MOTアニュアル2011「世界の深さのはかり方」をMOTで観てきました。
MOTアニュアル2011は個人的には好きなタイプの展示でした。特に冨井大裕さんがやっているような、日常品を使って、その見え方が変わってしまうというようなタイプの作品群は面白いです。何となく誰でも出来そうであまり気に留めないでみている人もいるんですが、実際それをやろうとすると出来ないし、そこに視点が行くというところが素晴らしい。そこにあるものをそのまま捉えないというような感じで、発想と物を別の角度からみているような。そしてそれ以外に造形としての美しさのようなものも見えてくる感じが良かったです。
八木良太さんのテープを玉にして再生するという作品も良かったです。作品自体が音が出るというタイプのものなのもあるかもしれないけど。前に見た八木良太さんの作品は原美術館でみた氷のレコードが再生していて少しづつ溶けていくっていう作品でそれも面白かった。今回は触ることも可能だったのですが、目の前にある作品に触れられるっていうのはやっぱりスゴいテンションがあがりますね。とても面白い作品でした。
他の方々も全体的に良かったですね。オススメ展示です。
あと、このあとMOTで八木良太×蓮沼執太「サウンドパフォ-マンス」を見ました。テープの玉だけでリズムとか作るかな?って思ったけどPCで音を足しててやっぱそのくらいしないと音楽としてパフォーマンスするには難しいよなぁとは思いました。