投稿者: watanabe

  • まつだい食堂

    まつだい食堂

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    農舞台の中にある食堂でランチ。まつだい食堂って名前のようだけど、ジャン=リュック・ヴィルムートってアーティストが内装をやっているみたい。大きな窓と、天井にはまつだいの四季、それらが映り込むミラーの机という感じになってます。

    食べたのはランチセット。あまり東京では食べられない野菜とかも入ってました。たとえば糸瓜とか。これ結構衝撃的でした。なんかよくわからないもので大根のつまみたいな感じなんだけど、瓜っぽくて美味しいんですよねぇ。調理法をどうやらアドバイスしている人がいるようで、マクロビっぽいメニュー。

    美味しかった。使ってる素材自体が美味しいんだろうな。ただ、マクロビっぽい調理法って何か東京っぽいから、ホントに地元の人が食べてるものが食べられる場所もどっかに欲しかったなー。

    働いている人がおばあちゃんとかもいて近所の人が働いている。そこがまたスゴいと言うか、それでこそ越後妻有でこういうイベント観に来てる甲斐があるもんだって勝手に思ったりする。結局は3年に一度だから、どうなのかわからないけど、町の人に歓迎されている気はする。

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  • 大地の芸術祭:3日目 09.09.03

    大地の芸術祭:3日目 09.09.03

    ・大地の芸術祭3日目

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    3日目にもなってくると、結構パスポートのハンコも溜まって来て良くまわってますねとか言われたりします。今回も朝は野外作品を中心にまわります。まつだいの駅の近くには野外作品が多いので、午前中はそこをまわる事に。

    結構大きく取り上げられてた作品の割にそんなにだなー。それにしても、2000年ごろの野外作品はさすがに風雨とかにやられて軽く朽ちて来ている。なんともいえない感じ。

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    これは!白井美穂さんの「西洋料理店 山猫軒」ではないですか!映像の作品はみてたけど、実際の作品は初めて。映像のやつも面白かったなー。少し真似をしてみたり。なんか映像で見てたあれが目の前にって感じでテンション上がる。

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    豊福亮さんの「松代(金)城」という作品。おそらく城は展望台としてもともとあったものなんだけど、そのなかをすべて金色に塗ったジャンクなもので埋め尽くすという作品。これが案外ビックリする出来。気持ち悪い感じもあって良い。

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    これは、いけばなの家です。あたらしい解釈の生け花。いわゆる生け花からの逸脱っぷりが良い。このくらいイメージから飛んでるといい。

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    これは川俣正さんのインターローカルアートネットワークセンター。MOTでやってた川俣さんの事務所の再現の越後妻有版みたいなイメージでしたね。

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    これは一番奥の方のBankArtの作品ですね。丸山さんの花ですね。3年前の学校のインスタレーションはスゴいよかった。ことしはココだけ。

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    ペウラ クラウセさんの石と花。石は本物だけど花は造化。ただバランスが良い感じだし、空間の使い方も上手い。ゆったりとした空間に重々しい石があってそれがエネルギーを発して花になったイメージを上手く伝えられてるなーと。上手い。

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    これはもう、良く見るやつですね。

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    これもまた良く見るやつですね。草間彌生さんですね。触れちゃうところにあってよく壊されないなーって思ったりもしますが、とにかく目の前にあると異様。

    お昼も農舞台のなかで食べたしここから松之山エリアに移動。

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    これは、昨日言ったご飯屋の北京のおじいちゃんが話していた作品。といっても、北京のおじいちゃんとこの岡さんのお父さんが被災したときに一泊を一緒に過ごしたって話だったんだけど、印象的だったので、行ってみた。

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    これはオーストラリアハウスですね。この辺まで来るとナカナカ大変。でも、ここは結構面白い作品があった。ただ、ホント遠いし、道も狭いので行くのが冒険。

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    で、さらに冒険なのが、大厳寺高原ここに行く道ではホントに対向車が来ないでくれって思うところが何カ所かあった。いやー。行くだけで冒険だった。作品はまあまあ。笑

    このあたりで、ドンドン暗くなって来たので終了。山道なのでなかなかどこに行くにも時間がかかった。もうちょっと松之山エリアをまわりたかったんだけどね。

    ・今日のご飯と温泉

    お昼は農舞台の中にある、まつだい食堂でランチセット。

    夕飯は、津南のまで行って、津南ポークの食べられる、とんかつ とん豚でトンカツ。これはかなり美味しかった。

    温泉は中里エリアのミオンなかさとで。

    ここも大きい施設。宿泊もできるみたい。サウナも露天風呂もあるし。うーん。温泉施設がどこにいっても大きいなぁ。なんだか肌がツルツルになってる気もするが・・・。

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  • 大地の芸術祭:2日目 09.09.02

    大地の芸術祭:2日目 09.09.02

    ・大地の芸術祭2日目

    昨日はキナーレから歩いていける範囲をみたので、今日は車をつかって十日町近辺の家や学校系のものを中心に。とはいえ、朝早くから観る事にして、野外作品等の時間の関係ない作品は見ておこうという感じ。近くのアスファルトスポットとかでとりあえず、今日の予定を立てる。ということで午前中の大体のルートを決めてから移動。ちょっと時間が早すぎたので、ドミニクペローのバタフライパビリオンで一休み。その後、家プロジェクトへ。

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    スゴくいい感じの民家。ここで、お昼定食とかあったんだけど、それがかなり美味しそう。作品よりも気になった。

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    ちょっと高台になっている地面を掘り出したような作品。苔の生え具合とか光の入り具合とかかなり良い。ほとんど観に来てる人がいなかったんだけど、かなり良かった。写真に上手く表せてないのが残念。

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    学校のなかでのインスタレーション。まち針の作品とかもキレイ。それ以外でも良いのは色々。陰が人になってるのとかはかなり驚いた。あと、壁が独特の紙をたわませたようなものになっている部屋とか、網の目のように紙で結った植物を這わせてその上のボールを動かすと鈴の音がする作品とか。このあたりは結構面白い感じ。

    写真は撮り忘れたんだけど、ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラーの作品がかなり良かった。メゾンエルメスでの40声の作品も面白かったけど、こちらの作品も良い。民家のある部屋に入ると突然の夕立、嵐、停電。というような空間を作り出している。外が晴天だっただけにものすごく異様なんだけど、環境までを作り出したようで面白かった。

    とりあえず、お昼をすぎたので、ご飯を食べながら午後の予定を立てる事に。お昼は十日町の田麦そばでへぎ蕎麦をたべた。食べた後に計画を練って十日町あたりで見たいものは今日全部見てしまおうということに。

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    お米が糸についていて食器などと一緒にたらされている作品。そこに住んでいた人の感じや、この地域がお米のとれる地域という事を表すみたいな作品は結構多いと思う。そういう感じ。でも、展示のバランスが良くてキレイな感じに。

    アントニーゴームリーの「もうひとつの特異点」。これは部屋に縄を張り巡らして空中に人のポリゴンみたいなのを浮かしている作品。これを見ている時にこの家を貸し出した家主の人にあったのが、印象的。家がこんな風になってしまったのを嘆いていたけど、まあ仕方が無かったんだと思う。

    この家はものすごく良い家でした。梁が太いし、キレイで、しかも黒く塗りつぶされていたけど、全部紅い漆で柱は塗られていたらしい。欄間や釘隠しなどもある立派な家だったそう。ただ、誰も住まないでほおって置くと結局風化してしまうし、豪雪地域なので、雪下ろしとかをしなければ屋根も崩れてしまうらしいので、ここに誰も住んでいないとなってしまっては芸術祭に与えるというのも地域産業として良いと思う。恐らく家主の方はこの作品が好きでなかっただけなんだけども、話を聞いていて複雑な気分だった。

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    福武ハウスは東京などの有名なギャラリーが一押しのアーティストの作品を展示する場所で、確かにレベルが高かったと思う。が、あまりに周りの作品とのギャップがあるので、東京にいるような気分になった。でも、どの作品もさすがで面白かった。

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    倉庫のような建物の中に入ると掘り返されていて、その中心に井戸がある作品。その井戸に自然のような映像が投影されているんだけど、引き込みの感じとかドアを開けた時に意外感とかなかなか面白かった。

    他にもたくさんもう、説明出来ないほどみた。好きなものから全然好きじゃないものやよくわからないものまで、色々だった。ちょっと道が細いのが大変だけど、やっぱり面白い。

    ・今日の温泉とご飯

    お昼ご飯はへぎ蕎麦。田麦そばで食べました。

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    本日の温泉はナステビュウ湯の山ですね。うーん。どこの温泉施設もしっかりした建物。しかも、必ず露天風呂とサウナがあるような気が。人も結構居たりするから、みんなこの辺は温泉で遊ぶっていうのがあるのかもしれない。

    夕飯は北京 夜来香というお店でラーメン餃子。イカしたおじいちゃんと、十日町について話したりしました。やっぱ地震は過疎の町に打撃を結構与えたみたいですねぇ。

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  • 大地の芸術祭:1日目 09.09.01

    大地の芸術祭:1日目 09.09.01

    ・越後妻有大地の芸術祭に向かう

    とりあえず、車を借りに実家まで帰る。ついでに折角きたので、二郎をお昼に食べる。二郎でお腹一杯にしておけば、とりあえず夜中まで腹持ちしそうだしな。二郎を食べた後、十日町へ出発。なんだかんだでやはり都内を抜けて高速に入るまでが時間がかかる。なんだかんだで結構時間がかかって十日町に到着。

    ・キナーレへ

    買ってあったチケットをパスポートに交換しなくてはならないので、キナーレに向かい、パスポートと周辺のお店や地図やチラシ等をゲット。今後の予定を考えつつも、今日の所は十日町のキナーレを中心とした部分の作品をまわる事に。トリエンナーレということで、3年ぶりなんだけど、忘れちゃってる作品も多いし、新しい/無くなっている作品もあるから色々と楽しみ。

    この日はあんまり観れなかったけど、これとか良かったな。町のちょっと裏道の空き地に突如広がる紙で出来た雪の結晶みたいなもの。結構一面に広がってて、もっと森の中とかで広大にやったら面白そうだけど、ここでも結構いい感じ。

    ・温泉から夕飯

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    色々見た後、まあ夜になってきて野外作品とか見ながら暗くなって来たので、とりあえず温泉に行く事に。まず初日の温泉は川西エリアの千年の湯。思っていたよりしっかりした建物でビックリ。中もちゃんとした施設。思ったよりも温泉施設もしっかりしたのがたくさんあるみたいで充実しそう。

    とりあえず、温泉でゆっくりしてたら閉店までいてしまったので、そこからご飯屋探し。結構遅い時間でこのあたりの大きな町である十日町まで戻る。そこでキナーレでもらったおにぎりマップを参考にして、おにぎりや白雪でご飯。お酒メインの居酒屋系?かなって思っていたが、思ったよりしっかりした料理があったので、良かった。

    ・今日のご飯

    お昼はらーめん二郎で、夜はおにぎりや白雪でした。

  • 鴻池朋子展「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」- オペラシティアートギャラリー

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    鴻池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人を東京オペラシティアートギャラリーに観に行きました。

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    内容は、まさに神話と遊ぶ人とという感じで、自分の中で作り上げたのか、はたまた作品を並べて行く事で出来て行く神話なのかもしれませんが、何か物語を感じさせる作りや、会場構成になっていてて、ものすごく手の込んだ展覧会でした。

    個人的には、ホントに個人的なんだけど、あまり絵のタッチというか、画風と言うかそういうところとか物語の感じが好きじゃないタイプのものだったんですが、こういうものが人気があるというのも理解出来るし、好きな人がいそうだなーという印象もありました。物語を構成する事で、そういう人へのプレゼンテーションがものすごく出来てると思うし、さすがという大規模展示でした。

    あまり作品は好きじゃなかったんですが、最後の方で鏡バリの子供の顔のようなもののある部屋は、自分の場所が分からなくなるようなそういう感じで面白かったです。とりあえず、観てみても面白い展示なんじゃないかと思います。好き嫌いは分かれそうですが。それだけ、インパクトがあるということです。

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  • 清澄ギャラリー巡り 09.08.12

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    建築系の展示が清澄のギャラリーとかでもやっていたので、清澄へ。

    まずは、小山登美夫ギャラリーを観に行きました。「建築以前・建築以後 展 菊竹清訓 伊東豊雄 妹島和世 西沢立衛 妹島和世+西沢立衛/SANAA」メタボリズムといわれる人達が活躍していた菊竹さんその遺伝子を持った人達(所員で独立って感じ)という、つながりのある展示方法は普通の建築系の展示では見れないような気がしました。これは新しいなーという印象。

    菊竹さんのドローイングとかが売ってたのがなかなか印象的で欲しいなってちょっとおもったけど、そこまで簡単に手が出せるような金額ではなかったので、悩んで辞めました。家に建築家のドローイングがいくつもあるっていうのも、なかなか良いと思いますけどねー。

    つぎにHIROMI YOSHIIへ。やっていたのは、「藤本壮介 中山英之 中村竜治 吉村靖孝 dot architects 藤村龍至 山崎清道|生成の世代」です。
    こちらは何となくBankArtでみたことあるような、ないようなそんな作品がいくつか。こちらはどちらかというと、若手建築家っていうイメージのある人達の作品ですね。なんとなく若手という事以外にまとまりが無いように感じてしまいました。

  • 建築家 坂倉準三展「モダニズムを住む 住宅、家具、デザイン」- 汐留ミュージアム

    建築家 坂倉準三展「モダニズムを住む 住宅、家具、デザイン」- 汐留ミュージアム

    建築家 坂倉準三展 モダニズムを住む 住宅、家具、デザイン を汐留ミュージアムに観に行きました。

    新宿西口広場地下駐車場とか岡本太郎の家などの設計がありました。こちらは恐らく住宅、家具、デザインとなっていたので、どちらかというと大きな建築物より、住宅や、その内装のディティールとか、家具そのものとかのデザインを含めた部分の展示でした。

    今までデザインは長大作さんのデザインって思ってた、天童木工の椅子なんかもいくつかあって、これも坂倉さんのデザインだったのかーなんて思ったりもしましたが、どうやら、長大作さんが坂倉さんの建築事務所にいた時の作品のようです。だから、どっちも正しい考え方ではあるとおもいますが、一応僕の中では、長大作さんの作品という気分です。

    実際こういう家に住めたらなーって思うものが多かったです。この時代の建築家の人が作ってた住宅ってちょっと広いからリアリティに欠けるって部分もあるけど、スゴく住みやすそうで、かつデザインとかとのバランスもとれてて結構好きです。今の建築家の有名どころの作品も20年後には良いかもだけど、今だとちょっと飛びすぎてる印象があるので。作品や、質の高いデザイン類が観れて面白かったです。

  • 銀座・馬喰町・原宿ギャラリー巡り 09.08.07

    ギャラリーを巡ってきました。目的は青木淳さん(建築家)の展覧会です。8月はイベントで建築家関係の展覧会が色々なギャラリーでやっています。その関係で、まずは銀座で一件。

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    ギャラリー小柳です。JUNYA ISHIGAMI + HIROSHI SUGIMOTOを観てきました。この2人となれば、行かない訳には行きませんよねぇ。まあ、一緒に何かやってるってかんじではなかったのですが、石上純也さんは、そんなに作品が多い訳じゃないのに、人気なのはどういうことか?すごいなぁー。でも、やっぱプレゼンが上手いってこと?

    次に行ったのが、TARO NASUでやっていた、青木淳 「夏休みの植物群」です。

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    こちらは、FOIL GALLERYgalley αMですね。

    FOIL GALLERYでは、レイヤーズ:韓国の新進気鋭作家がやってました。思ったよりも、きれい目な作品が多かった印象でした。結構綺麗で良いなーって思う感じもあるんだけど、同時になにかちょっとインパクトがたりないというか。そんな感じもありました。

    galley αMにもそのあとに行きました。今回は、「変成態?リアルな現代の物質性」 Vol.3「のようなもの」の生成。泉孝昭x上村卓大でした。結構どちらの作品も好きな感じです。かなり好きな部類でした。特にカラフルなオイルタンクみたいなのも好きでした。

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    これは、MAKII MASARU FINE ARTSですね。やっていたのは、New Buddha statues by eight artists 8人のアーティストによる 新しい仏像創造です。グループ展なので、好きなのも嫌いなのもって感じですね。舩木大輔さんのフィギュアっぽいやつはいいなーって思ったのですが、案の定売れてたみたいです。

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    CASHI°で、「不死鳥と雉鳩 -真夏の夜の夢2-」がやってました。すべて平面というか、絵だったんですが、3人のグループ展のようでした。何となく最近のトレンドの高木紗恵子さんっぽい(私が最初に観たのがそうだったから、そう思ってるだけですが。)が、あったりしたので何となく絵というか、ドローイングというかそういうもののの実力を観れなかった気がしました。

    会田誠さんが絵画が一番表現として色々できるのに、やりきれてる若者がいなかったとGEISAIでいってたのが思い出された。

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    こちらは、space355ですね。101では、ディリップ・シャルマ個展 リビドーの舞台がやってました。初めて見たんですが、かなり良かったです。怪しい人間にポップにプリンティングされた幾何学のような何かのようなプリントがエロティックな感じもありつつ、それを違った視点で見せてるようで良かったです。

    201では、グループ展ですね。夏の応接間 展でした、津上みゆきさんの新作とかありました。こちらは、まあまあといった感じでしょうか。

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    最後は原宿に移動して、VACANTへ行きました。大友良英「ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置」展“without records”を観ました。これは、山口でやっていたものの一部のようだったんですが、かなり面白かったです。

    やっぱり音を使ってる作品は好きだし、大友さんがやってるだけあって、音としてのレベルは高かったと思います。色々なターンテーブルから発される音が光と合ってないんだけど、合ってるような感じで、どんな風に音がでてるのかも気になったし、音程がちゃんと発されているものの感じとかそいうのも面白かった。空間と音の配置とバランスに長けてるという印象。かなり良かったです。

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  • 「ル・コルビュジエと国立西洋美術館」- 上野の森美術館

    「ル・コルビュジエと国立西洋美術館」- 上野の森美術館

    全然チェックしてなかったんですけど、上野の森美術館に行った帰りに前を通ったらやっていたので、観てきました。ル・コルビュジエと国立西洋美術館です。

    個人的にはコルビュジエは、ほとんど国立西洋美術館にかかわってないんじゃないかな?なんて思っていましたが、思ったよりもしっかりと関わっていました。結構いくつかの模型があったりして、それが観れたのもなかなか良かったし、いくつかのスケッチから、本当は周りに別の建物も造る事を検討してて、それが一大ランドスケープみたいになっていたのは観れて良かったです。

    日本でコルビュジエが関わった建物は、国立西洋美術館であるこの建物だけということなので、中を入ってみる事ができたり、弟子達の建築とつながっている様子が分かったりするのが面白かったです。それにしても、モデュロールをつくって設計されているようでしたが、やっぱりあれを使って建築をつくるとちょっと圧迫感がある気がするのは僕だけでしょうか?コンパクトともいえますが。

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  • 「neoteny japan」- 上野の森美術館

    「neoteny japan」- 上野の森美術館

    原美術館でWinter Gardenを観たんですが、次にこちらに来ました。上野の森美術館の「neoteny japan」です。これは高橋コレクション展で、精神科医で現代美術のコレクターのコレクション展です。

    しかし、本当に有名どころもすべてそろってますし、それ以外にもこれから有名になるんじゃないか?っていう人の作品もそろってました。

    しかも有名な人の作品は最近のものじゃなくて古い作品だったりして、本当にコレクターって存在するんだなって感じすらします。

    名前だけ並べますが、すごい面子です。会田誠、青山悟、秋山さやか、池田学、池田光弘、伊藤存、小川信治、小沢剛、小谷元彦、加藤泉、加藤美佳、工藤麻紀子、鴻池朋子、小林孝亘、佐伯洋江、さわひらき、須田悦弘、高嶺格、束芋、千葉正也、照屋勇賢、天明屋尚、できやよい、奈良美智、名和晃平、 西尾康之、町田久美、Mr.、三宅信太郎、村上隆、村瀬恭子、村山留里子、山口晃。

    このなかにはさっきもマイクロポップとして名前の出て来た人もいますし、そのほかにも色々なところで名前を聞く人もいます。とにかく色々ありすぎて収集がつかないって感じです。

    今回、会田誠さんの大きな作品とかは初めて見たのでビックリしました。さすがというかなんというか。名和晃平さんは、いつも通りって感じもありましたけど、初期の作品と今では微妙に変わってきているんだなっていう感じもありました。観るところが多すぎて何とも言いがたい感じでした。

    ただ、これが個人のコレクション展だと考えると何だか自分の知らないものすごい世界がアートの世界にはあるんだなと、全然関係ないところに気をとられたというのもあります。これ一体どこに保管してるんだろうか。家に行ったらこういうのたくさんあるんだろうか・・・。いや。想像を絶するという感じですね。作品も代表的なものがそろっている感じだったので、良いもの観れたなっていう感がありました。

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  • 「Winter Garden」- 原美術館

    「Winter Garden」- 原美術館

    原美術館に「Winter Garden:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」を観に行きました。

    マイクロポップって2007年に評論家の松井みどりさんがやった展覧会でそのときに作られた、今のところは、流行語みたいなもんだと思います。

    そういう新たなジャンルというか、グルーピングという感じで使われている概念です。

    世間ではロストジェネレーションとかいわれちゃうような世代が、大々的にアートアート言う力をなくして、細々と身近なものを使って細々とアートしているそういうジャンルのアートを集めてると言う感じのようです。

    まずはじめの部屋で八木良太さんの「VINYL」の演奏がやってて、これを観れたのは良かった。氷で作られたレコードが少しずつ解けてノイズに変わって行く様子っていうのは、面白かったです。ある種のライブに近い感じでした。これは本当にライブとして演奏したりしても面白いって思います。

    そのほかにも結構好きな人や、有名どころも色々集まってました。田中功起さん、Chim↑Pom、泉太郎さんあたりはやっぱ外せないというか、なんだか面白いっていうか。何となく観ちゃいます。

    あと、最近、佐伯洋江さんのドローングは色々なところで観ます。これはマイクロポップなのか?ってちょっと思いますけど。まあ流行を捉える展覧会として面白かったです。

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  • 「万華鏡の視覚」- 森美術館

    「万華鏡の視覚」- 森美術館

    森美術館でやっていた、万華鏡の視覚に行ってきました。

    万華鏡の視覚というタイトルだけあって、視覚を主に利用してそれを歪めてくるようなそういう類いの作品が多かったように思います。やはり光とかを利用している作品も多くて森美術館の展示はいつも面白いなーって感じました。

    あと、個人的にはジムランビーの床の上を、イェッペハインの玉が転がっているのにはちょっと興奮しました。ジムランビーの床とかは単体だといつものと変わらないし、何となく飽きてしまう部分は否めないんですけど、イェッペハインの玉が鑑賞している人を襲う様はなかなか面白いものがありました。

    あと、LSDの噴水とか結構インパクトはありました。実際には希釈して安全なものをつかっているとはいえ、一応正式なLSDですって紙も貼ってあったり。オラファーエリアソンの偏光を使った作品も単純ですが、面白かったかなぁ。光の干渉で色が変わったりとか。あと、部屋中全体がミラーボールのやつはいい感じでしたね。行ったのが夜だったから、六本木の夜景とあいまってなんかテンション上がります。

    まあ、全体的にいうとこれはスゴいっていうのはそんなに無かったんだけども、平均的にレベル高いなーっていう展示でした。ただ、やっぱり森美術館は面白いんだけども、一般の人達の鑑賞のマナーがあまり良くないのが玉にきずですね。

  • 野村仁「変化する相―時・場・身体」- 国立新美術館

    野村仁「変化する相―時・場・身体」- 国立新美術館

    野村仁さんの変化する相―時・場・身体に行ってきました。国立新美術館です。全然知らなかったのですが、かなり昔から活動されている現代美術家の方で、今までやってきたことのすべてを網羅しているのかな?かなり大規模な回顧展だったと思います。

    写真やビデオやテープをつかったものから、立体や光を使った作品まで色々な作品がありましたが、最終的には時間を主に捉えたものが多かったような気がします。段ボールの大きな造形物が自重で変形していく様をアートしたというものが一番最初にありましたが、時間を切り取ってその様をアートにして行くものがいくつかありました。毎日同じ場所で同じ時間に写真を撮る事で太陽や月の移動を新しい形で見せる事なんかも時間の捉え方といえなくもないと思いますし。

    何か視点を少し変えて新たにそのものや概念をとらえ直すと言うような事をやっていて、非常に真っ当というか、正しいと言うかそういう現代美術家だなと思いました。やはり昔の人だからでしょうか?変に曲がっていない感じが今の現代美術としては珍しく感じられました。

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  • 広尾ギャラリー巡り 09.07.21

    広尾ギャラリー巡り 09.07.21

    Chim↑Pomの展示が山本現代でやっているということだったので、観に行きました。

    London Gallery
    ここは、最近オープンしたギャラリーみたいです。行ってみたら、常設展でした。それにしても、すごく綺麗でバランスの取れた空間だなーって思ったんですが、内装を杉本博司さんがやったとの事でした。そういわれてみると机とかが直島の神社とかを思わせる感じで出来てたりと。空間がすごかったなー。歴史の歴史の感じと似てました。

    Chim↑Pom「にんげんていいな」 山本現代
    Chim↑Pomの展示って個展で観たのはこれが初めてです。細かく幾つか観たことがあったり、ピカッの時の話題とかは結構観たり読んだりしたんですが。ホントはピカッを観たかったんだけど、いつもタイミングが合わなかったんで、今回初めてです。細かくは上のリンクを観てもらえば書いてある通りだと思います。ちょっと高円寺っぽいっていうか、悪ふざけ感が全面に出てて苦手って人も多そうです。でもそこに何かリアルが存在していると言う感じはあります。making of the 即身仏を記念写真撮ってるおじさんがいてウケた。それ含めてChim↑Pomぽかったですねー。

    マストワン個展 [ 妖怪 ] Nanzuka Underground
    Chim↑Pomの影響と言うか、インパクトがありすぎて何かこちらの作品はなかなか入ってこなかったです。妖怪っていうコンセプトもイマイチ入ってこないままによくわからない感じでした。ちょっとインパクトという点で順番がよくなかったかなぁ。

    児玉画廊
    ドローイングがあったんですけど、ネットで調べたんだけど、どんな展示をやってたか、細かく検索出来ませんでした。ドローイング作品でした。

    そこから移動してカイカイキキギャラリーへ。

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    カイカイキキアーティスト展 vol.2 カイカイキキギャラリー

    カイカイキキアーティスト展 vol.2を観てきました。カイカイキキに所属のアーティスト達のグループ展みたいなものです。どれもカイカイキキだなーという印象。日本のアニメ、マンガ等から発される文化を消化してそれを日本特有のアートとして発信しているというイメージでしょうか。

    そういう視点でみるとまとまってますが、やはり村上隆さんはそのなかでは別格なんですねぇ。まあ、使えるお金の差なのかもしれませんが、プレゼン的な部分でも違いますねー。村上隆さんのアートをみるといつもプレゼンを意識してしまうんですが、カイカイキキアーティストにまでそれを強いるのは違うのかなぁ?

  • 銀座ギャラリー巡り 09.07.15

    銀座ギャラリー巡り 09.07.15

    2009 ADC展 Gallery G8

    2008の5月から2009の4月までの、広告等のグラフィックデザインのADC会員の作品を選考するとなっています。gggと合同展のようなものですね。結構知ってるような作品が多い中で市田ガーデン「NEWSPAPER to NEW PAPER」のパッケージデザインは結構おもしろかったです。しかも、普通に良いなーって思っちゃうような感じで。普通の新聞に単純な幾何学模様を綺麗な色でプリントして、包み紙にしようという、新聞紙は包み紙としても良いし、ただ捨てられるよりもいいし、色々プラスになっててこれがデザインだよなーとか思いました。

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    2009 ADC展 ggg Gallery

    さっきと同じ、ADC展です。こちらは、ポスター、新聞・雑誌広告、エディトリアルデザイン、パッケージ、CI・マーク&ロゴ等が多かったように思います。こちらはどちらかというと、今までgggでおこなってきた展覧会の総集編とも思えるような内容でした。ただ、有名どころの作品がすべて集まっているなんていうのは滅多にないので、面白いです。結構興味深かったのが、佐藤可士和さんのモノが今年は全然なかったですねー。まあ、もともとデザイナーと言うよりも・・・。気もしてましたが。でも、やっぱりココに並ぶようなものは良いものが多いですねー。

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    ヘルシンキ・スクール写真展 風景とその内側 SHISEIDO GALLERY

    フィンランドのヘルシンキスクールで学んだ人達、4人の合同展のような感じでした。ちょっと綺麗すぎてタイプじゃないかなーって感じです。でも、綺麗な写真って感じでこういうの好きな人って多そうだなー。確かに北欧の匂いもちょっとする感じもありますね。北欧って何か不思議にいろんなイメージが日本ではつけられてる感じがしますが、どのイメージが実際と一緒なんだろうか。

  • 馬喰町ギャラリー巡り 09.07.15

    馬喰町ギャラリー巡り 09.07.15

    馬喰町のギャラリー巡りをしました。まずは、αMに。

    「変成態ーリアルな現代の物質性」Vol.2 揺れ動く物性 冨井大裕×中西信洋 gallery αM
    中西信洋さんは、壁に直接鉛筆でドローイングは結構大々的ですごい作品だと思う。でも、こういう売れないような作品っていうのはどこで利益を出して行くんだろうって思ったりもする。やはりカタログとかなんだろうか?それとも運営側からギャラ的にいくらか?大学の施設だからできるのだろうか?

    あとは、日用品を使う冨井大裕さんです。これは最近よくみる感じもあります。立体とかだとなかなかマイクロポップに入れてもらえないみたいで溢れかえっているのかな?×ってなっているけど、共同作品のようなものはなかったです。

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    厚地朋子 「ヘビノス」 TARO NASU
    こういうタッチ?というか、感じの作品を良く見る気がします。一番最初は高木正勝さんのCDジャケットとかだから、高木紗恵子さんの作品かな?こういうのが流行っているんだろうか?

    実際は細かいところまでありそうなものをぼやかして余白や空間や曖昧さとかを生んでるという感じの結構水彩とか油彩とか、色々タイプはあるけど、どれも線の方向性というか、強さとかを上手く表す感じのタッチの気がする。綺麗だなーっていう印象はあるんだけど、個人的にぼかしとか空白とかでいうなら、平面とかは津上みゆきさんとかが好きかなー。

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  • 清澄ギャラリー巡り 09.07.15

    清澄ギャラリー巡り 09.07.15

    清澄白川のギャラリービルに行ってきました。いつもとおんなじ看板の写真でも撮ろうかなーって思ってたんですけど、なんか看板が出ていなかったので、ちょっと今回は違う写真にしようかな。

    結果、近くの川の写真。もはや、ギャラリーとかそのビルとか全然関係ないなぁ。苦笑。で、ギャラリー。

    大野智史 展「予言者」- Tomio Koyama Gallery
    大野智史さんの作品はどこかで観たことがあるなーって思ったんですが、多分ZAIMで観たんだと思う。そのときはそんなに好きじゃないなーっていう感じだったんだけど、今回は、何かスゴいパワーがある人だなという印象。ZAIMの時は作品数が一つだったから、個展だから違うのかもしれませんが。

    佐伯洋江展 – Taka Ishii Gallery
    最近色々なところでみる。この前観に行ったウィンターガーデンとか、ネオテニージャパンとか。去年のアーティストファイルでも観た気がするので、こりゃもうそのなんていうか状態ですね。シャープペンシルを主に細かく書き込まれた画と空白部分のバランスとかは上手いと言うしかないし、鉛筆のぼかし方とかもバランスが良い。色の使い方とかも上手いし。上手いなーって印象もあるし、それ以外の何かドロドロしたものも少し見える気がする。こりゃ人気出るよなーって思ったり。

    森弘治「ヒズ スピーチ」- hiromi yoshii
    なんだか、学生?劇団員?あたりに国会の面白スピーチを色々なグループに演じさせて違いを楽しむ感じの映像が流れていました。録画したものをだだ流しって感じだったので、最初は面白く観れたんだけど、さすがにちょっと長くてダラダラって感じになったので疲れてしまったかな。

    池田光弘「漂う濃度」- ShugoArts
    写真をちょっとビビットな色でいじったような作品。コントラスト強め。現実の目で見たものを少し濃い印象というモノも一緒に書き込んだような感じで見せる方でした。どれも平面作品なんだけど、それだけで収まってないものが書き込まれてる感じがしてスゴく良かった。ネオテニージャパンにも参加してたみたいです。

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    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
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  • 「純粋なる形象 ディーターラムスの時代-機能主義デザイン再考」- 府中市美術館

    「純粋なる形象 ディーターラムスの時代-機能主義デザイン再考」- 府中市美術館

    純粋なる形象 ディーターラムスの時代ー機能主義デザイン再考を府中市美術館に観に行きました。府中の森公園なんて行くのは大学卒業してから初じゃないかって言うくらい久しぶりでした。

    今では髭剃りのメーカーのイメージがあるBRAUNのデザイナーのディーターラムスさんのやって来た事を中心にして、機能主義のデザインを再考するという内容です。

    ポスターにあるような簡単な形に落とし込んだデザインの家電等のものがたくさん並んでしました。それについての歴史的考察や、ディーターラムスさんの良いデザインの10の原則と一緒にモノをみる事ができます。

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    この良いデザインの10の原則は確かにと思ってしまう。でも、よく考えれば落とし穴じゃないけど、これに捕らわれすぎてもいけないということが、わかるんだろうけども。あまりデザインに詳しくない人や、デザインをあまり多くしていない人とかにとってはかなり影響のある言葉に思えます。(もしかしたら、デザインを多くしてる人の方が影響大きいかもしれないけど。)

    今みても何となく深沢直人さんや、ジャスパーモリソンさんあたりのスーパーノーマル的な考え方や、Appleのデザインにも影響を与えているでしょっていうまとめでした。確かにそうだなー、綺麗なデザインだなーって思わされちゃったし。面白い展示ですよ。デザインやったり気になっている人は是非行くべき。

  • 安藤忠雄建築展 2009「対決。水の都 大阪VSベニス」- サントリーミュージアム天保山

    安藤忠雄建築展 2009「対決。水の都 大阪VSベニス」- サントリーミュージアム天保山

    サントリーミュージアム天保山に安藤忠雄建築展 2009 対決。水の都 大阪VSベニスを観に行きました。

    大阪の中心部を流れている川を利用して、水都大阪再生しようというプロジェクトがあり、そのプロジェクトを安藤さんが中心やっているという展示です。どのように変化するかを巨大な模型でつくって写真と照らし合わせるというような感じでした。広い部屋全体が大阪の模型になっていました。

    他には、ベニスでの美術イベントや美術館等のプロジェクト。ベニスが水の都なのでそれを利用してどのようなものを作っているかの紹介です。最後には安藤さんが作って来た様々な水を利用したり、水と関係したりしたプロジェクトを模型や映像なども含めて紹介するという構成になっていました。

    最初の大阪の模型はちょうど国立国際美術館のあたりの模型だったので、さっきいた場所と照らし合わせながら観るのは面白かったですね。なるほど。そうやって作り変えるのかみたいなところとか。大阪に住んでる人はもっと色々わかって面白いと思います。あと、ベニスは色々なところで観たような気がしたんですが、最後の水に関するという分け方で安藤さんの作品をたくさん見た事がなかったので、面白かったです。

  • 杉本博司「歴史の歴史」- 国立国際美術館

    杉本博司「歴史の歴史」- 国立国際美術館

    杉本博司さん歴史の歴史を観に行きました。

    これを目的にして大阪に行ったんですが、悩んだあげく観に行ってよかったです。杉本さんの作品のメインは写真なんですが、それがあたかも何か違うようなものに見えたり、何か別のものを写していたりするわけで、簡単にまとめてしまうとシリーズごとにコンセプトのあるコンセプチュアルアートとかそういうものに入ると思います。

    でも、やはり図録とかで見るのとは違うそこにある事でのアートとしての存在感があって、それは観に行かないと体験出来ないと言って良いと思います。前に見た時は森美術館での「時間の終わり」という色々なシリーズが集まる大きな展示でしたが、今回は杉本さんのコレクションも半分以上のスペースを使って公開されていました。

    そのコレクションがまたスゴくて、こういう裏付けがあってこういう作品を作り始めたのかとか、こういうものをコレクションしてるからこそ、あんな発想が生まれるのかという様な、杉本さんの知の源泉に近いところに触れられるような展示になっていました。コレクションからそういうものを見てもらってから作品をみるということで、作品に新たな深みが出るという気もするし、これは壮大な自分のプレゼンテーションといっても良いと思えるような内容で、とても面白かったです。

    例えば、何千年もの昔の化石とかのコレクションがあったりして、そういうところから、ジオラマのアイデアとなる部分があったり、または海景であらたに想像させる太古の海があったりと。そういう源泉的な部分が見れて面白かったし、普通にコレクションをみるだけでも、勉強になっちゃうなっていうくらいしっかりしたコレクションで、これを個人所有とは・・・。ビックリしました。とにかく面白かったです。大阪まで観に行ってよかったです。

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    Hiroshi Sugimoto: Conceptual Forms
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    Sugimoto: Architecture
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  • だまし絵展 – Bunkamura ザ・ミュージアム

    だまし絵展 – Bunkamura ザ・ミュージアム

    渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにだまし絵展を観に行きました。特に何の期待もしてなかったですが、何となく。

    だまし絵の歴史とか成り立ちとかを時系列に説明してくれた感じです。時々、驚く作品もあったけど、なんかちょっと求めてるのと違うって感じでもあったり。

    なんでBunkamuraでやる展示ってこんなに人が多いんだろうか?ちょっと観る気をなくすぐらいに人がいました。スゴく微妙。

    最初はやっぱだまし絵っていってもそんなにだまされないって感じだったんだけど、最後の方の最近の作品はだまし絵って感じでしたね。

    ただ、最終的にはそれもだまし絵か?って感じになったなぁ。だって杉本博司さんの作品とかあるし、まあ、だましてるけど、違うと言うか・・・って気分になりました。