金氏徹平さん・小林健太さんの2人展の「Human Behaviour」をRICHO ART GALLERYで観てきました。
2人展ですが、組み合わせ理由が2人ともサマーソニックで展示したとかっぽく、あとから付け加えたみたいな理由はあるっぽいんですけど、旬のイベントの後に展示やった方がいいよねという感じに思えたんですが、どちらにせよ新作が見られるのは嬉しいです。
StareReapは、一般的な印刷は2次元の平面ですが、そこに3Dプリンタ印刷を組み合わせたような立体的な印刷を可能としている技術です。RICHO ART GALLERYでは2.5次元(半立体)を印刷すると表現されています。
金氏徹平さんは、前回の動物とのシリーズ「海と膿」の動物を猫だけに絞った作品でした。前回とはほぼ近い感じ。そのなかでは、キャンパスの形が変形した作品になっていたりしたものとか面白かったです。
個人的には、なんとなくこういう印刷物っぽいのはStare Reapの表面の質感がザラついてて気になってしまう。ツヤツヤもできるのかなぁ。
対して、小林健太さんの方はザラついた質感と作品のマッチが良かったです。ツヤツヤな部分はガラスのような素材で作られていたので、コントラストも強く出ていて、面白い表面になっていた気がします。
立体でデコボコする部分も適度にこのくらいのバランスでいいかもと思わせるくらいで、印刷の荒さも作品に取り込んでいたように思えたので、相性が良い上に取り込み方も上手ですごいと思いました。
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INFO
金氏徹平・小林健太「Human Behaviour」
会場:RICOH ART GALLERY
会期:2022/10/08(土)〜10/22(土)
休廊日:日・月・祝
WEB:https://artgallery.ricoh.com/exhibitions/teppeikaneujixkentakobayashi_human-behaviour