「αMプロジェクト2011 成層圏 Vol.6 村山悟郎」展 – Gallery αM
コンピュータなどで有機的なものをグリットやフレームとかで幾何学的に表すパターンを手書きしている様な作品など有機的なものを幾何学で表しているものをもう一度有機的な方法で戻す様な作品だったように思えました。
そこには単なるフレーム的なものを越えた美しさがあるように思えました。その狭間に生と死をみいだしているみたいなのだけども、そこまでは感じなかった。でも言われればそうかも?
「αMプロジェクト2011 成層圏 Vol.6 村山悟郎」展 – Gallery αM
コンピュータなどで有機的なものをグリットやフレームとかで幾何学的に表すパターンを手書きしている様な作品など有機的なものを幾何学で表しているものをもう一度有機的な方法で戻す様な作品だったように思えました。
そこには単なるフレーム的なものを越えた美しさがあるように思えました。その狭間に生と死をみいだしているみたいなのだけども、そこまでは感じなかった。でも言われればそうかも?
椛田ちひろさんの成層圏vol.1「私のゆくえ」をgallery αMでみて来ました。
先日観に行った、MOTでの「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」でも出品されていた、椛田ちひろさんの作品がαMでも観れるということだったので行ってきました。
作品のタイプは少し違う感じでしたが、共通して自分の時間のまたは記憶の軌跡を蓄積させているそれを重ねてその瞬間を絵画にしているような作品が印象的です。
絵画は瞬間として捉えられるが、その裏には膨大な時間が隠れていて、その過程が透けて見えるような部分に時間や記憶を重ね合わせたくなるような作品です。そういう意味では杉本博司さんの劇場やドライブイン・シアターのような作品と共通している部分があるかもなということを考えながら見ていました。
MOTを含めてどちらの作品も時間を堆積させた面白い作品のように思えたので、これから他の作品を見るのが楽しみです。
田口行弘展 「複合回路 vol.1」をgallery αMで観てきました。
ギャラリー自体が地下にあるのですが、そこを洞窟と考えて作品をつくったらしいです。ギャラリーに入ってく階段とか、その先の踊り場、ギャラリーの空間、そのあたりから何となく洞窟という見立てにも似た考え方はわかりやすくアプローチが出来ている感じでした。
そのなかで広げられる空間にある立体とその影。恐らく影が作品のように見えてのだが、そこに実際にある影とプロジェクターで写される影と自分が映し出される影があり、気がつくと自分が作品のなかに入り込んでいることになり、つまり洞窟全体が作品のようにも感じられるようになる。
タイトルが複合回路なんだけども、何となく回路というより装置というように感じるくらいシステムのようなものを感じることができた。そこにある立体作品が作品と捉える事が当たり前と思うのが普通のように思えるけど、影が作品となるとそこに実際にある作品が影のようにも捉えられて、なんとなく、あっちがわ、そっちがわとか言っちゃいたくなる感じでした。面白かったです。
トーキョーワンダーサイト本郷で、TWS-Emerging 125/126/127を見てきました。
小畑多丘さんの「IT’S JUST BEGUN」がスゴい良かった。木の彫刻なんですけど、それがまさかって思うような出来になっていて、面白さもあるんだけど、それだけじゃなくバランスとか立体としての空間の取り方とかそういうのが良かったです。もっと有名になったらもっとすごい物をつくりそうだななんて思いました。
次はいつもの清澄のギャラリーですね。
小山登美夫ギャラリーで、マーカス・コーツ 展です。Dawn Chorus(夜明けのさえずり)と Intelligent Design (インテリジェントデザイン)の2作品でした。インテリジェントデザインの方は、内容のバックボーンを考えると面白いかなとは思いましたが、実際の作品としては今ひとつ。それと比べると夜明けのさえずりは面白かった。夜明けの色々な部屋のしゃべり声を録っているんだけども、それの速度を速くするとあたかも鳥のさえずりのように聞こえるというもので、それが本当にさえずりのように聞こえるから面白い。鳥にもしかしたら言語があるかもとか、色々な事を思わされましたし、それ自体の映像も面白かったなー。
こちらも小山登美夫ギャラリー。こちらはグループ展ですね。情熱大陸にもでた青木良太さんとかも参加してました。オブジェでした。やっぱグループ展より、個展の方が好きだなぁ。
HIROMI YOSHIIでは小金沢健人さんのメモがやっていました。思っていたような作風とはちょっと違っていた部分も多少あったのですが、映像とかはイメージ的な部分もあった、思ってた部分だけじゃないんだなーと思ったり。あれとこれのあいだのときの速度の落書きの印象が強いんだろうなぁ。
馬喰町に移動して、まずはgallery αMへ。「変成態-リアルな現代の物質性」Vol.5 袴田京太朗さんの展示でした。
空間を切断して再構成しているような彫刻作品ですね。すでにある彫刻作品とスライスして、それと全く同じ、スライスを作成してそれをつなぎ合わせているような作品なんですけど、カラフルな部分と古い彫刻の部分とのつながりとかが絶妙でした。
この後はTARO NASUで写真系でした。[Gallery 1]片山博文展「Exchangeable」[Gallery 2] 良知暁展「frames」でした。やっぱまだ、写真はよくわからない。
RoentgenwerkeAGでは、青木克世さんのmanieraがやってました。なんともいえない陶器のような作品がありました。ちょっと耽美的なニュアンスある感じかな?スゴい技術だったなー。
Space355です。一階のギャラリーはパク・スンフン個展でした。これは間を生かしたような絵画なんですが、金の使い方とかも上手くてお茶の表現といわれるとそうなのかもと思わされる所がありました。二階のギャラリーは高山陽介展でした。木の作品だったみたいなんですが、まるで陶器やプラスティックのようでした。
ギャラリーを巡ってきました。目的は青木淳さん(建築家)の展覧会です。8月はイベントで建築家関係の展覧会が色々なギャラリーでやっています。その関係で、まずは銀座で一件。
ギャラリー小柳です。JUNYA ISHIGAMI + HIROSHI SUGIMOTOを観てきました。この2人となれば、行かない訳には行きませんよねぇ。まあ、一緒に何かやってるってかんじではなかったのですが、石上純也さんは、そんなに作品が多い訳じゃないのに、人気なのはどういうことか?すごいなぁー。でも、やっぱプレゼンが上手いってこと?
次に行ったのが、TARO NASUでやっていた、青木淳 「夏休みの植物群」です。
こちらは、FOIL GALLERYとgalley αMですね。
FOIL GALLERYでは、レイヤーズ:韓国の新進気鋭作家がやってました。思ったよりも、きれい目な作品が多かった印象でした。結構綺麗で良いなーって思う感じもあるんだけど、同時になにかちょっとインパクトがたりないというか。そんな感じもありました。
galley αMにもそのあとに行きました。今回は、「変成態?リアルな現代の物質性」 Vol.3「のようなもの」の生成。泉孝昭x上村卓大でした。結構どちらの作品も好きな感じです。かなり好きな部類でした。特にカラフルなオイルタンクみたいなのも好きでした。
これは、MAKII MASARU FINE ARTSですね。やっていたのは、New Buddha statues by eight artists 8人のアーティストによる 新しい仏像創造です。グループ展なので、好きなのも嫌いなのもって感じですね。舩木大輔さんのフィギュアっぽいやつはいいなーって思ったのですが、案の定売れてたみたいです。
CASHI°で、「不死鳥と雉鳩 -真夏の夜の夢2-」がやってました。すべて平面というか、絵だったんですが、3人のグループ展のようでした。何となく最近のトレンドの高木紗恵子さんっぽい(私が最初に観たのがそうだったから、そう思ってるだけですが。)が、あったりしたので何となく絵というか、ドローイングというかそういうもののの実力を観れなかった気がしました。
会田誠さんが絵画が一番表現として色々できるのに、やりきれてる若者がいなかったとGEISAIでいってたのが思い出された。
こちらは、space355ですね。101では、ディリップ・シャルマ個展 リビドーの舞台がやってました。初めて見たんですが、かなり良かったです。怪しい人間にポップにプリンティングされた幾何学のような何かのようなプリントがエロティックな感じもありつつ、それを違った視点で見せてるようで良かったです。
201では、グループ展ですね。夏の応接間 展でした、津上みゆきさんの新作とかありました。こちらは、まあまあといった感じでしょうか。
最後は原宿に移動して、VACANTへ行きました。大友良英「ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置」展“without records”を観ました。これは、山口でやっていたものの一部のようだったんですが、かなり面白かったです。
やっぱり音を使ってる作品は好きだし、大友さんがやってるだけあって、音としてのレベルは高かったと思います。色々なターンテーブルから発される音が光と合ってないんだけど、合ってるような感じで、どんな風に音がでてるのかも気になったし、音程がちゃんと発されているものの感じとかそいうのも面白かった。空間と音の配置とバランスに長けてるという印象。かなり良かったです。
馬喰町のギャラリー巡りをしました。まずは、αMに。
・「変成態ーリアルな現代の物質性」Vol.2 揺れ動く物性 冨井大裕×中西信洋 gallery αM
中西信洋さんは、壁に直接鉛筆でドローイングは結構大々的ですごい作品だと思う。でも、こういう売れないような作品っていうのはどこで利益を出して行くんだろうって思ったりもする。やはりカタログとかなんだろうか?それとも運営側からギャラ的にいくらか?大学の施設だからできるのだろうか?
あとは、日用品を使う冨井大裕さんです。これは最近よくみる感じもあります。立体とかだとなかなかマイクロポップに入れてもらえないみたいで溢れかえっているのかな?×ってなっているけど、共同作品のようなものはなかったです。
まずは、CASHI°
吉永マサユキ「ちょッカン」- CASHI°
下手をすれば単なるヤンキーのバイク写真なんだけど、ちょっと違う感じ。現代アートとして見せられると、何故かこれは日本にしかない日本の文化なんだよな。なんて思ったりもする。それが狙いかはわからないけど。そんな気になった。
その次はお隣のラディウムーレントゲンヴェルケ
ラディウムーレントゲンヴェルケ「FISSION – FUSION」
澤柳英行さんの作品で、金属のプレートに色々なサイズの穴があけられていて、それが上手く光りを利用する事で、絵のような感じになっている。そして、その作品の先にある陰にもまた絵が映り込んで独特の雰囲気を作ってます。かなりカッコいいって思う作品なんですが、ちょっとモチーフが顔なのが個人的には重い感じが。手法としてはスゴくいいです。単純にカッコいいって感じ。
FOILギャラリーとαM
角田純 作品展「Sounding through」- FOIL GALLERY
ここは比較的ドローイングみたいな作品が多いかな?ちょっとしたギャラリービルみたいな所にある感じです。しかし、ドローイングっていうのは色々観た訳じゃないですが、結構バランスやスピード感タッチ等で差が出ます。色使いとかは最近はパステルな感じとか光るものとかが多いのかな?そういう感じでスピード感とかがあるような作品でした。ちょっとこの分野はまだ僕には説明できるレベルじゃないです。
これは新しくできたαMの入り口ですね。
中原浩大「変成態−リアルな現代の物質性 Vol.1」- gallery αM
こちらもさっきのギャラリーと同じビル。最近出来たところです。ムサビが運営してるみたいです。ここには植物のような巨大作品が。まだ、このかたをよくしらないんですが、結構巨大なインパクトのある、独特な感じでした。植物とその実のような何かのイコンのようなものがある作品でした。
Space335
津上みゆき「新作版画展」- Space335−201
今年のARTIST FILEでいいなーって思っていた津上みゆきさんの作品が売ってました。お。買える?って思ったんだけど、かなり売れてましたねぇ。残念。個人的には間をつかったり、あえて輪郭をぼやかす事で想像力をかき立てるという手法が好きなので、(いわばDUBにも通ずる?)結構気になっている作家さんです。この建物は一階もギャラリーでした。
ARATANIURANO
ARATANIURANO 西野達「バレたらどうする」
西野さんのモノがあったら絶対観に行った方が良いよって人に勧めたいです。でも、今回は西野さんの中では結構手こずったんじゃないかな?ギャラリーでやるタイプのひとではないので。それでもダイナミックで面白かったです。非日常を日常に取り込んじゃう方です。今回は空間を歪めてました。天井が落ちてきていたり、街灯が部屋を突き抜けていたり。ちなみにエルメスの屋上での作品は僕の中で革命でした。
日本橋高島屋 美術画廊X 東恩納裕一展
高島屋でのまさかの現代アート。百貨店で観ると思わなかった。しかも東恩納さんです。一番有名なのは蛍光灯をシャンデリアにしてるのとかではないでしょうか?好きです。今回は他にも色々ありましたが、どれも光を意識しているという気がしました。光のように発散するスプレーをつかったり、その陰の部分を利用したり。もちろん蛍光灯もありました。