カテゴリー: GALLERY

  • 椛田ちひろ「私のゆくえ」- gallery αM

    椛田ちひろ「私のゆくえ」- gallery αM

    椛田ちひろさんの成層圏vol.1「私のゆくえ」をgallery αMでみて来ました。

    先日観に行った、MOTでの「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」でも出品されていた、椛田ちひろさんの作品がαMでも観れるということだったので行ってきました。

    作品のタイプは少し違う感じでしたが、共通して自分の時間のまたは記憶の軌跡を蓄積させているそれを重ねてその瞬間を絵画にしているような作品が印象的です。

    絵画は瞬間として捉えられるが、その裏には膨大な時間が隠れていて、その過程が透けて見えるような部分に時間や記憶を重ね合わせたくなるような作品です。そういう意味では杉本博司さんの劇場やドライブイン・シアターのような作品と共通している部分があるかもなということを考えながら見ていました。

    MOTを含めてどちらの作品も時間を堆積させた面白い作品のように思えたので、これから他の作品を見るのが楽しみです。

  • 大木裕之「ROADSHOW ~〈時間−パフォーマンス〉ドクトリン・にもとづいて~」- アラタニウラノ

    大木裕之「ROADSHOW ~〈時間−パフォーマンス〉ドクトリン・にもとづいて~」- アラタニウラノ

    大木裕之さんの「ROADSHOW ~〈時間−パフォーマンス〉ドクトリン・にもとづいて~」をアラタニウラノでみてきました。

    いくつかの映像作品がずっと流れているという、展示だったのですが、たまたま行った時にやっていたのが、どうやら長編ものだったみたいなのですが、途中からかつ長編の真ん中あたりから見たので、なにがなんだかわからなかった…。

    中国と日本の街の映像がかさなりあったりDVカメラか何かの映像がながれていて音もノイズが多くて何を喋っているかわからないようなタイミングだったので、ちょっと時間の関係もあって20分弱くらいで出てしまったので、イマイチコメントできない状態です。他の作品も見れたらよかったが。

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  • 安部典子「TIME LAG」- SCAI THE BATHHOUSE

    安部典子「TIME LAG」- SCAI THE BATHHOUSE

    20110427-190009.jpg

    安部典子さんの「TIME LAG」をSCAI THE BATHHOUSEでみてきました。

    幾重にも重なった紙を切り抜くことで、地層の様な重なりをみせている作品です。

    「TIME LAG」というタイトルを聞いてからみると、あたかも瞬間を切り抜いて堆積させた時間を物体化した様にもみえてきて、地層の重なりのような等高線を立体化した造形としてみるだけでなく、別の側面からもみれることで面白くみえてきます。

    時間という側面からみれば、河原温さんの時間の作品の作品集を切り抜いて堆積させた作品もあったので、今回の作品が時間の側面からの影響をより強く意識した作品であることを感じさせました。

    時間というものをまるで物であるように捉えて彫刻として作品化しているようでした。その1枚1枚の紙には時間や記憶が刻まれているとも思えて記憶の断片をみているようにも捉えられました。

    ただ単純に造形としてみるだけでも面白いし、存在感があって美しいものとしてみれるのですが、その物としての重みや美しさを時間と重ねても非常に面白かったです。

    最近の話では、21_21DesignSightでやった吉岡徳仁キュレーションによる「セカンドネイチャー展」でも作品が出ていたみたいなので、(自分は言われて思い出した。)どこかで見ていたような気がしたのでそこでだったようでした。

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  • 宮永愛子「景色のはじまり -金木犀-」- MIZUMA ART GALLERY

    宮永愛子「景色のはじまり -金木犀-」- MIZUMA ART GALLERY

    宮永愛子さんの「景色のはじまりー金木犀ー」をMIZUMA ART GALLERYでみてきました。

    入ってすぐに、金木犀の葉脈の絨毯?カーテン?が迎えてくれます。それは空気のように薄いんだけれども、力強い存在感を持っていて、森、または、自然の断片を切り取ってきたかのような作品でした。

    Artist Fileでみた時は、ナフタリンの作品で、物の空気感だけを固めたような表現をしていたと思ったんだけども、今回は、もう少し存在感を増していました。

    これは、震災があってから自然の力、または、自然の存在感を強く感じているからなのかもしれないけれども、作品の強度がありつつも柔らかい空気感をだす作品で、今みることが非常に面白い作品だと思います。

  • 遠藤一郎/Chim↑Pom「Never give up!」- PASS THE BATON GALLERY

    遠藤一郎/Chim↑Pom「Never give up!」- PASS THE BATON GALLERY

    PASS THE BATON GALLERYで、遠藤一郎とChim↑Pomによる「Never give up!」を見てきました。

    出ていた作品はChim↑Pomは「ヒロシマの空をピカッとさせる」、遠藤一郎さんは「愛と平和と未来のために」の2つで、どちらも旧作で有名な作品ですが、今やる意味のある作品がそろっているという印象でした。

    やはり、3.11という出来事があってからの話しが中心になってました。展覧会のテーマもNever give up!ってタイトルですし。

    いま、とにかく重要なのは、アクションを起こすこと全力でやるということが、大切だという話しでした。シンプルで力強いぶれないということが重要になってきていることを遠藤さんは特に実感しているようでした。

    タイトルも含めて、3.11以降がテーマになっていると思うんだけど、3.11が越えて意味が変わった作品とも言える気がしました。これは完全に受け取る側が変わったのだけども、それだけに興味深く見ることができました。

    そして、この日は、トークショーもあったので一緒に見て来ました。

    未来へ号の捉えられ方が変わった。みんながシンプルに真理に近くなっている。未来へという言葉が、普通に必要とされている。とも言っていました。

    ふた方とも、被災地にいって色々なことを通して作品を作りはじめているそうです。

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    なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか
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  • 渋谷慶一郎「MASSIVE LIFE FLOW」- Gallery koko

    渋谷慶一郎「MASSIVE LIFE FLOW」- Gallery koko

    恵比寿マルタンマルジェラの上のgallery kokoで、ATAKの渋谷慶一郎さんのMASSIVE LIFE FLOWを観て来ました。

    作品の制作をギャラリー空間で行い、それを人が観ていくというものでした。

    演奏するところはUSTREAMから見れたりしました。このタイミングは人がいっぱいでした。休日の一番人が混みそうな時間というのがあるのかもしれません。椅子が置いてあってゆっくりと見れます。

    USTREAMには無い緊張感があって、実際に見るとまた違った印象です。鏡で反射して上から見るような視線も確保されているので、機材をどうやって使っているのかなぁ?とかもわかる感じで面白かったです。

    実際、いろいろなミュージシャンがやっていることと大枠は変わらないと思いますが、集中力、緊張感、というような物は体感してプロという人がどれくらい上手いとか、しっかり物を作っているのかを体感するのには良い機会だと思います。

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  • スパイクジョーンズ「THERE ARE MANY OF US – I’M HERE」- DIESEL ART GALLERY

    スパイクジョーンズ「THERE ARE MANY OF US – I’M HERE」- DIESEL ART GALLERY

    スパイクジョーンズの「THERE ARE MANY OF US – I’M HERE」展を観にDIESEL ART GALLERYに行きました。

    30分ぐらいのショートフィルムとそのメイキングで1時間くらいの映像と、それに合わせたドローイングや写真や利用した物なんかが並んでいました。

    なかなか良い感じのショートフィルムでしたが、展開がちょっと単純かなーでしつこいと思いつつも、映像として綺麗だし、素直に入り込みやすいストーリーで良かったです。

    ミュージックビデオ的な部分(当たり前だけど)大きくあってミュージックビデオとして捉えるとスゴい面白いと思いました。毎時45分から本編の上映です。ちょっと前に行くと良いかもしれません。

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    There Are Many of Us
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  • 鴻池朋子展「隱れマウンテン 逆登り」- MIZUMA ART GALLERY

    鴻池朋子展「隱れマウンテン 逆登り」- MIZUMA ART GALLERY

    鴻池朋子展「隱れマウンテン 逆登り」をMIZUMA ART GALLERYで観てきました。

    鴻池さんの作品はオペラシティでの大規模展で見たのですが、それと似たイメージです。

    どうやら必ず展示にストーリーがあるようです。オペラシティの時の展示は作品それぞれのストーリーが繋がっていて一つの物語として結実していたのですが、今回はその一つをみるという状態に近いイメージです。

    もともと作品にストーリーを作って、それに付随するように絵画等を作成してるのかな?とにかく作品として言葉でも大いに語っています。その言葉のチョイスとか口調というのかな?そのコンセプトというか、ジャンルというかその辺が、人気は得そうな感じで偏っていて良かったです。

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    焚書 World of Wonder
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  • ファビアン・モンハイム「Into the woods」- hpgrp GALLERY

    ファビアン・モンハイム「Into the woods」- hpgrp GALLERY

    ファビアン・モンハイム「Into the woods」をhpgrp GALLERY 東京で観てきました。

    羽根や骨や枯れ木等そういう寂れを感じさせるような、死を感じさせるような物を利用しての写真や立体でした。

    イマイチそれが何をイメージさせているのかはよくわからなかったですが、細々と枯れていく薄くなっていくことでの死とのイメージの想起まではわかったような気もするんですが・・・。

  • 「Shuffle/シャッフル」- 白金アートコンプレックス

    「Shuffle/シャッフル」- 白金アートコンプレックス

    白金高輪にある白金アートコンプレックス(略称SAC、1F:児玉画廊 2F:NANZUKA UNDERGROUND 3F:山本現代 4F:London Gallery 5F:新素材研究所、榊田倫之建築設計事務所)でやっている、全館合同展覧会「Shuffle/シャッフル」のオープニングを見に行きました。大盛況でした。

    全フロアに行ったのは初めてで、かなり面白かったです。シャッフルされているので、上手く融合してるフロアとか微妙なところもありましたが、ロンドンギャラリーとか新素材研究所とかのものは、骨董に近いようなものでスゴかったです。

    こんなに色々なジャンルの物を横断して見るチャンスはないかもしれないので、是非見に行ってください。オススメです!

  • 津上みゆき 新作展「軌跡と再生」- ギャラリーハシモト

    津上みゆき 新作展「軌跡と再生」を、ギャラリーハシモトで観てきました。

    津上さんの作品は結構好きなんですが、なんか今回のは何かの風景を感じさせる要素が少ない感じでした。

    もうちょっと見ていると風景が浮き出てくる昔の感じが結構好きだったんだけど、アンビアエントな雰囲気が少なくなってパワフルになってるような?こういうスタイルもあるのかもしれない。

  • ドミニク・ペロー「都市というランドスケープ」- オペラシティアートギャラリー

    ドミニク・ペロー「都市というランドスケープ」- オペラシティアートギャラリー

    ドミニク・ペロー「都市というランドスケープ」を観に、オペラシティ アートギャラリーへ。

    入ってすぐにペローのつかっている鎖のようなファサードで区切られた空間にいくつもの映像が投影されていたのですが、これがイマイチ観づらい。座る席があって座ってみれるのだけども席数が少ないので観られない。だからといって立ってみていいのかと思うと何となく体勢的に辛いということで、何か映像が多くてイマイチぱっとしない感じとかありました。

    その次の部屋では、模型がたくさん飾られていて、大阪あたりに出来るもの?出来てるもの?の模型もあったりして、作ってるものは面白そうな物が多かったです。もうちょっと、コンセプトとかどうしてこうなったかとか知りたかった気もしてしまって、通常の建築の展覧会ではないんだなと感じました。

    あとは、ディティールのスケッチ?がありました。個人的にそれほど詳しくドミニク・ペローを知らなかったので、もうちょっとどういうコンセプトで今まで建築を建ててきたのかとか、知りたい気がしました。でも、知っている人にはたくさんの模型とか映像とか観れて良かったのかも。

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    Dominique Perrault: Recent Works
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    Maria Vittoria Capitanucci
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    Dominique Perrault: Architecture
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    Editions HYX
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    20プロジェ
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    ドミニク ペロー ジル・ドゥ ビュウ
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  • 高橋信行 「ふつうの絵」- base gallery

    高橋信行 「ふつうの絵」- base gallery

    高橋信行さんの「ふつうの絵」を観に、base galleryに行きました。

    風景から何か重要なものを取り除いてしまったかのように、何もかもが抜けていているんだけど、その絵の中には作者の手触りのようなものだけが残っているような印象になって、絶妙なバランスでそこにあるというような作品でした。

    この抜け殻の様な感じだけど、風景の見方を変えてしまう。そんな空気感は好きでした。

    BOOK

    高橋信行
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    高橋信行
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  • 会田誠 「絵バカ」- MIZUMA ART GALLERY

    会田誠 「絵バカ」- MIZUMA ART GALLERY

    会田誠さんの「絵バカ」を観に、MIZUMA ART GALLERYに行きました。

    まさに絵バカというのが2つの意味で正しく表現されているタイトルと感じました。

    1つ目は絵にバカと言えるほど集中しているという意味、2つ目は絵が描けるバカという意味、2つ目と言って欲しいかのような「よかまん」という作品が入り口に入ってすぐにあって永遠と不思議な歌を歌い、裸の女性が踊っている・・・。

    そのまま中に入ると1つ目の意味の絵バカな圧倒的な作品がある。

    3つの作品があって、どれも違うタッチというか違う作風と言って良いような気がするんだけど、なんとなく会田誠というまとまりがあるようにも感じる。

    まだ製作中みたいだったサラリーマンの死体が積み上がっている「灰色の山」も細かさでも圧倒的だがまだ途中だったし、「万札地肥瘠相見図」は万札の上にアニメみたいな絵が乗っているそんなものや、ちょっとよくわからなかったけど、抽象画の油絵みたいなものがあって、共通するというのは圧倒的な力強さというところなのかなと思えた。そう考えれば「よかまん」も力強い!?かな?

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    カリコリせんとや生まれけむ
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    青春と変態
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    会田 誠
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    三十路―会田誠第二作品集
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  • 東恩納裕一 「Venezia/Tokyo」- BERENGO AKATSU COLLECTION

    東恩納裕一 「Venezia/Tokyo」- BERENGO AKATSU COLLECTION

    広尾のベレンゴ・アカツ・コレクションで東恩納裕一さんの「Venezia/Tokyo」がやっていたので見て来ました。

    東恩納さん!という感じの蛍光灯の作品や、鏡をつなぎ合わせて大きな別の鏡を作り上げる作品や、マスキングして絵を浮かび上がらせるような作品といった有名どころの作品がそれぞれ2点づつくらい並んでいたという印象でした。

    特に新作とか個展としてやってるという感じよりも今までの作品を少しまとめておいてあります。というような名刺がわりっぽい感じの展示のようでした。

  • 清澄白河ギャラリー巡り 10.04.21

    清澄白河ギャラリー巡り 10.04.21

    ・小山登美夫ギャラリー
    ベンジャミン・バトラー 展 Paintings and Drawings 2010
    葉っぱとか木とか、植物のようなものを抽象的にかいているのかな?っていう感じでした。かなり抽象化した上にペインティングもそのタッチを残すような緩い感じの色の付け方をしているんだけど、イマイチ僕にはフィットしなかった感じでした。うーん。なんというか、緩くて好きなものもあるんですが、どこか面白いとかなにか一つが無かった感じでした。

    ・hiromiyoshiiギャラリー
    大城絢|Between a Woman and a Woman
    井上信也|5、6の事
    うーん。これまたどちらもよくわからなかったです。どう捉えればいいのかなぁ?って感じでした。大城さんの動画は結構手書きの感じとかそれが動画になっている感じとかは面白かったんだけど、なんかもう一つ面白味という点でわからなかったというか。

    ・タカ・イシイギャラリー
    法貴 信也
    パッと見単なる線画かな?って思ったんですが、良く見るとそれとは全然違ったものに感じる。いや、線画という事には変わりないんですが、線が2本の線画ですね。恐らくペンを2本同時に持って線画を書いているという感じだとは思うんですが、その2本の線がペンの傾きや向きによって近づいたり離れたり絶妙にするのでそこに空間的なものを連想させるということになっていてコレが絶妙に良い感じなんですよねぇ。とにかく見てて飽きないし、すごいなっていう感じで面白かったです。

    ・SNAC
    八木良太展
    清澄白河に新しく出来たギャラリーのSNACの初の個展の八木良太展にいって来ました。八木良太さんといえば前に、「Winter Garden:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開」で、氷で作ったVINYLって作品が面白かったので結構期待していったのですが、今回はイマイチだったかなー。なんかそこにいたギャラリーの人?が文化祭か?ってくらいに説明してくるし。それが印象的だったとはいえ、作品自体もイマイチ何となく足りない感じがしたなぁ。

    BOOK

    ウィンター・ガーデン:日本現代美術におけるマイクロポップ的想像力の展開
    松井みどり、国際交流基金
    美術出版社
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    その絵、いくら? 現代アートの相場がわかる (THEORY BOOKS)
    小山 登美夫
    講談社
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    現代アートビジネス (アスキー新書 61)
    小山 登美夫
    アスキー・メディアワークス
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    小山登美夫の何もしないプロデュース術
    小山 登美夫
    東洋経済新報社
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  • 銀座ギャラリー巡り 10.04.21

    銀座ギャラリー巡り 10.04.21

    ・ギャラリー小柳
    寺崎百合子 音楽
    もの凄い細かい書き込みで、楽器が書かれていました。基本的には鉛筆で書かれたような絵画なんですが、少し離れてみるとまるで絵画ではないように見える。まるで写真のように見える楽器。しかし、すこしずつ絵に近づいてみて見ると印象が少しずつ変わってくる。近づけばドンドン輪郭が緩くなっていくのを感じて絵画のようになる。その変化が音楽なのかもしれない。そう思うとそういう風に見えてくる。何か変化するバランスが面白かった。

    ・INAXギャラリー
    黒宮菜菜 -流彩の幻景-展伊東靖和 展 -陶 記憶の中のいきものたち-
    黒宮菜菜 -流彩の幻景-展は溶け出すような抽象的な何か色の空間を液体の空気にとかしたようなそんな絵画でした。溶け出しつつも立体的に絵の具が盛られていたりその平面のなかに構成される立体のバランスが良いバランスだったと。

    伊東靖和 展 -陶 記憶の中のいきものたち-
    焼きものってイマイチ詳しくないのでわからない部分も多いのですが、大きなもを焼いたり造形が細かいものを作るのは難しいのでしょうそういう努力を感じてしまいました。

  • TDC展 2010

    TDC展 2010

    TDC展 2010に行って来ました。

    最近めっきりデザイン系の事柄に疎くなってますが、世の中的にデザインバブルだった時期っていうのがあったんだなと、今になって思います。

    そんななかTDC2010がやっていました。やはりこうやってデザイン系のものを集めてもらうと面白いですね。ただ、新しいデザイナー出て来たなーとかそういう感じは余り無いかも。有名どころは変わらないという感じがしました。

    ただドンドン新しいものが作り出せているっていうのはいいよなぁ。新しいものを見ると面白いなーと思うので、そういうものがまとめてみられるので面白かったです。

    BOOK

    TOKYO TDC〈Vol.20〉The Best in International Typography&Design
    DNPアートコミュニケーションズ
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    Tokyo TDC,〈Vol.19〉The Best in International Typography & Design
    東京タイプディレクターズクラブ
    トランスアート
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    Tokyo TDC〈Vol.18〉The Best in International Typography&Design
    TDC賞運営委員会
    トランスアート
    売り上げランキング: 364568
    Tokyo TDC〈Vol.17〉The Best in International Typography & Design
    東京TDC
    トランスアート
    売り上げランキング: 431630
  • 「椿会展 2010」- 資生堂ギャラリー

    「椿会展 2010」- 資生堂ギャラリー

    椿会展 2010に行って来ました。

    伊庭靖子さん、塩田千春さん、祐成政徳さん、袴田京太朗さん、丸山直文さん、やなぎみわさんという面子でもう有名人ばっかりって感じですね。それぞれが作品を一つ一つだすというような感じですね。

    とくに共通のテーマとかがあるわけでもなく、みんながそれぞれに有名どころの作品を展示してるという感じでした。作品群になるとみんな見応えがあるんだろうなーと思いつつも、豪華メンバーって感じだったので、それもおもしろいなって感じでした。

  • 空山基 – NANZUKA UNDERGROUND

    空山基 – NANZUKA UNDERGROUND

    空山基をNANZUKA UNDERGROUNDで観てきました。

    セクシーな女性の絵や、メタリックの女性型アンドロイドのような絵で今まで一度は見たことがあるだろうなという感じの空山基の絵画でした。どこで見たかは覚えていないんですが、確実にみたことあるというのはナカナカ珍しいし、それだけのインパクトがあるってことだと思います。もちろん、昔からやられているというのもあるかもしれませんが、それだけじゃアートとかって簡単に目に入ってこないジャンルでもあるので。

    作品は、恐らく鉛筆とエアブラシとかがメインで使われていて、まるでその質感がわかるような生々しさで写真とはまた違った生を感じさせてくれるそんなような絵でした。恐らく鉛筆で輪郭を薄く捉えているような跡があって下書きなのかもしれないのですが、それが妙に絵の中にしっくりと溶け込んでいる感じですね。影等の部分なんかにもそのあたりは感じました。金属や肌と鉛筆の質感は遠いように感じるのに上手く馴染んでいました。

    どの作品も、どことなくアメリカのポルノっぽい構図とかを感じさせて如何にもと思うんですが、見所はそこだけじゃなくて、実際見るともの凄く絵が上手いという単純な部分で圧倒的な感じすらしました。これは実物をみないと伝わらないんだろうなぁという部分があるんだけど、それ以外でも観れてしまうところがスゴかったです。印刷物として観るのも良いかもしれませんが、実物を見る機会があれば観た方がいいなという作品でした。

    BOOK

    Relativision―空山基実寸大作品集
    空山 基
    グラフィック社
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    メタリコーン―ek t^on metallic^on
    空山 基
    作品社
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    Relativision―空山基実寸大作品集
    空山 基
    グラフィック社
    売り上げランキング: 200655
    空山基ハイパーイラストレーションズ〈2〉
    空山 基
    美術出版社
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  • 今津景「Flash」- 山本現代

    今津景「Flash」- 山本現代

    今津景さんの「Flash」を山本現代で観てきました。

    山本現代というと何となく彫刻とかのイメージが強かったんですが、前回の松井えり菜さんに引きつづいて絵画でした。

    今津景さんは、抽象的な空気を持ちながらも何かの町や風景というようなそんな作品だったんですが、光のバランスというかどこかの色がハイライトされているようなそんな印象を受けてカラフルなんだけども、同時に闇や見えない部分も多く秘めているというような作品を書いていてもの凄いその捉え方が上手いと思いました。そしてその捉え方の奥行きのようなものに引き込まれて面白かったです。

    とにかく光のバランスや光の色の捉え方が良いです。街の夜の光を捉えた作品が多いのですが、その光の中に人の営みのようなものを感じさせる色合いになっていて、そのなかの生活が見えるような光を表現していてスゴく面白かったです。街以外の作品もそう捉えると人の時間や営みを感じられるようになっているように思えました。

    また、光以外の部分にフォーカスを当てても構図的にスゴく面白いものを感じたり。細部へのこだわりもかなり強く感じて絵画としてかなり素晴らしいです。俯瞰してみても細部をみても同様の情報量があって、どうやってみても飽きない面白さがありました。

    OTHER

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