カテゴリー: MUSEUM

  • 「ネオトロピカリア ブラジルの創造力」- 東京都現代美術館

    「ネオトロピカリア ブラジルの創造力」- 東京都現代美術館

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    今、MOT(東京都現代美術館)でやっている、ネオトロピカリア ブラジルの創造力に行ってきました。

    ブラジルのアートといえば、一番最初にでてくるのがエルネスト・ネトというイメージです。エルネスト・ネトの個展に香川のMIMOCAまで行ったのですが、これがとても良くて以来ファンです。

    今回もネトの作品もあるし、ブラジルといえば実はトロピカリズモなんかもあったりで、面白そうです。

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    外壁から、いきなりサイケに挨拶と言った感じでしょうか?中の作品もカラフルなものが多かったような気もします。作品は、全体的におおらかな印象です。

    目的のエルネスト・ネトも大きな作品で迫力はあったんですけど、個展は超えないかな(あたりまえですが)。とはいえ、迫力があってよかったです。

    ほかにも服を着て踊る事で完成するとか、様々な色の部屋を通って最後には色を飲み込む道とか面白い建築とか、サイケな部屋の中でおかしな映像をみて音楽聴いたりとか。

    結構いろいろな作品もあって面白かったです。作家の数も多いので、面白くてはまるものがあると思います。

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  • 「Second Nature」- 21_21 DESING SIGHT

    「Second Nature」- 21_21 DESING SIGHT

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    21_21DESIGN SIGHTでやっている吉岡徳仁さんのディレクションのSecond Nature展に行きました。

    行ってきた印象としては、Second Natureって意味とかは、あんまりなーって感じだったんですけど、吉岡さんのところはすごかったです。

    吉岡さんの空間の作り方や、インスタレーションの方法はいつもすごいです。今回も天井一面に細い糸のようなものを垂らして、空間を覆いつくしてました。

    印象としては、吉岡さんの一人勝ちというか、
    自分のためにやった展示というか。

    いつも思うデザインの美術館のまとまりの無さとか、コンセプトの見えにくさ、面白さの伝わらない感じは同じでした。もうちょっとすごいとか面白いのとかあるといいんですが。

    やっぱり吉岡さんは自分のプロデュースとか上手い。この本とか本を入れるためのバッグとかも良かったなー。

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  • アネットメサジェ「聖と俗の使者たち」- 森美術館

    アネットメサジェ「聖と俗の使者たち」- 森美術館

    アネットメサジェ「聖と俗の使者たち」を観に森美術館に行きました。森美術館は夜営業もしてるので、いつもは平日の夜に行くんですが、今回は何となく休日に行ってみました。

    話はそれますが、森美術館は夜は空いてるし、展望台も夜がきれいなので、お勧めです。いつも面白いですし。

    今回はアネットメサジェさん。生と死をテーマにしたものが半分くらいあったのかな?という印象で、作品も現代アートっぽいものもあるんですが、比較的わかりやすい感じでした。

    いくつかあったのが、POPなぬいぐるみや色等を利用した作品で、それを逆転するような状況に置くことで、恐ろしさを表現したりしてました。
    あと、映画から影響を受けたような白黒のクローズアップなども多用されていて、全体的に答えの無い物語を途中まで語るような、詩的な表現をしたいというような作品が多かったように思えます。

    また、一番大掛かり(大きさではなく)だったのは多分、ベネチアビエンナーレの時に出品されたカジノって作品の一部だったんですけど、これは物語を思わせる様々な仕組みが多くて面白かったです。

    あまり語ることはしたくないんだけど、どうしても語っちゃうんだよねーっといった感じがあふれてました。生と死の捕らえ方や、詩や物語の捕らえ方が、何となくですが、女性の作家だな。というような感じも少し受けました。

  • サイトウマコト展 – 金沢21世紀美術館

    サイトウマコト展 – 金沢21世紀美術館

    サイトウマコト展を観に。ロンミュエック展を観にきたので、こちらはチェックしてたわけじゃないんだけど、行ってみたらやってて、良かったって感じで。

    と言うことで、21世紀美術館へ。いい建築です。やっぱり。部屋以外が廊下で四角くない感じというか。配置されてる部屋の残りが廊下というか、空間になっている感じ。

    サイトウマコト展は最近の作品を一挙公開でした。ちょっと高木正勝さんのちょっと前の作風にも似たような。デジタルの加工っていうのはたくさんあって、ダレでも出来ちゃうから、どういう風に加工を発見したかの発想の勝負みたいな状況かな?

    もうちょっと成熟してくると、その中でもどう違うかみたいなそういうところが出てくるんだろうけど、まだ、そこまで見る側も批評する側も行ってないんじゃないかなって思いました。

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    そのほかの無料展示を見たり。

    これはタレルのオープンスカイです。
    夕方の時間帯に来たら面白いかも。

  • ロン・ミュエック展 – 金沢21世紀美術館

    ロン・ミュエック展 – 金沢21世紀美術館

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    金沢21世紀美術館にロン・ミュエック展を観に深夜バスで金沢まで来ました。

    とりあえず朝っぱらに金沢駅に到着。

    金沢駅はこんな感じ。和風な作りで金沢らしい工芸的な要素を建築にも感じます。

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    時間より少し早かったですけど、
    何となく21世紀美術館へ。

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    SANNAの建築ってあんまり観る機会ないんですよねー。この椅子もSANNAの椅子ですね。水がたまってて濡れたー。

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    中に入ったら大変な混雑!
    ビックリでした。最終日だからかな?

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    いやー。白い。薄い。噂通り面白い建物です。

    で、ロン・ミュエック展に並んで何とか入りました。

    マスクとかいくつかとか。有名作品もいくつかありました。ひそひそ話とか、お父さんのとかはなかったですけどね。

    面白かったんですけど、作品数が少なくてボリュームが少ないなー
    なんて少し感じてしまいましたね。ただ、触りたくなるほどにリアルでした。

  • アバンギャルドチャイナ – 国立新美術館

    アバンギャルドチャイナ – 国立新美術館

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    開会式/内覧会のチケットをゲットしたので、「アバンギャルドチャイナ」を国立新美術館で観てきました。

    コチラがポスターとか。中国のアバンギャルド30年分くらいを総ざらいです。

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    開会式です。作家さんとかが話を少ししたりしてました。

    展覧会は有名な作品が沢山ありました。絵画が多かったかなぁ。映画の「胡同のひまわり」の絵の、張曉剛(ジャン・シャオガン)さんの作品とか、方力鈞 (ファン・リジュン)さんとか。中国の現代アートですが、中国の状況を踏まえた上で考えるとわかりやすい作品が多いように思いました。それほど複雑ではないというか。ちょっと嫌だって思う人もいそうなやつとか色々ありましたが。

    見終わったあとで、ちょっとした食べ物とか飲み物とか懇談会がありました。知り合いもいなかったので、食べるだけどいう感じでした。ということで、食べ物。

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  • 英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展 – 森美術館

    英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展 – 森美術館

    最後に目的のターナー賞の展示を見るために森美術館へ。面白いです。森美術館はあんまり期待して無くても面白い。

    ダミアンハーストの衝撃的な牛のホルマリン漬け作品「Mother and Child Divided」もあります。ってかそれがメインです。思っていたよりも死とか孤独について考えなかった。個人的にはインパクトが上回ってました。その他にも「Lysergic Acid Diethylamide」というスポットペインティングも。

    ジェレミー・デラーの「History of the World」という、世界の歴史がACID HOUSEを中心としてレイブ文化周りで適当に書かれてるのとか。英国はこういう懐の深さというか、現代アートが一般化されていて、面白いなーと思いました。

    まあ、受賞に一貫性とかあんまり感じないとか(しいて言えばインパクトとか話題性なのかなぁ?)スポンサーがTV局だからみたいな感じも少しはあるのかも?

  • バウハウス・デッサウ展 – 東京藝術大学大学美術館

    バウハウス・デッサウ展 – 東京藝術大学大学美術館

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    バウハウス・デッサウ展を観に、東京藝術大学大学美術館に行きました。

    芸大って面白いなー。ああいうところに行ってみたかったです。
    展覧会の方は、BAUHAUSがどんなところか少しわかった気がしました。学校であり、アーティストたちが集まる場所でもありというような。色々な提出物とかあったな。

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    芸大のベースも、ああいうところなんだろう。アートの運動にも近い感じで。歴史がわかって面白かったです。

    前川國男とか、コルビジェとかについでに寄ってみる。これもBAUHAUSの影響あるだろうなー。