トム・サックスさんの「Smutshow」を小山登美夫ギャラリーで観てきました。
DIY的な材料や方法を使いながら、作品を作っていくトムサックスの、茶道に焦点をあてた展覧会「ティーセレモニー」がオペラシティアートギャラリーで開かれています。
小山登美夫ギャラリーでの展示は、以下のような展示です。
東京オペラシティアートギャラリーでの「トム・サックス:ティーセレモニー」の一室となる「ヒストリカルガーデン」へと繋がり、相互に補完し合う展示となっています。
引用:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/tomsachs2019/
トムサックスのお茶会である「ティーセレモニー」で使われる、トムサックスらしい合板・NASAのロゴ・マキタのバッテリー・イサムノグチのAKARIや見覚えのあるような製品が組み合わされた茶道具が展示されています。
日本古来の伝統文化のひとつである「香道」を独自に解釈し、自身の作品に昇華した「Kodo」(2017年)や、「不完全な美(perfectly imperfect chawan)」と称する「NASA」のロゴが入った手製の茶碗「Fredo」(2018年)、日本の総合電動工具会社マキタのバッテリーを使用した「Cha-ire」(2018年)など、「トム・サックスの茶の湯」を体現する茶道具やしつらえの品々が展示されます。
引用:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/tomsachs2019/
茶の湯というかなり固まっている世界に日本人ではないところから新たな視点が入ることで、出てくる面白みもあると思いますし、そもそも千利休的な視点にも近いのではないかと思ったりします。
アップデートが難しいジャンルで現代アートが介入することによる、斜め上のアップデートが行われるのは、現代アートの作法そのものにも思えるので、今後もどんな作品が出てくるのか楽しみです。
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INFO
トム・サックス「Smutshow」
会場:小山登美夫ギャラリー
会期: 2019年4月20日(土) 〜5月25日(土)
開館時間:11:00-19:00
定休日:日月祝
WEB:http://tomiokoyamagallery.com/exhibitions/tomsachs2019/