Sterling Ruby「VERT」をTaka Ishii Galleryで観てきました。
Sterling Rubyの作品は日本ではほとんど観たことがなかったけど、以前NYに行った時に、Hauser & Wirthで観たことがあって、その時は内臓をブチまけたような作品が巨大空間に圧倒的に展示されていて驚愕した覚えがありました。
今回の展覧会はそのおどろおどろしいと言っても過言でないような、激しさは表にはそれほど出ていないように感じましたが、それでも強引にその激しさを額に納めたような力を感じました。
ステイトメントを読むと、今回の作品やタイトルは詩から言葉を引用していて、その言葉を受けて作品の形自体が影響を受けているということなので、そういった静のイメージの部分ともともとの荒々しい動の部分が重なりあって構成されている作品で、そこに面白さを感じました。
こうやっていくつかイメージを並べてみてみると、かなり同じテーマから引用している部分があるとわかりますね。共通する縦の線や右上のカーブとか。そこから冷静な部分が見て取れるようで、衝動とのコントラストが面白く観れました。
また、他の作品もみてみたいし、日本では大きすぎてSHIPできないだろうから、見ることはできない気がするけど、巨大で激しいインスタレーションもみたいなと思いました。