タグ: Olafur Eliasson

  • オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」- 金沢21世紀美術館

    オラファー・エリアソン「あなたが出会うとき」- 金沢21世紀美術館

    金沢に行ったのはコレを観に行くためだったので、まず最初に。オラファー・エリアソン – あなたが出会うときを21世紀美術館に観に行きました。

    オラファーエリアソンさんは光や色を利用した作品を多く作っていました。良かったですー。光を使うというと錯覚などを利用した作品になりそうなんですが、そういう訳でもなく比較的単純に光を利用していますが、その中で最大限に楽しめる作品を作っていたように思えます。

    小難しい作品っていう印象は全くなく誰でも楽しめそうな物を作品としていて面白かったです。もちろんその光のなかで光の重なり合いや色の重なり合いなどを体感する事で、その作品を深く捉えることができるとは思いますが、間口が広いと言う事はナカナカ簡単ではないので、そのあたりは考えられていそうでした。

    特に1色の部屋や色のなかに体が入っていく部屋なんかはまさに体感って感じですね。経験として面白かったです。光がずれる作品とかももちろん面白かったんですけど、やはり色の部屋が一番面白かったです。

    WEBによると今回の作品は会場である21世紀美術館と関連づけた作品にしてあるということだったんですが、確かにそういう風に感じれる部分が多々ありましたね。回遊性を考えた作品配置になっているとかはともかくとして部屋の形なども意識されていたし、開かれた美術館と言う意味で、さっきも書いたように誰でも単純に楽しめる作品が多かったようにも思えました。

    とにかく金沢に行って良かったなーと思う展示だったので、面白かったです。

    BOOK

    Studio Olafur Eliasson: An Encyclopedia (Extra Large Series)
    Philip Ursprung
    Taschen America Llc
    売り上げランキング: 12294
    Olafur Eliasson: The Nature of Things
    Olafur Eliasson
    Fundacio Antoni Tapies
    売り上げランキング: 101161
    Take Your Time: Printed Matter
    Take Your Time: Printed Matter
    posted with amazlet at 10.03.08
    Olafur Eliasson
    Walther Konig
    売り上げランキング: 21165
  • 「万華鏡の視覚」- 森美術館

    「万華鏡の視覚」- 森美術館

    森美術館でやっていた、万華鏡の視覚に行ってきました。

    万華鏡の視覚というタイトルだけあって、視覚を主に利用してそれを歪めてくるようなそういう類いの作品が多かったように思います。やはり光とかを利用している作品も多くて森美術館の展示はいつも面白いなーって感じました。

    あと、個人的にはジムランビーの床の上を、イェッペハインの玉が転がっているのにはちょっと興奮しました。ジムランビーの床とかは単体だといつものと変わらないし、何となく飽きてしまう部分は否めないんですけど、イェッペハインの玉が鑑賞している人を襲う様はなかなか面白いものがありました。

    あと、LSDの噴水とか結構インパクトはありました。実際には希釈して安全なものをつかっているとはいえ、一応正式なLSDですって紙も貼ってあったり。オラファーエリアソンの偏光を使った作品も単純ですが、面白かったかなぁ。光の干渉で色が変わったりとか。あと、部屋中全体がミラーボールのやつはいい感じでしたね。行ったのが夜だったから、六本木の夜景とあいまってなんかテンション上がります。

    まあ、全体的にいうとこれはスゴいっていうのはそんなに無かったんだけども、平均的にレベル高いなーっていう展示でした。ただ、やっぱり森美術館は面白いんだけども、一般の人達の鑑賞のマナーがあまり良くないのが玉にきずですね。