藤堂良門 「7000 Basalt」を、アートフロントギャラリーで観てきました。
前にも何処かで観たような気がするんですが、どこだかわすれたなー。って思っていたんですが、調べてみると神奈川県民ホールギャラリーでやっていた「日常/場違い」のようです。
今回は、石や本の間にものすごく純度の高そうなガラスが入れ込まれていて、そこに新たな空間が作り出されているような作品でした。
そのほかにも、本を透けるような紙で重ねて表した物や、遠くから観ると単なる石なんだけども、近くで観ると本のような紙で重ねて一つの石のような物になっている作品などです。ガラスの作品は、前も同じような作品でしたがそのときは柱とかにガラスを挟んだような大きな物もありました。
本などはそのタイトルだけに集中されることになり新たな意味がつけ加えられているような感じでした。石も本来年月を重ねてそのようになるものに、あらたな空間が加わる事で、意味や観た目も変わっている面白いものになっていると思います。
とにかく歴史や時間などが染み付いた物の一部を透明にすることによってあらたに見えてくる何かを見せているという印象でした。そのほかの立体もそういう歴史や時間を封じ込めたり解放したりしているような印象でした。