フォスター+パートナーズ展「都市と建築のイノベーション」を観てきました。
ノーマンフォスターといえば、イギリスの建築家としてはNo. 1といっても過言ではない建築家で、もはやアトリエ系ではない大設計事務所を持っている建築家です。
そんなノーマンフォスターの展覧会がまさかの森ビルで行われるということで、見てきました。通常展望台として使われる部分を利用しての展覧会だったので、かなり観光的な興味のない人も混じってはいるんですが、それは森美術館同様のご愛嬌という感じで、展覧会のボリュームはかなりのものでした。
建築家・思想家であった、バックミンスターフラーと一緒にいたことが、初期のノーマンフォスターには大きな出来事で、その後、香港上海銀行から巨大なものも多く手がけている印象で、ライヒスタークの展望台、ガーキン、大英博物館のグレートコート、ミヨー橋、北京空港、ハーストタワー、最終的にはアップル本社をジョブスと作ったり3Dプリンタをつかった、宇宙での建築まで、とどまることない感じがすごいかったです。
展覧会ではそれらを含めた今までの有名作品の模型がたくさんで、ものすごいボリュームでの展示でした。ちょっとボリュームがありすぎて、建築好き以外はつらいかも?
最後にはノーマンフォスターのTEDが流れているようですが、遅い時間帯にフォスター卿の建築術の映画が流れているのでそれもかなり面白いのでオススメです。
実際みたことがあるものでいうと、作風というのがそれほどわからないのですが、香港上海銀行、ハーストタワー、ガーキンは外から見ただけですが、構造をうまくやってるんだなという印象。北京空港や、ライヒスタークは実際はいってみて光や空間を広く使った気持ち良い空間という印象で、とても使いやすく、気持ちよく、流石の建築だなという印象です。
巨大なものを気持ちよく巨大作れる空間の使い方の上手い建築家ですね。大英博物館のグレートコート行ってみたいな。