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  • 遠藤利克 展「聖性の考古学」- 埼玉県立近代美術館

    遠藤利克 展「聖性の考古学」- 埼玉県立近代美術館

    遠藤利克さんの「聖性の考古学」を埼玉県立近代美術館で観てきました。

    とにかく作品が大きいと感じるサイズに作ってあり、それが所狭しと美術館の中に窮屈にと言っていいほど詰め込まれているので、圧倒感があります。そして、火や水や木という人間の中で原始的に近い部分を利用して作品を作っているので、それ自体の強度も作品がまとっていてより圧倒感を出していると思いました。

    作品がもの派の物語を排除しものの関係性から作品を作ったことに対して、物語の復権ということを考えているようなので、それぞれの作品のモチーフや作りというものも、大きな意味での物語に属して想像できるようなものとなっているように感じました。とにかく大きさを含めて体感することでわかるという作品なので、見に行かなければ始まらないという感じの展覧会でした。

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  • 長澤英俊展「オーロラの向かう所」- 埼玉県立近代美術館 / 川越市立美術館 / 遠山記念館

    長澤英俊展「オーロラの向かう所」- 埼玉県立近代美術館 / 川越市立美術館 / 遠山記念館

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    埼玉県立近代美術館と川越市立美術館と同時に開催される大規模な展示で、遠山記念館でも、同時に「NAGASAWA IN KAWAJIMA 長澤英俊展?夢うつつの庭?」が、開催されていた。なにやらおもしろそうだったので、行くことに。

    これが埼玉県立近代美術館と川越市立美術館のやっていた展示です。どちらの場所の作品も基本的にはつながるはずのない物体がつながっていたり、ありえるはずのないバランスや場所にそういうものが存在していたりという感じの作品が多かったです。

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    コレを作っている当時では相当新鮮な芸術って感じだったと思われるけど、個人的な印象としては近代芸術って感じかな?そこにある感覚や価値観を現物や物を見せる事で崩すという感じなんでしょうか?

    一番面白いなと思ったのは、「オーロラの向かう所−柱の森」で、これだけ、暗順応を使ったもので、暗闇の中に何分かいることで、ゆっくりと立ち上がる柱の森という感じ。これは物を見せることで何か感じるのではないものだったので、特に際立ってたと思う。

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    ちなみに遠山記念館の方は写真が撮れたので以下作品。

    遠山記念館の入り口ですね。話はずれるけど、この遠山記念館がスゴく良い建物だった。こういう家に住みたいもんだ。ホントに。まあ、現状では無理ですけども。

    こんな感じでしたね。まあ現物でみるともうちょっと面白いとは思うけど、写真だとよくわかんないな。

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    長沢英俊 (水戸芸術館現代美術センター展覧会資料 (16号))
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