金氏徹平さんの「S.F.(Smoke and Fog)」をART FRONT GALLERYで観てきました。
今回の展示は、金氏徹平さんが参加する「奥能登国際芸術祭2020+」(石川県珠洲市)と連動した形で開催しています。
伝統的なお祭りでつかうキリコ燈篭をしまうためのキリコ倉庫をきっかけとして、風景や町中に架空のキリコ倉庫を想像するためのインスタレーションを設置するとのことでした。
そして、東京のギャラリーではそのコンセプトと共通した、都市の中のキリコ倉庫的な作品を展開します。
そんな展示とのことでしたが、半分弱くらいの作品が最近よく使っているStareReapとコラボした作品で、半分弱くらいは世界の様々なところでコラボした作品で、ほんの少しその他の作品がある感じでした。
StareReapとのコラボで色々な作品がどんどんできているようで、最近の作品はStareReapを使った作品が多いですが、その前にもSTPIでの印刷とのコラボや、ベネチアングラスとのコラボなんかもあり、その作品も並んでいました。
金氏徹平さんといえば、コラージュ的な手法をよく使ってきた作家さんですが、コラボレーションは人と人との関係性をコラージュしているという感覚のようです。
最近は、演劇なども含めて積極的コラボレーションすることで、色々なものを取り込んで作品にしているので、どんどん新しいシリーズの作品が誕生してるようです。
国外での発表が増えている中で、気がついたら新しいものができていて、国内で見ているだけでは追いつけない感じがしていたので、様々な新シリーズをまとめて観れる機会なのでとてもよかったです。
基本的なコラージュ的な何かを出会わせるような手法はそのままに、作品のスケールや手法が幅広くなっていくことで、作品が作られていました。
それぞれのシリーズだけでもギャラリーをいっぱいにできる作品数があるので、また横浜美術館のような大きな美術館での個展で全ての作品が観れるような展覧会があればいいのになと想像してしまうバリエーションの多さでした。
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INFO
金氏徹平「S.F.(Smoke and Fog)」
会場:ART FRONT GALLERY
会期:2021年9月10日(金)- 10月3日(日)
開館時間:水~金 12:00-19:00 / 土日および9月23日(木祝)11:00-17:00
休館日:月、火
WEB:https://artfrontgallery.com/exhibition/archive/2021_07/4469.html
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