大巻伸嗣さんの展覧会がトーキョーワンダーサイト渋谷でおこなわれていたので、行って来ました。「絶・景ー真空のゆらぎ」です。
ゴミを燃やして人工的に生成されたスラグによる作品だったが、これが良かったと思う。何となくゴミを利用してとかいうと、エコとかと結びつけたくなる感じもするかもしれないが、そういうものとして利用されていない。ゴミという汚いものというイメージを利用して昇華させた作品なんだなと理解した。そして、それで時間や空間を表現した作品を作成していた。
一つ目に見たものはスラグの船が都会の傍らにあるような作品。そこに自然にあるような空間だったが、静寂と時間を切り取っているかのような空間になっていました。その奥には正反対の静かな空間だが何かがざわめいている力を表したような作品。最後に3つ目に見た作品は空間を転移させたようなスラグの平地から空間を切り取って移動させたような作品でそこにあるものを再理解させるような作品でした。
どれも単純に見てもカッコいいとか思ってしまうような作品のクールさがあったがそれ以外にどこか訴えるような感じもして面白かった。今まで見て来た、ECHOとかトリエンナーレで見たシャボン玉というような大巻さんの作品には無かったタイプかなと感じた。
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