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  • 大地の芸術祭:4日目最終日 09.09.04

    大地の芸術祭:4日目最終日 09.09.04

    ・最終日

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    ついに最終日。今日の夜には車を返して帰宅という気分。なので、見逃さないようにしないとな。今日も午前中は野外作品を中心にまずはカサグランデ&リンターラ建築事務所さんの「ポチョムキン」まで行って、そこで一日の計画を練る事に。

    内海昭子さんの「たくさんの失われた窓のために」。こういう景色を切り取るタイプの作品は案外好き。こういう芸術祭だと、結構良くある感じではあるけども。

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    青木野枝さんの作品。空中に鉄の環が浮いている。そこには草木が生えている。森の中で観ると異様だけども。面白いです。

    鉄という重い素材を軽く見せている。空間で観ると泡の様でナカナカ。古民家と錆が出ている鉄の相性がよくてすごく一体感のある空間になっていました。

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    LEDが暗い古民家の中で光っている。床も反射するような素材。宇宙みたいな感じといえば簡単だけども、単純にこの中を歩いていると面白い。

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    渓谷の中にあるトンネルの中で実際に生きていた植物などの彫刻を展示。まるで何かの新しい生き物のようでもある。ちょっと杉本さんの歴史の歴史のような、歴史を感じとるような作品にも感じた。

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    家を平面に引き延ばし。さらに家の中に家を造って浮かせたり。大した事の無い作りとも言えるけど、中に入ると面白かった。

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    恐らく陶器で作られた花が部屋中に広がっている作品。一つの中心部から花が螺旋状に広がっているんだけども、そこから見ると壮観。何となく陶器が空中に浮いているという質感も良い。

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    これもただ掘り返しただけとも言えるけど、中に入ると何故か要塞のような、古墳のようなそんな気分になる。

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    瀧澤潔さんの作品。今回見た中で最も好きだったかもしれない。空間の使い方、光の使い方、建物の使い方、素材の使い方、どれもみても好きでした。兎に角同じものが体調にある事とかそういうのも結構つぼ。新たな別のものとしての認識が出来たり。他の作品も見てみたいなーと思った。

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    本間純さんのこの作品も良かった。のぞくとものすごい数の鉛筆が立っているんだけど、それが森のような人のような。もう一つ本間さんの作品はあったんだけど、遠すぎて観に行けず。残念。

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    こちらは塩田千春さんの古民家の中を黒の毛糸が巡らされている作品。絡み合うようで絡み合わない。独特の関係性を思わせつつも空間を作っている。独特の力のようなものや、念のような重さがありました。

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    クリスチャンボルタンスキー+ジャンカルマン「最後の教室」。やはり空間の使い方と言うか、空気感の出し方というか、圧倒的。何かに吸い込まれたというか取り込まれたというかそんな気分にもなる。異世界。

    3年前も見た作品はキナーレとかこの後に行くキョロロとかなんだけど、ココだけはもう一度観に来ました。やはり大地の芸術祭といえば、「最後の教室」という感じがします。

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    手塚貴晴研究室の作品。ここの横の部屋でご飯とか食べれるらしい。食と生活を組み合わせたような作り。

    そして、大地の芸術祭、最後はキョロロを観に行きました。やっぱ、良い建物だ。あと、3年前お土産で買えなかった、キョロロと同じコールテン鋼で作られたキョロロをかたどったオブジェ?模型?ぶんちん?みたいなのを買って今、家で錆びさせてます。キョロロと同じ風合いになったら机の上に置いて愛でようと思ってます。

    ・帰宅

    なんだかんだで、キョロロからすぐに高速で運転で何時間もーっていう体調にはなれなかったので、温泉に入って少し休んでから、帰る事に。ただ、やはり温泉に入ってしまうとそこそこ時間がかかってしまう訳で、どうやら終電までには家に着けなさそうな予感。ということで、実家に連絡して車を返して1泊することに。どうせならということで、夕飯も十日町で食べてから帰りました。遅い時間だったから車もスムーズ。とはいえ深夜に帰宅でした。

    ・今日のご飯と温泉

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    今日は朝に昨日美味しかったので買っておいた、津南ポークの生ハムを。生ハムにしちゃうとどれも美味しい気が。笑

    お昼は岳薮というお店で蕎麦を。

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    温泉はキナーレの中にある明石の湯。

    まあ、ココが温泉は一番微妙だったかな。まあ完全なる温泉施設じゃないし。でも、サウナはあったな。露天は無かった。というか、他の温泉が良すぎた。

    夕飯はにし乃というお店でまたまた蕎麦。遅い時間だったのと、高速道路方面に向かう道すがらだったので。家族でやっている暖かい店でした。

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  • 椿会展 2009

    椿会展 2009

    資生堂ギャラリーに行ってきました。今回は椿会展 2009がやっていました。これは、椿会の中から伊庭靖子、塩田千春、祐成政徳、丸山直文の4名の作品を展示という感じですね。

    やはりそれぞれ名の知れた人達なので、レベルの高い作品という印象です。でも、やはりグループ展であまり広い展示会場でもないので、イマイチ、不完全燃焼な感じは否めないですが。

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