Tokyo Designers Week 2008とDesign Tide 2008

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本日は、まずはTokyo Designers Weekの会場へ。 

すごい行列ができてて、何が問題かってQRコードの入り口の混雑。QRコードにしたのに遅いとか、ゲートの配分の問題とか、入場料の設定の仕方とか。

まず、そういうところがデザインできていない。会場の構成も微妙。歩き辛いし。そういうデザインが出来てないで、デザインとは何だ?外見のみがデザインというところから、脱却してデザインってものを広げないの?

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実際は見本市なのか?何がしたいのかもデザインされてない印象。会場の中に色々なコンセプトのブースがあるも説明されず。流石にそういうところはもう何年もやってるんだからなれて欲しい。問題はドコに?

そういう環境なので、デザインどうこう以前の問題な気がした。去年までは、毎年更新されて仕方ないと思っていたが、今年は確実にTDW自体の縮小を感じた。

スタッフもボランティアだけで何とかしようとしてたのか、確実に人数も足りない。ブースも去年と同じものを発表してるブースがあったり。一般人も入れての見本市としての機能をもっと考えて、見せ方とか人の動線とかもっと考えてデザインして欲しい。

ということで、TDW関連のイベントに行かなくていいかなって気に。

で、次はDesignTideのほうへ。

こちらも行列。ただ、値段設定とか並ばせ方とかには特に問題も無く丁寧。
そんな差が。ちょっとした意識の差。

会場はこんな感じ。TDWは写真不可だったけど、こっちは撮れたので、会場構成を。

頑丈な透けるような薄布を(おそらく新しい素材の布)軽いので、黒い風船で浮かせるという作り。

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薄い布で軽く分けられているけど、透けているのと、浮いているので、すっきりとして歩きやすい圧迫感の無いつくり。しかもこの布は、袋とか会場とかのいたるところで使われていて、統一感もあるし、これだけ使えばコストも下がりそう。

エントランスもこの布で構成されていて、かなり良い感じのつくりになってるし。この時点で、大きな差を感じたけど、イベント自体もDesign Tideのほうが上と感じた。ただ、縮小傾向なのは一緒。その中でもコチラはブラッシュアップして縮小した印象。

某氏が少し書いてたデザインバブル。

それに反応して、僕も少し書いてみると。ここの5年くらいデザインがもてはやされて、バブルのように成長して来た気はする。僕はそれに乗っかってる印象なんだけども、確実にそのバブルに限界は来てて、金融とは違うから、はじけることは無いんだけど、萎んできてる。

つまり風船みたいな。時間がたってどこからともなく空気が抜けてきてる。
まあ、これだけ、色々一気にでると当たり前で、成熟してきたともいえそうなんだけど、ちょっと今回のイベントを見た感じでは成熟とはいえない。