タグ: Taka Ishii Gallery

  • 掛井五郎 – タカ・イシイギャラリー

    掛井五郎 – タカ・イシイギャラリー

    掛井五郎さんの展示をタカ・イシイギャラリーで観てきました。

    不勉強ながら掛井五郎さんという作家さんを知らなかったのですが、掛井五郎財団ができるほどの作家さんで、2021年の91歳まで作品を作っていたそうです。

    一見、子供が作ったように思えてしまうようなプリミティブな形をしているのですが、そこには生命力のような力強さがあります。

    絵画も合わせてみると、どれも人体でユーモアがある形をしている作品が多く無邪気に制作をしているのかな?というような自由さを感じます。

    しかし、どことなく南米またはアフリカのような形状がところどころに見えたりしましたが、実際メキシコで教鞭をとっていたこともあるそうです。作品によってはジャコメッティのような細長い人体の形状が見えたりもします。

    それにしても、こういう作家の作品を現代美術のフィールドで突然みせられて、古さを感じないところなど、ギャラリーのキュレーションというか、目利きを感じます。

    実際、ここにない作品の画像や、アトリエの映像などをみるともっと無邪気で子供が作ったような作品もあるので、現代アートのフィールドに合わせているんだろうなと思います。

    アメリカの西海岸とかでウケそうな展示のされ方だし、そういう感じのある作品のチョイスだなと思ったら、どうやらFRIEZE LOS ANGELESにも作品が出ていたようで、ギャラリーとはこういうものか、すごいなと思いました。

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    BOOK

    INFO

    掛井五郎

    会場:タカ・イシイギャラリー
    会期: 2023年2月25日(土)– 3月25日(土)
    開館時間:12:00 – 19:00
    休館日:日・月・祝

    WEB:https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/28446/

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  • Sterling Ruby「VERT」- Taka Ishii Gallery

    Sterling Ruby「VERT」- Taka Ishii Gallery

    Sterling Ruby「VERT」をTaka Ishii Galleryで観てきました。

    Sterling Rubyの作品は日本ではほとんど観たことがなかったけど、以前NYに行った時に、Hauser & Wirthで観たことがあって、その時は内臓をブチまけたような作品が巨大空間に圧倒的に展示されていて驚愕した覚えがありました。

    今回の展覧会はそのおどろおどろしいと言っても過言でないような、激しさは表にはそれほど出ていないように感じましたが、それでも強引にその激しさを額に納めたような力を感じました。

    ステイトメントを読むと、今回の作品やタイトルは詩から言葉を引用していて、その言葉を受けて作品の形自体が影響を受けているということなので、そういった静のイメージの部分ともともとの荒々しい動の部分が重なりあって構成されている作品で、そこに面白さを感じました。

    こうやっていくつかイメージを並べてみてみると、かなり同じテーマから引用している部分があるとわかりますね。共通する縦の線や右上のカーブとか。そこから冷静な部分が見て取れるようで、衝動とのコントラストが面白く観れました。

    また、他の作品もみてみたいし、日本では大きすぎてSHIPできないだろうから、見ることはできない気がするけど、巨大で激しいインスタレーションもみたいなと思いました。

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  • マリア・タニグチ – タカイシイギャラリー

    マリア・タニグチ – タカイシイギャラリー

    マリア・タニグチさんの個展をタカイシイギャラリーで観てきました。

    かなりコンセプチャルで内容をつかむのが難しく、よくわからなかったというのが正直なところです。作品は、単純なレンガのようなペインティングと円や線のような立体が空間を作っていました。

    レンガのようなペインティングの方がマリアタニグチさんがいつも作っている作品のようで、緻密に描かれていて巨大なものもあったり。また、空間にあわせたかのような立体によって緊張感ある空間になっていました。

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  • 五木田智央「Holy Cow」- タカ・イシイギャラリー

    五木田智央「Holy Cow」- タカ・イシイギャラリー

    五木田智央さんの「Holy Cow」をタカ・イシイギャラリーで観てきました。

    世界的な日本人アーティストっていうのは何人かいると思うんですけども、五木田さんも日本にとどまらない世界的なアーティストです。海外だとMARY BOONEギャラリーにそうそうたるアーティストと共に名前があります。2016年2014年にNYで展覧会が開かれています。イラストレーターというようなところから入って普通に絵画もできてしまって、さらに大きな画面も問題なく作れるなんて天才と言っていいような。五木田さんの詳しい話はフクヘンこと鈴木芳雄さんの記事が非常に面白くわかりやすいです。

    とにかく、白/黒/グレーだけで無限の色合いを表現している気がしますし、モノトーンなのに色がついている絵画よりも何か充実した画面に見えるのは、そこにある情報を伝える方法がうまいのかな?と思います。時に消したり、時にコミカルに、不必要な情報は省いたり置き換えることで、深みがあるけどPOPな絵画が生まれているような気がします。

    どこか新しくて、どこか古ぼけていて、なんとなくPOPで、なんとなくエロくて、なんとも言い表せないバランスで表現されていてとにかく見飽きることがなくてこういう作品が家に一点あったらずっと飽きないで観ていられるんだろうなという想像ができる作品です。とにかく良いです。必見。そういえばテイトウワさんの新作のジャケットも五木田さんですね。

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  • 荒川医「Tryst」- タカイシイギャラリー

    荒川医「Tryst」- タカイシイギャラリー

    荒川医さんの「Tryst」をタカイシイギャラリーで観てきました。

    入ってすぐに下に引いてあるArt Baselの横断幕のようなものがあること。そして謎の発光体がそれぞれ呼応しているかのように並べられていること。謎のミュージカルのような掛け合いが始まっていることに驚きつつ、日本語字幕を見たりしていると、なんとなくアートのことを話していることがわかるような。

    今回はこのようなパフォーマンスのようなインスタレーションのようなものだったので、何やらどう捉えていいのかわからないという気がしつつも、なんだかコミカルで面白いような内容のような。

    荒川さんがパフォーマンスアーティストであるということはなんとなくわかった気がするんですが、他の作品も見ていくうちにこの作品の面白さがよりわかってくるような気がしました。そのそもベースになっている具体の作品自体もよくわからなかったし、多分田中敦子さんかなーとかそういう感じで、これだけ輪郭がはっきりしなくても多分わかると思うんだけども。もうちょっと歴史しってないとなと思ったりもしますが・・・。

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  • 伊藤存「潮の動きとこだわりのない置き物」- タカイシイギャラリー

    伊藤存「潮の動きとこだわりのない置き物」- タカイシイギャラリー

    伊藤存さんの「潮の動きとこだわりのない置き物」をタカイシイギャラリーで観てきました。

    今度の展覧会では、1999年に一度制作した「しりとりおきもの」の続きと、最近始めている鉛筆のドローイングを同時に展示します。
     しりとりは最後に「ん」の付く言葉以外を、ずがいこつ>つくし>しこく、という様にしりとっていきます。「しりとりおきもの」とはこうやって、並ぶことになった様々な物(事)を言葉の状態から、おきもの化し、質量のある状態にする作業です。また、おきもの化することで様々な物(事)に平等に空間を共有させる事が出来ます。
     鉛筆のドローイングでは、潮の満ち引きの様子を、絵らしく、いらないと思ったものは省きつつ、わりと任意な手の動きで描いてみます。これは、周期的な潮汐に個人の(鉛筆の)時間を落とす作業でもあります。
     性格の異なるこの2つが同時にあると場はたいへんへいたんになるし。
    伊藤 存

    ギャラリーに入った瞬間に鉛筆で書かれたドローイングと謎の置物が空間を余らせながらならんでいて、一体何事かと思いましたが、何らかのルールがあるんじゃないかと思ってそこにあった紙を観てみるとどうやらしりとりで置物が作られているよう。

    ただそれだけなんだけど、ある一定のルールというものを与えてそこに出てくるものを記録するという方法なのかなーってドローイングも観つつ思いました。そして、そこから考えると今まで刺繍で行われていたものも、何となくある下絵のようなものを一定のルールのに基づいて刺繍してたのかな?などと想像力を膨らましてみたり。実際はどうかわかりませんが。それにしても、タイトルとピッタリあった展示でした。

    BOOK

    NEW TOWN
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    伊藤 存
    リトルモア
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    YouTwo ノート(小):伊藤存
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  • 荒木経惟「写狂老人Aのフィルム・ノスタルジー」

    荒木経惟「写狂老人Aのフィルム・ノスタルジー」

    荒木経惟さんの「写狂老人Aのフィルム・ノスタルジー」をタカ・イシイギャラリーで観てきました。

    写真はフライヤーを撮影したものです。

    荒木経惟さんの展覧会ですね。「幸福だった時間を思う気持ち(ノスタルジー)こそが人生だと」感じたというような説明があったのですが、確かにそういうノスタルジーな部分を読み解くこともできるのかもしれませんが、どうしても、荒木経惟さんの写真を見慣れていない自分にはまず生々しさの方に目がいってしまいますね。まあそれが作風なのだから、そこから先を見て行かないと面白くないのかもしれません。写真についてはまだまだ勉強不足なので如何せんこんな感想になってしまいました・・・。

    BOOK

    チロ愛死
    チロ愛死

     

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    荒木 経惟
    河出書房新社
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    陽子 (荒木経惟写真全集)
    陽子 (荒木経惟写真全集)

     

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    荒木 経惟
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    荒木経惟---父、母、陽子、チロ――生と死を見撮る写真家 (文藝別冊)
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  • 東松照明 – タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルム

    東松照明 – タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー / フィルム

    東松 照明さんの作品をタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで観て来ました。

    かなり昔からの色々な写真があって色々なタイプの写真があったように思えました。あと緊張感のある感じがしました。

    まだ写真についてどうやって観たらいいのかよくわかってないないですが。モノクロームがあう写真だなと思いました。

    森山大道さんとかに近い感じがしましたが、緊張が違うというか・・・。うーむ。写真についてももうちょっと勉強しないとな・・・。全然内容がなくてスイマセン。

    BOOK

    東松照明写真集 camp OKINAWA (沖縄写真家シリーズ 琉球烈像 第9巻)
    東松照明1951‐60
    東松照明1951‐60
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    東松 照明
    作品社
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    時の島々
    時の島々
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    今福 龍太
    岩波書店
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  • 清澄白河ギャラリー巡り 10.04.21

    清澄白河ギャラリー巡り 10.04.21

    ・小山登美夫ギャラリー
    ベンジャミン・バトラー 展 Paintings and Drawings 2010
    葉っぱとか木とか、植物のようなものを抽象的にかいているのかな?っていう感じでした。かなり抽象化した上にペインティングもそのタッチを残すような緩い感じの色の付け方をしているんだけど、イマイチ僕にはフィットしなかった感じでした。うーん。なんというか、緩くて好きなものもあるんですが、どこか面白いとかなにか一つが無かった感じでした。

    ・hiromiyoshiiギャラリー
    大城絢|Between a Woman and a Woman
    井上信也|5、6の事
    うーん。これまたどちらもよくわからなかったです。どう捉えればいいのかなぁ?って感じでした。大城さんの動画は結構手書きの感じとかそれが動画になっている感じとかは面白かったんだけど、なんかもう一つ面白味という点でわからなかったというか。

    ・タカ・イシイギャラリー
    法貴 信也
    パッと見単なる線画かな?って思ったんですが、良く見るとそれとは全然違ったものに感じる。いや、線画という事には変わりないんですが、線が2本の線画ですね。恐らくペンを2本同時に持って線画を書いているという感じだとは思うんですが、その2本の線がペンの傾きや向きによって近づいたり離れたり絶妙にするのでそこに空間的なものを連想させるということになっていてコレが絶妙に良い感じなんですよねぇ。とにかく見てて飽きないし、すごいなっていう感じで面白かったです。

    ・SNAC
    八木良太展
    清澄白河に新しく出来たギャラリーのSNACの初の個展の八木良太展にいって来ました。八木良太さんといえば前に、「Winter Garden:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」で、氷で作ったVINYLって作品が面白かったので結構期待していったのですが、今回はイマイチだったかなー。なんかそこにいたギャラリーの人?が文化祭か?ってくらいに説明してくるし。それが印象的だったとはいえ、作品自体もイマイチ何となく足りない感じがしたなぁ。

    BOOK

    ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
    松井みどり、国際交流基金
    美術出版社
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    その絵、いくら? 現代アートの相場がわかる (THEORY BOOKS)
    小山 登美夫
    講談社
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    現代アートビジネス (アスキー新書 61)
    小山 登美夫
    アスキー・メディアワークス
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    小山登美夫の何もしないプロデュース術
    小山 登美夫
    東洋経済新報社
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  • 清澄ギャラリー 10.02.09

    清澄ギャラリー 10.02.09

    清澄のギャラリービルへ。まずは上の階からで、小山登美夫ギャラリー。名知聡子展 告白がやってました。あまり肖像画みたいなものを良いなーと思ってみる事はすくないのですが、なにやら独特の存在感と光を利用したような大きな作品もよかったけど、肖像画が何か心に残った。

    HIROMI YOSHIIへ。前田圭介 | the patcheryと東義孝 | DILEMMAと石森五朗 | Possibility of Translationがやっていました。写真は東義孝さんの作品です。どれもそれぞれ良かったですが、作品数が多くないし、個人的には複数人の合同展とかはあまり好きではない感じでした。

    Taka Ishii Galleryへ。田根 剛さんの“sur-impression”がやっていました。記憶というのをテーマにしているという作品が2つほど。ちょっとわかりづらかったんですが、何となくそんなイメージかなっていう作品でした。イマイチわからなかった。そこにあると言う感じでした。

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  • ギャラリー巡り 09.10.01

    ギャラリー巡り 09.10.01

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    ゴ・ギョンホ個展「たゆたう けしき」KEUMSAN GALLERY TOKYO
    これは、越後妻有のFUKUTAKE HOUSEで観たのと同じですね。
    荻原賢樹展 – GALLERY HASHIMOTO
    柔らかいふわっとした感じ。ギャラリーハシモトっぽい気もする。

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    宮本隆司 「草・虫・海」 (TARO NASU)
    虫や鳥などを切り取ったような作品。何らかの記号のようにも見えてしまうが生き物であるという事を思ったり。

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    ヨナタン・メーゼ 展「ミシマ・イズ・バック」- Tomio Koyama Gallery
    三島を利用したアートプロパガンダ?うーん。わかるようなわからないような。
    エルネスト・カイヴァーノ 展「彼女が枝にあたえる影響」- Tomio Koyama Gallery
    ドローイングとコラージュがあったけど、ドローイングはイマイチよくわからず。コラージュの方は結構好きだった。自然物のコラージュで遠目からそれを思わせない作り。
    ジョシュ・スミス|Josh Smith「Paintings」- hiromiyoshii
    万代洋輔「ラジコン」- hiromiyoshii
    あんまり細かく覚えてない。
    エルムグリーン&ドラッグセット「SUPERMODELS」- Taka Ishii Gallery
    川久保玲さんを含めた服飾デザイナーに謎の立体の服を作ってもらって、それを着せて写真を撮ったり展示したり。スーパーモデルってナンだろう?
    米田知子「Rivers become ocean」- SHUGOARTS
    写真綺麗だなーとか上手いなーとか思うけど、まだ写真はよくわからず。

    宮城勝規「unknown memories」- Ohshima Fine Art
    神楽坂に出来た新しいギャラリー。子供を柔らかく書いたようなドローイング。
    川口奈々子「7人の小人はまだ来ない」- Yuka Sasahara Gallery
    オドロオドロしい感じもあるんだけど、ポップなカラーでポップな線で書かれているそのバランスが絶妙。好きな感じだったなぁ。

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    柔らかな器?感覚の境目を行き来する6人の作家 (松の湯)
    松の湯という銭湯の使われていない2階でのインスタレーション。会場が雰囲気あり過ぎでそれと作品のバランスが難しいですね。場所に作品が食われる感じ。

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    足立喜一朗 「シャングリラ2」- YUKA CONTENPORARY
    MOTのSpace for your futureで面白かった。電話ボックスディスコを作った人ですね。今回はOOMを作ったり自然と絡んだ作品を作ってました。動画があったので、載せておきます。リアルなOOMぽくて面白かったです。

    こちらは、噂の電話ボックスディスコの動画。

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    Space for your future―アートとデザインの遺伝子を組み替える
    長谷川 祐子 関昭郎
    INAX出版
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  • 清澄ギャラリー巡り 09.07.15

    清澄ギャラリー巡り 09.07.15

    清澄白川のギャラリービルに行ってきました。いつもとおんなじ看板の写真でも撮ろうかなーって思ってたんですけど、なんか看板が出ていなかったので、ちょっと今回は違う写真にしようかな。

    結果、近くの川の写真。もはや、ギャラリーとかそのビルとか全然関係ないなぁ。苦笑。で、ギャラリー。

    大野智史 展「予言者」- Tomio Koyama Gallery
    大野智史さんの作品はどこかで観たことがあるなーって思ったんですが、多分ZAIMで観たんだと思う。そのときはそんなに好きじゃないなーっていう感じだったんだけど、今回は、何かスゴいパワーがある人だなという印象。ZAIMの時は作品数が一つだったから、個展だから違うのかもしれませんが。

    佐伯洋江展 – Taka Ishii Gallery
    最近色々なところでみる。この前観に行ったウィンターガーデンとか、ネオテニージャパンとか。去年のアーティストファイルでも観た気がするので、こりゃもうそのなんていうか状態ですね。シャープペンシルを主に細かく書き込まれた画と空白部分のバランスとかは上手いと言うしかないし、鉛筆のぼかし方とかもバランスが良い。色の使い方とかも上手いし。上手いなーって印象もあるし、それ以外の何かドロドロしたものも少し見える気がする。こりゃ人気出るよなーって思ったり。

    森弘治「ヒズ スピーチ」- hiromi yoshii
    なんだか、学生?劇団員?あたりに国会の面白スピーチを色々なグループに演じさせて違いを楽しむ感じの映像が流れていました。録画したものをだだ流しって感じだったので、最初は面白く観れたんだけど、さすがにちょっと長くてダラダラって感じになったので疲れてしまったかな。

    池田光弘「漂う濃度」- ShugoArts
    写真をちょっとビビットな色でいじったような作品。コントラスト強め。現実の目で見たものを少し濃い印象というモノも一緒に書き込んだような感じで見せる方でした。どれも平面作品なんだけど、それだけで収まってないものが書き込まれてる感じがしてスゴく良かった。ネオテニージャパンにも参加してたみたいです。

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    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
    美術出版社
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  • 京都ギャラリー巡り 09.06.04

    京都ギャラリー巡り 09.06.04

    Tomio Koyama Gallery 京都です。一緒にTaka Ishii Galleryも入っています。この時は、荒川医「リエゾン、ア・ナイーヴ・パシフィスト」/サム・ルウィット From A to Z and Backがやっていました。TKGのショップの方では、奈良美智さんの作品が売ってたりしました。

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    文椿ビルヂングっていう古い洋館をリノベーションして色々な商業施設を入れて活動しているみたいな場所で、そこにニュートロンというカフェ+ギャラリーが入っていたので、行ってきました。このときやっていたのは「安藤 智 展」ですね。動物とかの空気感だけを書き出すような抽象画といえばいいのでしょうか?結構面白かったです。

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    art zoneっていう所にも行ってきました。近くにあったから行ったんですが、学生展みたいなのやってました。まあ、学生展なんでまとまりとかあまりなかったなー。どうやら、京都造形芸術大学関係の空間みたいですね。

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    Sferaにも行ってきました。このときやっていたのは、高木光司浴衣展【立涌】ですね。普段見ないようなザックリとした幾何学的な模様の書かれた浴衣は、普通に着たいなと思わせるようなモダンでカッコいい印象を受けましたね。オシャレなんだけど嫌みじゃない感じが幾何学模様からでてるのかな?バランスがいい感じでした。

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    京都造形芸術大学の中にある、GALLERY RAKUに行きました。やっていたのは世古真倫さんの『image color』展ですね。友人?とかのイメージで靴にペン等で絵を描いてそれをはいているところを写真でおさめて靴と写真が置いてある展示でした。結構似合っててデザインも何となく人柄を表してる気がして面白かったです。

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    さらに、京都造形芸術大学内で、ギャラリー間の巡回展がやってました。小嶋一浩+赤松佳珠子/CAt展 Cultivateですね。さすがに巡回してるだけあるし、内容もギャラリー間でやっている様な内容なので、結構ボリュームもあって面白かったです。いや、広大な土地に建築をつくるってまた色々違って見えるなって思いました。

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    あとは、小さなギャラリーをいくつかフラフラ見てきました。写真にあったのはここだけかな?ギャラリーはねうさぎですね。はまぐちさくらこ展とfukikobore展がやっていました。結構キャリアのある人達みたいでスペースは狭かったですが、見応えありました。

    京都は広さの割にはギャラリーがたくさんあるし、面白い店もたくさんあるっていう気がします。やっぱり個人で昔からやってる人が強いのかな?そういう土地なのかもしれません。でも、東京ほどの広がりとか展開とかはあんまりないかもです。良くも悪くも個人で止まってしまってる感じがします。そういう中にTKGとかあると不思議だけど、だからちょっと離れた場所にギャラリーがあるのでしょうか?

    ただ、京都にはこういうギャラリーを見ただけでも独特の文化があるような感じがしたので、飲食とか音楽とかその他なんでも独自の文化があるのかもしれません。意識的な鎖国状態にあるとか?それはそれで、なかなか面白い気がします。

  • 清澄白河ギャラリー 09.04.24

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    ジェラティン 展 – Tomio Koyama Gallery
    軽いジャンクな感じとふざけた感じなんだけど、まとまってる感じもあり、ワクワクする感じもあり。きっと真面目にふざけてるのかな?

    田口和奈「そのものがそれそのもとして」- ShugoArts
    絵画を写真に起こしているみたいだけど、その感じがわかるのは言われてみればという感じでもあって、結果でき上がっている作品が一体なんなのかが分からないものになっているのでそこがポイントなのかも。ただ、作品は何か一歩離れた感じで良い距離感があったりする。

    伊藤存「四月パカ」- Taka Ishii Gallery
    布に刺繍を施した作品。小難しい物を刺繍していくのではなくて、何やら曖昧な間のような物を縫い付けている。ざっとした概要だけをとらえているので、色々な捉え方も出来ると思う。

    毛原大樹「都市のエフェクト」- HIROMI YOSHII
    都市のエフェクトといっているだけあって、まさに都市を切り取ってそれにエフェクトを掛けている人の実験室といった感じを思わせる部屋。音楽の機材とかあるとどうしても触りたくなってしまうのは習性でこれは作品と関係ないけど、本当にエフェクトかけられそうでした。