草むらの中から少年や少女がこちらを向いているという構図が多かったのかな?なにやらアニメ的な雰囲気を醸し出しているような簡略化された絵の中に、印象的な何かを感じることができるような作品がならんでいました。
これが工藤麻紀子さんのいう所の「毎日通っているのに急に光って見える」風景という部分なのかな?と思ったりしますが、とにかく雑然とした中にアニメっぽいながらもそれとは一線を画したような凛とした少年/少女がいるところが妙に印象強く感じられました。
色とかなにか全て滲んで古びてしまったかのような色使いだったりもするので、単純に光り輝いた風景というワケではないのですが、その中に輝きを捉えているというのは作品を前にするとわかる作品でした。
BOOK
松井みどり、国際交流基金
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