今回Kaikai Kiki Galleryで展示されていた作品は、古くからありそうなベタな風景がの上になにやらPOPカルチャーやその他ストーリーのありそうな人物やキャラクターの絵が重なったものが多かったです。
その背景のようなベースになっている風景画と、上に乗っているキャラクター達の絵や意図的にずらされた視線やストーリーの乖離が気持ち悪く、そこに新たなストーリーを生み出しているような不思議なギャップが結果的に美しく魅力的でした。そのギャップにストリート感やパンクのような強い力も感じられて非常に良い作品でした。
フリードリッヒ・クナスさんは絵画だけでなく映像や彫刻もつくっているようなので、この人が作り出す空間がどうなるのかもう少し色々なタイプの作品を見てみたいなと思いました。