第680回デザインギャラリー1953企画展「BONSAI」at 松屋銀座 デザインギャラリー
「盆栽」は古くは、中国・唐時代の「盆景」がその発祥とも言われていますが、平安時代、それが日本に伝わり、江戸時代に隆盛を極めるに至りました。自然界の大木の姿を鉢の中に凝縮させる独特の世界観は、日本人だけでなく、広く海外にも注目される存在となりました。時間と手間のかかることから、時間のゆとりのある人々に愛好されてきましたが、近年では、若年層の間にもその面白さがじわじわと伝わりつつあります。現代の生活の中に盆栽をどのように取り込むべきか、楽しむべきかなど、実践的な盆栽の在り方をご紹介してゆきたいと、盆栽家の森前誠二氏の監修の元、本展を計画いたしました。
こんなコンセプトのもとやられている展示のようですが、実践的な盆栽のあり方というのは全然わからなかったのですが、とにかく盆栽がすごかったですね。樹齢が100年を越えている様なものをみると何故高額で取引されているのかがわかる様な気がしました。
器に移すことで自然から人の手の中の環境で育てられるということで、盆栽というものが小さな生態系のようなひいては宇宙というようなものと結びつけられるということが簡単に理解できた様な気がします。その世界に歴史を刻むように育てるのだなということがわかって面白かったです。良い展示だったなぁ。というよりも盆栽がすごいのかもな。