第12回 文化庁メディア芸術祭 国立新美術館にて2009年02月04日 〜 2009年02月15日。今年もこの季節がやってきました。もう12回目になります。文化庁メディア芸術祭です。
回を増すごとに良い具合に発展していると思います。今年は会期が長いのかな?例年短くて混んでるイメージなのですが、今年は比較的金曜日の開催時間が長い時に行ってもそれほど混んではいませんでした。土日になるとどうかわかりませんが。
アート、マンガ、アニメ、エンターテイメントという部門でだいたいその年度での、それぞれの優秀な物が出そろうというイベントでなかなか面白いと思います。丁寧に観て行くと時間がいくらあっても足りませんので、ある程度観る物を絞ってから行く方が良いかもしれません。
まあ、去年はこんな年だったんだなーとか、あー去年こんな作品があったのに観てなかったんだーとか、こういう作品はここでしかみれないよなーなんて言う感じで、観に行くのですが、今年はこんな物がありました。
多分この辺はアート部門ですね。
とくに新しい技術って感じはしなかったけど、近寄るとファンが回る壁。
みんなが両耳に手をあてて落ち込んでいるような見た目になる。
耳には手すりから、手を通じて骨伝導で空襲の音が聞こえていて、実際空襲のあった街で行ったインスタレーションの再現。
新しくはないけど、戦争とかはいつまでたってもアートの対象なんだなと。
エンターテイメント部門はでっかくTENORI-ONでしたね。いまいち形が好きじゃないのと高いので買ってないですけど、やっぱり、最近では一番革新的イメージがありましたで。
TVでやってるようなアニメ部門はだいたい観た事あったけど、湯浅さんのカイバっていうOVAが気になりました。観たいなぁ。MINDGAME面白いしな。
マンガは今年もピアノの森?って感じでした。休刊前までは読んだ記憶があります。マンガ部門はいまいちでしたね。諸星大二郎が入っていたのが驚き。
今年は、なんだか人員も増えてて色々見やすくなるように工夫してたようにも感じます。どうしても音が出る物が近いと周りの音が被ってしまうので、音が出るものの個室とかは入り口を暗幕で塞ぐとか、そういうちょっとした心配りが少し欲しいところです。