タグ: 松江泰治

  • MOTサテライト 2017春 往来往来 – 清澄白河周辺

    MOTサテライト 2017春 往来往来 – 清澄白河周辺

    MOTが大規模改修により閉館中なので、清澄白河のアート度がかなり下がっているというか、もはやアートの街であったのも過去の話でコーヒーとかカフェの街になっちゃったんじゃないの?っていう雰囲気すら出ている気がして、アート好きで清澄周辺に住んでる身としては残念だなと思っていたところでしたが、今回はそのMOTが街に飛び出して、「MOTサテライト 2017春 往来往来」というイベントを開催して、久々にアートが充実した気がしました。

    基本的には、深川資料館通りを起点に一周するような形で様々な場所に点在する作品を見ていくというような感じで、今だと所謂地域アートというようなフォーマットの中に収まるような捉え方もできるようなイベントでした。

    作家はさすがMOTというようなメンツで豪華な作家陣。個人的には毛利悠子さんや、松江泰治さんはオススメです。毛利さんはさすがというような電気というか物理法則というか、そういうものを利用したダイナミックだけど繊細なアウトプットのある作品(写真)。

    松江泰治さんはいつもの松江さんの写真なんだけども、MOTやクローバー橋の作品を作っていたりとさすがMOTというか、なんというか。笑。どうしても地域アート的な方向にいくのか、それとも現代美術館が街に分散したという風に捉えるか、そういうなんというか、邪念がちらつくワケですけども。どちらにせよ無料でこれだけの作品があるので、行って損はないレベル。

    もちろん、作品を見ながらいろいろな清澄白河のスポット的なところもまわれるわけで、アライズコーヒーでコーヒーを飲んだり(ブルーボトルでもいいんだけども)、チーズのこえでチーズとかアイスを買ったり、アーティチョークチョコレートでチョコを食べたり(バレンタインまでは混んでるだろうけども)、そういうことしながら周るのはなかなか面白かったです。

    それにしても、これくらい街にアートが点在してれば面白いんだけどなぁ。どうしてもこういうイベントが清澄界隈であると丸八倉庫のことを思い出してしまう。現代美術館があるのだから、その近くにギャラリーがたくさんあるといいんだけどね。現代美術館的な役割を森美術館に奪われてしまっている気がするから、MOTも休館だけどいろいろイベントやってくれると嬉しいという意味でも今回はいいイベントだったなと思いました。Satoko Oe ContemporaryとかHARMAS GALLERYとかANDO GALLERYとか無人島ギャラリーとか合わせて行くのをかなりオススメ。

    PHOTO

    BOOK

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  • 「ARTIST FILE 2011」- 国立新美術館

    「ARTIST FILE 2011」- 国立新美術館

    国立新美術館で「ARTIST FILE 2011」を観て来ました。

    クリスティン・ベイカーの特殊な素材を使ってのペインディングで何かのモチーフが見える感じが良かったです。F1のやつとかかなりスピード感や迫力が出てました。何のモチーフかわかるかわからないかのギリギリのラインのような状態なんですけども、それを強引に絵画としてまとめている感じが面白かったです。

    松江泰治さんの大きい写真の様なまるで静止画みたいな動画とか写真からミニマムな事件を切り取って大きくしてる物とかかなり好きです。坂本龍一か、HASYMOかなんかのジャケットに使われてたりしてた気が。それも面白いんですけどね。静止画みたいな動画も面白いです。解像度の高さがああいうものを作ることを可能にしたと思います。

    鬼頭健吾さんは元から好きですけど、今回もかなり良かったです。スカーフの海のようなものはとにかく見るとスゴいです。写真とかで見ると大したことないかなぁーって思う人もいるかもしれないし、鬼頭さんの今までの作品を観ていない人は通り過ぎてしまう可能性もあるかなーとは思うんですが、個人的にはもの凄く面白かったです。これだけ広い空間を埋めるスカーフの海は一見の価値アリです。

    そんな感じで、普段見る物で作っている作品とか結構好きなのですが、そういう意味では、タラ・ドノヴァンもかなり良かったんですが、ストローは何となく吉岡徳仁さんをイメージしてしまいました(タラ・ドノヴァンの方が吉岡さんよりも先に作品を発表しているそうです。僕は吉岡さんの物を先に見てしまっただけでした。)。

    BOOK

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