六本木に行ったのでついでに21_21 DESIGN SIGHTで「骨」展を観に行った。21_21 DESIGN SIGHTはデザイナーとかがキュレーションをしているために、告知とかのデザインをみていると面白そうだなと思って観に行ってしまうのだが、結局キュレーションにはなれていないので、イマイチだったなぁ、なんて感想になる時が多い。今回もあまり期待せずに行ってきた。
骨は人間で考えると基本となっている部分と考えられる。その骨格つまり基本のベースを露呈させることによって、色々なモノなどの露呈していなかった基礎となる部分を理解することが可能にするという展示だった。
一番最初にでてくるのが車の骨と解説があった車のボディのパーツであってそれが、骨展の象徴として一番最初に出てくるので理解しやすくなっていたと思う。実際に見た事の無い動物の骨が力強く一般的な視点とは別で展示されていたり、いろいろなモノをX線や分解することで骨を露呈させているという展示もあった。そして、その次にその骨を新たな方法で解釈し作り直したらどうなるだろうかという展示などもあった。
確かにただ分解してそれを展示しているだけではあまり面白くないし、かといって骨を再構築していることが理解出来ないような展示でもあまり面白みを感じないと思う。そういう点で今回の展示の2部構成になっていたのはスゴく導入として分かりやすく理解しやすくなっていたと思う。その上で、実験的に分解/再解釈/再構築されているものを観るとなかなかそれぞれが面白かった。もう一つビックリするような新しい再構築が無かったなーって思う所もあったが、それが現状なんだろうと思うこともできたし、なかなか良い展示だったと思う。
そういうことで、今回は21_21の今までの展示のなかでもかなりレベルの高い面白いものになっていたと思う。これからある展示もこれくらいの分かりやすさがあると良いと思う。まさにそれもデザインだと思うし。今回は、山中さんがそれをスゴく上手くやったんだと思う。ただ、oxoはそんなにデザイン好きじゃないんだよなぁ。苦笑
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