カテゴリー: GALLERY

  • さわひらき「さわひらき展」- Ota Fine Arts

    さわひらき「さわひらき展」- Ota Fine Arts

    R0016333-pola.jpg

    オオタファインアーツで、さわひらき展がやっていたので行ってきました。

    オオタファインアーツも、こういう倉庫みたいなところにありました。これから倉庫っていう立地は良いんじゃないかなー。なにやら倉庫には面白いものがありそうな気がしちゃいますね。

    作品数は2つだったのかな?ひとつは2つの映像が対峙しているものですね。静かな映像なんだけど、なんとなく違和感のような不思議な感じをさせる作品でした。ちなみにこの作品の音楽がテニスコーツだったのでちょっとびっくり。

    もうひとつは、映像の中のような部屋があってその部屋の外には宇宙のような海のようないろいろな広大で寂しげなような夢のようなそういう世界が広がっているというような作品でした。

    全体的に静かで暗い感じなんだけど、耽美的という感じとはまた違っているし、侘び寂びともちょっと違う、さわひらきさんの空間ができていたと思います。最終的には映像や作品そのものよりもその中にいるところで感じる雰囲気が作品なのかなって思ったり。面白い展示でした。この辺でちょっと雰囲気がわかるかな?

    あと、このひとつ下のフロアにある、btf(バタフライストローク)のショップがかなりショップらしからぬいい感じだったので、ここも一緒に行くのが良いと思います。

    BOOK

    ネオテニー・ジャパン──高橋コレクション
    美術出版社
    売り上げランキング: 143687
  • 佐藤卓「2つの実験」- 巷房

    佐藤卓「2つの実験」- 巷房

    DCF_0009-pola.jpg

    銀座一丁目の巷房でやっていた、佐藤卓さんの「2つの実験」展に行ってきました。これと同じような企画をギャラリーG8でも見たんですけど、それと同じようなものでした。

    2つの実験の一つ目は、立体コピーみたいなものを使って大きさの違うフォントを裾野を広げながらつなげていく平面の立体化というか、輪郭の強調と3次元化みたいな感じでした。

    もう一つの実験は立体コピーの人形の上に、立体的に映像を投影して、微妙に表情が変わるようなものでした。立体投影という方法が新しく感じて、実験という感じがしました。

    DCF_0011-pola.jpg

    行ったら本人がいてびっくりしたのですが、かなり良い人のオーラが出てましたね。あと、さすがデザイナーというか、フォントの箱が少しずれていたときすぐに完璧に並び替えてました。

    話はそれますが、このギャラリーのあるビルが非常に良い感じでした。エレベータとかも自分で手動で開閉とか寂れた感じも最高でした。

    建物の部屋も半分くらいは色々なギャラリーにになってました。さすが雰囲気のあるビルはそういう利用をされるんですねぇ。このビル目当てでまた行ってみたいなぁって気にすらなりました。

    BOOK

    クジラは潮を吹いていた。
    クジラは潮を吹いていた。

     

    posted with amazlet at 09.03.03
    佐藤 卓
    トランスアート
    売り上げランキング: 112546
    デザインの解剖〈4〉明治乳業・おいしい牛乳 (デザインの解剖 4)
    佐藤 卓
    美術出版社
    売り上げランキング: 192471
    佐藤卓 ggg Books 65(スリージーブックス 世界のグラフィックデザインシリーズ65)
    ギンザグラフィックギャラリー
    売り上げランキング: 231120
  • 束芋「ハウス」- ギャラリー小柳

    束芋「ハウス」- ギャラリー小柳

    DCF_0012-pola.jpg

    ギャラリー小柳で行われていた、束芋さんのハウスを見てきました。

    いつのころから人気の束芋さんですが、私が知ったときにはすでに人気作家さんで、原美術館での個展で初めて観ました。ギャラリー小柳といえば、杉本博司さんのイメージが強いです。束芋さんもギャラリー小柳なんですね。

    今回の作品は今まで和風の要素が強かったんですが、海外ウケを狙ったのか?どういう心境の変化かまではわかりませんが、洋風のテイストの作品でドールハウスをテーマにしたものでした。

    今までのちょっと皮肉が利いたような作品より面白いなぁなんて感じたりしました。映像と絵画のものが同じテーマであったのも両方そろえてみたいなぁなんて思いました。

    個人的には作風がちょっと変わってきたなぁと思ったので、またしばらくしたら見たいです。

    BOOK

    HIROSHI SUGIMOTO
    HIROSHI SUGIMOTO

     

    posted with amazlet at 09.03.03
    杉本 博司
    ADP
    売り上げランキング: 312676
  • 「建築模型の博物都市」- 東京大学総合研究博物館

    「建築模型の博物都市」- 東京大学総合研究博物館

    DCF_0015-pola.jpg

    建築模型の博物都市を観に、UMUTのオープンラボに行ってきました。

    コンセプトとしては、博物館や美術館などの建築の建築模型を作成してそれを並べて比べてみる?という感じに思えたのですが、それ以外の有名建築などもありました。

    特に博物館や美術館の建築はすべて縮尺を同じにしてあったので、大きさというものがわかりやすくてなかなか良かったです。

    模型だけ見てもフランクOゲーリーの建築の力強さは圧巻でした。しかも案外つくりが丁寧というか、使う人のことが考えられてるのが見てわかるところからもものすごい建築家だなぁなんて思いました。

    090213_145401-pola.jpg

    その他で、面白いなと思ったものはコレです。

    惜しくも先日燃えてしまった(この棟は燃えてないですけど。よかった。)レムコールハースのCCTVと、その下に四合院が並べられてる様で、サイズ感も含めて、中国近代建築の異様さが伝わって面白かったです。

    中国の近代建築をみるなら今ですね。ホントに。なくならないで、壊されないうちに観にいかないと。中国の建築や現代アートブームも一段落ですが、瞬間で爆発的に伸びてその後どうなるか、これからが面白そう。

    この模型たちは、これからも少しづつ増やして、総合研究博物館 小石川分館に置くそうです。いつから置くのかわかりませんけど、機会があればまた観たいな。

    BOOK

    コールハースは語る
    コールハースは語る

     

    posted with amazlet at 09.03.03
    レム コールハース ハンス・ウルリッヒ オブリスト
    筑摩書房
    売り上げランキング: 129768
    レム・コールハース:ア・カインド・オブ・アーキテクト [DVD]
    アップリンク (2009-01-09)
    売り上げランキング: 2075
    スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー デラックス版 [DVD]
    ジェネオン エンタテインメント (2007-11-21)
    売り上げランキング: 31564
    フランク・O.ゲーリー―アーキテクチュア+プロセス
    鹿島出版会
    売り上げランキング: 365242
  • イェッペ・ハイン 「Kuru Kuru」- SCAI THE BATHHOUSE

    イェッペ・ハイン 「Kuru Kuru」- SCAI THE BATHHOUSE

    R0016167-pola.jpg

    イェッペ・ハイン 「Kuru Kuru」スカイ・ザ・バスハウスにて2009年1月16日(金)〜2月28日(土)

    行こう行こうと思って行けていなかったSCAI THE BATHHOUSEにやっと行ってきました。詳しい解説はこのページを見ていただければ。

    鏡の様に映り込む作品が多く、周りの環境と自分の関わり合いを第三者のように、観るという感じがしました。または、鏡の向こう側の世界があるような。その向こう側を別の世界に感じるというような。そういう作りになっていたような気がします。

    どちらの捉え方にせよ、自分と作品が関わり合う事で完成して、鏡の向こうは違う何かと感じさせるように仕組みだったのかな。

  • マンフレディ・ベニナアティ「置き直された風景」- 小山登美夫ギャラリー

    マンフレディ・ベニナアティ「置き直された風景」- 小山登美夫ギャラリー

    小山登美夫ギャラリーでマンフレディ・ベニナアティ「置き直された風景」を観てきました。

    こちらはギャラリーのブログに様子が乗ってました

    なにやらモチーフが似ていて、作品それぞれにつながりがあるような。それを色々な手法で見せたような印象でした。

    夢の中で毎晩出てくるイメージに、少しづつ埃がたまっていって堆積してしまったような少し鈍い色ながらに様々な色の作品が並んでいました。

    どうやらあのモチーフは両親のようですが、そうなると何となく女性的な感じがします。あまり日本人にはないイメージの捉え方な気がしました。

  • 藤本由紀夫「遠/近」- ShugoArts

    藤本由紀夫「遠/近」- ShugoArts

    R0016108-pola.jpg

    藤本由紀夫さんの個展が、SHUGOARTSでやってるということで行ってきました。「遠/近」です。フクヘンに様子が載ってました

    大阪で見たのはビートルズの音やレコードを、ホワイトノイズにしてしまうようなもので、あれは音をぼやかしているという印象でしたが、今回は光をぼやかすというような印象でした。文字をぼやかして表示することで新たに見えてくるもの。見えてこなくなることで見えてくること。認識方法という過程を定着させている感じが面白いです。

    文字をぼやかして表示したり、キャンバスに穴をあけて遠くからでは認識できないが近くに来ると認識できる文字を作ったり。いつも面白い。作品の中に流れもあってわかりやすい気もするし。聴くことや見ることの方法を判りやすく拡張して提示くれている気がします。

  • 「地球を救う建築 High-Tech and Tradition」- 東京デザインセンター

    「地球を救う建築 High-Tech and Tradition」- 東京デザインセンター

    100_1416-pola.jpg

    「地球を救う建築 High-Tech and Tradition」を観に五反田の東京デザインセンターに行ってきました。

    地球環境に優しい形の建築を模索する。というような話で、その地球環境に〜っていう初期コンセプトに関してはイマイチ疑問を感じるんだけど、自然に寄り添う建築をかなり取り上げていました。

    CO2がどうのみたいな話は、微妙な気分なんですけども、ただ、自然に近い形での建築というものは面白い。風の流れや、温度、湿度の作り方、歴史的にどのように考えられてきたか、また、自然にすむ人達はどのようにしてきたか。そんなところがベースになっていて面白かったです。

    とくに印象的だったのは、モンゴルの移住の話が一番最初にあって、今でも、パオで生活しながら、移動の生活をしていて、総重量がラクダが持てる300kgの重さ以上にならない。

    しかし、今はパラボラアンテナもあるし、ネットにもつながった生活をしながら移住しているということで、これは、新しい時代の住み方なんじゃないかな何て思いました。

    有名建築家の案とか実作とかもいくつもあったし、結構なボリュームのある展示でした。しかし、これで無料ってすごいなぁ。

  • 「ダブルクロノス」- 瑞聖寺アートプロジェクト

    「ダブルクロノス」- 瑞聖寺アートプロジェクト

    081125-002.jpg

    白金でやってるダブルクロノス展を観に行きました。

    シャボン玉のインスタレーションをしていた、大巻伸嗣さんも。下の絵の部分です。 

    上の蛍光灯のシャンデリアは、東恩納裕一さんです。コラボレーション的な感じで展示されていましたが、相性が良かったです。

    081125-003.jpg

    こちらは、大西麻貴さんと百田有希さんの「都市の中のケモノ、屋根、山脈」。

    あとは、高木正勝さんのとかありました。作品数が少ないのは学生主導なので仕方ないと思ったけど、結構面白い展示でした。

  • 藤原ヒロシ「Hi&Lo」-  Kaikai Kiki Gallery

    藤原ヒロシ「Hi&Lo」- Kaikai Kiki Gallery

    Kaikai Kikiギャラリーに藤原ヒロシさんのHI&LO展を観にいくことに。

    村上隆さんとのコラボ作品があって、藤原ヒロシ感が強いミキサーとか音楽系の要素がメインであったりした印象です。

    Maoコレクションとかあったなー。あと、有名な人のもあった。ウォーホールとかバスキアとかダミアンハーストとか。うーん。個人蔵とかいってすごいよなぁ。

  • eating + design – AXIS Gallery

    eating + design – AXIS Gallery

    AXISでやっていた、eating+designに行ってきました。

    結構興味深い内容で、食べるということをデザインするというコンセプトだったのがすごい自分のしたいこととリンクしてるというか。

    食べるということでデザインされているのは、お皿までで、お店は空間デザイナーだったりすると思うんですけど、そのすべてをデザインで上手く設計しようという、そんな試みだったと思った気がします。

    まあ、デザインされてないものなんて無いような気もするので、あたらしいってことは無いんだと思うんですけど、もっと食べるという空間や状況までを上手くデザインするというのが、根付いてもいいんじゃないかなーなんて思ったりします。

    ここでは、長い机で手と顔を天井からたれた布から出して、それいがいを隠し、料理も一人一品でみんなで取り分けながら食べるということをやったりしてました。
    そこまでするとアートの領域にも少し入るんだけど、料理を通してのコミュニケーションをデザインしてたとも思うし。食べるということの新しい発想なんですかね?面白かったと思います。

    ちなみに牛乳を飲み比べて色々なタイプの牛乳を感じるとか、食べ物を色のイメージで分類してるとかありました。牛乳を飲み比べてるときに本人が来たのにはビックリしましたが、なかなかいい人そうな雰囲気出てました。もちろん会話なんてしませんでしたけど。笑

    ちなみにこのデザイナーさんEat Loveなんて本出してますね。食いしん坊に違いない。

    BOOK

    Eat Love
    Eat Love

     

    posted with amazlet at 08.11.15
    Marije Vogelzang
    Book Industry Services (BIS)
  • 安藤忠雄「建築展」- ギャラリー間

    安藤忠雄「建築展」- ギャラリー間

    安藤忠雄「建築展」にギャラリー間にいってきました。基本的には安藤さんの新しい本がでるので、出版記念だと思うのですけど、それを凌駕してしまってる話題性としては、1:1スケールの住吉の長屋です。

    イメージとしては狭小住宅だし、ギャラリー間の中に建物を作っちゃうんだから、相当狭いんじゃないかなーって思たんですけど、結構そんなこと無く普通に住める広さでした。

    ただ、エアコンとか無いみたいでしたし、それぞれの部屋が分断してるから、大変そうだなーって感じはしました。もちろん2階に行くにも外を通るとかそういうのもありますが。でも、体験できてとっても面白かったです。

    最近の東大のとか、フランクゲーリー、ジャンヌーベル、ザハハディド、安藤忠雄って並んじゃうあの湾のプロジェクトとかありました。光の協会とかもあったりして色々なプロジェクトが並んでました。

    それにしても、あの巨匠4人の中に安藤忠雄が入るのがビックリでした。イマイチ、安藤さんは地味に感じましたね。攻めてないというか。あと、平日なのに混んでるギャラリー間にもビックリでしたし・・・。安藤さん好きは必見です。