タグ: 鬼頭健吾

  • 「ARTIST FILE 2011」- 国立新美術館

    「ARTIST FILE 2011」- 国立新美術館

    国立新美術館で「ARTIST FILE 2011」を観て来ました。

    クリスティン・ベイカーの特殊な素材を使ってのペインディングで何かのモチーフが見える感じが良かったです。F1のやつとかかなりスピード感や迫力が出てました。何のモチーフかわかるかわからないかのギリギリのラインのような状態なんですけども、それを強引に絵画としてまとめている感じが面白かったです。

    松江泰治さんの大きい写真の様なまるで静止画みたいな動画とか写真からミニマムな事件を切り取って大きくしてる物とかかなり好きです。坂本龍一か、HASYMOかなんかのジャケットに使われてたりしてた気が。それも面白いんですけどね。静止画みたいな動画も面白いです。解像度の高さがああいうものを作ることを可能にしたと思います。

    鬼頭健吾さんは元から好きですけど、今回もかなり良かったです。スカーフの海のようなものはとにかく見るとスゴいです。写真とかで見ると大したことないかなぁーって思う人もいるかもしれないし、鬼頭さんの今までの作品を観ていない人は通り過ぎてしまう可能性もあるかなーとは思うんですが、個人的にはもの凄く面白かったです。これだけ広い空間を埋めるスカーフの海は一見の価値アリです。

    そんな感じで、普段見る物で作っている作品とか結構好きなのですが、そういう意味では、タラ・ドノヴァンもかなり良かったんですが、ストローは何となく吉岡徳仁さんをイメージしてしまいました(タラ・ドノヴァンの方が吉岡さんよりも先に作品を発表しているそうです。僕は吉岡さんの物を先に見てしまっただけでした。)。

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  • 馬喰町とか浅草橋とかのギャラリーへ 10.02.09

    馬喰町とか浅草橋とかのギャラリーへ 10.02.09

    まずはspace355のKeumsan GalleryとGALLERY HASHIMOTOへ。まずは、Kemusan Galleryへ。アジア若手作家2人展がやってました。松枝悠希さんと金英眞さんの2人展ですが、松枝さんの立体がちょっと好みでした。一見平面に関連した何かが空中に浮いているような飛び出したような状態になっているようなものでした。まあ、何となく整いすぎてるなーという印象もあったけど、またどっかで観るかもなと思いました。

    次にGALLERY HASHIMOTOへ。こちらは、開発好明展がやってました。こちらは、なんともやっちゃってるなーって感じでした。SALEって書いてあるから何事かとおもったら、会期が進むに連れて作品がセールになるってもので、さらにその作品も安売りのシールが上から張られちゃってるようなそんなものだったり。そして、会場ではくじ引きが行われててそれが安売り感をあおってたりして。なんかちょっと面白かったです。HPにもあるように、デパートやスーパーなどで普通に行われている値引き、景品システムを美術展に流用します。っていうそれ自体をとりこんでの現代美術でした。

    gallery αMへ。変成態の鬼頭健吾さんの展示を観てきました。巨大に広がったパラソルの集合体とそれに囲むようなクロスも含めて色彩豊かでPOPな空間に仕上がっていました。そのほかにも平面とかミラーボールを連ねたものとかもありました。とにかく何と言って良いかわからないのですが、空間をPOPな感じに思わせる力がすごいです。まあPOPと感じるのはそれぞれな部分だとは思うのですが、空間や雰囲気というものを何らかの形に変えているという感じがしました。

    TARO NASUへ。Ryan Gander “I’m an Aurefilian”がやってました。うーん。面白いものもあったとは思ったのですが、解説もないし作品タイトルとかだけではイマイチなにを表してるのかわからない感じでした。難しい。コンセプチュアルなんですが、もうちょっと説明がないとわからない作品だったので、よくわからないなーって感じでした。とてもコンセプチュアルなので、もう少し勉強してからじゃないとですね。

    ラディウム – レントゲンヴェルケへ。満田晴穂さんの自在という展示がやってました。金属で昆虫を作っているというものなんですが、超精密に本物と見間違えるかのようなように出来ていてビックリしました。もはや現代アートではなく、工芸とかに近いのでは?と感じでしまうところもありました。

    CASHI°へ。彫刻家Negam!さんの個展「ザギンでシースーを -Breakfast at Tiffany’s-」をみました。かなり面白かったです。彫刻なんですが、全体的に面白みを狙っているというか、かなりシニカルなギャグというか。小さな西郷さんの彫刻を渋谷のハチ公をもっているようにして大きさを逆転させて映像にしてたり、自分の5人肩車しながら歩ける彫刻を肩車しながら色々なところを歩いたり、自転車乗ったりなどなど。とにかく作品を利用した作品がかなり面白いことになってました。もともと彫刻とかには弱いので、面白かったなぁ。

    最後は、MAKII MASARU FINE ARTSへ。舩木大輔“アートによるアポとーシス”展をみました。結構POPな雰囲気の人の彫刻とか絵画なんですが、今回のアポトーシスということとちょっとPOPな作風とイマイチあっていなかったというか。何となくもうちょっとその作風を変えてやってくれたら面白かったかなぁとも思ったんだけど。それかPOP過ぎて気味が悪いとか。まあなかなかそういう感じにも行かないだろうし難しいなー。なんか妙な感じでした。それが正解なのかもしれないけど。

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  • 「No Man’s Land」- フランス大使館

    「No Man’s Land」- フランス大使館

    創造と破壊@フランス大使館 - 最初で最後の一般公開

    フランス大使館新庁舎オープンに伴い、旧庁舎では日仏のアーティスト70人が参加するアートイベント『No Man’s Land』が開催されています。一般公開は2009年11月26日から2010年1月31日まで。入場無料。解体前のフランス大使館旧庁舎を訪れる唯一のチャンスをお見逃しなく!

    こんなイベントがあったので、行ってきました。No Man’s Landです。

    白金の辺りでやっているので山本現代とかも行こうかなって思っていたんだけども、行ってみたら作品数がスゴい多かったので、結局見終わったのが8時近い時間になってしまったので、山本現代にはいけなかったです。

    無料だしこじんまりとしたイベントなのかな?と思っていたのですが、そんな事は全然なかったですね。かなり色々な作品がたくさんあったし、まだ設営中みたいなのもあったので、もっと終わる寸前にきたらまた違った印象になるかも。

    とにかく作品数が多かったので、これがこれがってひとつひとう感じを言うのは難しいですけども、これだけの数があるので、1つくらい面白い作品もみつかるんじゃないかな?という規模です。

    ボルタンスキーとか大物もいたし、結構小山登美夫ギャラリーとかギャラリー小柳とかビックなギャラリーが絡んでいるので、面白かったなぁ。鬼頭さんとか三宅さんとか良かったです。三宅信太郎さんはまだ作品が出そろってなかったので、ちょっと残念でした。

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