投稿者: watanabe

  • 稲葉友宏 , 宮田聡志「matter」- CASHI°

    稲葉友宏 , 宮田聡志「matter」- CASHI°

    稲葉友宏さんと宮田聡志さんの「matter」をCASHI°で観て来ました。

    稲葉友宏さんは鉄の細い棒を使ってそれが彫刻に変化して行くような作品でした。作品は2つで髑髏と鹿だったんですが、髑髏ってモチーフは色々な意味を持ちすぎていて個人的には余り好きなモチーフじゃないのですが、良かったです。

    鹿の方はかなり良かったです。これが少しずつ錆びて行くことで鹿に近づいたような色になったりするのかな?

    宮田聡志さんの作品は感熱紙に影を焼き付けたような作品で、少しづつ消えて行くということみたいなんだけども。感熱紙だと作品として、耐久性があまりにも無いのでどうなんだろうとは、かなり思いますがその経時変化を見て感じられるという部分ではそこの面白さもあるだろうという感じもしました。

    経年変化のような時間によって変化する2作品という括りのようでした。

  • 新津保建秀×早見あかり「Spring Ephemeral」- FOIL GALLERY

    新津保建秀×早見あかり「Spring Ephemeral」- FOIL GALLERY

    新津保建秀さんと早見あかりさんの「Spring Ephemeral」をFOIL GALLERYに観に行きました。

    新津保建秀さんの写真を観に行こうって思っていて、行ってみて気がついたんですけども、早見あかりさんってももクロの青だった早見あかりさんなんですね。

    かなり写真の印象が違っていたので、気がつきませんでした。写真は繊細で透明感があり光がキレイに捉えられているという印象で、すごくキレイな写真でした。

    その撮影しているところのヴィデオやツイートなんかから合成した音を聴けるという作品もあったのですが、これがなかなか面白かったですというか、かなり良い音でした。試聴に使ってたヘッドフォンがSONYのZX500とZX700だったんですが欲しくなってしまった・・・。

    BOOK

    SONY ステレオヘッドホン ZX700 MDR-ZX700
    ソニー
    売り上げランキング: 7562
    SONY ステレオヘッドホン ZX500 ブラック MDR-ZX500/B
    ソニー
    売り上げランキング: 66781
    Rugged TimeScape
    Rugged TimeScape

     

    posted with amazlet at 11.05.08
    新津保 建秀 池上 高志
    フォイル
    売り上げランキング: 779581
  • 椛田ちひろ「私のゆくえ」- gallery αM

    椛田ちひろ「私のゆくえ」- gallery αM

    椛田ちひろさんの成層圏vol.1「私のゆくえ」をgallery αMでみて来ました。

    先日観に行った、MOTでの「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」でも出品されていた、椛田ちひろさんの作品がαMでも観れるということだったので行ってきました。

    作品のタイプは少し違う感じでしたが、共通して自分の時間のまたは記憶の軌跡を蓄積させているそれを重ねてその瞬間を絵画にしているような作品が印象的です。

    絵画は瞬間として捉えられるが、その裏には膨大な時間が隠れていて、その過程が透けて見えるような部分に時間や記憶を重ね合わせたくなるような作品です。そういう意味では杉本博司さんの劇場やドライブイン・シアターのような作品と共通している部分があるかもなということを考えながら見ていました。

    MOTを含めてどちらの作品も時間を堆積させた面白い作品のように思えたので、これから他の作品を見るのが楽しみです。

  • 大木裕之「ROADSHOW ~〈時間−パフォーマンス〉ドクトリン・にもとづいて~」- アラタニウラノ

    大木裕之「ROADSHOW ~〈時間−パフォーマンス〉ドクトリン・にもとづいて~」- アラタニウラノ

    大木裕之さんの「ROADSHOW ~〈時間−パフォーマンス〉ドクトリン・にもとづいて~」をアラタニウラノでみてきました。

    いくつかの映像作品がずっと流れているという、展示だったのですが、たまたま行った時にやっていたのが、どうやら長編ものだったみたいなのですが、途中からかつ長編の真ん中あたりから見たので、なにがなんだかわからなかった…。

    中国と日本の街の映像がかさなりあったりDVカメラか何かの映像がながれていて音もノイズが多くて何を喋っているかわからないようなタイミングだったので、ちょっと時間の関係もあって20分弱くらいで出てしまったので、イマイチコメントできない状態です。他の作品も見れたらよかったが。

    BOOK

    松前君の兄弟の神殿の形 1' [DVD]
    大木 裕之
    Ricochet
    売り上げランキング: 749981
  • 安部典子「TIME LAG」- SCAI THE BATHHOUSE

    安部典子「TIME LAG」- SCAI THE BATHHOUSE

    20110427-190009.jpg

    安部典子さんの「TIME LAG」をSCAI THE BATHHOUSEでみてきました。

    幾重にも重なった紙を切り抜くことで、地層の様な重なりをみせている作品です。

    「TIME LAG」というタイトルを聞いてからみると、あたかも瞬間を切り抜いて堆積させた時間を物体化した様にもみえてきて、地層の重なりのような等高線を立体化した造形としてみるだけでなく、別の側面からもみれることで面白くみえてきます。

    時間という側面からみれば、河原温さんの時間の作品の作品集を切り抜いて堆積させた作品もあったので、今回の作品が時間の側面からの影響をより強く意識した作品であることを感じさせました。

    時間というものをまるで物であるように捉えて彫刻として作品化しているようでした。その1枚1枚の紙には時間や記憶が刻まれているとも思えて記憶の断片をみているようにも捉えられました。

    ただ単純に造形としてみるだけでも面白いし、存在感があって美しいものとしてみれるのですが、その物としての重みや美しさを時間と重ねても非常に面白かったです。

    最近の話では、21_21DesignSightでやった吉岡徳仁キュレーションによる「セカンドネイチャー展」でも作品が出ていたみたいなので、(自分は言われて思い出した。)どこかで見ていたような気がしたのでそこでだったようでした。

    BOOK

    セカンド・ネイチャー
    セカンド・ネイチャー

     

    posted with amazlet at 11.04.28
    求龍堂
    売り上げランキング: 384082
  • 宮永愛子「景色のはじまり -金木犀-」- MIZUMA ART GALLERY

    宮永愛子「景色のはじまり -金木犀-」- MIZUMA ART GALLERY

    宮永愛子さんの「景色のはじまりー金木犀ー」をMIZUMA ART GALLERYでみてきました。

    入ってすぐに、金木犀の葉脈の絨毯?カーテン?が迎えてくれます。それは空気のように薄いんだけれども、力強い存在感を持っていて、森、または、自然の断片を切り取ってきたかのような作品でした。

    Artist Fileでみた時は、ナフタリンの作品で、物の空気感だけを固めたような表現をしていたと思ったんだけども、今回は、もう少し存在感を増していました。

    これは、震災があってから自然の力、または、自然の存在感を強く感じているからなのかもしれないけれども、作品の強度がありつつも柔らかい空気感をだす作品で、今みることが非常に面白い作品だと思います。

  • 遠藤一郎/Chim↑Pom「Never give up!」- PASS THE BATON GALLERY

    遠藤一郎/Chim↑Pom「Never give up!」- PASS THE BATON GALLERY

    PASS THE BATON GALLERYで、遠藤一郎とChim↑Pomによる「Never give up!」を見てきました。

    出ていた作品はChim↑Pomは「ヒロシマの空をピカッとさせる」、遠藤一郎さんは「愛と平和と未来のために」の2つで、どちらも旧作で有名な作品ですが、今やる意味のある作品がそろっているという印象でした。

    やはり、3.11という出来事があってからの話しが中心になってました。展覧会のテーマもNever give up!ってタイトルですし。

    いま、とにかく重要なのは、アクションを起こすこと全力でやるということが、大切だという話しでした。シンプルで力強いぶれないということが重要になってきていることを遠藤さんは特に実感しているようでした。

    タイトルも含めて、3.11以降がテーマになっていると思うんだけど、3.11が越えて意味が変わった作品とも言える気がしました。これは完全に受け取る側が変わったのだけども、それだけに興味深く見ることができました。

    そして、この日は、トークショーもあったので一緒に見て来ました。

    未来へ号の捉えられ方が変わった。みんながシンプルに真理に近くなっている。未来へという言葉が、普通に必要とされている。とも言っていました。

    ふた方とも、被災地にいって色々なことを通して作品を作りはじめているそうです。

    BOOK

    なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか
    河出書房新社
    売り上げランキング: 334315
    Chim↑Pom---チンポム作品集
    Chim↑Pom—チンポム作品集

     

    posted with amazlet at 11.04.25
    Chim↑Pom
    河出書房新社
    売り上げランキング: 48021
    JOY TO LOVE:Chim↑Pom
    JOY TO LOVE:Chim↑Pom

     

    posted with amazlet at 11.04.25
    ラムフロム
    売り上げランキング: 101509
  • 渋谷慶一郎「MASSIVE LIFE FLOW」- Gallery koko

    渋谷慶一郎「MASSIVE LIFE FLOW」- Gallery koko

    恵比寿マルタンマルジェラの上のgallery kokoで、ATAKの渋谷慶一郎さんのMASSIVE LIFE FLOWを観て来ました。

    作品の制作をギャラリー空間で行い、それを人が観ていくというものでした。

    演奏するところはUSTREAMから見れたりしました。このタイミングは人がいっぱいでした。休日の一番人が混みそうな時間というのがあるのかもしれません。椅子が置いてあってゆっくりと見れます。

    USTREAMには無い緊張感があって、実際に見るとまた違った印象です。鏡で反射して上から見るような視線も確保されているので、機材をどうやって使っているのかなぁ?とかもわかる感じで面白かったです。

    実際、いろいろなミュージシャンがやっていることと大枠は変わらないと思いますが、集中力、緊張感、というような物は体感してプロという人がどれくらい上手いとか、しっかり物を作っているのかを体感するのには良い機会だと思います。

    BOOK

    ATAK015 for maria
    ATAK015 for maria

     

    posted with amazlet at 11.04.24
    Keiichiro Shibuya
    ATAK (2009-09-11)
    売り上げランキング: 25468
    ATAK010 Filmachine Phonics
    ATAK010 Filmachine Phonics

     

    posted with amazlet at 11.04.24
    Keiichiro Shibuya
    ATAK (2007-02-14)
    売り上げランキング: 150698
    アワー ミュージック
    アワー ミュージック

     

    posted with amazlet at 11.04.24
    相対性理論+渋谷慶一郎
    commmons (2010-01-06)
    売り上げランキング: 7472
    ATAK016 MUSICA SIMULACRA
    ATAK016 MUSICA SIMULACRA

     

    posted with amazlet at 11.04.24
    Yasunao Tone
    ATAK (2011-03-09)
    売り上げランキング: 141330
    ATAK011 LIVE DVD ATAK NIGHT3
    ATAK011 LIVE DVD ATAK NIGHT3

     

    posted with amazlet at 11.04.24
    ATAK (2007-10-10)
    売り上げランキング: 61124
  • スパイクジョーンズ「THERE ARE MANY OF US – I’M HERE」- DIESEL ART GALLERY

    スパイクジョーンズ「THERE ARE MANY OF US – I’M HERE」- DIESEL ART GALLERY

    スパイクジョーンズの「THERE ARE MANY OF US – I’M HERE」展を観にDIESEL ART GALLERYに行きました。

    30分ぐらいのショートフィルムとそのメイキングで1時間くらいの映像と、それに合わせたドローイングや写真や利用した物なんかが並んでいました。

    なかなか良い感じのショートフィルムでしたが、展開がちょっと単純かなーでしつこいと思いつつも、映像として綺麗だし、素直に入り込みやすいストーリーで良かったです。

    ミュージックビデオ的な部分(当たり前だけど)大きくあってミュージックビデオとして捉えるとスゴい面白いと思いました。毎時45分から本編の上映です。ちょっと前に行くと良いかもしれません。

    BOOK

    There Are Many of Us
    There Are Many of Us

     

    posted with amazlet at 11.04.23
    Spike Jonze
    Mcsweeneys Books
    売り上げランキング: 6867
    DIRECTORS LABEL スパイク・ジョーンズ BEST SELECTION [DVD]
    アスミック (2004-03-05)
    売り上げランキング: 9423
    マルコヴィッチの穴 [DVD]
    マルコヴィッチの穴 [DVD]

     

    posted with amazlet at 11.04.23
    角川映画 (2009-11-20)
    売り上げランキング: 16211
  • 鴻池朋子展「隱れマウンテン 逆登り」- MIZUMA ART GALLERY

    鴻池朋子展「隱れマウンテン 逆登り」- MIZUMA ART GALLERY

    鴻池朋子展「隱れマウンテン 逆登り」をMIZUMA ART GALLERYで観てきました。

    鴻池さんの作品はオペラシティでの大規模展で見たのですが、それと似たイメージです。

    どうやら必ず展示にストーリーがあるようです。オペラシティの時の展示は作品それぞれのストーリーが繋がっていて一つの物語として結実していたのですが、今回はその一つをみるという状態に近いイメージです。

    もともと作品にストーリーを作って、それに付随するように絵画等を作成してるのかな?とにかく作品として言葉でも大いに語っています。その言葉のチョイスとか口調というのかな?そのコンセプトというか、ジャンルというかその辺が、人気は得そうな感じで偏っていて良かったです。

    BOOK

    焚書 World of Wonder
    焚書 World of Wonder

     

    posted with amazlet at 11.04.18
    鴻池 朋子
    羽鳥書店
    売り上げランキング: 325848
  • 「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」- 21_21 DESIGN SIGHT

    「倉俣史朗とエットレ・ソットサス展」- 21_21 DESIGN SIGHT

    「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」展を21_21 DESIGN SIGHTに観に行きました。

    倉俣さんもスゴいのですが、今回はどちらかと言えばソットサスのものを見たいなと思っていました。ですが、メインは倉俣さんでした。

    ソットサスの展示ってあまり観ることがなくて昔、汐留のイタリア街のスペースでみたんですが、それがかなりよかったので、ソットサスの作品を期待していました。

    アクリルやガラス等の通常使わないようなものを使っての軽いふわっとした近未来デザインの様なものがたくさんでした。たしかに当時の技術では新しかっただろうし、今見てもスゴいと思います。

    アクリルという素材が一般的になってきてしまった今観ると軽いというイメージがなんか出来ないよなぁっていう部分もあって、当時の衝撃はもっとすごかったのではないかと思いました。

    ソットサスの物であったのが、ガラスのツボのような物なんですけど、スケッチと実際の物が近いという意味ではかなりの技術だと思いました。

    BOOK

    倉俣史朗とエットレ・ソットサス―21_21 DESIGN SIGHT Exhibition Book
    Yasuko Seki
    ADP
    売り上げランキング: 252931
    エットーレ・ソットサス (デザイン・ヒーローズ)
    ジャン バーニー
    鹿島出版会
    売り上げランキング: 116492
    K-series スタンド S-473
    K-series スタンド S-473

     

    posted with amazlet at 11.06.09
    ヤマギワ
  • 「ARTIST FILE 2011」- 国立新美術館

    「ARTIST FILE 2011」- 国立新美術館

    国立新美術館で「ARTIST FILE 2011」を観て来ました。

    クリスティン・ベイカーの特殊な素材を使ってのペインディングで何かのモチーフが見える感じが良かったです。F1のやつとかかなりスピード感や迫力が出てました。何のモチーフかわかるかわからないかのギリギリのラインのような状態なんですけども、それを強引に絵画としてまとめている感じが面白かったです。

    松江泰治さんの大きい写真の様なまるで静止画みたいな動画とか写真からミニマムな事件を切り取って大きくしてる物とかかなり好きです。坂本龍一か、HASYMOかなんかのジャケットに使われてたりしてた気が。それも面白いんですけどね。静止画みたいな動画も面白いです。解像度の高さがああいうものを作ることを可能にしたと思います。

    鬼頭健吾さんは元から好きですけど、今回もかなり良かったです。スカーフの海のようなものはとにかく見るとスゴいです。写真とかで見ると大したことないかなぁーって思う人もいるかもしれないし、鬼頭さんの今までの作品を観ていない人は通り過ぎてしまう可能性もあるかなーとは思うんですが、個人的にはもの凄く面白かったです。これだけ広い空間を埋めるスカーフの海は一見の価値アリです。

    そんな感じで、普段見る物で作っている作品とか結構好きなのですが、そういう意味では、タラ・ドノヴァンもかなり良かったんですが、ストローは何となく吉岡徳仁さんをイメージしてしまいました(タラ・ドノヴァンの方が吉岡さんよりも先に作品を発表しているそうです。僕は吉岡さんの物を先に見てしまっただけでした。)。

    BOOK

    Kristin Baker: Surge and Shadow
    Kristin Baker: Surge and Shadow

     

    posted with amazlet at 11.04.18
    Kristin Baker Jennifer R. Gross
    Jeffrey Deitch
    売り上げランキング: 358363
    In-between 7 松江泰治 イギリス、スロバキア
    EU・ジャパンフェスト日本委員会
    売り上げランキング: 570102
    cell
    cell

     

    posted with amazlet at 11.04.18
    松江 泰治
    赤々舎
    売り上げランキング: 630439
    Tara Donovan
    Tara Donovan

     

    posted with amazlet at 11.04.18
    Tara Donovan Lawrence Weschler Nicholas Baume Jen Mergel
    The Monacelli Press
    売り上げランキング: 60085
  • ファビアン・モンハイム「Into the woods」- hpgrp GALLERY

    ファビアン・モンハイム「Into the woods」- hpgrp GALLERY

    ファビアン・モンハイム「Into the woods」をhpgrp GALLERY 東京で観てきました。

    羽根や骨や枯れ木等そういう寂れを感じさせるような、死を感じさせるような物を利用しての写真や立体でした。

    イマイチそれが何をイメージさせているのかはよくわからなかったですが、細々と枯れていく薄くなっていくことでの死とのイメージの想起まではわかったような気もするんですが・・・。

  • 行商 – SPIRAL

    行商 – SPIRAL

    行商というイベントが青山spiralでやっていたので観て来ました。

    こういうタイプの色々なギャラリーが集まって展示というのは時々spiralでやっているけど、面白かったです。

    なんかいつもは見づらいのですが、見やすくなって来ている気がする。まあこれは自分が慣れただけかもしれませんが。値段とかがわかり易かったのもあってちょっと良いなぁって思うもあったり。余り長い時間いれなかったのと、人が多かったので細かいところまでじっくりとは観れませんでしたけど、良い作品もいくつかありました。また、こういうのあったら観に行こう。

  • 「Shuffle/シャッフル」- 白金アートコンプレックス

    「Shuffle/シャッフル」- 白金アートコンプレックス

    白金高輪にある白金アートコンプレックス(略称SAC、1F:児玉画廊 2F:NANZUKA UNDERGROUND 3F:山本現代 4F:London Gallery 5F:新素材研究所、榊田倫之建築設計事務所)でやっている、全館合同展覧会「Shuffle/シャッフル」のオープニングを見に行きました。大盛況でした。

    全フロアに行ったのは初めてで、かなり面白かったです。シャッフルされているので、上手く融合してるフロアとか微妙なところもありましたが、ロンドンギャラリーとか新素材研究所とかのものは、骨董に近いようなものでスゴかったです。

    こんなに色々なジャンルの物を横断して見るチャンスはないかもしれないので、是非見に行ってください。オススメです!

  • MOTアニュアル2011「世界の深さのはかり方」- 東京都現代美術館

    MOTアニュアル2011「世界の深さのはかり方」- 東京都現代美術館

    MOTアニュアル2011「世界の深さのはかり方」をMOTで観てきました。

    MOTアニュアル2011は個人的には好きなタイプの展示でした。特に冨井大裕さんがやっているような、日常品を使って、その見え方が変わってしまうというようなタイプの作品群は面白いです。何となく誰でも出来そうであまり気に留めないでみている人もいるんですが、実際それをやろうとすると出来ないし、そこに視点が行くというところが素晴らしい。そこにあるものをそのまま捉えないというような感じで、発想と物を別の角度からみているような。そしてそれ以外に造形としての美しさのようなものも見えてくる感じが良かったです。

    八木良太さんのテープを玉にして再生するという作品も良かったです。作品自体が音が出るというタイプのものなのもあるかもしれないけど。前に見た八木良太さんの作品は原美術館でみた氷のレコードが再生していて少しづつ溶けていくっていう作品でそれも面白かった。今回は触ることも可能だったのですが、目の前にある作品に触れられるっていうのはやっぱりスゴいテンションがあがりますね。とても面白い作品でした。

    他の方々も全体的に良かったですね。オススメ展示です。

    あと、このあとMOTで八木良太×蓮沼執太「サウンドパフォ-マンス」を見ました。テープの玉だけでリズムとか作るかな?って思ったけどPCで音を足しててやっぱそのくらいしないと音楽としてパフォーマンスするには難しいよなぁとは思いました。

    BOOK

    OTHER

    その他の投稿はありません。

  • 津上みゆき 新作展「軌跡と再生」- ギャラリーハシモト

    津上みゆき 新作展「軌跡と再生」を、ギャラリーハシモトで観てきました。

    津上さんの作品は結構好きなんですが、なんか今回のは何かの風景を感じさせる要素が少ない感じでした。

    もうちょっと見ていると風景が浮き出てくる昔の感じが結構好きだったんだけど、アンビアエントな雰囲気が少なくなってパワフルになってるような?こういうスタイルもあるのかもしれない。

  • ドミニク・ペロー「都市というランドスケープ」- オペラシティアートギャラリー

    ドミニク・ペロー「都市というランドスケープ」- オペラシティアートギャラリー

    ドミニク・ペロー「都市というランドスケープ」を観に、オペラシティ アートギャラリーへ。

    入ってすぐにペローのつかっている鎖のようなファサードで区切られた空間にいくつもの映像が投影されていたのですが、これがイマイチ観づらい。座る席があって座ってみれるのだけども席数が少ないので観られない。だからといって立ってみていいのかと思うと何となく体勢的に辛いということで、何か映像が多くてイマイチぱっとしない感じとかありました。

    その次の部屋では、模型がたくさん飾られていて、大阪あたりに出来るもの?出来てるもの?の模型もあったりして、作ってるものは面白そうな物が多かったです。もうちょっと、コンセプトとかどうしてこうなったかとか知りたかった気もしてしまって、通常の建築の展覧会ではないんだなと感じました。

    あとは、ディティールのスケッチ?がありました。個人的にそれほど詳しくドミニク・ペローを知らなかったので、もうちょっとどういうコンセプトで今まで建築を建ててきたのかとか、知りたい気がしました。でも、知っている人にはたくさんの模型とか映像とか観れて良かったのかも。

    BOOK

    Dominique Perrault: Recent Works
    Dominique Perrault: Recent Works

     

    posted with amazlet at 11.06.09
    Maria Vittoria Capitanucci
    Skira
    売り上げランキング: 67757
    Dominique Perrault: Architecture
    Dominique Perrault: Architecture

     

    posted with amazlet at 11.06.09
    Editions HYX
    売り上げランキング: 183513
    20プロジェ
    20プロジェ

     

    posted with amazlet at 11.06.09
    ドミニク ペロー ジル・ドゥ ビュウ
    企業組合建築ジャーナル
    売り上げランキング: 64694
    ドミニク・ペロー Would you like to warp it ?
    大阪大学建築工学コース
    大阪大学出版会
    売り上げランキング: 890623
  • 高橋信行 「ふつうの絵」- base gallery

    高橋信行 「ふつうの絵」- base gallery

    高橋信行さんの「ふつうの絵」を観に、base galleryに行きました。

    風景から何か重要なものを取り除いてしまったかのように、何もかもが抜けていているんだけど、その絵の中には作者の手触りのようなものだけが残っているような印象になって、絶妙なバランスでそこにあるというような作品でした。

    この抜け殻の様な感じだけど、風景の見方を変えてしまう。そんな空気感は好きでした。

    BOOK

    高橋信行
    高橋信行

     

    posted with amazlet at 10.08.12
    高橋信行
    grambooks
    売り上げランキング: 469898
  • 会田誠 「絵バカ」- MIZUMA ART GALLERY

    会田誠 「絵バカ」- MIZUMA ART GALLERY

    会田誠さんの「絵バカ」を観に、MIZUMA ART GALLERYに行きました。

    まさに絵バカというのが2つの意味で正しく表現されているタイトルと感じました。

    1つ目は絵にバカと言えるほど集中しているという意味、2つ目は絵が描けるバカという意味、2つ目と言って欲しいかのような「よかまん」という作品が入り口に入ってすぐにあって永遠と不思議な歌を歌い、裸の女性が踊っている・・・。

    そのまま中に入ると1つ目の意味の絵バカな圧倒的な作品がある。

    3つの作品があって、どれも違うタッチというか違う作風と言って良いような気がするんだけど、なんとなく会田誠というまとまりがあるようにも感じる。

    まだ製作中みたいだったサラリーマンの死体が積み上がっている「灰色の山」も細かさでも圧倒的だがまだ途中だったし、「万札地肥瘠相見図」は万札の上にアニメみたいな絵が乗っているそんなものや、ちょっとよくわからなかったけど、抽象画の油絵みたいなものがあって、共通するというのは圧倒的な力強さというところなのかなと思えた。そう考えれば「よかまん」も力強い!?かな?

    BOOK

    カリコリせんとや生まれけむ
    会田 誠
    幻冬舎
    売り上げランキング: 78334
    青春と変態
    青春と変態

     

    posted with amazlet at 10.08.12
    会田 誠
    ABC出版
    売り上げランキング: 122096
    三十路―会田誠第二作品集
    三十路―会田誠第二作品集

     

    posted with amazlet at 10.08.12
    会田 誠
    ABC出版
    売り上げランキング: 48997
    MONUMENT FOR NOTHING
    MONUMENT FOR NOTHING

     

    posted with amazlet at 10.08.12
    会田 誠
    グラフィック社
    売り上げランキング: 47111
    ミュータント花子
    ミュータント花子

     

    posted with amazlet at 10.08.12
    会田 誠
    ABC出版
    売り上げランキング: 84722
  • 東恩納裕一 「Venezia/Tokyo」- BERENGO AKATSU COLLECTION

    東恩納裕一 「Venezia/Tokyo」- BERENGO AKATSU COLLECTION

    広尾のベレンゴ・アカツ・コレクションで東恩納裕一さんの「Venezia/Tokyo」がやっていたので見て来ました。

    東恩納さん!という感じの蛍光灯の作品や、鏡をつなぎ合わせて大きな別の鏡を作り上げる作品や、マスキングして絵を浮かび上がらせるような作品といった有名どころの作品がそれぞれ2点づつくらい並んでいたという印象でした。

    特に新作とか個展としてやってるという感じよりも今までの作品を少しまとめておいてあります。というような名刺がわりっぽい感じの展示のようでした。