アネットメサジェ「聖と俗の使者たち」- 森美術館

アネットメサジェ「聖と俗の使者たち」を観に森美術館に行きました。森美術館は夜営業もしてるので、いつもは平日の夜に行くんですが、今回は何となく休日に行ってみました。

話はそれますが、森美術館は夜は空いてるし、展望台も夜がきれいなので、お勧めです。いつも面白いですし。

今回はアネットメサジェさん。生と死をテーマにしたものが半分くらいあったのかな?という印象で、作品も現代アートっぽいものもあるんですが、比較的わかりやすい感じでした。

いくつかあったのが、POPなぬいぐるみや色等を利用した作品で、それを逆転するような状況に置くことで、恐ろしさを表現したりしてました。
あと、映画から影響を受けたような白黒のクローズアップなども多用されていて、全体的に答えの無い物語を途中まで語るような、詩的な表現をしたいというような作品が多かったように思えます。

また、一番大掛かり(大きさではなく)だったのは多分、ベネチアビエンナーレの時に出品されたカジノって作品の一部だったんですけど、これは物語を思わせる様々な仕組みが多くて面白かったです。

あまり語ることはしたくないんだけど、どうしても語っちゃうんだよねーっといった感じがあふれてました。生と死の捕らえ方や、詩や物語の捕らえ方が、何となくですが、女性の作家だな。というような感じも少し受けました。