスタレーション「霧の庭:毛利庭園 (#47662) 」がやっていたりしました。

    三渓園の時の方が場所との相性がよかったので、すごかったですが、こういうビルの中に近いような場所でも良かったです。

    これは横浜トリエンナーレのときの三渓園の様子です。Youtubeにあったものを引用しています。

    そのほかにもダンスの人とか、ミッドタウンの公園をぼんやり光る風船でたくさんにしているところとか、いろいろやっていました。

    アートイベントとして面白かったです。こんなに大きくアートで都内でイベントやる事もないし、来年もぜひやってほしいです。

    無料バスなんかも走らせてたし、たくさんの人員をつかってましたし。とにかく色々なところで大きくて面白いイベントだったと思います。続くと良いなー。

  • 「VOCA展 新しい平面の作家たち」- 上野の森美術館

    「VOCA展 新しい平面の作家たち」- 上野の森美術館

    上野の森美術館にVOCA展を観にいきました。最近は主に立体とかインスタレーションものを多くみた気もしますが、やはりベーシックに絵画というか平面で作成している人たちの強みみたいなものを感じることになりました。絵画というすでに成り立っているものの上でいろいろなことをするとやはり導入として入りやすいし、評価がされやすいんだなぁという印象があります。もう評価の仕方がある程度成熟しているというか。

    今回気になっていたのは、田尾創樹さんと小金沢健人さんです。

    田尾さんはやはり信頼と実績のおかめプロ的なものを出してきてました。でも、やっぱ絵画として出しているのか結構レベルの高いよくできたものでした。小金沢さんは立体を平面に落としこんでそれを少しだけ立体にしたような。2.5次元的に思えるものでした。平面作品ギリギリという印象をうけましたが、そこがさすがだなと思うところでもあり。

    そのほかにも、いろいろな人たちがオススメするだけあって、レベルの高い作品がありました。平面をあらためて見直したというか、平面のパワーっていうものを感じ取ったような気がします。

    BOOK

    空の穴 a Hole in my Head
    空の穴 a Hole in my Head

     

    posted with amazlet at 09.03.26
    小金沢健人
    ブルーマーク
    売り上げランキング: 328197
  • 「20世紀のはじまりピカソとクレーの生きた時代」- Bunkamura

    「20世紀のはじまりピカソとクレーの生きた時代」- Bunkamura

    渋谷の東急Bunkamuraで20世紀のはじまりピカソとクレーの生きた時代を見てきました。招待券がもらえたので。Bunkamuraってすごく混んでいるイメージがあったんですけど、すごいってほどではなく(混んではいたんですが)よかったぁ。

    ピカソとかの生きた時代の作品を多く集めていて、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館が改修工事中でそこから持ってきたとのことでした。シュルレアリスムとかダダとかフォービズムとかキュビズムとかその辺の説明とともに実作があるという感じでした。やはり、絵画でも流行とかがあって、有名画家はそれに上手く乗って変幻自在にやっているんだなと思いました。

    あと、このドイツの美術館はドイツのクレーの作品が多くもっているようで、その作品も一緒に並んでいました。こっちは音楽からインスピレーション受けているみたいなものも多かったです。

  • 田中功起「シンプルなジェスチャーに場当たりなスカルプチャー」- 青山|目黒

    田中功起「シンプルなジェスチャーに場当たりなスカルプチャー」- 青山|目黒

    R0016391-pola.jpg

    田中功起さんの「シンプルなジェスチャーに場当たりなスカルプチャー」をAOYAMA|MEGUROに観にいきました。

    まさにタイトル通りという感じのするスカルプチャーやら何やらが、たくさんあって、田中さんの感じがよく出ていたような気がします。このスタイルに至った経緯とかそういうことを含めて面白いような気がします。

    同名の映像作品がYoutubeにありましたので、貼っておきます。終わりの方に出てくる、パンを積み重ねて飛んでいくのが印象に残ってしかたないです。なんとも言えないのですが、静かに強いインパクトというかなんと言うか。

    R0016392-pola.jpg

    それにしても青山|目黒は、はじめて行きましたが、なかなかいい感じの場所と雰囲気です。

    入り口がこんな感じで、ちょっとわかりづらい。

    外から中が普通に見えます。本の帯を青木淳さんが書いてたりするのも面白いです。

    BOOK

    The End of Summer
    The End of Summer

     

    posted with amazlet at 09.03.26
    田中 功起
    赤々舎
    売り上げランキング: 462840
    これからを面白くしそうな31人に会いに行った。
    近藤 ヒデノリ 米田智彦 サトコ(TOKYO SOURCE)
    ピエ・ブックス
    売り上げランキング: 103353
  • 「都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み」- オペラシティーアートギャラリー

    「都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試み」- オペラシティーアートギャラリー

    R0016371-pola.jpg

    都市へ仕掛ける建築 ディーナー&ディーナーの試みが、オペラシティアートギャラリーでやっていたので、行ってきました。

    都市に埋め込まれていくようなイメージで建築が成り立っている感じでした。周りとの関係性からのみ建築が作られているということで、なんとなく負ける建築という印象もなくもないんですけど。

    しかし、負ける建築とは何か違って周りに負けたり、環境と同化するというよりも、そのままあるべきものをそこに置くというような。だから、建築の個性というか、誰建築なのかすぐわかるというようなイコン的なものはない建築でした。

    ただ、共通するテーマのようなものがあったので、そこを見ると誰がやったかわかるというような。なので、展示は模型と図面と画像というような趣向でした。

    BOOK

    Diener and Diener
    Diener and Diener

     

    posted with amazlet at 09.03.22
    Ulrike Jehle Schulte Strathaus
    Rizzoli Intl Pubns
    売り上げランキング: 118592
    負ける建築
    負ける建築

     

    posted with amazlet at 09.03.22
    隈 研吾
    岩波書店
    売り上げランキング: 145241
  • さわひらき「さわひらき展」- Ota Fine Arts

    さわひらき「さわひらき展」- Ota Fine Arts

    R0016333-pola.jpg

    オオタファインアーツで、さわひらき展がやっていたので行ってきました。

    オオタファインアーツも、こういう倉庫みたいなところにありました。これから倉庫っていう立地は良いんじゃないかなー。なにやら倉庫には面白いものがありそうな気がしちゃいますね。

    作品数は2つだったのかな?ひとつは2つの映像が対峙しているものですね。静かな映像なんだけど、なんとなく違和感のような不思議な感じをさせる作品でした。ちなみにこの作品の音楽がテニスコーツだったのでちょっとびっくり。

    もうひとつは、映像の中のような部屋があってその部屋の外には宇宙のような海のようないろいろな広大で寂しげなような夢のようなそういう世界が広がっているというような作品でした。

    全体的に静かで暗い感じなんだけど、耽美的という感じとはまた違っているし、侘び寂びともちょっと違う、さわひらきさんの空間ができていたと思います。最終的には映像や作品そのものよりもその中にいるところで感じる雰囲気が作品なのかなって思ったり。面白い展示でした。この辺でちょっと雰囲気がわかるかな?

    あと、このひとつ下のフロアにある、btf(バタフライストローク)のショップがかなりショップらしからぬいい感じだったので、ここも一緒に行くのが良いと思います。

    BOOK

    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
    美術出版社
    売り上げランキング: 143687
  • 「コラージュ – 切断と再構築による創造」- 東京国立近代美術館

    「コラージュ – 切断と再構築による創造」- 東京国立近代美術館

    R0016328-pola.jpg

    コラージュ -切断と再構築による創造を観に東京国立近代美術館へ。

    とはいえ、扱いもちょっと小さくて、おいてあるものも絵画的視点からで、最近のものも少しありましたが、歴史を追いかけていくというかたちで、コンセプトは良いんですけど、広い範囲を取り上げすぎな気が。

    切断と再構築による創造って言うけど、それについてあんまり言及している感じはしなかった。手法として面白いという感じはありましたが。が、いまいち不完全燃焼な展示でした。

    一緒にやっていた横山大観《生々流転》は、大作を見れて面白かったです。

  • 「GEISAI#12を語る」- GINZA Apple Store

    「GEISAI#12を語る」- GINZA Apple Store

    100_1593-pola.jpg

    村上隆さんの、GINZAのAppleStoreでやっていた「GEISAI#12を語る」イベントに行ってきました。

    話してる内容は大雑把には、後に貼り付ける映像を見てもらえれば分かりそうです。

    面白かったです。村上さんが死ぬまで芸術やりますか?って、はっぴに書いてあるんだけど、コレについてできるか常に悩んでいるって言ってて、それに呼応して気軽に死ぬまで芸術やりますよって書いちゃってる。芸術温泉の方々とのギャップがすごかったですね。

    あと、芸術の世界でもやはりプレゼンテーションというのが大切なようで。そういうことってどこでもやっぱり大切なんだなーって思いました。

    それにしても、GEISAIでチャンスをつかんだ人たちはやはりさすがと思うような感じがありました。うらやましい。すばらしい。

    MOVIE

    BOOK

    The★ Geisai―アートを発見する場所
    村上 隆
    有限会社カイカイキキ
    売り上げランキング: 93647
    芸術起業論
    芸術起業論

     

    posted with amazlet at 09.03.06
    村上 隆
    幻冬舎
    売り上げランキング: 4075
  • 佐藤卓「2つの実験」- 巷房

    佐藤卓「2つの実験」- 巷房

    DCF_0009-pola.jpg

    銀座一丁目の巷房でやっていた、佐藤卓さんの「2つの実験」展に行ってきました。これと同じような企画をギャラリーG8でも見たんですけど、それと同じようなものでした。

    2つの実験の一つ目は、立体コピーみたいなものを使って大きさの違うフォントを裾野を広げながらつなげていく平面の立体化というか、輪郭の強調と3次元化みたいな感じでした。

    もう一つの実験は立体コピーの人形の上に、立体的に映像を投影して、微妙に表情が変わるようなものでした。立体投影という方法が新しく感じて、実験という感じがしました。

    DCF_0011-pola.jpg

    行ったら本人がいてびっくりしたのですが、かなり良い人のオーラが出てましたね。あと、さすがデザイナーというか、フォントの箱が少しずれていたときすぐに完璧に並び替えてました。

    話はそれますが、このギャラリーのあるビルが非常に良い感じでした。エレベータとかも自分で手動で開閉とか寂れた感じも最高でした。

    建物の部屋も半分くらいは色々なギャラリーにになってました。さすが雰囲気のあるビルはそういう利用をされるんですねぇ。このビル目当てでまた行ってみたいなぁって気にすらなりました。

    BOOK

    クジラは潮を吹いていた。
    クジラは潮を吹いていた。

     

    posted with amazlet at 09.03.03
    佐藤 卓
    トランスアート
    売り上げランキング: 112546
    デザインの解剖〈4〉明治乳業・おいしい牛乳 (デザインの解剖 4)
    佐藤 卓
    美術出版社
    売り上げランキング: 192471
    佐藤卓 ggg Books 65(スリージーブックス 世界のグラフィックデザインシリーズ65)
    ギンザグラフィックギャラリー
    売り上げランキング: 231120
  • 束芋「ハウス」- ギャラリー小柳

    束芋「ハウス」- ギャラリー小柳

    DCF_0012-pola.jpg

    ギャラリー小柳で行われていた、束芋さんのハウスを見てきました。

    いつのころから人気の束芋さんですが、私が知ったときにはすでに人気作家さんで、原美術館での個展で初めて観ました。ギャラリー小柳といえば、杉本博司さんのイメージが強いです。束芋さんもギャラリー小柳なんですね。

    今回の作品は今まで和風の要素が強かったんですが、海外ウケを狙ったのか?どういう心境の変化かまではわかりませんが、洋風のテイストの作品でドールハウスをテーマにしたものでした。

    今までのちょっと皮肉が利いたような作品より面白いなぁなんて感じたりしました。映像と絵画のものが同じテーマであったのも両方そろえてみたいなぁなんて思いました。

    個人的には作風がちょっと変わってきたなぁと思ったので、またしばらくしたら見たいです。

    BOOK

    HIROSHI SUGIMOTO
    HIROSHI SUGIMOTO

     

    posted with amazlet at 09.03.03
    杉本 博司
    ADP
    売り上げランキング: 312676
  • 「建築模型の博物都市」- 東京大学総合研究博物館

    「建築模型の博物都市」- 東京大学総合研究博物館

    DCF_0015-pola.jpg

    建築模型の博物都市を観に、UMUTのオープンラボに行ってきました。

    コンセプトとしては、博物館や美術館などの建築の建築模型を作成してそれを並べて比べてみる?という感じに思えたのですが、それ以外の有名建築などもありました。

    特に博物館や美術館の建築はすべて縮尺を同じにしてあったので、大きさというものがわかりやすくてなかなか良かったです。

    模型だけ見てもフランクOゲーリーの建築の力強さは圧巻でした。しかも案外つくりが丁寧というか、使う人のことが考えられてるのが見てわかるところからもものすごい建築家だなぁなんて思いました。

    090213_145401-pola.jpg

    その他で、面白いなと思ったものはコレです。

    惜しくも先日燃えてしまった(この棟は燃えてないですけど。よかった。)レムコールハースのCCTVと、その下に四合院が並べられてる様で、サイズ感も含めて、中国近代建築の異様さが伝わって面白かったです。

    中国の近代建築をみるなら今ですね。ホントに。なくならないで、壊されないうちに観にいかないと。中国の建築や現代アートブームも一段落ですが、瞬間で爆発的に伸びてその後どうなるか、これからが面白そう。

    この模型たちは、これからも少しづつ増やして、総合研究博物館 小石川分館に置くそうです。いつから置くのかわかりませんけど、機会があればまた観たいな。

    BOOK

    コールハースは語る
    コールハースは語る

     

    posted with amazlet at 09.03.03
    レム コールハース ハンス・ウルリッヒ オブリスト
    筑摩書房
    売り上げランキング: 129768
    レム・コールハース:ア・カインド・オブ・アーキテクト [DVD]
    アップリンク (2009-01-09)
    売り上げランキング: 2075
    スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー デラックス版 [DVD]
    ジェネオン エンタテインメント (2007-11-21)
    売り上げランキング: 31564
    フランク・O.ゲーリー―アーキテクチュア+プロセス
    鹿島出版会
    売り上げランキング: 365242
  • イェッペ・ハイン 「Kuru Kuru」- SCAI THE BATHHOUSE

    イェッペ・ハイン 「Kuru Kuru」- SCAI THE BATHHOUSE

    R0016167-pola.jpg

    イェッペ・ハイン 「Kuru Kuru」スカイ・ザ・バスハウスにて2009年1月16日(金)〜2月28日(土)

    行こう行こうと思って行けていなかったSCAI THE BATHHOUSEにやっと行ってきました。詳しい解説はこのページを見ていただければ。

    鏡の様に映り込む作品が多く、周りの環境と自分の関わり合いを第三者のように、観るという感じがしました。または、鏡の向こう側の世界があるような。その向こう側を別の世界に感じるというような。そういう作りになっていたような気がします。

    どちらの捉え方にせよ、自分と作品が関わり合う事で完成して、鏡の向こうは違う何かと感じさせるように仕組みだったのかな。

  • 「第12回 文化庁メディア芸術祭」- 国立新美術館

    「第12回 文化庁メディア芸術祭」- 国立新美術館

    R0016170-pola.jpg

    第12回 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館にて2009年02月04日 〜 2009年02月15日。今年もこの季節がやってきました。もう12回目になります。文化庁メディア芸術祭です。

    回を増すごとに良い具合に発展していると思います。今年は会期が長いのかな?例年短くて混んでるイメージなのですが、今年は比較的金曜日の開催時間が長い時に行ってもそれほど混んではいませんでした。土日になるとどうかわかりませんが。

    アート、マンガ、アニメ、エンターテイメントという部門でだいたいその年度での、それぞれの優秀な物が出そろうというイベントでなかなか面白いと思います。丁寧に観て行くと時間がいくらあっても足りませんので、ある程度観る物を絞ってから行く方が良いかもしれません。

    R0016171-pola.jpg

    まあ、去年はこんな年だったんだなーとか、あー去年こんな作品があったのに観てなかったんだーとか、こういう作品はここでしかみれないよなーなんて言う感じで、観に行くのですが、今年はこんな物がありました。

    多分この辺はアート部門ですね。

    とくに新しい技術って感じはしなかったけど、近寄るとファンが回る壁。

    R0016172-pola.jpg

    みんなが両耳に手をあてて落ち込んでいるような見た目になる。

    耳には手すりから、手を通じて骨伝導で空襲の音が聞こえていて、実際空襲のあった街で行ったインスタレーションの再現。

    新しくはないけど、戦争とかはいつまでたってもアートの対象なんだなと。

    R0016176-pola.jpg

    エンターテイメント部門はでっかくTENORI-ONでしたね。いまいち形が好きじゃないのと高いので買ってないですけど、やっぱり、最近では一番革新的イメージがありましたで。

    TVでやってるようなアニメ部門はだいたい観た事あったけど、湯浅さんのカイバっていうOVAが気になりました。観たいなぁ。MINDGAME面白いしな。

    マンガは今年もピアノの森?って感じでした。休刊前までは読んだ記憶があります。マンガ部門はいまいちでしたね。諸星大二郎が入っていたのが驚き。

    今年は、なんだか人員も増えてて色々見やすくなるように工夫してたようにも感じます。どうしても音が出る物が近いと周りの音が被ってしまうので、音が出るものの個室とかは入り口を暗幕で塞ぐとか、そういうちょっとした心配りが少し欲しいところです。

  • マンフレディ・ベニナアティ「置き直された風景」- 小山登美夫ギャラリー

    マンフレディ・ベニナアティ「置き直された風景」- 小山登美夫ギャラリー

    小山登美夫ギャラリーでマンフレディ・ベニナアティ「置き直された風景」を観てきました。

    こちらはギャラリーのブログに様子が乗ってました

    なにやらモチーフが似ていて、作品それぞれにつながりがあるような。それを色々な手法で見せたような印象でした。

    夢の中で毎晩出てくるイメージに、少しづつ埃がたまっていって堆積してしまったような少し鈍い色ながらに様々な色の作品が並んでいました。

    どうやらあのモチーフは両親のようですが、そうなると何となく女性的な感じがします。あまり日本人にはないイメージの捉え方な気がしました。

  • 藤本由紀夫「遠/近」- ShugoArts

    藤本由紀夫「遠/近」- ShugoArts

    R0016108-pola.jpg

    藤本由紀夫さんの個展が、SHUGOARTSでやってるということで行ってきました。「遠/近」です。フクヘンに様子が載ってました

    大阪で見たのはビートルズの音やレコードを、ホワイトノイズにしてしまうようなもので、あれは音をぼやかしているという印象でしたが、今回は光をぼやかすというような印象でした。文字をぼやかして表示することで新たに見えてくるもの。見えてこなくなることで見えてくること。認識方法という過程を定着させている感じが面白いです。

    文字をぼやかして表示したり、キャンバスに穴をあけて遠くからでは認識できないが近くに来ると認識できる文字を作ったり。いつも面白い。作品の中に流れもあってわかりやすい気もするし。聴くことや見ることの方法を判りやすく拡張して提示くれている気がします。

  • ジムランビー「アンノウンプレジャーズ」- 原美術館

    ジムランビー「アンノウンプレジャーズ」- 原美術館

    R0016068-pola.jpg

    ジムランビー「アンノウンプレジャーズ」を原美術館に観にいきました。

    原美術館には年に1、2回かな?行くんですが、建物も良いし、空間も良いんだけど、美術館としてはどうかなーって思ったりします。あくまで家なので、展示空間としてはかなり難しい感じがします。

    ジムランビーさんは、グラスゴーの作家らしいので、なんとなく見てからいろいろ納得いくところもありました。

    グラスゴーだけあって、比較的音楽モチーフが多かったです。コンクリートにしまってあるような、レコード類とか、絵画的なものにも有名なミュージシャンがベースになっていたりと。グラスゴーって言われるとなんとなく納得するような、そんなジャンクな感じもありました。

    ただ、もうちょっと大きな作品または、大きな空間で見たかったです。テープの部屋で覆われるようなのとか。カラフルだとか。作品数自体はあったけども、もうちょっといろいろなタイプの作品をみたかったです。

    BOOK

  • 「白州次郎と白州正子展」- そごう美術館

    「白州次郎と白州正子展」- そごう美術館

    100_1532-pola.jpg

    白洲次郎白洲正子展が横浜のそごう美術館で観てきました。

    生活していく上で、人がどういう生活を行うと豊かな暮らしをできるのかという事を考えたりしていたら、この名前をちょいちょい聞く事になりました。細かくどのような生活や、考え方や、行動を起こしていたか、それについては、ぼんやりと知っていてほとんど知らないに等しかったので、この展覧会はなかなかわかりやすくて面白いものでした。

    展示としては白洲次郎さんと白洲正子さんの2パートに完全に分かれて説明がしてありました。次郎さんの方は主に考え方や、歴史などについて、正子さんの方は考え方や、それらに関したものの展示という印象でした。

    細かいところはWikiで説明されてますね。
    白洲次郎
    白洲正子

    どちらも育ちもいいみたいだし、その道で一流な人だったので、偉人の伝記を読んでいる。そんな感じがしました。その中で目を引くのはやはり実際に使っていたものや、収集していたものの展示で、特に器などは、いいなぁと素直に思えるものが、たくさん並んでました。また、生活という点では、武相荘の居間が再現されてたりしました。今まで本などで読んだり、武相荘に行ったひとには多少退屈なのかもしれませんが、私は新鮮にみれたので、面白かったです。

    正子さんの骨董の背景について詳しく知らないほうが、想像がいろいろできていいのではないか?という趣旨の言葉は、なかなか良いなと思いました。想像は創造につながりますよね?また、写真で見るより、実物が目の前にあると、それはそれでまた印象が違いますし。

  • 「チャローインディア」- 森美術館

    「チャローインディア」- 森美術館

    100_1420-pola.jpg

    六本木ヒルズの森美術館でやっている、チャローインディアに行ってきました。経済発展が著しいと言われているインドの現在を切り取った、インド現代美術の展示でした。

    日本の現代美術とかに比べると少し欧米からの影響が弱いのか?それとも自国とのつながりを強く意識してるのか?そういうのもが選ばれていたのか?そのあたりは細かくはわかりませんが、インドらしいものをモチーフとしたものが多い印象でした。

    印象が強かったのはやはり最初の部屋の精子に覆い尽くされた雌ゾウですね。

    100_1422-pola.jpg

    また、その土地のゴミで作った街も六本木と対比させるようにしてわかりやすくてじっくりと見てしまいました。

    結構色彩に富んだものから、光をつかったものなど種類は多種でしたが、これぞインドとは行かないまでも何となくインドの感じがどれにもありました。

    あと、森美術館はガイダンスが無料だからガイダンスが聴けて細かくてわかりづらかった背景とかもわかっていいです。だいたい聴きながら見ると2時間くらいになるので、時間があればお勧めです。

  • 「ネオトロピカリア ブラジルの創造力」- 東京都現代美術館

    「ネオトロピカリア ブラジルの創造力」- 東京都現代美術館

    100_1417-pola.jpg

    今、MOT(東京都現代美術館)でやっている、ネオトロピカリア ブラジルの創造力に行ってきました。

    ブラジルのアートといえば、一番最初にでてくるのがエルネスト・ネトというイメージです。エルネスト・ネトの個展に香川のMIMOCAまで行ったのですが、これがとても良くて以来ファンです。

    今回もネトの作品もあるし、ブラジルといえば実はトロピカリズモなんかもあったりで、面白そうです。

    100_1418-pola.jpg

    外壁から、いきなりサイケに挨拶と言った感じでしょうか?中の作品もカラフルなものが多かったような気もします。作品は、全体的におおらかな印象です。

    目的のエルネスト・ネトも大きな作品で迫力はあったんですけど、個展は超えないかな(あたりまえですが)。とはいえ、迫力があってよかったです。

    ほかにも服を着て踊る事で完成するとか、様々な色の部屋を通って最後には色を飲み込む道とか面白い建築とか、サイケな部屋の中でおかしな映像をみて音楽聴いたりとか。

    結構いろいろな作品もあって面白かったです。作家の数も多いので、面白くてはまるものがあると思います。

    BOOK

  • 「地球を救う建築 High-Tech and Tradition」- 東京デザインセンター

    「地球を救う建築 High-Tech and Tradition」- 東京デザインセンター

    100_1416-pola.jpg

    「地球を救う建築 High-Tech and Tradition」を観に五反田の東京デザインセンターに行ってきました。

    地球環境に優しい形の建築を模索する。というような話で、その地球環境に〜っていう初期コンセプトに関してはイマイチ疑問を感じるんだけど、自然に寄り添う建築をかなり取り上げていました。

    CO2がどうのみたいな話は、微妙な気分なんですけども、ただ、自然に近い形での建築というものは面白い。風の流れや、温度、湿度の作り方、歴史的にどのように考えられてきたか、また、自然にすむ人達はどのようにしてきたか。そんなところがベースになっていて面白かったです。

    とくに印象的だったのは、モンゴルの移住の話が一番最初にあって、今でも、パオで生活しながら、移動の生活をしていて、総重量がラクダが持てる300kgの重さ以上にならない。

    しかし、今はパラボラアンテナもあるし、ネットにもつながった生活をしながら移住しているということで、これは、新しい時代の住み方なんじゃないかな何て思いました。

    有名建築家の案とか実作とかもいくつもあったし、結構なボリュームのある展示でした。しかし、これで無料ってすごいなぁ。

  • 「ダブルクロノス」- 瑞聖寺アートプロジェクト

    「ダブルクロノス」- 瑞聖寺アートプロジェクト

    081125-002.jpg

    白金でやってるダブルクロノス展を観に行きました。

    シャボン玉のインスタレーションをしていた、大巻伸嗣さんも。下の絵の部分です。 

    上の蛍光灯のシャンデリアは、東恩納裕一さんです。コラボレーション的な感じで展示されていましたが、相性が良かったです。

    081125-003.jpg

    こちらは、大西麻貴さんと百田有希さんの「都市の中のケモノ、屋根、山脈」。

    あとは、高木正勝さんのとかありました。作品数が少ないのは学生主導なので仕方ないと思ったけど、結構面白い展示でした。